右風と左ネジ

 政権交替以来日本列島に吹き荒れていた左ネジは、今回の総選挙で一挙に逆風となり、今や右風が力を持ってきつつあります。右風が強くなればなったでこれ又問題が出てきます。これも又、厳しくチェックしていく必要があります。


 高須クリニックの高須院長が全米美容医学学会から追放された。本人は「弁明も聞かず勝手に追放とはけしからん」と息巻いているが、おそらく同学会にはそれが出来る規定があったのだろう。原因は彼がSNSに南京事件もアウシュビッツもなかったと投稿したことである。上記学会にこの件を申し立てたのが、世界に名だたるナチ追及団体のウイーゼンタール協会。それと高須が不注意だったのは、トランプの娘婿のクシュナーはれっきとしたユダヤ人だということ。この背景にアメリカ大使館とCIAが絡んでいる可能性もある。
 さてこの件で筆者が注目しているのが、日本最大の右翼団体「日本会議」を、国際ユダヤ連盟とか反ナチ団体がどう見なしているかである。高須が同会議に洗脳されたか少なくとも支援者と云うことは明らかである(南京事件)。日本会議の名誉総裁はアベ晋三。その他メンバーにアベシンパは多い。もしどこかから親ナチ発言が出れば、日米同盟が瓦解するおそれはある。何故ならトランプ支持者で強いのがユダヤ人団体だからだ。なおアベ晋三はこれまで欧州に何度か行っているはずだが、アウシュビッツに行ったという話は聞いていない。
 親米と親ナチは両立しない。その点を高須院長も含め、日本アホ右翼もよくわきまえておくように。
(17/11/10) 

 麻生太郎が昨日某講演会で、ヒトラーを例に「動機が良くても結果が悪けりゃ駄目」と喋ったもんだから、猛クレームで本日発言撤回に追い込まれた。実態はアメリカ(大使館)からクレームがついたのだろう。
 トランプの娘婿のクシュナーはれっきとしたユダヤ人だ。その点でもナチやヒトラーがらみの発言は気を付けなくてはならない。この程度のことも副総理タローは分かっていないのである。こんなのが来年G7に出かけかねないとしたら、シンゾーも気が気じゃないだろう。これも身から出た錆だ。
(17/08/30)

 毎年8月は終戦の月とされるが、もう一つ忘れてはならないのが、インパール作戦終了の月でもある。インパール作戦とは、ビルマ北部にある英軍補給地区を奪取するために計画された作戦。作戦主体は第15軍。発案者は同軍司令官牟田口廉也中将である。この作戦は、その補給の困難さから、第15軍、上部組織の南方軍、さらには本国の参謀本部や陸軍省幕僚もみんな反対した。それにも拘わらず、牟田口がボスの東条陸相に泣きついて認めさせた。
 この辺り、稲田朋美が数々のチョンボを冒しているのも拘わらず、さらには記者会見で質問攻めにあうと、首相執務室」に飛び込んで「みんながいじめるんすう」と泣きつく。それにほだされて首をきれなかったり、豊田真由子の悪評についても、決断できなかったアベ晋三とよく似ているのである。
 そして19年1月、作戦発起。しかし作戦は困難を極め、同6月には三人の師団長の内、一人は独断撤退(所謂抗命事件)、他の二人は解任という事態となった。統帥の崩壊である。牟田口はその後、作戦を直接指揮するも、事態は好転せず、ついに作戦中止となったのが19年8月である。この間の顛末は、既に多くの著作があるので、それを参照。
 さてこの間の牟田口の振る舞いはというと、毎日神棚に手を合わせ、祝詞を上げ、異議を申す参謀には罵倒を浴びせ、挙句の果ては殴打するようなことまでやっていた、と云われる。これを神道的にみれば、牟田口は既に神懸っていた、と見られる。神懸るということは、神が降りてきて人格を支配することである。精神病理学的には、多重人格障害ということになるだろう。
 こういう偏執狂的性格が現れるのは、過度のストレスが原因となるケースが多い。それも誰でもではなく、上に挙げた真面目で純粋(=批判力を持たない)な人間ほど掛かりやすいのである。 おそらく牟田口は成績優秀で、真面目で、軍部中央の方針に疑問を抱かなかったのだろう。だから自分の方針に逆らう幕僚には我慢がならなかったのである
 さて、神が降りると云っても、神にも好き嫌いがあって、誰にも降りるわけではない。まず純粋に神を信じ、真面目で、上の云うことをよく聞き、疑いを挟まないこと。単純に云えば、信心深い教育勅語的人間。そういう人に神は降臨するのである。間違っても、ワタクシのような、不純で不真面目で、世の中を斜めに見る不信心人間には降臨しないのである。
 さて問題は現在のアベ内閣に、その種の神懸り人種がいないか、である。トップのアベ自身が神懸かり的だから危ないが、今のところ閣僚は無事のようだ。しかし副大臣や政務官あるいは官邸スタッフはどうかというと、話はべつである。筆者はこの中で、最も神懸かり的危険なのが、外務副大臣の佐藤正久と考えている。今後とも彼の言動と、表情の変化に注意が必要。
(17/08/17)

 最近、毎年8月のこの時期になると現れるのが、辻政信の亡霊。一昨日も新聞を開くと「敵中潜行三千日」という、戦後の辻逃亡記の宣伝が載っていた。キャッチコピーに曰く「アメリカなんかに絞首刑にされてたまるか」。ということは自分は、連合軍に捕まれば縛りクビになることが分かっていたのだ。
 彼の悪業はノモンハン以来数えきれないが、東京裁判で死刑相当とされる件は、昭和17年シンガポール陥落後の華僑虐殺事件、その後フィリピンでの捕虜移送命令書ねつ造事件(所謂バターン死の行軍)、昭和19年シンガポールでの英軍捕虜殺害事件。この事件では、殺した英軍捕虜の生肝をみんなの前で食べたといわれる。
 これらの事件では、関連した将兵の多くがBC級戦犯として捉えられ、中には冤罪で死刑になったものもいる。辻の所為で死刑になったのである。ところがこれら戦争犯罪事犯の命令書をねつ造した辻は、シャーシャーと姿をくらましたのである。他にも色々やっているだろう。
 ところが敗戦となると・・・大本営派遣参謀だから、情報は誰よりも早く手に入る・・・突如姿をくらまし、約10年間逃亡生活を送った上、サンフランシスコ講和条約で、恩赦が決まると突如英雄気取りで姿を現し、それどころかいきなり参議院選挙に出馬して国会議員になってしまった。これを見ても彼が如何に、性格的に卑しいかがわかる。
 その逃げ足名人の辻が、65、6年頃突如姿をくらます。ベトナム戦争真っ盛りの頃だ。そして人々の記憶から消えた頃、文藝春秋に面白い記事があった。それは辻行方不明の真相を探るというものだった。その中で文春は三つの可能性を挙げていた。一つは1)北ベトナムに潜入して対米戦を指揮している、ひとつは2)ラオスに潜入しパテトラオを指導している。そしてもう一つが、3)中国経由でラオスに潜入しようとしたが、中国南部で林彪麾下の人民解放軍に拘束され処刑されたというものである。
 1)、2)の場合は、ラオス・ベトナム解放後彼は英雄として讃えられたはずだ。しかしそのような動きは全くなかった。つまり最もあり得るのが3)のケースである。アメリカによる絞首刑は免れたが、中国軍により銃殺されたのであろう。
 そしてこの件で不思議なのは、現職の参議院議員が行方不明になっているにも関わらず、国会も所属政党も、マスコミも何も動かなかったということである。時は佐藤内閣。なにも中国に遠慮する必要はない。ということは、辻は自民党でさえ、もてあましものになっていたということだ。中国がけりをつけてくれれば、やれやれというところだろう。丁度70年には三島由紀夫のクーデター未遂事件、その数年前にも三ツ矢事件という旧軍主体のクーデター未遂事件があった。これに辻が無関係であったと思うようなのは、よっぽどアホである。
 そういえば例のトヨマユは霞が関ではもてあましもの、永田町で引き受けてくれてやれやれ、というのと何か似ているような気がする。
(17/08/15)

一昨日毎日新聞朝刊、森友事件での保守論客のコメント。百田尚樹・櫻井よし子から中西輝政・八木秀次まで。それぞれの所見だろうが、全体として見えるのは、モゴモゴ、グチグチ。これみんな日本会議の主要メンバーです。彼らのコメントはみんな問題に目を向けず、逃げまくりばっかり。中で本音を語ったのは、田母神だけ。こいつはアホだから、ずる賢い新聞記者に載せられて、言わんでもいいことを喋ったのだろう。、
 これが現代保守右翼の実態だ。自分が安全な時はきれいごとを言い、大言壮語を吐くが、いざ不利となると、たちまち逃げだすモグラのような連中だ。旧大戦でも威勢のいいことを言っていた愛国者連中に限って、逃げ出したり米軍にペコペコした。敗戦後、占領軍に抵抗したり、腹を切った翼賛議員や神主がいたか?東大教授で内閣参与だった平泉渉は、その独自の皇国史観で戦争を扇動してきたが、45年8月ポツダム宣言受諾必至とみるや、いきなり公職を辞し、恥知らずにも事欠いて故郷の白山神社に逃亡してしまった。これが神社神道の実態だ。
 02年イラク戦争で、イラクはわずか一カ月で降伏したが、その後にイラク側の抵抗が始まり、結局アメリカは撤兵に追い込まれてしまった。それに比べ日本の愛国者達は、占領下では地下に潜り、いかにも無関係者を装っていたが、占領が解けるといきなり頭を表し、愛国者面をする。コイズミ純一郎の父は翼賛議員で、占領下では追放をうけたが、その後復活し、防衛庁長官までやっている。自分らがそそのかして始めた戦争が大敗北だったのだ。少しは恥を知れだ。これこそまさに恥知らずのモグラである。
 その恥知らずモグラの一人が飯島勲。昨日BSフジプライムニュース。この番組、こういう事件が起こると、与党・野党からゲストを招いて発言させる。あたりまえだが、この番組から新しい事実が明らかになることはない。ワタクシが見ているのは、叩かれる方(一般に自民与党)がどう言い訳するかだ。今回最強の言い訳マンとして送り込まれたのが飯島なのだろう。しかし全くダメで、彼の言い分は言い訳にもなっていない。ずばり論点のはぐらかし、責任の分散である。
 森友事件でも、やたら強調するのは手続き上問題はない、の一点張り。そんなことはみんな分かっている。問題は手続きに入る前の、前提条件の設定なのである。ここに疑惑があるから問題になっているのだ。そこを胡麻化そうとするから、ますます疑惑が深まるのである。
 フジテレビも自民党も、なんで飯島勲などと云うアナクロをゲストスピーカーに選んだのでしょうか?こんな、ずばり云って人間の屑を、表面に出せば政権支持率が低下するばかりだ。
(17/03/16)

 さてまたまた森友事件。これが発覚して以来ズーット疑問だったのが、地下9.9mからゴミが出てきたという話。この所為で時価9億の土地が1億そこそこになってしまったこの問題、実は分からないところだらけなのだ。
1、深さ9.9mにゴミが見つかったというが、どこにそれがあったのかさっぱり明らかではない。9.9mの深さにゴミを埋めるなど、それだけで大工事*である。これに疑問をさしはさむマスコミも政治家もいないということが面妖。
2、財務局はゴミ撤去費用を「正規の手順」で積算したというが、積算根拠となるゴミの量、埋設位置等詳細は一切明らかにしていない。調査すらしていないのである。根拠なしで数字が独り歩きする奇怪さ。
3、それより面妖なのは、ゴミの量も分からないのに、減額査定段階で、ゴミ埋設量比率をン10.ナン%とか、コンマ一桁まで細かく査定していることである。何故こんな忍術というか、殆ど妖術のようなことが出来るのか?近代土木技術では不可能である。東大工学部では出来ないことが、東大法学部では出来るのでしょうか?
 以上のことから考えられるのは、減額査定額8億いくらかがまずあって、それに合わせるよう数値を逆算したのである。ただ逆算の仕方があまりにもお粗末というか下手だったから、簡単にばれてしまったのだ。この点が法学部のお粗末な点。
 つまり森友=籠池は、初めから1億そこそこしか原資をもっていなかった。これで評価額9億の土地を手に入れようと、あちこちに働きかけ、無い知恵を振り絞って、嘘をつきまくった。それが今回の事件の顛末だ。それにひっかかったのが、大阪航空局と近畿財務局。奴らだって馬鹿じゃないから、籠池の狙いは判っていたはずだ。ということはこの事件、森友ー航空局ー財務局三者共謀詐欺事件ということになる。従って事件の始末は最早会検ではなく、検察マターになる。
 そして不思議な行動を採ったのが、梶田という大阪府教育長。これがいきなり大阪府私学審に手をまわして、小学校認可のハードルを下げてしまった。梶田の背後にいるのが橋した徹。この辺りに大阪維新と日本会議との暗い関係が見え隠れする。さすがに松井も現在の世論の趨勢には抗しきれず、認可は延期の方向をさぐっているが、最終判断は梶田(と橋した)だ。
*当該用地は豊中市内の都市計画区域である。こういう場所で深さ10m近くまでゴミを捨てようとすると、その分掘削しなくてはならない。掘削高は10m未満だから国の認可は要らないが、府の認可は要る。勝手には出来ない規模の工事なのである。豊中のこの辺りは、いわゆる沖積世の軟弱地盤だから、通常は10数mぐらいの土留め壁を打設し、支保工を入れながら中を掘削していく。工費だけで数億以上、数カ月の工期を要する工事である。この工事は遥か昔に行われていたとしても、森友は、そのゴミ撤去に8億必要だったというのだから、同じやり方で掘削除去をしなくてはならない。しかし近隣のひとはそんなところなど見たこともないという。つまり、8億減額の根拠は完全な嘘だったのだ。
(17/03/06)

