これが話題の中国パクリ新幹線

横井技術士事務所   技術士 横井和夫


 今、世界最速のスパコンは中国製だ。ところがこのスパコン、MPUはインテル製、チップはヌビデイア(米)製。なんて事はない、肝心なところは皆アメリカ製だ。これで内部の配線やHDが日本製なら、中国製は外の筺と電源コンセントだけだったりする。要するに、今の中国の実力は外国のパクリとコピーだけ。上海万博の中国館とテーマミュージックを見ればわかるでしょ。
(10/11/16)


 本日中国鉄道省は事故原因を信号系の不調によるものと発表。雷で信号系がトラブルを起こし、追突車両に情報が伝わらなかった、らしい。しかし本当でしょうか?追突されたD3115の運転士は、運転司令から停車するよう指示されたと証言。これが追突したD301に正しく伝わっておれば、追突は避けられた可能性が高い。信号の不良なら、運転制御系に外国技術が入っており、我々はそれを十分認識することが出来なかった。全ての責任は我々に技術を十分伝えなかった外国企業の責任である!と言い逃れが出来る。しかし、D3115運転士の証言が本当なら、その手は使えない。さてどうしょうか?と、今頃手を組んで考えこんでいるのではあるまいか?
(11/07/28)

誰でも、自分が危機に立ったときに、その人間の本性がでてきます。その人間と付き合うには、それを十分見定めることが重要です。中国政府は「運転士は死ぬまでブレーキを踏み続けていた」と発表。何だか日清戦争の時の「死ぬまでラッパを離しませんでした」小口ラッパ卒の話しを思い出しましたが、実態はブレーキは踏んでいなかったのだ。それはそうだ、死ぬまでブレーキを踏み続けていたのなら、D301は停止したのではないか?何故停止しなかったのか?それがズーット不思議でした。それとか、時刻表では先に温州に付いている筈のD301が、後ろから追突した不思議など、ネット世界ではあれこれ噂が流れています。それともっと不思議だったのが、当初鉄道省は全て国産だと発表していたが、事故後、車両には一部外国技術が入っていた、しかし運行制御システムは全て国産と発表I(第一回の言い訳)。ところが、その後、運行システムにも外国技術が入っていたと発表(二回目の言い訳)。都合が良いときは全て自分の手柄、悪くなると他人に責任を転嫁する輩は我々の側にもいますが(管直人などその典型ではあるまいか!)、古来から中国宦官・腐敗官僚の常套手段。それも政権末期に顕著になる。いよいよ中国共産党政権も末期症状か。朝鮮・韓国も似たようなもの。どっちも所詮二流の下賤民族。アジアの恥だ。小沢・鳩山はこんなのと共同体を組もうと言うのだから、話しにならない。民族のプライドを捨てたのが今の日本民主党だ。
(11/07/27)

 中国鉄道相が、日本での中国パクリ新幹線報道を中国に対する嫉妬だと広言した。この件についての日本での発言は主にマスコミやネットから。当事者の川崎重工は、法的手続きをするかどうか未だ決めかねている。日本政府は当面何も動いていない。それにも拘わらず、中国政府までがコメントするのは、内心やましいことがあるからだろう。本当はパクリだと言うことを判っているのだ。ただそれを認めれば、人民の反政府気運を産む。それを避けるために、対外的には強気でうってでなけりゃならん。これが儒教国の悲しいところで、みんな「孔子」の教えに金縛りになっているのだ。天命を受けた天子(共産党)のやることに間違いがあってはならない。それに刃向かうのは蛮族である。従ってこれは徹底的にやっつけなくてはならない。てなわけで、蛮族日本に対し歯をむき出しにしているわけだ。我々の見方では、中国の方がよっぽど野蛮性があると思うが。これ実態は日本へのコンプレックスの現れ。この件に関しては、日本人は中国に嫉妬はしていない。むしろ、中国という国家、中国人という人種を馬鹿にして冷笑しているのである。
(11/07/09)


 これが今話題の世界最速を誇る中国パクリ新幹線(msnサンケイニュースから拝借)。見れば判るが、車体は日本新幹線のコピー。違う点を線路について見てみよう。まず単線だということ。橋脚も一本だけの片持ちバリ形式。これは日本では在来線、中でも運行本数が一日数本という地方線でしか使われない。利用客が増えて運行本数が増加すると非常に危険だ。と言うより、地震時のように大きな水平力を考えると、もの凄く不安定な構造なのだ。「怖くて乗れない」というのが第一印象。桁は薄っぺらい鋼製スラブ。この線路、出来てから未だ2〜3年の筈。それにも拘わらず桁に赤錆びが出ている。塗装に問題があるのか、塗装を手抜きしたのか?その所為で、橋脚上部に酸化鉄の沈着が見られる。通常、こんな現象は10〜20年以上経たないと出てこない。管理面に問題が感じられる。確かこの線路、出来て直ぐに新幹線が脱線して、鉄道部の副部長か誰かの、収賄や資材横流しがばれて、副部長は逮捕されて処刑されたのではなかったか?要するにこの線路、汚職と横流し線路なのだ。
 又、写真だけで見ると、線路の線形に相当の無理が感じられる。車両の中間付近で線路が大きく曲がっているのが判る。日本の新幹線では主要駅に接続する減速区間では、この程度の急曲線もあるが、廻りになんにも無い一般区間では、こんな急な線形は使っていない筈だ。中国のような広い大陸で、こんな小さいRを採用する必要はあるのでしょうか?更にこんなRで350q/hが出せるのでしょうか?
 それにしても桁が如何にも薄っぺらい。こんな桁で高速運転すれば、もの凄く揺れる。脱線の危険性大。走行速度を350q/hから300q/hに下げたのもそれが理由だろう。しかし、常識的にはこんな華奢な線路では、300q/hでも安全とは云えない。150q/h以下に抑えなければ安全とは云えない。建設に携わった中国人技師が「怖くて乗れない」と云った気持ちはよく分かる。
 開業後の乗客感想では、殆ど振動も感じられず快適だったという。しかし、こんな誤魔化しは簡単で、台車と車両の間に空気圧ダンパーをはめ込めば、車両振動は簡単に消せる(これも日本製)。しかし車輪から橋脚に加わる荷重は何にも変わらない。列車走行が車内に伝える振動と、軌道や構造物に与える振動とは別物なのである。
 おそらく世界最速を目指して、車体重量を限界まで減らしたのだろう。車体の軽量化は高架橋や基礎のコスト削減に繋がる。工費も安くなるし、工期も短く出来る。いいとこずくめだ。しかし、車体や構造物の強度が低下するというリスクが発生する。これは今直ぐにはでないが、10年20年後に顕在化する。その時はあっという間だ。日本でも山陽新幹線でトンネル内コンクリート崩落が集中して発生したのが、今から20年少し前で、開業してから丁度20年程経ってから。あの工事も大阪万博に間に合わせるため、急げ急げの突貫工事。今の中国とよく似た状況だった。要するに、中国現政権が自分らが政権を握っている内に、世界一を実現したということをアピールするためのバッタモン。
(11/06/25)


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