 さて俗物と云えば、俗物の極みが森友の籠池。今度明らかになったのは、敷地の一部が昔の池や沼だったから賃借料を負けさせたという話。一々クレームをつけて値段を負けさせるというのは、当にモンスタークレーマーの手口。こんなにクレームをつけられるのなら、あっさり契約を解除して、森友を排除した上で再入札すればよいのである。何故しなかったのか?これが今後の会計検査のポイントになるだろう。
 昔池や沼だった土地は日本中に幾らでもある。それを理由に値段を下げるという話は聞いたことがない。例えば東京都港区赤坂溜池といえば、現在日本で最も地価の高い場所の一つだが、江戸時代では文字通り溜池があって、おまけに江戸有数のヒニン集落があったから、まともな人間は近寄らなかったのである。つまり地価と云うのは、その土地が将来どれだけの価値を生み出すか、で決まるのであって、過去のことなど無関係なのだ。
 それにも拘わらず、たかが9億円そこそこの物件の、こういうクレームに一々対応する近畿財務局や航空局の態度こそ面妖。そもそも近畿財務局長というのは、関東財務局長と並んで、将来の財務次官に直結するエリートポスト。籠池などというローカル人とは次元が異なるのである。背景に大阪府議や兵庫県議の名前がちらほらするが、こんなものはただの使い走りで、何の役にもたたない。
 こんなエリートに影響を及ぼせるのは、本省次官か政策審議官ぐらいしかない。そして彼らに影響を与えられるのは官邸中央しかないのである。そして今のアベ官邸の中身はどうか?重要ポストは首相補佐官だが、これには各省庁からの出向者と政治任用の2者がある。そして政治任用者の大半が日本会議関係者かそのシンパという事実。特に主席補佐官の萩生田が日本会議のバリバリということは周知の事実。アベがこの件で直接指示を出したかどうかは判らないが、萩生田がアベの意を受けて、財務省に何らかの影響を与えた可能性は否定できない。但し、アッキーが小学校名誉校長を一旦引き受けたのが、本当に本人の意志だけだったかどうかは疑問である。亭主の意向が働いたのではないか?
 いいですか、たかが9億円の物件処理に、なんで財務局長まで出てこなけりゃならないんだ、それがこの問題の本質なのだ。
(17/03/05)

 アッキーが大阪の塚本幼稚園に行くにに、護衛の公務員が付いて行ったので、アッキーは公人か私人かという話。アッキー側は経費はアッキーが負担したから問題はない、と云うがこれはアウト。公務員に対する寄付行為に当たり、貰った方も公務員法違反(収賄)に問われる。
 首相夫人は準公務員と心得、首相に準じた行動を採ること。なお、これはアメリカ合衆国大統領夫人並びにその家族にも適用される。しかしトランプ一家にこの原則が理解できるでしょうか?
(17/03/03)

 森友学園問題に、例の鴻池祥肇が登場。出てきても、こんな小物かとがっかりする。泰山鳴動ネズミ一匹か、それとも陰にもっと大きい黒ネズミがいるのか?この鴻池という代議士、昔知り合いの鴻池組OBに聞いたら、鴻池一族のもてあましもので、親類付き合いも殆どないらしい。しかし籠池が鴻池を利用しようとしたのは間違いない。本人は記者会見で、籠池が持ってきた紙包みを投げ返したと大見得を切ったが、実は籠池や役所と25回もあっていたらしい。いうことはでかいが、気の小さい人間なのだ。顔を見ればそういう顔だ。大阪人に多い。
 又、財務局や航空局のあの不可解な契約・・・・話を聞いても意味がわかりますか?・・・が成立したことをを考えれば、鴻池が本人の云うように何もしなかったとしても、背景に鴻池以外の誰かがいたはずだ。鴻池が駄目なら、〇〇があるさ、となったのだろう。
 しかしここで呼びもしないのに、突然割り込んできたアホがいる。それが元大阪府知事橋した徹。森友が申請した小学校設立認可の審議会は、相当紛糾したにも関わらず、事務方がさっさと認可の方向でまとめたという。当時の知事は橋した、教育長は橋したが引っ張ってきた早稲田出身のゴロツキ。これが公募で採用した校長が、あちこちでセクハラや万引きをやって、今残っているのはほとんどいない。要するにゴロツキ橋したをトップとするガラクタ集団だ。これにクズの籠池がくっついただけなのだ。
 橋したに産廃、右翼とくれば、やはり背後にあるのは、同和利権か、となるのだ。
(17/03/02)

 例の森友学園問題に会計検査が入ると、首相が国会で明言。この程度のことを首相が約束しなければならなくなったことこそ情けない。ワタクシはこの件で会検が入ることは、とうに予測していました。会検にひっかかると担当官庁は厄介だ。1年はひっぱられる。下手すると犠牲者だって出ることがある。皆さん、会検を舐めてはいけませんよ。
 会検だけでなく、大阪地検も興味を持って眺めているのではないでしょうか?8億円の詐欺容疑だ。しかし籠池が経営する、変わった教育法の幼稚園に通わせる、親の顔が見てみたい。まるっきりヒトラーユーゲントだ。かつてのドイツでは、あれと同じ教育が全国的に行われていたのだ。
 それとこれに関して、稲田朋美が「教育勅語の丸暗記は良い教育法」と国会答弁。この女、かつてジャパンネオナチとツーショット写真を撮ったこともある、バリバリのネオナチだ。こんなのを防衛大臣にするなど、日本が自由と民主主義を名乗る資格を、自ら放棄しているようなものだ。
(17/02/28)

 ゴロツキと云えば、大阪森友学園理事長。国から安値で買い取った土地に、9.9mの深さまで産廃があると偽って、更に国から8億円以上をだまし取った。場所が千里丘陵か箕面山地の谷ならいざ知らず(その場合でも不法投棄の疑いがあるので、国が撤去費用を出す謂われはない)、新聞写真では国道脇で、直ぐ傍を阪神高速が走っている。地形的にはれっきとした沖積地盤。地下水位は高く簡単には掘れない。こんなところに10mもの産廃を捨てようとすれば、その分掘削しなければならない。土留め、排水を含めれば大工事で、当然大阪府の許可が必要。
 そんなことをやっているわけはないから、森友学園の云うことは嘘に決まっている。こんな簡単な嘘も見抜けず、森友の云うままに金を出した大阪航空局や近畿財務局の間抜けぶりは万死に値する。おそらく彼らの背後に見えないプレッシャーが働いたのだろう。プレッシャのー元は何か?アベかそれとも?この事件のキーワードは産廃である。森友理事長は日本会議幹部だから、れっきとした右翼。実は右翼の多くは産廃業者(=同和団体)との繋がりが深い。そして彼らの背後には暴力団を含む日本闇世界がある。大阪府議会保守派議員の2/3は、この世界と関係があると思って間違いない。そして彼らを取り仕切る頂点にいるのが、アベ晋三なのである。
 産廃業界を巡るスキャンダルは、昨年世間を賑あわせた甘利事件の薩摩興業が耳新しいが、それ以外にも地方では多い。そして必ず背後には、右翼と政治家、同和団体と暴力団がからんでいるのである。そして櫻井よし子や石原シンタローそしてアベや麻生は、彼ら屑野郎達を愛国者と呼ぶ。これからは、櫻井クズ子とか、石原クズタローと呼ぼう。
(17/02/22)

 大阪森林学園と「日本会議」との関連。学園理事長は日本会議幹部、そしてアベ晋三は日本会議名誉総裁。両者の間に何の関係もないと思うのがアホ。さて、今国会も問題の一つに「共同謀議」法があります。名前は反テロ法と云っていますが、真の狙いは、沖縄反基地デモや国会周辺デモ、原発反対デモの規制・制圧にあることは顕か。この際なんでもやってやろうと云うわけだ
 さてテロには。左だけでなく、右からの白色テロもある。ロシア革命の前には赤白会い乱れて訳が分からなくなってしまった。日本でも戦前では、白色テロの方がはるかに多かった。 「共同謀議」法の政府答弁の中に「普段は普通の組織だが、一変すると捜査の対象になる」という文言がある。アベが名誉総裁を務め、小池百合子も有力役員である「日本会議」こそ、その範疇に入る。これのイデオローグである櫻井よし子は、その機関紙で「我々の主旨に従わない者は、愛国者が排除するだろう」と述べている。これこそテロ組織のテロ予告である。そしてその頂点にいるのが、元祖幕末テロ集団を産んだ長州の末裔であるアベ晋三なのである。
(17/02/19)

サミットが終わった途端、再開したのが山口組vs神戸山口組抗争。一説によると、サミット期間中は抗争を自粛しようという取り決めがあったらしい。そういう取り決めは誰が決めるのでしょうか?親分か幹部か?それが彼らの自主的取り決めなら、その後の抗争停止も、自主的に決められたはずだ。それがサミットが終わった途端再開するのは、この自粛が誰か第三者の要請または指示によるものに他ならない。
 暴力団同士の抗争にちょっかい出せるのは、同業者か国家権力に近い筋。今の暴力団社会で山口組に口出しできる勢力ははない。わたくしが思うに、これは右翼筋に違いない。おそらく日本国家権力の中枢である官邸の奥深くから、そういう意思が現れ、それを汲んだ誰かが間に入って、サミット期間中の抗争自粛をお膳立てしたのだろう。要するにアベの顔をつぶすな、だ。無論ただではありません。問題の大きさからみて、仲介料は少なくともン億以上。これが右翼を通じて暴力団に流れたのです。
 これに比べれば、舛添公私混同などネズミの糞のようなもの。政府にとって、これにマスコミや世間の関心が集まってくれればありがたい話。だから官邸も与党も舛添問題は知らん顔。舛添が急に強気になってきたのはこの空気を読んだからではあるまいか?
 では官邸内で一番右翼に影響を及ぼせる人物は誰かというと、総理大臣のアベ晋三その人なのである。彼の祖父岸信介は、若いころ東大右翼のリーダーで、商工省にはいってからは、「天皇の官僚」という概念を作り、後の霞が関官僚優越主義の基礎を作った。満州国建国後は商工部次長として赴任、東条英機や鮎川義介、星野直樹らとともにニキ三スケと呼ばれ、満州国に絶対的権力をふるった。このとき満州浪人の児玉誉志夫と知り合い、日満闇世界に関係をもった。当時関東軍参謀副長だった石原莞爾は、彼らを「法匪」と呼んで毛嫌いした。その所為で彼は陸軍中央を追われた。
 戦後は岸も児玉も戦犯として服役したが、1954年サンフランシスコ平和条約による恩赦で巣鴨を出所し、ここに戦後右翼の再編成が始まった*。岸と児玉は一心同体といってよいだろう。彼らのDNAは日本の経済成長とともに増幅し、現在「日本会議」という名の右翼組織にまで拡大している。その総裁が誰あろう、アベ晋三なのである。
 右翼と暴力団とは背中合わせである。この点からもサミット期間中抗争自粛は官邸の最も奥深くから出てきた指示と考えて間違いない。
*このたった3年後の57年、岸は自民党総裁となる。これには莫大な買収資金が必要である。その資金とされたのが、巷間噂されるM資金。これには諸説あるが、旧関東軍の秘密資金で原資は関東軍のアヘン密売利権**。金やダイヤに化けて終戦前に国内に秘匿されたもの。満州でこれを仕切っていたのが、岸ー児玉ライン。日本秘匿の指揮を執ったのが瀬島龍三という説がある。瀬島がその自伝で肝心なことを、何も語っていないのはその所為か。
**昭和8年熱河作戦で、関東軍参謀長小磯國昭は作戦部隊に「アヘンは現地住民の重要な収入源である、従ってケシ畑は決して破壊せぬよう」という指示を出している。そしてその後熱河省は、関東軍の重要な資金源となったのである。
(16/06/04)

 今日2月26日は2.26事件のあった日。2.26事件は陸軍部内における所謂統制派vs皇道派との対決。統制派皇道派については話せば長くなるのでやめますが、もとは満州事変処理を巡る陸軍部内の対立が発端。これをマスコミが面白がって勝手に名づけただけなのである。ところが、不思議なもので人間はそう名づけられるとそんな気持ちになってしまう。つまり言葉が独り歩きしてしまうのである。
 要するに統制派は陸軍中央でのエリート将校(つまりキャリア組)からなる派閥。彼らは人事と予算を握って陸軍を押さえ、国家革新を図るとした。一方皇道派はノンキャリの隊付将校の集団。彼らはキャリア組のようなエリートやその周辺にまつわる財閥などの不純分子を排斥し、天皇直裁によるユートピアを作ろうとした。これに陸軍中央の派閥争いが加わる。統制派の暗躍によって、統制派が守旧派と見なした荒木・真崎の2将軍と、永田と対立している小畑が陸軍中央から追放された。これを恨みに思った彼らがノンキャリ将校に接近した。これに刺激されたノンキャリ組は、自分達の手で国家改造が可能と勘違いしたのである。その結果起こったのが2,26事件というわけだ。
 さて事件の後、勝利を収めた統制派は皇道派を粛清し、ここに皇道派の根が絶たれたかと思われた。一方統制派の天下も永続きはしていない。1945年の敗戦で統制派は壊滅した・・・かに思われた。ところがそれから半世紀後再びゾンビの如く復活してきた。
 現在、かつての陸軍統制派DNAは政治では自民党保守派、「おおさか維新の会」や防衛省。マスコミではサンケイ・読売などアベシンパジャーナリズム、経済界では経団連は勿論そうだが、三木谷やワタミらが主催する新経連というのもその有力一派。戦前でも統制派の廻りには、規制財閥だけでなく鮎川義介の日産財閥のような新興財閥も群がっていたのだ。
 では皇道派は残っていないのか?戦後では三島由紀夫や石原慎太郎などが皇道派系に見えるが、いかにも過去の生物。皇道派の特徴は議会政治を否定し、理より行動を重視する。そういう目で見れば、やはり橋したとその一派ということになる。彼らは首相公選制とか一院制を主張する。これは議会制度そのものを否定することになる。
 では統制派的思想がどうして始まったのか?そのベースは日本大(強)国主義という錯覚である。まず戦前に統制派が出来た背景には第一次大戦戦勝国という地位があった。日本も一等国、大国だという国民的意識だ。それが日本人優秀民族説という妄論をまきちらした。
 今も似たようなものだ。敗戦後復興か高度成長期にかけては統制派は陰を潜めていた。ところがこれがバブル期あたりから面に出だした。特に際立つのはコイズミ時代から。このとき、日本の経済力は世界代二位、アメリカは戦争であえいでいた。つまり日本の景気がよくなったり、国力が増強すると、彼らは域を吹き返す。そして日本のエネルギーを食いつくして、あとは知らん顔をして地下に潜るのである。これこそオオモノヌシ以来の列島地主神の知恵。
(16/02/26)

 さて本日よく考えると「建国記念日」、つまり日本国家の誕生日ということになる。海外各国での誕生日をどう決めているかというと、殆どは独立記念日か革命記念日。大概は19世紀以降の話である。はるか昔の伝説を根拠にしているのは、日本と韓国ぐらいなもの。
 韓国は別にして、日本で建国論議が政治議題になったのは明治以後。それまでは一部の神道家や儒学者だけの話題。その他の武士や一般市民は全く興味は無かった。それがいきなり重要課題になったのは、当時の国際政治状勢が原因である。当時日本の周りには、ロシア・英米・独伊など帝国主義国家がウヨウヨしていた。彼らから日本の独立を守るためには、国家的テーゼが必要である。そこで日本の指導者が飛びついたのが、中国渡りの儒教、特に朱子学思想である。
 この建国思想は戦後新憲法下で一旦否定されたのだが、昭和50年代に復活。復活論者の言い分は「個人に誕生日があるように、国家にも誕生日があるはずだ」。しかしこんな意見、なんの根拠も必然性もないのはあきらかである。又、自民党保守派始め改憲派は、天皇の元首化を主張する。そもそも国と個人を1:1で結び付けるようなったのは、第一次大戦後、即ちたった100年前なのである。
 2週間後の26日は2.26事件82周年。決起将校が主張したのは「天皇親政」の実現。こんなもの、只の空想・妄想の産物だったのだ。それに気がつかなかったのが彼らの悲劇(続く)
(16/02/11)

 ジョンウンが今回の核実験を「国家の自立、民族の生存権」と主張。「民族の生存権」と云われると、日本もつらい。かつて第二次大戦が始まったとき、ナチスドイツも日本も、この言葉を大義名分として占領地拡大を進めた。実際はヒトラーが言い出した言葉を、何も考えないアホの東条内閣が、鵜呑みにしてモノマネしただけのお粗末な話。例えそうでも云ってしまったものは仕方がない。もとには戻らない。皆さん「民族生存権」という言葉は、ナチ用語だということを知っておくべきですよ。
 ジョンウンの主張を否定しようと思えば、日本もかつての民族テーゼを総括すべきなのだが、それをしてこなかったのが今の事態を招いているのである。何故できなかったかと言うと、一つは靖国神社、もう一つは「日本会議*・・・総裁はアベ晋三」という右翼団体、これらがアベ自民政権を牛耳っているからである。事実高市早苗とか、稲田朋美のような、現職閣僚や与党幹部・・・これらはみんな「日本会議」のメンバー・・・も「民族生存権」などというナチ用語を平気で使っている。顔もブスだが頭もブスだから仕方がない。靖国などという空虚な妄想に依存している限り、日本右翼はジョンウンとなんら変ることはない。
 と言うことは、ジョンウンもアベ晋三も根っこは繋がっているということだ。確かに、最近の自民党保守派の動きにはチョーセン=韓国臭いところが一杯ある。自民党こそ本当はチョーセン=韓国政党ではないか?
*ワタクシはこの団体の本質は、韓国団体ではないかと疑っている。
(16/01/10)

 ヒトラー「我が闘争」の続き。この本で何時も話題になるのが、印税収入の行方。ナチ時代、ドイツでは一家に一冊この本を置いておかなければならなかった。無論有料です。その印税はヒトラー個人の収入になったはずだが、それによる所得税納入は確認されていない。又この再販本の著作権は誰で、印税収入は誰のものになるのでしょうか?
 それだけでなく、彼は大統領・首相・国防大臣果ては陸軍大臣まで兼職している。それらの給与所得は当然課税対象になる。更にナチ党党首としての給与所得もある。ところがこれら給与所得に関する納税記録もない。つまり彼はパクリだけでなく、脱税の常習犯だったのだ。彼が脱税した巨額のマネーは何処へ行ったのでしょうか?果たしてスイスかアルゼンチンか?南米ルートはあり得ると思う。
 さて翻って我が国総理アベ晋三。彼の動向を見れば判るが連日連夜、高級料亭やレストランでの飲み食い。この費用は無論、国庫支出である政治活動費からではないはずだ。何処かと言うと、後援会費とか自民党収入等私的収入源或いは内閣官房機密費。私的だからいいじゃないかという意見もあるだろうが、後援会費を払ったり、私的献金をした人は、銀座や赤坂での飲み食いのために金をだしたはずではないのだ。
(15/12/05)

 ドイツでヒトラーの「我が闘争」の出版が解禁になった。ところが日本では、ずーっと昔から誰でも買える。ワタクシなど数年前に、高槻の紀伊の国屋で角川文庫版を買って読んでみた。ずばり嘘とハッタり、それとデマゴギーの羅列だが、本人も云っているように、嘘も百回つけば真実になる。この本は、彼が1925年に起こしたミュンヘンプッチで収監されたミュンヘンの兵営監獄で、ナチの副党首だったルドルフ・ヘスと、もう一人に対し行なった口述筆記を出版したものである。殆ど4資料も使わず、このような膨大な口述を可能にした、ヒトラーの記憶力と弁舌力にも驚かさせる。中で重要な部分は下巻に記述されている、彼の国家統治法である。
 この根拠になっているのは、彼独特の・・・というより殆どパクリ*の・・・人種論・階級論である。これを基に彼は極めて効率的な権力奪取法と国家統治手段を述べている。彼はこの中で、唯一の天才に導かれるピラミッド国家を夢見ている。世論などどうでも良い、議会は指導者の指示を承認するだけの機関だ。唯一の天才とは誰だ?本人以外の何者でもない。このナチ式国家統治法の根底に流れるものは、徹底した効率主義である。
 このモデルは世の中の権力主義者を捉えてやまないだろう。日本でもかつて中曽根康弘、今ではアベ晋三などがその信奉者だ。プーチンや習菌平、日本のアベや大阪の橋したなど、この本に学んでいないはずはない。
 アドルフヒトラーは死んだが、彼が指向した効率主義国家モデルは消えていないのである。
*このパクリと言うのが曲者である。ナチズムの原点は反ユダヤ主義と人種差別主義である。実はこれはどれもヒトラーが独自に作ったものではない。反ユダヤ主義の原点は19世紀末から特に東欧やロシアで盛んになったスラヴ民族主義、人種差別主義はダーウイニズムの悪用である。これらの思想運動は、19世紀末から20世紀にかけてヨーロッパで盛んになった。ヒトラーはそれらの諸説をパクリ、都合の良いように繋ぎ合わせていっただけなのである。
 ヒトラーやナチが扇動に使った諸説は、既に様々な出版物やプロパガンダを通じて大衆の意識に入り込んでいた。しかしそれらがすべてバラバラだったから、大衆の信頼を「得られなかった。ヒトラーはその隙間を突いて、統一的な解釈を与えたのである。この結果、大衆はヒトラーのものとなってしまった。
 このように事実の一部を切り取り、全体を都合の良いように切り貼りし、ひとつの大きなデマゴギーを作るやり方は、現代日本でも歴史修正主義の形で盛んに行なわれている。その際たるものが、アベ晋三をトップとする日本会議という集団である。その提灯持ちをするのが自民党保守若手、橋下というヤクザを筆頭とする「大阪維新の会」、サンケイ、週刊新潮、文春といった商業主義マスコミである。
(15/12/03)
 

 長谷川智恵子(74)という茨城県教育委員が、障碍者福祉施設を視察してその印象をツイッターに「障碍者教育は大変な予算が必要だ、生まれる前に診断する方法はないものか」なんて書き込んだものから、各方面から猛烈抗議。診断した後どうするんだ、という話になって、ブログは炎上、とうとう教育委員を辞職する羽目に。この婆さん今の世の中、自分が何を云っているのか、よく判っていないみたいだ。
 世界先進国の中で一番障碍者が少ないのは何処でしょうか?それはドイツです。何故ドイツで障碍者が少ないのか?それはかつてのナチス時代に、優生政策が採られたからです。優生政策とは、生物集団の中で優れた資質の種を優先的に保存し、劣性種を排除する政策です。この結果ドイツでは、障碍者や劣性民族とされたユダヤ人やロマ人には、強制的に男性には断種、女性には子宮摘出手術が行なわれた。その結果ドイツでは障碍者出産率が低下したのです。このナチス的優性保護政策は日本にも導入され、悪名高い「優性保護法」として施行されました。この法律は、国連勧告もあって、数年前廃止されましたが、この元教育委員はそれすらもしらなかったようだ。筆者も中学生の時、保健の授業で「優性保護法」を聞いた記憶がある。長谷川は筆者と同世代。かつて学んだ「優性保護法」が頭のどこかに染み込んでいたのだろう。
 ナチは女性からやってくる。ヒトラーを熱烈に支持したのも女性だ。日本でも女性政治家や評論家の中に、ナチ的思想がしばしば見られる。何故女はナチに惹かれるのか?女は頭が単純だから、橋下とかアベのような単細胞的発言に惹かれるという説もある。ナチの主張が単純なのはその通りだが、何か子宮に響くものがあるのだろう。それが優性思想なのだ。

 あっと驚く歴史認識。本日毎日新聞朝刊を開くと、いきなり飛び込んできたのが「よみがえる戦前日本の全景」と言う本の広告。著者は亀岡修とか言う、自称ジャーナリスト。これだけでも、ろくでない本だということが判る。
 その惹句に「何故世界極貧国だった日本が世界第5位の軍事大国になれたのか」というのがあった。著者は明治維新までの日本は極貧国で、それを豊かにしたのが明治維新だ、といいたいのだろう。
 ところがこの認識には重大な誤謬が含まれている。それは江戸時代の日本が極貧国だったという思い込みである。江戸時代の日本は、当時のトルコやインドや中国ほど贅沢金持ちではなかったが、おそらく貧富の格差は世界で最も小さく、皆が中流程度の生活をしていた。丁度高度成長期の日本並みの経済レベルである。当時日本は世界最大の産銅国。金・銀も豊富でこれが主な外貨獲得源だった。
 明治になって、鉄道やインフラ投資を全て自前でやったが、この原資の元は徳川幕府と、三井・岩崎・大倉等の民間資本。彼らは幕政時代から資本を貯め込んでいた。
 維新後各地に小学校や中学校が作られたが、建設費用は殆どが地元負担。ところが作られた校舎は皆豪勢。特に京・大阪では一流の建築家を招いて世界でも一級の建築物が作られた。世界遺産になった長州の松下村塾など、只のバラック。これに比べれば、江戸時代の大阪の寺子屋の方がよっぽど立派である。
 アベ晋三は政権奪取後の国会演説で、「塩・米・蝋それと何とかを長州四白と云い、これが明治維新の原動力となった」と述べたが、アホかと云いたい。こんな金にもならない安物で革命原資が賄えるわけがない。明治維新の原動力は薩摩の軍事力(これもイギリスの援助によるもので、その担保は菱刈の金だ)と、京・大阪商人の経済力である。
 1864年の下関戦争で長州は諸外国に30万両の借金を作ったが、これを肩代わりしたのが徳川幕府。それを建て替えたのがやっぱり民間商人達。その担保は幕府が抑えていた全国の鉱山資源や外国交易権だ。一体全体日本の何処が極貧国だったのか?
 無論日本にも貧しい地域と豊かな地域があった。極貧地域の代表が長州だったのだ。幕末という技術革新時代でも、あんな長州四白という金にもならない産物に頼らなくてはならなかったことがその証拠だ。何故極貧になったかというと、要するに頭が悪かったからだ。特に長州人は海の向こうの朝鮮系だから当然。明治維新とは幕府が持っていた資産をそっくり薩摩・長州に移し換える、いわばパクリ革命だったのだ。
 著者はジャーナリストということだが、ジャーナリストが書く本とは、まず自分の頭に予断があって、それに会う都合の良い情報をつまみ食いすることである。彼らはストーリーを作る訓練は受けているが、歴史家に必要な一次資料の収集・批判の訓練は受けていない。その典型が司馬遼太郎である。彼は新聞記者出身の歴史小説家、歴史家でもなんでもない。従って彼の著作は小説以外の何者でもない。ところが世の中には、それを真実と勘違いする慌て者が結構多いのだ。この本の著者も多分それと似たようなもので、維新後薩長政府が作った徳川否定論というプロパガンダに洗脳されているのだろう。
 今必要なのは、頭の悪い長州人が撒き散らす、長州維新史観を撲滅することである。
(15/11/04)

 滋賀4区の自民党衆院議員武藤某がツイッターで反安保法案デモに参加した学生に、「戦争に行きたくないのは利己的だ」とツイッテイングしたところ、猛反発。あの橋下でさえ「行きたけりゃお前が行け」という始末。あれもたまにはいいこというではないか。
 同じことは原発にも言える。川内原発再稼動に関し、東京16区(といわれても具体的に何処か判らないが)選出の衆院太田某が、反原発コメンテーターに各個撃破すべきと発言。つまりこの男、原発は絶対安全と信じているわけだ。だったら東京16区に原発誘致運動でもすれば良いのにその様子もない。原発を誘致すれば電力交付金や迷惑料なんかで莫大な金が16区に落ちる。16区は左団扇だ。そうだと言って、自ら誘致運動の先頭に立てばよい。しかしその様子もない。これが今の日本保守の実態だ。口先だけはえらそうだが、いざとなれば何も出来ず、責任を誰かに押し付ける。押し付けられるのは常に一般市民か左翼だ。この蛆虫がにほ保守・右翼の実態である。
(15/08/04)

 例の法的安定性の礒崎陽輔首席補佐官。どういう経歴かとウイキペデイアで検索してみると出るは出るは。支持団体は日本「創成」とか「日本会議」「神道政治連盟」。これらは正真正銘日本右翼(ナチ)だ。これら右翼団体の頂点に君臨するのがアベ晋三と言うことになっているが、ホントかね?担がれているだけではあるまいか?
 ところがこれらの右翼団体、骨がない。骨が無いのは晋三っと同じ。アメリカからこうしろといわれればハイハイ、原子力業界からああしてほしいと云われればハイハイ。日経平均が下がれば、金融緩和だとか、金と力のあるところにペコペコだ。
 何故日本右翼はここまで脳なし骨なしになったのか!もとを糾せば吉田松陰に辿りつくが、戦後岸政権の従米思想が大きかった。もう一つ大きいのが、今世界中で話題に。なっている「反知性主義」。反知性主義は人間の脳内、特に大脳前頭葉理性分野に直接作用するため、影響は大きい。大体、右翼の人間は頭が悪いというか、大脳前頭葉神経細胞の発達が未熟なのである。つまり脳神経細胞を繋ぐシナプスが未発達なため、情報が上手く伝わらない。このためシナプスを飛び越えた発想をしてしまうのである。その典型が石原慎太郎なのだが、こういうアホが右翼主流を作っているから、右翼と言うのは馬鹿にされるのだ。
(15/08/03)

安女郎といえば、例の沖縄報道圧力騒ぎの原因を作った百田という小説家も相当の安女郎。ずばり云っておきますが、百田尚樹および例の自民党勉強会に参加した議員はずばりナチです。しかしナチズムをキチンと勉強はしていない。見えるのは雰囲気だけなのだ。それは橋した維新大阪派にも見える。
 百田は元バラエテイ専門の放送作家だったらしい。つまり視聴率を何処でどう捕らえればよいかが、よく判っている。その結果があの内容空疎、何もない「永遠のゼロ」などという三文小説を産んだのである。沖縄普天間基地をもとは何も無かった田んぼだったといったが、実はあそこは沖縄王朝の中心地で都があったと言うのが沖縄県側の反論。このように裏づけ取材をしないのが、彼等バラエテイ作家の特徴なのである。この癖は「旬愛」という作品にも表れる。結局ヤシキタカジンの本妻家族から訴えられる始末。
 つまり百田尚樹と言うのは、放送作家どころか、妄想作家、・・・・朝日やマスコミを捏造というが・・・本人自身が捏造作家なのである。
(15/7/01)

 ISによって殺害された後藤さんの遺骨を、真右翼一水会のメンバーが現地法人を通じて国内に持ち込もうとしたところ、当局によって阻止されたという報道がある。当局とは誰か?普通感じるのは公安警察。公安に影響を及ぼせるのは国家公安委員長だけである。これを指揮できるのは内閣総理大臣アベ晋三しかいない。つまり後藤遺骨引き取りは内閣にとって不都合だ、ということだ。
 何故不都合か?後藤事件が起こって世界中に盛り上がったのが実はアベ批判。一番先に火をつけたのは日本のマスコミではなく、海外マスコミ。筆者の記憶ではWSJ。それに拠れば後藤殺害の切っ掛けを作ったは、アベのカイロ演説。この疑いは国際的には未だに消えていない。それを引きずった遺骨が日本に現れ、慰霊祭でも行われれば、たちまち発生するのがアベ演説批判。これを阻止せよというところだろうが、これまさにかつての統制翼賛政治、東条憲兵政治そのものである。
(15/05/05)

 バンドン会議でアベと習近平が言葉を交わしたのを日中関係改善のシグナルと政府や、政府寄りマスコミが宣伝する矢先、高市早苗ら閣僚が靖国参拝をしたから、中国はかんかん。権平が種撒きゃカラスがほじくるの例えだ。
 さてこの件の中心人物である高市早苗とはそも何者か?個人の経歴などはウイキペデイアでも見れば幾らでも載っている。高市という姓は非常に古い姓で、起源はおそらく飛鳥天平期まで遡れるだろう。奈良県高市郡は奈良盆地南東部を占める地域で、明日香村や高取町などが含まれる。
 奈良県は全国平均で見ても同和地区の多い県だが、特に南部は多い。おそらくは聖徳太子の貧民救済政策で、全国から貧民が集まってきた所為だろう。今の大阪市に各地から生活保護を求めて貧困者が集まってくるようなものだ。彼等貧民は太子の命により、興福寺や薬師寺・法隆寺など大手寺社領地内の特定地域に収容された。寺社側も太子の要請なら断るわけには行かない。この居住区が所謂”悲田院”である。これが後に被差別部落に変わっていく。高市氏は、被差別民ではないが、これら貧民を統御する役割を担った氏族ではないかと思われる。しかし、この過程で彼等貧民との関係が深くなっていったことは容易に想像できる*。
 これら貧民は後に寺社に付属する長史(チョウリ)神人(ジニン)となり、様々な特権を与えられるようになった。そのため畿内の長史神人は、朝廷に対する忠誠心が厚く、南北動乱期では南朝方**に、維新騒乱期には朝廷方に味方した。一方関東東北の被差別民は、幕府に対する帰属意識の方が強く、幕府や反薩長方についた。
 その結果、維新後関西の被差別民は従来の居住区・特権を維持できたが、差別も残った***。逆に関東東北では社会的特権や居住地も奪われたが、明治の富国強兵政策に乗って新たに出来た労働者階級に変身し、差別もウヤムヤになってしまった。
 これが日本右翼と同和利権、それと高市氏はじめ自民党保守派との関係の概要である。ヘイトスピーチの起源も大方このあたりにあると思われる。アベというか長州岸氏が畿内同和と関係があるとは思えないが、朝鮮系被差別民白氏との関係は疑われる。
 この小論は物凄い差別文書です。それは十分判っている。しかしこれは今の日本人の本質であり、ユングの言う集合無意識のようなものだ。これを誤魔化していては、何時までたっても日本人は今のままだ。
*ワタクシは昔奈良県南部が地盤のコンサルに籍を置いておいたことがあるが、選挙の度にそう思ったことはある。奈良県建設業・建設関連業の2/3は同和だからねえ。
**楠氏も彼等被差別民(長史神人)への関係が深いと思われるが、その点は未だに謎である。そもそも、これまで楠氏にまともに切り込んだ研究はないのではないか?
***四民平等を唱えた横井小楠、既得権益の撤廃を訴えた赤報隊は、いずれも被差別民特権を否定したために粛清された。
(15/04/24)

 鳩山がクリミヤで左の大ボケをかましたかと思ったら、自民三原じゅん子が「八紘一宇」で右の大ボケ。おそらく本人は言葉の意味を理解しないままに、誰かに吹き込まれて信じきってしまったのだろう。オウム真理教と同じ現象である。大体、タレントとか軍人・世襲議員と言う人種は基礎的な勉強をサボってきたから知識や批判力に乏しく、おまけに頭の構造が単純だから、騙すのは簡単。誰かに吹き込まれたことを云われたことを、そのままに受け取る。オウムか九官鳥のようなものだ。その悪しき典型がアベ晋三。 
 さて「八紘一宇」という言葉だが、古くからあったらしいがそれほど一般的ではなかった。実際この言葉が日本史に登場するのは昭和に入ってからである。広めたのは田中智学という日蓮信者(日蓮正宗ではなく、創価学会とも関係はありません。むしろ敵対派閥)で、彼は国柱会という団体を作って日蓮思想を広めていた。その中に石原莞爾もいた。
 昭和戦前の日本思想史は一般には右翼神国思想と社会主義思想の対立で捉えられることが多いが、もう一つ無視してはならないのが日蓮思想。昭和戦前では多くの軍人・政治家・思想家が日蓮信者になっています。例えば本庄繁、井上日召、北一輝などです。
 昭和日蓮思想の危険性は、その独特の予言性と終末説にあります。これを敷衍していくと、例えば石原莞爾のように日米決戦世界最終戦論と言うことになるのです。ところが、これが後に東条ら統制派にパクラレ、あっちこっちに「八紘一宇の塔」などを作り、東条官僚軍閥の手先にに成り下がった。その結果が東南アジアまでの領土拡大と悲惨な敗戦だ。日蓮予言の敗北である。日蓮など過去の遺物。21世紀では通用しない。何時まで」こんなのを信じているのか理解不能。それを今だに信じているアホが居るわけだ。三原じゅん子もその類か。
 クスリと同じで、言葉にも有効性もあれば副作用もある。政治家は言葉で営業するのだから、言葉の副作用にも気をつけなくてはならない。鳩山も三原もその点の注意がかけている。マクドナルドの異物混入、幼稚園・小学生のレベルだ。
(15/03/17)

   田母神の資金団体管理者が3000万使い込んでトンヅラ。田母神は無関係と主張するが本当でしょうか?。3000万は大きい。本人は現場一途で世間のことは判らなかったと言い訳するだろうが、空幕長という官僚機構のトップまで上り詰めている。世間のことは判らないという言い訳は通用しないのである。
 そこで思い出したのが、数年前タッチした山口県岩国市での訴訟。この工事、国交省補助事業だったら絶対に認められない工法を採用している。理由はこれが防衛施設庁補助事業だからだ。要するに、防衛官僚のシロートが山口県の海千山千におちょくられたようなものだ。山口ゼネコンが稼いだ差額は選挙資金に化けている。この顛末はいずれアップするつもり。
 田母神は実は何も判っていない裸の王様の様なものだ。だから選挙に負けたのである。
(15/02/19)

 やっとあのアメリカオタクの岡崎があの世に行ってくれました。彼の思想の原点は何でしょうか?彼の論説の特徴は、一つは強烈な反共主義。そして徹底したアメリカ追随主義です。これは岸信介のそれと共通しています。
 生まれは昭和6年大連。丁度満州事変が始まった年です。14才の時に敗戦、そして満州はソ連に占領されます。これが彼の思想の原点を作ったのでしょう。
 そしてソ連東欧崩壊後、共産主義の脅威はなくなったが、その代わりに表れたのが、イスラム原理主義。彼にとっては、共産主義もイスラム原理主義も、既存秩序を破壊するもので区別はない。そして既存秩序を護るのはアメリカ合衆国だという思い込みだけである。従ってここでも彼はあくまでもアメリカに加担せよと主張する。これに大きく影響されたのが自民党保守派。中でも筆頭がアベ晋三だ。その結果出てきたのが、集団的自衛権の見直し、特定秘密保護法。彼は確か現内閣の参与のはず。ということは就任時は82才だ。アベは何故こんな骨董品を参与なんかにしたのでしょうか?
 さて岡崎はその内容のお粗末さ・アナクロ振りは別にして、自民保守派の強烈なイデオローグであったことには間違いない。彼の死後、果たして誰が彼の路線を受け継ぐのか?元防衛相の中谷か?勝谷だったりして。笑ってしまうね。
(14/10/27)

一見突然のアベ靖国参拝。ワタクシには1864年(元治元年)、長州藩によるいきなりの攘夷断行(下関戦争)の再現のように思える。後先の事を考えず、頭に血が上るととんでもないことをやるのが、長州人、特に萩の人間の特徴。その割りに陰謀好き。やっぱり海峡を挟んで、朝鮮人の血が入っているのでしょう。アベやジジイの岸の顔を見れば、この一族が実は朝鮮だというのは直ぐに判る。
 下関戦争の時は、幕府が諸外国の間を取りなした(莫大な償金を支払っている)から無事に済んだが、そのまま行けば長州・周防は欧州連合軍に占領されている。私が連合軍司令官なら、下関を占領した上で、全体を2軍に分け、一方を萩に向け、もう一方で山陽筋の徳山か宇部を占領して、藩都山口を攻略する。無論それに平行して海軍により、山陰道・山陽道を艦砲射撃を行い長州軍の補給路を断つ。全体は2週間もあれば十分。戦費は幕府に請求し、長州・山口県を植民地とする。これは現代風に云うと特区である。
(13/12/27)

 革労協(社青同解放派)と言えば、数ある新左翼セクトの中でも特に戦闘的だったことで有名(所謂青ヘル)。先日これの反主流派幹部が逮捕された。まず、こんな化石のような組織が未だあったことに吃驚。それと容疑はホテルを偽名で予約したこと。有印私文書偽造にあたるそうだ。
 しかし、現代社会ではホテル予約はネットが当たり前。果たしてネット予約は有印私文書に当たるのか?それと芸能人タレントやIT企業家などが、偽名でホテルに女を連れ込んだり、政治家がホテルで偽名で金品受け渡しをやるのは当たり前。と言うことは、彼等もみんな逮捕されるということだ。
 今どきどきしている奴は大勢いるはず。
 なお、本日米軍横田基地に迫撃砲まがいの砲弾が撃ち込まれたらしい。これ彼等の犯行だろうか?時折しも中国防空識別圏問題で日米中関係が緊張、米軍機が中国識別圏を飛行したタイミング。と言うことは、革労協のバックに中国共産党があって、資金提供しているということだ。実際70年代の新左翼運動の背後には、旧ソ連や中国、北朝鮮の臭いが強く、それに操られていたのは間違いない。そのために内ゲバを繰り返し自滅していったのである。
(13/11/29)

 右翼の街宣が東京でアレフ施設に突っ込んだらしいが、何故アレフの様な屑団体に突っ込むのだ?本当に右翼が愛国・民族団体なら、この期に及んでなお中国に尻尾を振る、経団連を攻撃対象にすべきではないか?例えば、先日訪中して大恥をかいた、トヨタ奥田、張、イトチューの丹羽などが恰好のターゲットになるだろう。しかしそんなこともしない。何故なら経団連から献金があるのだろう。そして、その原資が中国共産党だったらどうする!愛国と言いながら、実は共産党の手先だったりするのだ。これだから右翼はアホよばわりされるのだ。
(13/11/29)

 ネトウヨと言えば日本独特現象かと思っていたらそうじゃなく、ヨーロッパが起源らしい。右も左も日本人のやることは、ヨーロッパ人の物まね。最近ヘイトスピーチ反対会議がヨーロッパで開催された。ヨーロッパネトウヨの攻撃対象は、アラブ・イスラムからアジア・アフリカ系不法移民、ユダヤ人やロマ人と一杯あって、差別どころかヨーロッパ人が差別されているような状態だ。その点日本のネトウヨは、韓国人とか中国人だけ相手にしていれば良いのだから楽だ。筆者はアベの先祖もそうじゃないか、と疑っている。あの顔はどう見ても朝鮮系なのだ。日本人の中にも差別があるじゃないか、と怒る人も居るが、日本ネトウヨと右翼の大部分は同和系。被差別者が被差別者を差別する。西田幾太郎じゃないが、絶対矛盾の自己同一だ。被差別部落民の子孫が国権の最高位に達する。当に日本は差別のない民主国家なのだ。
(13/11/10) 

 山本太郎の直訴事件を天皇の政治利用とする向きもあるが、あんなもの政治利用には当たらない。天皇政治利用では、小沢一郎の天皇・習近平会談の方がより性質が悪い。山本愚挙はむしろ天皇を利用したテレビジャック、テロのようなものだ。但しこんなことを許せば、次から次へと真似するアホがでてくる。その結果が議会制民主主義の崩壊だ。
 戦前、三月事件や5.15事件の犯人を「憂国の情だ」などとアホなことを云って、処分を曖昧にして最後は2.26事件で墓穴を掘った愚を重ねぬためにも、この際一罰百戒、厳罰で懲らしめたほうが良い。山本愚挙に理解を示す共産党やアホ若者は断固弾圧迫害すべきである。
(13/11/02)

 本太郎の園遊会手紙差し出し事件が話題になっています。一種の直訴だが、これは江戸時代では即死罪。明治憲法下でも禁止。大正の難波大介直訴事件では、難波は死刑。今回の事件は左からの2.26事件或いは三島「盾の会」事件のような者だ。極左も極右も、手間のかかる議会制民主主義を否定しているのには変わりない。目標は天皇だ!。従って、両者は最終的に繋がるのである*。
 しかしこの男何を考えていたのだろうねえ?只目立ちたかっただけじゃないの?馬鹿だから。但しマスコミの使い方だけは心得ている。
*大正〜昭和期に甘粕正彦という人物がいた。一般に極度の反共右翼とされているが、彼の思想は天皇を除けば、共産主義と全く変わらない。東条倒閣運動にも加担している。
(13/11/01)

「付け火して 煙喜ぶ 田舎もの」、これは果たして誰のことでしょうか?山口県周南町の一集落のことでしょうか?いや、現代日本保守層、特に自民党支持層のことです。
 昭和20年8月の日本を概観してみましょう。海軍は完全に壊滅。特攻に出る飛行機もままならぬ有様。小倉・名古屋・東京・大阪など日本の大都市は、軒並み米軍の戦略爆撃に曝され、壊滅状態。仙台でさえ爆撃されたのだから、如何に米軍に爆弾が余っていたかがよく判る。一方陸軍は南方に進出した部隊は壊滅状態になったが、主戦場である中国では未だ優位を保っていた。つまり陸軍は未だ負けたとは思っていなかったのだ。そして陸軍兵士の主供給源は、都市ではなく農村(戦時疎開地域)。そしてこれらの地域は米軍爆撃の洗礼を受けていない。東京空襲など何処の国の話しだ、というレベル。そしてこれらが即ち今の自民党支持層地域。
 彼等は未だ日本は負けたと、本心では理解出来ていない。だから死んでも常に復活の機会を伺う。これをゾンビという。或いはクト
ルフ教徒か?麻生は定めし自分の権力維持のため、彼等を利用しようとしたのだろう。卑しい奴だ。
(13/08/03)

 たかが新聞広告をあれこれあげつらうのも大人げないと思うが、昨日朝刊に載っていた「盾の会」の綱領。あれを本気で実行すれば、日本社会は1500年前に逆戻りだ。三島由紀夫とその仲間(「盾の会、石原シンタローら)は進化論が理解できなかったか、信用しなかったのだろう。
 進化論は基本的には、進化は一方向に進むと主張する。但し例外もあって、稀に「先祖返り」といって、形質が元の状態に戻ってしまうものもある*。しかしこれは、生息環境が閉鎖的で、他種との交配が得られなかったケースである。そして大概はその後絶滅してしまう。
 と言うことは、三島ー盾の会、そしてシンタローの路線では、やがて日本民族は間違いなく絶滅する。彼等は愛国主義者どころか、最終的には日本民族絶滅を狙うユダヤ人やフリーメーソン**の陰謀の片棒担ぎに過ぎないのである。
*魚や蛙など下等生物に多い。哺乳類などの高等生物には殆ど見られない。やっぱりシンタローなどは下等生物の部類なのだ。
**三島由紀夫フリーメーソン説は昔からある。イノセもその一人ではなかったかね?
(13/08/01) 


 一昨日の麻生発言の中に「ナチス憲法」というのがあった。筆者の理解はナチが権力を奪取したのは、確か大統領ヒンデンブルグの死去に伴って、ワイマール憲法下の全権附与法を利用しただけの筈。その間憲法は何一つ変わっていない。何時の間に「ナチス憲法」なるものができたのか、筆者の錯覚だったのか?しかし、シャイラーの本を見直してもそんなことは一言も書いていない。それどころかヒトラー「我が闘争」の目次を見ても、憲法など一言もふれていない。
 そもそもヒトラーは民主主義を否定していた。憲法は専制主義と民主主義の闘争の中から産まれたもので、君主の権力を規制することが目的である。絶対専制制の復活を願うヒトラーが、憲法に興味を持つ訳がない。*
 つまり麻生太郎は、有りもしない「ナチス憲法」があると錯覚し、デタラメなことを喋ってしまった(誰がこんなことを彼に吹き込んだのか?)。モノ知らずにもほどがある。それを何ら批判しなかった自民党改憲派も同罪である。そろいも揃って、大恥を天下にさらした。
 さて問題は「・・・その手口に学べ」という一言の解釈である。これには次の二通りがある。
@言葉通り、改憲論議はナチに見習ってこっそりやろう・・・・・改憲派の文脈
Aナチを反面教師とし、あんな卑劣な真似をしてはならない・・・・・非改憲派の文脈
 さて麻生は今一所懸命、Aの方向へ話しを持っていこうと言い訳している。しかし、彼が講演したのは自民党改憲派のサークルである。彼の発言意図が@でない筈がない。全く顔もイタチなら、考えることもイタチ並みの卑しさだ**。育ちが悪いのだ。若い頃ヤクザと付き合っていたから、ついそうなってしまうのだろう。
 問題はこれから先だが、麻生発言は既に国際問題になってしまった。特にアメリカの反応は手厳しいものになるだろう。日本政府が麻生を庇えば、日本はアメリカからも見放され、国際的に孤立することになる。これを避けるには、少なくとも麻生の閣僚辞任は避けられない。さてアベに「泣いて馬謖を斬る覚悟」があるかどうかが問われるだろう。
*これに今一番近いのが、シンタローの「廃憲論」である。
**この様に顔も根性も卑しい人間の事を、最近の大阪弁ではコンババというらしい。ワタクシはこんな品のない言葉を使ったことはないが、麻生には使っても良いかもしれない。
(13/08/02)

 この麻生発言に対し、大阪の橋したが「あれはブラックユーモアだ、それが分からないようでは国語力に欠ける」と語った。さて彼は何を意図して、麻生擁護発言をしたのか?麻生の発言はブラックユーモアでは済まされない。欧米特にユダヤ社会では、ナチズムは極めてデリケートでセンシテブな話題である。だから政治家は、仮に例え話であっても、これを簡単に話題にしてはならない。麻生はその一線を越えたと見なされる。いや、それは日本国内の問題ではないか、という反論もあるだろうが、日本は30年以上前からG7の一環である。つまり西側同盟も一部である。そして西側同盟とは反共でもあるが、実は反ナチ同盟でもあるのだ。アベも麻生も橋したも、そしてシンタローもそこが判っていないのだ。
 麻生発言の真意は、こっそり改憲をやろう、ということに他ならない。これが判らないのは、さすが早稲田三浪の国語力だ。北野の国語教師は何を教えていたのかね?

 麻生が自民党保守派サークル集会で、サービスのつもりで余計なことを云ったばっかりに、またまた日米関係が怪しくなった。麻生太郎という人間は、生半可な知識で余計なことを喋って墓穴を掘るタイプだ。バックに変なのがいて、それにあれこれ吹き込まれて、思いこんでしまうのだろう。要するに、アメリカに全部盗聴されていることも知らず、言葉の意味が十分理解出来ないまま、喋ってしまうと言うことで、これは頭が悪い人間の典型行動。幼稚園並みの知能である。
 早速発言撤回となったが、そんなことをしなくてはならないと言うことは、やっぱり頭が悪いととしか云いようがない。アベ、麻生、菅義偉、これが現代自民党三大馬鹿なら、逆にさつき・珠代・早苗これが現代自民党三大悪女か。悪女になりきれるかなあ?
(13/08/01)

当たり前ですが、現在の自民・維新が主張する96条改正先行論は、憲法改正論では邪道です。政治家がこんな邪道に手を染めるようでは、国家は終わりだ。
(13/05/02)

 鳴り物入りの主権回復記念日イベント。しかしよく見ると、海外特に戦勝国からの来賓が一人もいない。つまりこのイベント、戦勝国からは無視され、敗戦国の中でただ日本一国だけが騒いでいるのである。そもそもサンフランシスコ平和条約の主役は当たり前だが、米英仏ソ(日本に負けておいて、日本の負けが決まってから、おずおずと宣戦したフランスがこれに加わっているのが面妖だが、他に全く関係のないブラジルやペルーなども加わっている)。この会議では、日本はいわば過去の犯罪者の立場である。少なくとも戦勝国と対等ではない。戦勝国にしてみれば、ここら辺りで日本を許してやろう、てなもんだ。要するに、日本が敗戦を認め、戦勝国特にアメリカの属国であることを正式に認めた記念日である。つまり言い換えれば、日本が永遠に主権を売り渡した記念日でもある。なんでそんなものを祝わなきゃならないんだ。これこそ自虐史観の最たるものである。日本敗戦確認儀式がサンフランシスコ講和会議であり、平和条約である。ところが、その時既に東西冷戦状態は始まっており、朝鮮戦争も3年目を迎えていた。各国はその対策の方が大変で、7年も前の戦争には関心はない。日本のことなどどうでもよかったのだ。その証拠が今回のイベントに外国来賓が一人もいなかったことである。要するに、このイベント、日本と言うより自民党とアベのアホの自己満足に過ぎない。日本の恥さらしイベントだ。そんな非国際的二流イベントに天皇出席を強要するとは、アベと自民党はかつての小沢以上の思い上がり、傲慢である。必ず神罰が降るだろう。
(13/04/29)

 明日04/28はサンフランシスコ平和条約で日本主権回復の日とアベは嘯いていますが、実態はそうではない。日本が完全にアメリカに主権を売り渡した日であると同時に、巣鴨に収容されていたアベの祖父の二流国賊B級戦犯岸信介が釈放された日でもあり、あの無能にして臆病者辻政信*が、戦犯訴追を恐れての逃げまくりを終えて、のこのこ姿を現した日でもある。戦後日本最大の屈辱の日でもある。
*この男、その後参議院に立候補し、議員を2期ほど努めた60年代終わり頃、突如姿を消す。その後の辻の消息はようとして判らない。色々説があって、一つはベトナムに渡って米軍に対ゲリラ戦を指導しているというもの、一つはラオスに渡ってパテトラオを指導していると云うもの、今一つが中国経由でラオスに潜入しようとしたところ、林彪麾下の人民解放軍に逮捕されその場で処刑されたというもの。どれが本当か判らないが、確かなのは現職の国会議員が行方不明になっったにも拘わらず、当時もその後も日本政府は積極的に捜索しようとしなかったことである。みんな厄介払いが出来て、せいせいしたのでしょうか?自民党も知らぬ顔をしていることを見ると、CIAか或いは日米闇社会住人に消された可能性もあります。はっきり云ってスキャンダルですよ。
 辻が戦犯に問われるべき容疑は、昭和17年バターン捕虜移送(所謂バターン死の行軍)事件、昭和19年のシンガポール華僑及び捕虜処刑事件である。いずれも辻が軍命令書を捏造したことが発端。しかし、辻はこの責任を当時の司令官や参謀長に押しつけ、お陰で本間雅治、木村兵太郎の2将軍が無実の罪を問われてB級戦犯で処刑された。他にも辻の強引な作戦指導で被害を蒙った部隊は、ノモンハンでの小松原兵団始め数多い。彼等は中国軍で、ではなく自分の手で辻を縛り首にしたかったろう。

(13/04/27)

 アベ晋三の祖父の二流国賊岸信介は満州時代国賊東条秀樹や三流ヤクザ児玉誉志夫と組んでアヘン密売で財をなし、戦後はA級にもなれずB級戦犯で服役(アメリカもこんな小物をA級にする必要を感じなかったのだろう)。児玉が作った闇資金(所謂M資金)で自由党を買収して総理総裁。ベトナム賠償ボロ儲けで地位を確立。弟の佐藤栄作は赤坂のキャバレー「ミカド」のNO1ホステス根本某(誰か判りますねえ)をインドネシア大統領スカルノに提供。インドネシア賠償を自分のものにしてしまった。それを側で見ていたのが田中角栄。岸・佐藤兄弟のやり方をそっくりフィリピンに持ち込んだ。そして失脚。
 さて岸ー佐藤ーアベ家に連なる系譜は利権犯罪一族だということである。アベの後ろには山口県利権組織がある。
 東条始めA級戦犯は殆ど犯罪射的無能力者である。なんでこんなノーナシを神に祀らなきゃならないんだ。そこにあるのは宗教法人靖国神社の営利主義・営業戦略。それに食いついた岸らB級経済戦犯は戦争利用知能犯である。アベはその孫だ。
(13/04/24)

 普天間問題で連立与党が揺れています。これも参院の数合わせのために、相手構わず連立を組んだから。鳩山・小沢・管の見込み違い。ここで明らかになってきたのが、与党三党の沖縄問題への姿勢の違い、というより対米姿勢の違い。今度は連立与党の反米度を考えてみましょう。
1)まず対米最強硬派は社民党。普天間の県外・国外を主張して譲らない。鳩山がもし妥協すれば連立離脱も辞さないとコワモテ。そもそも社民党の前身は旧社会党左派。これの行動部隊が社会主義協会というラジカル左派勢力。そして社会主義協会を主導したのが、元九州大学名誉教授の故向坂逸郎という急進マルクス主義者。そして、その前身を辿れば戦前の人民戦線に行き着く。人民戦線とは1930年代、ヨーロッパに急激に高まりを見せた、ナショナリズム・ファシズムの流れに恐れをなしたスターリンが、コミンテルンを通じて各国左翼に働きかけた戦法で、共産党による革命主義を隠し、社会党との連帯を謳い、反戦・平和宣伝を流してファシズムを牽制しようとしたものである。しかし、実態は共産党による社会党組織の乗っ取りで、その証拠がスペイン内戦での人民戦線政府の敗北である。日本では、東大経済に根を下ろし、大内兵衛を筆頭とするいわゆる講座派というものを作る。これは岩波書店が企画した「資本主義講座」の執筆陣を中心とするグループで、この中に宮本賢二や当時若手のマルクスボーイ美濃部亮吉らがいた。無論向坂もそのメンバーの一人である。
 この日本版人民戦線は昭和12年の「人民戦線事件」で一斉検挙され壊滅したが、戦後息を吹き返し、その最急進部分が後の社会主義協会となる。しかし、60年安保の挫折によって、日本のラジカル左翼は分裂を始め、65年の新左翼の結成、70年後の新左翼の分裂と抗争に至る。新左翼セクトの大部分はその後消滅するが、その中の一部が生き残って今の社民党に潜り込んでいると考えた方が良いだろう。従って、社民党の立場は基本的に、反安保・反帝・反スタ・反米ということになる。筋金入りの反米グループだ。
2)次に民主党。この党は基本は保守なのだが、幹部に反米・左翼の匂いがする。どういう匂いかというと、一つは団塊世代の匂い、もう一つが旧田中派の匂いだ。
(1)民主党閣僚16人の内、実に5人が58才から62才までの、いわゆる団塊世代に属する。この世代の特徴はいわゆる「反抗」と「甘え」である。学生時代では学園紛争を起こし、就職すると労働争議を起こす。その延長にあるのが反安保・ベ平連活動。これが70年安保闘争で瓦解すると、その後反公害・環境市民運動に変化する(これは何も日本だけでなく世界中で起こった現象で、むしろヨーロッパの方が過激で、日本左翼はそれのサルマネをしただけだ、とも云える)。管が唱える「コンクリートより人間へ」というフレーズや、鳩山の2酸化炭素25%削減などはこれのノリ。更にこれが進むと極端な反科学主義・反文明主義にまで行き着く。例のシーシェパードなどはこれが奇形化したものである。
 しかし、一方で甘えの論理もある。日本の団塊世代にとって切っても切れないものがベ平連である。1)の社会党左派(今の社民党)=人民戦線がヘルとゲバ棒で象徴されるコワモテ路線なら、これはフォークと集会とお手手繋いで仲良しデモに象徴される良い子路線。良い子ぶってりゃ機動隊にぶん殴られたり、公安に検挙される心配もない。しかし、指導層は反安保・反帝・反資本主義を掲げるから、基本は反米である。それが刷り込まれている。なお、昔ナンパ目的でデモで参加したこの世代も、その後みんな転向し、憎むべき米帝・日米独占資本主義のために働いて、そして日本の繁栄を築いた。ここにも何処か甘えの構造が伺える。転向出来なかった者が、民主党の結成に参加した。鳩山・管などはその典型で、70年安保を引きずった、いわばオールドレフト、アナクロリベラルと云えよう。小田実死して、リベラルを残す。
(2)1974年暮れ、遂に田中角栄辞任。ロッキード疑惑に端を発する田中金脈・元首相逮捕劇の始まりだ。さて、これがアメリカCIA の陰謀なのは明らかなのだが、その原因はその前に起こったオイルショックで、角栄が資源ナショナリズムに奔ったためである。これがアメリカ石油メジャーの逆鱗に触れ、角栄解任に至ったのである。これが当時角栄側近だった連中のトラウマにならないはずがない。筆頭が小沢一郎だろう。最近小沢が発する政策や、発言の中に様々な形での反米メッセージが伺われる。例えば、農家の個別補償制とか、例のキリスト教排他主義論とかである。この結果かどうかは知らないが、旧田中派は一斉に親中派となり、それを重要支持層と考える鳩山の親中発言に結びつく。つまり、民主党内旧田中派グループも又、形を変えた反米勢力である。
3)次に国民新党。これも旧田中派と同じ基本的には保守勢力である。これが反米的かどうか判断は難しい。もし、反米的とするなら、例の郵政民営化と、親米一遍道のコイズミー竹中路線の反発と言うだけだろう。外交・安保問題については、自民党と全く同じと考えて良い。只、連立だからパートナーに遠慮して(来年の参院選があるから)本音は言わないだけ。
(09/12/08)

新政権の課題
1、1936年2月、スペイン総選挙。左派人民戦線が地すべり的勝利を収め、直ちに王政廃止共和制を宣言した。更に鉄道・鉱山等基幹産業の国有化を進め、企業・高所得者への課税を強化した。これが保守派の反発を買い、資本預金の海外逃避が始まり資本が縮小する。但し軍部は政権発足後直ちに共和国憲法に忠誠を誓っている。その間、政府は何ら有効な手を打たず、ひたすら共産党対社会党、社会党内でも急進左派対穏健派の路線闘争ばっかり。経済は停滞しインフレが進行し、国民の不満が高まる。経済危機を乗り切るためにカトリック教会に課税しようとしたが、これが裏目。教会と教会に扇動された農民・右派の反発を招き、同年7月モロッコでの叛乱*をきっかけに、足かけ3年に及ぶスペイン市民戦争と、それに続く半世紀あまりの右派独裁政治が始まったのである。
 不毛のイデオロギー路線闘争ほど国民にとって迷惑なモノはないという一例。

2、ワシントンポストが民主党政権にクレームを付けているが、この新聞自身、ある時某メデイア資本傘下に入り、今や共和党の機関誌。日本で云えばサンケイみたいなもの。昔のWPとは体質が全く違っている。従って、党首が当惑する必要はない。WPが何かを云えば、日本国内に反米世論を作るだけでアメリカにとってプラスは無い、と何処か・・・例えば外国記者クラブ会見・・・でアナウンスすればよいだろう。

3、その内、日本が相変わらず英米型自由主義経済圏に組みするのか、それとも仏独型制限資本主義圏に加わるのか、の意志表示を迫られるだろう。世間一般には新政権は後者を指向すると思われている。
 与党になれば嫌でも財界との接触は避けられない。これまでの自民党を支えてきたのは経団連。現在の経団連が自由主義経済重視だったのは顕か。経団連に対するのが経済同友会。民主党も経済同友会と定期会合を持てば、経団連に揺さぶりをかけられ、分裂を誘えるかもしれない。そうなれば、自民党に決定的打撃を与えられるだろう。

4、ソマリア沖海賊対策はやはり重要課題。本来は沿岸国が責任を持つ(ソマリアとイエーメン)べきだが、ソマリアは無論イエーメンも怪しくなっている。最近イエーメン北部にアルカイダ系組織が出来たと云われる。それに影響されてソマリアにもアルカイダが進出し、海賊がアルカイダ化すれば大変。これまでは船を乗っ取られても、金で取引出来たかもしれないが、これからは自爆テロをやるかもしれない。更にソマリア暫定政府(と言っても実態はないが)がタリバン化すると手が着けられなくなる。かといって、アメリカ流力づく解決が逆効果なのはアフガンの失敗で証明済み。何か、日本流の解決策を出して自民流対米追随を差別化するチャンス。これが上手く行けば対米関係は、コイズミーブッシュ時代より良くなるのは顕か(の筈)。
 これまでの自民党型外交は、まずワシントンの決定が何かを見定め、その方向・枠内での日本の貢献をどう限定するかに腐心してきた。つまり、何も考えずハード(つまりマネー)の心配だけしておれば良かったのである。これは楽だあー!(昔の地方ゼネコンや田舎コンサルはこの手で儲け、利益が当時の与党に環流していたのである)。
 新政権の日米対等外交とは、そうではなく、アメリカが抱える諸問題の解決に対し、日本独自の解決策を提案するということであろう(現在の大手ゼネコンやコンサルはそれを求められている。それが出来ない会社は指名停止だ。)問題は1)アメリカにそれを受け入れるだけの余裕があるか?、2)日本側、特に外務省にアメリカを説得出来るだけのアイデアを出せる能力があるかである。1)はブッシュ時代ではあり得なかったと思われる。しかし相手も変わっているので、これにもチェンジの可能性はある。2)が問題で、非常に心配。長い自民党政治が日本外交を堕落させてきたのである。

*叛乱を主導したドン・ファン・フランコは大変評判の良くない人物だが、筆者は割合買っている。若い頃は結構柔軟で、第二次大戦中はヒトラーの脅迫にもめげず、のらりくらりと中立を貫いた。これは連合軍の対独戦略に大いに寄与している。お陰で戦後は独立を維持し、海外領をイギリスに盗まれずに済んだ。戦後はNATOに加盟し西側の対ソ戦略に貢献している。根っからの王党派だが、独裁権力を手に入れても王政復古は許さなかった。言い換えれば、共和国憲法に忠実だったのである。只、後半は頑固になって、世の中の変化についていけず、、スペインをヨーロッパの後進国にしてしまった。スペイン王国の栄光やファシズムなど時代遅れで、民主化を進め英米からの投資を活性化すべきという発想になれなかったのだろう。
(09/09/03)

 新聞広告に、文春「諸君」が「日本への遺書」なる特集。遺書を書くぐらいだから、著者は自分の死期が近いのを自覚しているのだろう。そうなら、さっさとあの世にいった方が世の中のためになる。特にシンタローなどは。何時までもズルズル生きていると、それこそネタキリ保守、ハイカイ右翼呼ばわりされかねない。
(09/05/03)

 プリンスホテルの日教組大会キャンセル問題について、昨日 (03/13)参院予算委員会で@鳩山法務大臣は裁判所の命令が無視されるようでは日本は法治国家とは云えない、と明言。又警察庁警備局長はA右翼の妨害に対しては警察は断固たる処置を執る。決して近隣に迷惑を掛けることはない、と明言、又プリンスホテルが先に宿泊予約をしていた大会参加者に対し、一方的に宿泊をキャンセルしたことについて、B桝添厚生労働大臣は、旅館業違反の疑いありと明言。ところが西武側は「正義は我にあり」と徹底抗戦の構え。さてこれが何処まで続くのか。それより自分の決定手続きを無視された裁判所側はどう出るのか?政府も裁判所がこの先何もしなければ、日本は法律よりはやっぱり暴力団(例えば石原慎太郎のようなヤクザ)が支配する世の中になるだろう。
(08/03/13)

 日教組全国集会東京大会で、会場を受け入れた西武が、東京地裁・同高裁の使用命令を無視して受け入れを拒否。理由が右翼の妨害と宿泊客の安全確保。テレビ記者会見での西武HD会長の苦し紛れの言い訳が見苦しい。実態は裏で東京都知事、つまり石原慎太郎というヤクザが、西武に対しゴロを巻いているのは顕か。そもそも、ホテル側が右翼暴力団の脅しを受ける可能性があるにも関わらず、裁判所が使用命令を出した以上、右翼暴力団の脅しを排除するのが都知事の役割。それにも関わらず西武が会場使用を拒否したのは、都知事の支援を得られないと判断したに他ならない。つまり、都知事が裏で右翼暴力団という反社会的勢力と結びついているということだ。何故そうなるのか?西武グループは東京都内で多数の開発計画を持っている。開発許認可権を持っているのは東京都知事。つまり、日教組大会開催を認めれば、西武の開発計画の認可は認めないという脅し。これに西武はびびってしまって、日教組大会受け入れを拒否した、と言うのが真相だろう。これは、はっきり言ってヤクザ・暴力団の手口。法律よりは実力がモノを云うという世界。つまり石原慎太郎というロートルヤクザ・ごろつきが日本の法律を無視し、自分の言い分を押し通したのが今回の事件の顛末。ここまで法律の権威を馬鹿にされて、なんにも出来ない裁判所が情けない。私が裁判官なら、命令を無視した西武に対し、当該施設の無期限使用停止を命令しますがね。それぐらいやらないと、日本の法律は無視されるのみ。いずれは実力のみが支配する暴力国家になるだろう。もし、大阪で日教組大会をやるとすれば、大阪府知事はどうするのか?右翼暴力団の脅しに屈してこれら反社会的勢力の言い分を認めれば、ああやっぱり橋ノ下もあっちの勢力か?と思われるのである。
(08/02/27)

 日教組全国集会東京大会で、会場を受け入れた西武が、東京地裁・同高裁の使用命令を無視して受け入れを拒否。理由が右翼の妨害と宿泊客の安全確保。テレビ記者会見での西武HD会長の苦し紛れの言い訳が見苦しい。実態は裏で東京都知事、つまり石原慎太郎というヤクザが、西武に対しゴロを巻いているのは顕か。そもそも、ホテル側が右翼暴力団の脅しを受ける可能性があるにも関わらず、裁判所が使用命令を出した以上、右翼暴力団の脅しを排除するのが都知事の役割。それにも関わらず西武が会場使用を拒否したのは、都知事の支援を得られないと判断したに他ならない。つまり、都知事が裏で右翼暴力団という反社会的勢力と結びついているということだ。何故そうなるのか?西武グループは東京都内で多数の開発計画を持っている。開発許認可権を持っているのは東京都知事。つまり、日教組大会開催を認めれば、西武の開発計画の認可は認めないという脅し。これに西武はびびってしまって、日教組大会受け入れを拒否した、と言うのが真相だろう。これは、はっきり言ってヤクザ・暴力団の手口。法律よりは実力がモノを云うという世界。つまり石原慎太郎というロートルヤクザ・ごろつきが日本の法律を無視し、自分の言い分を押し通したのが今回の事件の顛末。ここまで法律の権威を馬鹿にされて、なんにも出来ない裁判所が情けない。私が裁判官なら、命令を無視した西武に対し、当該施設の無期限使用停止を命令しますがね。それぐらいやらないと、日本の法律は無視されるのみ。いずれは実力のみが支配する暴力国家になるだろう。もし、大阪で日教組大会をやるとすれば、大阪府知事はどうするのか?右翼暴力団の脅しに屈してこれら反社会的勢力の言い分を認めれば、ああやっぱり橋ノ下もあっちの勢力か?と思われるのである。
(08/02/27)

 最近の保守系雑誌広告を見ていると、「保守の再生」とか、「保守の再建」とか、「真の保守は」とか、やたら弱気なタイトルが目に付く。コイズミ政権後期やアベ政権発足時の時のような、我が世の春的元気はない。言葉だけから見ると、保守が潰れてしまったようだ。何故、潰れたのか?左翼の攻撃か?マサカ。今の保守右派は政府与党・財界・マスコミの支援を受け、最強の体制にある。ところが、今の左翼にはかつての勢いは全くない。左翼に保守右派を潰す元気どころかその能力もない。現実は保守右派が勝手に潰れた(自滅)のである。
 この保守の低落は、アメリカネオコンの凋落に期を一にするものである。00年ブッシュ政権が誕生すると、にわかに注目されたのがネオコンという勢力。ホワイトハウスを占領し、議会や産業界にも影響力を及ぼし、一時は2035年迄彼らの支配力は続くと予測されたのである。ところが彼らの絶頂もせいぜい5年。今や、ホワイトハウスにはネオコン人脈は誰もいない。それどころか、現在のアメリカ大統領選共和党候補の中で、唯一ネオコン的(宗教右派層の取り込みを狙っている点で)なのはハッカビーぐらい。彼もホーマツ呼ばわりされている。つまり、アメリカでも保守右派はメロメロなのだ。何故ネオコンの威力が潰れたか?それはイラク戦争の失敗である。彼らはイラク戦争を始めるための戦略は持っていたが、終わらせるための戦略を持っていなかった。これが全ての失敗の素である。
 日本の保守右派も同様で、彼らは政権を取るための戦略はあったが、肝心の政権を取ってからの政策を持っていなかったのである。まことに今から思えばそうなのだが、保守右派には政策というものが全く無かった。だからアベも選挙で負けた時にどうして良いか判らなくなったし、アベが政権を投げ出した時に保守右派もうろたえるだけで為すすべがなかった。この点を要約すれば、ただ一言「やっぱり右翼は頭が悪い」ということになる。その代表が中西輝正というところか。あんな頭の悪い人間見たことがない。
(07/12/25)

右風が強く吹きすぎると、その反動で左ネジが巻き戻す。いつも繰り返されたパターン。橋本経世会撲滅を狙うコイズミ純一郎は、自分自身はそれほどでもないのに(中身がカラッポだから右でも左でもない)、総裁選で日本遺族会の票欲しさに右翼ポーズを取ってしまった。これに騙された保守・右派が廻りに集まり、逃げるに逃げられなくなった。この結果、自民党内の雰囲気は、保守・右派ムードが大勢を占めることになった。云うまでもなく、大勢の殆どはノンポリ。選挙の公認が欲しいから、そういうポーズをとるだけ。しかし、中に確信犯的右派もいた。それが集まったのが、旧森派(現町村派)。彼らの狙いは憲法改正である。その為に担ぎ上げたのが、アベシンゾー君(彼の末路は皆さんご存じのとおり)。
 また、当面の活動の象徴としたのが、歴史教科書問題。そのターゲットとなったのが、沖縄戦での住民自決強制問題である。これは、軍が自決用手榴弾を住民に配布し、住民に自決を強要したという事件である。この話しは、住民の証言により歴史学者の間では定説となっていた。これに異議を唱えたのが曾野綾子というアホ小説家。この女、ペルー政府の訴追を受けたフジモリをかくまったり、やることなすことがトンチンカンなのである。この女が目を付けたのが、当時海軍守備隊長だった某老人。これが「そんな命令は出していない」と叫び、名誉毀損で訴訟を起こしたのが事の発端。この命令書が見つからなかった為に、裁判では「その事実は確認出来なかった」という結果だけなのである(1)。これを鬼の首を取ったように喜んだのが、いわゆる自由主義史観論者と、その実行部隊である「新しい歴史教科書を作る会」。これがコイズミ内閣以降、文部科学省を動かして、シンパを教科書検定官に送り込む。これを梃子に教科書の書き直しをやろうというわけだ。やり方はかつての陸軍統制派と全く同じ。彼らが選んだ目標が、従軍慰安婦問題と沖縄集団自決問題。さて、遂に彼らの寵児であるアベ内閣が成立。いよいよ我が春が来たと気負い込み、教科書の記述からこれらを消すのに成功したかに見えた・・・当時の文部科学大臣である中山成彬も、それに賛同する発言をしているのである。しかし従軍慰安婦問題は、アメリカ議会の反対で敢え無く頓挫。残るは沖縄戦問題。平成19年度中学校教科書で、集団自決の軍強制表現の削除に成功した。ところが、アベが途中で戦線離脱。変わった福田は、沖縄での11万人集会に怖気を篩って、これでは次の総選挙に勝てない、と言うわけで教科書の書き換えに同意する発言。
 そのほかにも、福田発言は対北朝鮮対話路線とか、対中友好路線とか、一々保守右派の勘に触ることばかり。これが左ネジなのである。当然、保守右派としては、この左ネジを右に巻き戻さなくてはならない。しかも、それは解散総選挙の前にやらなくてはならない。しかし、今のところ、これと言って良いネタがないのが実状。一番良いのは、北朝鮮がもう一回、核実験とかテポドン発射をやってくれる事だが、ジョンイルもそこまで馬鹿ではないだろう。
(07/10/06)

 コイズミ内閣成立以来、列島を吹き荒れているのが右風。その極めつけがアベ内閣。この右風の実態は何で、それは何時までも吹き続けられるものでしょうか?右風なんだから、右翼から吹いてくると皆さんは思っているでしょう。ところが、とんでもない。今右風を吹きまくっている連中は、純正右翼とは縁もゆかりもない、保守反動ミーハーなのである。そしてその風が何処から吹き出しているか、というと、それは日中関係からです。
  (日本右翼の系譜)

文化文政 維新直後 明治 大正〜昭和 昭和戦前〜戦中 戦後
平田篤胤 ・・・ 平田鉦胤 ・・・ 穂積八束 ・・・ 上杉慎吉
平泉 澄
筧 克彦

平沼騏一郎
鳩山一郎
・・・ 安岡正篤
岸 信介

蓑田胸喜
四元義隆
菱沼五郎
・・・ 三島由紀夫
石原慎太郎

安部晋三
中川昭一
中山成彬
復古派神官、士族


自由民権派
頭山 満 北 一輝
井上日召
西田 悦

児玉譽志夫
内田良平
笹川良一
赤尾 敏
西部 遷
渡辺昇一
西尾幹二
中西輝正
岡崎久彦

小林よしのり

 明治から現代までの、右翼と目される人物をランダムに挙げてみました。特に重要なものは表中太字で示した系列です。これを連ねるものは実は東大法学部の系列です。

 明治維新前後の日本右翼の思潮は、時代遅れの神国思想に基づく復古主義と攘夷論、反欧化主義、反自由主義で特徴付けられる。又、日清・日露戦争の影響で植民地拡大思想が強まる。大正になると、ヨーロッパから左翼思想が流入し、更にロシア革命の影響で、これに対する反動として、反共が加わる。昭和になるとナチズムの影響で民族主義傾向が加わり、その極端な形として天皇機関説排撃運動、国体明徴運動が主体となる。
 では戦後はどうなったか?GHQの指令で主な右翼団体は解散させられ、右翼指導者の多くも追放になった。当時のGHQの日本統治基本思想は殆ど共産主義と云ってよい。ところが、ここに晴天の霹靂のように起こった事件が起こった。ソ連によるベルリン封鎖、それに続く鉄のカーテンと朝鮮戦争である。これに驚いたアメリカ政府は、日本をアジアに於ける反共の砦とすべく、右翼指導者の追放解除に踏み切った。その代表が表世界では岸信介、闇世界では児玉譽志夫だったのである。これまでいろんなところで触れているが、この二人は満州時代からの腐れ縁。お互い後ろで手を組み合っていた仲間だ。その他、服部卓四郎や辻政信・笹川良一と言った、怪しい人間も復活してくる。しかし、かといってアメリカが、天皇制や偏狭な民族主義の復活まで認める訳がない。アメリカが認めたのは、飽くまで反ソ・反共運動だけである。その間に、日本社会の隅々まで、アメリカ型民主主義が浸透していった。つまり戦後日本右翼の思想的よりどころは、反ソ・反共運動しかなくなってしまった。
 では反共運動の対象は何処か、と言うと、国外では旧ソ連とその衛星国、それと共産中国。北朝鮮はソ連の衛星国という認識だった。つまり独立国とは見なしていなかったのである。この認識は単に右翼だけではなく、自民党及び国内保守派及び政府の共通認識だった。北朝鮮を独立国として見なさない、この認識が、実はその後の北朝鮮による、拉致被害の拡大をもたらしたのである。ソ連共産主義とは別に、その他の様々な社会主義、そこにはキューバのようなユートピア社会主義もあれば、北朝鮮のような非ソ連系社会主義的封建主義もあり得ることが、理解されていなかったのだ。
 1971年4月、アメリカ(ニクソン大統領)は米中接近と国交正常化を表明。同年11月には国連安保理事会から国府(台湾)が追放される。中国が国連安保理事国として登場した。さてその後どうなったか?1972年12月、日本(田中内閣)は日中国交正常化に合意した。この時点から自民党は大きく次の3派に分裂した。一つは旧田中派を中心とする親中国派。これには大平派(宏池会)、河本派、三木派などのリベラル派が参加する。一つは、反中国親台湾派で、これの中心は岸・佐藤派の主流を自認する福田派である。当時、コイズミ純一郎は福田邸で玄関番をやっていた。これにはその後、石原慎太郎などが加わる。もう一つはその中間、というかどっちつかずの河野(中曽根)派と、無派閥の議員達。さて、ここで親中派が現在の自民党内護憲リベラル派、親台派が改憲派と概ねラップすることが判る。中曽根は当初親台だったが、首相になると途端に態度を曖昧にした。風見鶏だから、その時々の風の吹き具合で態度を変えるのである。それ以上に弱小派閥の出身だから、何よりも身の安全を図るのだろう。
 国際舞台から追放された台湾が何を始めたとかいうと、アメリカ保守層への積極接近。いわゆる台湾ロビーの形成である。台湾ロビーはその後ネオコンと結びついて、ブッシュ政権の反中国政策形成に成功した。日本に於ける台湾ロビーの窓口になったのが、岸・佐藤兄弟と中曽根康弘。岸兄弟は両方とも政界は引退していたが、逆にそれだけ自由に動けたと言える。福田赳夫が本心からの反共・反中主義者だったかどうかは疑問が残る。彼は元もと大蔵官僚。大蔵官僚というものは、明確な政治主張を持たないものである。そうでなければ出世出来ない。彼は主計局長から次官まで進んでいる。だから対中国問題のようなデリケートな問題に主義主張を持つ筈がない。彼が、反中親台路線に奔ったのは、単にライバルの田中角栄に対する当てつけだけだろう。
 1980年代、台湾は日本と米国の支援によって、驚異的経済成長を遂げる。日本の電気製品は殆ど台湾製になってしまった。この時代は未だ冷戦時代で、台湾はアメリカにとっては反共の砦、日本にとってはシーレーン防衛前線としての価値があった。ところが成長もここまで。90年代に入ると、東欧ソ連崩壊、次いで中国の改革解放政策によって、冷戦構造は崩壊し、原油価格は急落した。つまり、西側の右翼保守にとって、反共というスローガンは最早自らのレーゾンデートルではなくなってしまったのである。そして替わって出てきたのが、(1)アメリカでは、@パレスチナ問題を背景に、反テロを名目とした反イスラム・アラブ主義。A中国を最後 の共産主義大国とし、市場主義経済の敵とする変形反共主義。(2)日本では、石油の中東依存度が高いから、あからさまに反イスラム・アラブを唱えるわけに行かないから、Aの反中国主義を掲げることになる。つまり、日本右翼保守の最後のレーゾンデートルとは、台湾防衛以外になくなってしまった。そしてその触媒の役割を果たしたのが、台湾なのである。これが日中間に於ける、全ての問題の原因である。
1)日中国交回復以降も、日本と中国との関係は安定円滑なものではなかった。それは@日本政府の対中国政策が一貫していない、A対中国ODAが日本企業(と中国政府高官)の利益にのみ流れ、中国側人民の満足を得ていない、Bその点を日本国内反中国勢力(自民党アンチ経世会グループ)に攻撃され、それをアホマスコミが増幅する、C中国政権も必ずしも安定していなかったこと、が理由である。その隙間に進入して来たのが台湾である。昨秋アベが訪中し、今春温家宝が来日した。日中関係がコイズミ政権以後最も良好になったと思われる一瞬である。ところが先日、サミット前に李登輝が訪日した。これなどは、日中間がこれ以上良好にならないようにするために、両国間にクサビを打ち込む意図が見え見えである。折りもおり、アベの個人諮問機関である「集団自衛権に関する有識者懇談会」は、ケースを4類型に分けて、自衛隊の米軍護衛の必要性を述べているが、この懇談会はアベの下請けに過ぎず、座長の柳井(中米大使)はアメリカのスパイ(ミイラ取りがミイラになる例え)と言ってよい。つい先日防衛省は、防衛参事官を台湾に常駐させる方針を発表した。対中関係の一線を越えた感がする。これを放置すると、日台同盟に繋がる。台湾の一部急進派が、台湾独立を主張し、それを行動に移せば、中国も黙っていないだろう。台米同盟から米艦隊が出動する。米軍と中国軍と接触すれば、アベ懇談会の定義により日本有事となり、自衛隊が出動、自動的に日本は中台戦争、そして米中戦争に巻き込まれることになる。日本右翼保守の想定するところは、こういうことである。その狙いは何であるか?
2)現在アベ内閣は、私的安保懇話会を通じて、解釈改憲の可能性を模索している。最近中川昭一を座長とする「価値観外交を推進する議員連盟」というものが旗揚げした。価値観外交とは、従来型の経済社会関係重視の外交ではなく、国家の観念的主義主張に重きを置く外交である。これを最初に言い出したのはネオコンであり、イラク戦争勃発後のブッシュ外交の基軸がこれだった。不安定な弧に対する、アメリカ型自由と民主主義の輸出、これによるアメリカ型価値観(ユダヤ型か?)による世界統一。しかし、これ自身実現が危うくなっている。イラク、アフガニスタン、イラン、パレステナ、北朝鮮に於ける行き詰まり。国内的にもネオコンメンバーが次々に政権から離脱し、最大の支持母体であるキリスト教保守派からも見放される始末。とうとう中間選挙で大敗北を喫し、支持率は30%を切ってしまった。肝心のアメリカ政府自体が、価値観外交からの離脱を模索しているのである。
 当たり前の話しだが、価値観というものは、人ぞれぞれ固有のものである。独立国が100あれば、100とおりの価値観がある。そこへ自分だけの価値観を持っていっても、価値観が一致するわけがない。90%一致しても、10%一致しない部分が出来る。そして外交問題では、その10%の相違が、決定的相違になることがしばしばなのだ。そもそも、外交には外交相互主義というものがある。個々の問題について、一方がこう処理をすると言えば、他方も同じ処理をするということである。例えば、今日本と中国とでは名称の発音は自国発音による、となっている。「毛沢東」は日本のTV・ラジオでは日本語読みで「もうたくとう」と発音される。逆に日本人の名前は、中国では中国読みになる。ということで、外交の場では、一方が一方の価値観を持ち出せば、他方は他方の価値観を持ち出す。それを双方が認めあえれば構わないのだが、アベ、中川らの思惑はそうではなく、日本流価値観の一方的押しつけを指向していると見られる。これではとてもじゃないが、外交どころの話しじゃない。
 ひょっとして、アベ・中川は日本が何時までも経済的優位性をもっているから、これを持ち出せば、発展途上国は何でも日本の云うこと(価値観)に従うと錯覚しているのではないか?ところが現在、円はユーロ・ドルに対し下落を続け、それほど魅力のある通貨とはいえない。逆に資源保有国は先進国に対し強気である。むしろ逆価値観外交に遭遇して、大慌てするのが関の山である。ここに見られるのは、日本右翼保守の不勉強とアナクロ自大主義のみである。アメリカ価値観外交の尖兵だったライス自身が、最近イラクやシリアを訪問し、現実外交に目覚めつつある。如何に馬鹿揃いのアベ内閣でも、この程度のことは判っているはずである。にも拘わらず、何故今頃価値観外交などというアナクロを言い出すのか?第一、日本流価値観などというものがあるのだろうか?あるなら一度お目に掛かりたい。
 今の世界で、日本政府(というよりアベ政権)の価値観と大きく異なる地域は、(1)アラブ・イスラム世界、(2)北朝鮮、(3)中国の3地域が挙げられる。具体的にどいう問題があるだろうか?
(1)アラブ・イスラム世界
 当たり前の話しだが、アルカイダを始めとするイスラム原理主義は、日本にとって受け入れられるものではない。しかし、日本はアルカイダやイスラム原理主義者と外交関係を持っている訳ではない。イランは国際的に孤立しているが、少なくともイスラム原理主義を他国に押しつけたりはしていない。イスラム原理主義はあくまで、イスラム国家の中だけの問題なのだ。第一、アラブ・イスラム諸国に日本流価値観などと云うものを押しつけても、相手にされない。石油を売る代わりに、アラブ流価値観を押しつけられたらどうするのだろうか?
(2)北朝鮮
 北朝鮮の脅威があるではないか、という人がいるだろうが、本気でそんなことを思っている人間の頭の中を覗いてみたい。どっちみち、カラッポか腐っているだけだろう。北朝鮮の脅威は、今や核や大量破壊兵器ではない。キムジョンイル後の混乱と、日本への難民の殺到である。そして、それは数年後に現実のものになるだろう。先日の青森県深浦への難民漂着を見ても、この国がそういう事態に、全く対応出来ていないことがよく分かる。おまけに日本と北朝鮮には、外交関係がないのだから、価値観外交も何もない。
 以上から、「価値観外交議連」が云う価値観外交とは、対中国政策以外に目的はない。そしてそれを側面或いは背後から画策しているのが、現在の台湾独立派なのである。座長の中川昭一はアベシンゾーの盟友である。従って、価値観外交とはアベ外交そのものと考えて良い。そしてこの延長線上にアベ流改憲がある。
 1)と2)を合わせて考えると、アベを中心とする日本保守右翼の狙いは、(1)中国を国際的に孤立化させ、(2)中国国内を分裂させ、(3)中国に日本(及びアメリカ)に協力的或いは従順な政権をうち立てる、ことにあるという結論にしかならない。では果たしてそんな思惑通りことが運ぶだろうか?サミットでアベはメリケルに対し、日本は中国のG8への加盟を拒否する意向を伝えたところ、メリケルも賛同した、と伝えられる。メリケルが本当にどう思ったか、誰も判らないし、こんな東独出身の田舎ババアがどう思おうと、世界の大勢に影響はない。筆者はこの記事を読んで本当にアベシンゾーというのは頭が悪くて、物事を見るピントがずれているという感を強くした。アベの意図は、中国のG8加盟を拒否する事によって、日本と中国との国際的ステータスの差を際だたせる、ということだろう。どうも彼は、中国がG8に加わりたがっている、と思っているらしい。しかし、中国がG8に加わりたがっているかどうか判らない。
 東西冷戦が終わった以上、そもそもG8のメリットなど、とっくの昔になくなってしまっている。プーチンは今回のサミット前に、ロシアのG8離脱をほのめかす発言をしている。サミットは飽くまで先進国の集いである。そこでの決議は、先進国にとっては足かせになるが、発展途上国に取っては屁のようなものだ。中国は以前から、自らを発展途上国であると言い続けている。二酸化炭素排出量規制にしても、発展途上国だから規制の対象外になる。何よりも大きいメリットは為替レートの維持である。人民元の対ドルレートは少しづつ上がっているが、なおドルにリンクしたままである。これが先進国になれば一気に自由化だ。未だひ弱な国内企業はイチコロである。だから、中国は当分(おそらく10年位)発展途上国で居続けるだろう。
 一方、G8とは別に経済サミットがある。政治サミットは単なる外交駆け引き、お祭の場だが、ここでの合意事項は実効性を持っている。1984年プラザサミットでは、日本(宮沢蔵相)は円高容認を呑まされた。これが引き金となって、日本ではバブルが発生し、その後の経済混乱の原因をつくったのである。しかも、この時、海外決済銀行の自己資本8%(BIS)規制という密約が交わされた。これがその後の不良債権発生、90年代不況の原因となった。つまり、政治サミットよりは経済サミットの方が遙かに重要である。現在中国の外貨準備高は世界一である。これを使って、盛んにヘッジファンド投資をやっている。それどころか、国営ファンドまでやろうかという勢いである。そうなると、世界の株価、為替レート、商品先物価格などが、中国の意のままになるおそれがある。これを避けるためには、嫌でも中国を、世界経済管理システムの中に組み込まなくてはならない。だから、中国に経済サミットに加わって欲しいのは、むしろ先進国側なのだ。しかし、先進諸国が三顧の礼を持って、中国をG8に招かない限り、中国は先進国になることを急がないだろう。
 台湾も同じことである。三国志演義冒頭に曰く「天下合すること久しければ、必ず分かれ、分かれること久しければ、必ず合す」、と。「天の時、地の利、人の和」が完熟したとき、いずれ中台は統一する。これはむしろ歴史的必然のようなものである。だからそれまで中国は急がないだろう。それより、今は国内の経済格差是正とか、内陸・辺境地開発とか、台湾問題以前に片づけておかなければならない問題が山積している。台湾どころではない、というのが中国指導部の正直な心境だろう。だから、台湾解放反対などと、廻りの人間がワアワア騒がない方がよい。中台統一が完成したときに、大恥をかく。それは今の朝鮮半島問題も同じで、いずれ南北は統一されるのだから、廻りは余計な口出しをしないのが賢明なのである。
 
 先ほど外出したら、表で右翼の街宣が「・・・・赤い中国があ!日本を侵略しようとしている!それの先棒を担ぐのが左翼だ!」と怒鳴っていた。これだから右翼は馬鹿呼ばわりされるのである。今の中国の何処が赤いのかね。日本以上に真っ白だよ。ところが、これと同じ過ちは、街頭右翼だけでなく、よくTVに登場する保守系評論家(例えば塩川正十郎あたり)や政治家にも見られる。同じ社会主義国家でも、旧ソ連と中国とでは、国家のあり方が全く異なっている。旧ソ連は憲法でプロレタリア独裁を謳い、共産党独裁を明記していた。ところが中国は建前では多党制なのである。革命当時存在していた民族政党は、そのまま存続を認められていた。但し民主協商という組織への加盟が義務付けられ、これは共産党の指導を受けるものとする、ことになっていたから結果は同じだが。それでも全人代に、一定の議席も持っていたのである。又、旧ソ連では、私有財産制が否定され、一切の個人財産が国家に没収されたが、中国では中小商工業者や小規模自営農は、そのまま私有財産の所有も認められていた。この点が中国革命が、真のプロレタリア革命であったかどうか、研究者によって意見が分かれる原因になっている。この辺の曖昧さを精算し、中国を真のプロレタリア独裁国家にしようとしたのが、プロレタリア文化大革命だったのである。しかし、文革も遠い過去の歴史となった。1990年代以降の改革解放路線は、中国を真の社会主義国家とは、似てもにつかぬものにしてしまった。この前の憲法改正で、資本家でも共産党加盟が認められたし、非共産党員の政府要職就任も可能になっている。世界で、現在の中国共産党に一番似ている政党は、日本自由民主党だろう。権力維持のためには何でもありという点でだ。一体、現在の中国の何処が赤いのか、さっぱり判らない。今の日本右翼にとって、中国攻撃が唯一の収入源だから、中国が共産党独裁アカ国家と云わざるを得ないのである。左翼とは何かを最も勉強していない無知アナクロの塊が、今の日本の右翼・保守なのである。
 筆者は、中国が平和愛好国家だ、などという子供じみたことを云うつもりはない。中国は単純平和愛好国家ではないが、何処にでも喧嘩を売るならずもの国家でも、アメリカのような独善的価値観押しつけ国家でもない。取引可能なリアリスト国家だ。このリアリスト振りがどの程度か、と思わせるエピソードがある。江沢民(上海人)が国家主席になったとき、中国人民解放軍は広州沿岸で大規模な上陸演習を行った。すわ台湾武力解放か、と世界中が色めき立ったのだが、その後解放軍からの請求書を見て、江は目を回し、以後台湾解放のタの字も云わなくなったのである。つまり、全てを商売で割り切る上海人や江南人が政治権力を握っている限り、中国は武力解放や武力侵略のような、リスクが高くコストの懸かる手段は執らない。しかし、経済活動という間接手段で、外国への影響力を強めることは十分考えられる。ここ数年以内に、日本企業や塩漬け土地が、中国資本に買収されるケースが増加することは十分予想される。シビアに買いたたかれますよ。それも身から出た錆。自分が愚かだっただけの話し。その尖兵として使われる可能性が高いのが、匿名ファンドである。しかし有り余った資本で、外国土地や企業を買い占めたのは、かつて日本企業がよくやったことである。匿名ファンドの行動については、今度の経済サミットで、欧州側からファンド規制案が出たが、アメリカと並んで日本はそれに反対している。当事者は尾見だが、当然アベの指示又は了解の下である。つまり、中国系匿名ファンドが何をしようが、それが国内法に触れない限り、日本は規制出来ない。後になって、あのとき規制に賛成しておけば良かったと後悔しても、後の祭りなのだ。
(07/06/17)

 以上の検討から、現在の日本右翼保守の当面のターゲットが中国であることが判る。何故、こうなったかには意外に簡単な真実がある。対中国問題で常に出てくるのは、対中ODAの是非である。ではODAとは何か?これは戦後、日本政府が行った戦時賠償が、その後形を変えたものだ。ところでここで不思議なことがある。サンフランシスコ平和条約でソ連を除く4ヶ国は対日賠償請求権を放棄した(放棄したのは蒋介石だけではないことに注意)。だったら賠償などしなくて良いはずなのだ。ところが、現実に賠償は行われた。対象はベトナム、インドネシア、マレーシア、フィリピンである。これら諸国は、日本が軍事占領したのは間違いないが、これら諸国民を敵に廻したわけではない。敵に廻したのは、これら諸国を植民地支配していた仏・蘭・英・米である。それでも賠償したのである。何故、賠償したのか?それは賠償が、巡り巡って与党政権側の貴重な財源になったからです。賠償金の行方はどうなったか?これは飽くまで噂の範囲だが、一説によると中間の商社がまず1〜2割り穫り、次に相手国高官が1〜2割り穫り、相手国末端の役人とか顔役が1〜2割り穫る。なおこれはかなり良心的な数字で、フィリピンの場合、これが3割りだったとも云われる。つまり、全体賠償額の内、実際の相手国援助に使われる部分は、良くて7割り、下手すると半分以下になってしまう。賠償は無償だから良いが、有償の政府間援助、つまり円借款の場合、全額に対し、金利が上乗せされるから、途上国側は援助されても借金が増えるばかり。援助つまりODAをネコババ出来る政府高官とか顔役は儲かって仕方がないが、一般国民は税金ばっかり増えて一向に生活が向上しない。一方で日本企業の進出は著しく、自国産業は一向に成長しない。これが新植民地主義という批判を呼び、1974年田中角栄がインドネシアを訪問したときの、反日デモに繋がるのである。で、これも噂ですが、いろんな段階でネコババされた金が、廻り廻って、政府与党の政権派閥に還流し、国会対策費や総裁選挙資金に化けたというのです。噂によれば、一番最初に、賠償の還流を思いついたのは岸信介。それ以来ベトナム、インドネシアは岸・佐藤派の縄張り。それを横目で見ていた角栄は、上手い手だとばかりに、まずフィリピン、次に佐藤の政界引退と同時に、インドネシアを手に入れた。更に角栄は日中国交回復の余勢をかって、中国も手中にした。以後、対中ODAは田中派、竹下派、橋本派と、旧田中派の後継に連綿と受け継がれることになったのである。この美味しい話しから、常にハミゴにされていたのが、親台反中の旧福田派とそれに連なる面々。アベは勿論、石原を始めとする現在の保守右翼は、大なり小なりこれに連なっている。旧福田派に連なる自民保守勢力が反中になるのは、この所為なのである。一方、中国政府は国連安保理事国という立場上、上述のように日本に賠償を請求することは出来ない。だから、対中ODAはあくまで民間ベースであることを強調する。しかし、中国は社会主義国家でもある。企業も政府の指導下にある、ことになっている。もし、中国政府が少し気を利かせて、中国側企業を指導して、対中ODAの一部を自民保守派に還流させていれば、彼らの対中スタンスも随分変わったのでは無かろうか、と考えられるのである。例えば、マカオ辺りの何処かの銀行に、森とか町村辺りの仮名口座を作るとか。シラクが、日本の銀行に仮名口座を持っていたのがばれて告発されたが、これもフランスの対外援助資金のネコババではないのか。


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