阿久根市の個性派市長


阿久根市長選はアンチ竹原派の勝利に終わりましたが、その延長戦の市議会リコールが可決。今度は市議会選になる。ここでまた竹原派が巻き返しに出るだろう。要するに、諸悪の根元は、市議会と市幹部、職員組合の癒着八百長行政にあるのだ。
(11/03/02)

 結局阿久根市市長選はアンチ竹原候補に勝利に終わりました。これを民主主義の勝利というアホがいるようだが、実態は民主主義の敗北。おそらく投票前に職員組合やら市議会、商工会などの組織を使って票固めを行い半ば市民を脅して投票を演出したのだろう。こんな猿芝居で勝って長続きはしない。いずれ阿久根から若者は全て離れ、廃墟になるだろう。
(11/01/17)

最近筆者がむかついていることがあります。阿久根市の竹原市長支持と言う点で、筆者の大嫌いな大阪の橋の下知事と、筆者の見解が一致してしまっていることです。

 阿久根市リコール投票の結果を見ると、リコール賛成派おおよそ7500票に対し反対派は約7100票、その差僅か400票に過ぎないことが判った。賛成派の幾分かは、地縁血縁でリコール賛成に署名した可能性もある。実質的には形勢が逆転する可能性もあるのだ。だから、竹原は市長選に再出馬し、議会と職員組合の癒着を糾弾するだろう。それに対するアンチ竹原派には、あんまり大した戦略は無いようだ。
  さて、本日高槻市でも市長選の運動開始。今の市長は民主系と言うより、議会と労働組合の癒着によってなったオッサン。それに対する候補(これは数期前から立候補しては落選。イイトコいくのだが、最後は共産党がひよって足を引っ張るのだ)は橋下との連携を呼びかける。果たしてこれが効果があるのか?筆者など、もともと橋下嫌いだから、これの仲間など投票するわけがない。
(10/12/12)

 阿久根市の竹原市長がルコールで失職して、やれ市民の勝利だとか、民主主義の勝利だとかたわけたことを云うのが多いが、実際に勝ったのは、議会と職員組合(つまり自治労)と商工会や地域ゼネコンなどの談合組織の既得利権複合団体。これから先の阿久根市の財政をどうするのか、という展望が全くない。こんなアホ市民団体に市政を任せると、今の民主党と同じ、デタラメバラマキ市政がまかり通る。そのあげくが財政再建団体への転落だ。これを避けようとすると、議会の機能を一旦停止し、既得権益団体(その代表が職員組合)との関係を絶ち、市民に痛みを負担させる方策を採らざるを得ないだろう。
(10/12/10)

 阿久根市長リコール署名は目標を突破し、6割に達する勢い。マスコミはこれを強権市政に対する民主主義の勝利、などとノーテンキな解説をしていますが、本当にそうでしょうか?まずこの騒ぎ、竹原市長派vsアンチ市長派の抗争。竹原市長派は市長本人と市会議員が三人だけ。対するアンチ市長派は主に議会多数派+職員組合+地場ゼネコンや商工会などの利権団体で、これに無責任なマスコミが加わる。アンチ市長派は全て背後に組織を持っている。ルコールリーダーは阿久根市に民主主義と云っているが、これだけ組織で固めて置いて、本当に民主的なリコール運動と云えたでしょうか?
 そもそも、リコールは選挙と違って自筆署名が原則です。阿久根市は鹿児島県の一地方都市。昔から地域の結束が強くそれを善とする風潮があるだろう。例えば、アンチ派の市会議員が地区自治会長に圧力を掛けて、署名簿を配れば、地区の人は自分だけ書かないのは具合悪いと思って書いてしまう。職員組合でも業界の会社でも同じことが起こってしまう。だから、この署名集めが本当の住民意志を反映しているかどうかは、市長が辞職してやり直し選挙をやってみなければ判らないのです。
(10/10/06)

 阿久根リコール団体の正体が段々と判ってきました。思った通り職員組合系の集団、それも課長級前後の中間管理職。竹原がねらい打ちした高給取り職員が丁度この層。年収700万とか1000万取って、市の最富裕層を形成していたわけだ。竹原専制がこのまま続けば、一番最初に給料をカットされるのが連中だから黙っていられる訳がない。議会のヤクザと組んででも自分の利権を守ろうとするだろう。
(10/08/17)

 鹿児島県阿久根市の市長リコール運動がとうとう始まりました。始めたのは市民団体で、「阿久根市政をまともにしよう」と言うのがスローガン。どんな市民団体で(ヤクザだって市民団体と名乗れば市民団体になってしまう)、代表とは一体どんな人物なのか?新聞は相変わらずアンチ竹原みたいだが、テレビマスコミでは少し見方が変わって来ている。竹原市長も相当個性的だが、それ以前の阿久根市政がどんなものだったか、実は具体的な報道は殆どされていない。少し前の某テレビ報道番組で、阿久根市の前市議会議長が映っていたが、これがヤクザ顔負けのご面相。地元ゼネコンのボスで、談合を取り仕切っていたのだろうことは直ぐに想像がつく。竹原以前は、こういう地元ボスに職員組合の労働ボスがくっついて市政を壟断し、市の予算を食い物にしていたのだろう。竹原市長はこういった地方政・労利権複合体にノーを突きつけ、市政をカイカクしようとしたのだ。
 これに反対するのはどういった連中か?
今回表に出てきた団体の主張は、竹原市長は議会も開かず、全てを専決をやっているのは非民主的だ、ということだ。非民主的かもしれないが、地方自治法違反ではない。又、専決によって本人の私的財産が増えた形跡もない。それより竹原が出てくる前の阿久根市政が、民主的だったかどうかが問題だろう。あの前市議会議長を見る限り、民主的であったとはとても思えない。竹原リコール団体とは、民主主義とは真っ赤な偽り、実は阿久根或いは鹿児島県政労利権複合体の回し者。「阿久根市政をまともにしよう」というスローガンの裏にある本音は「(利権を)元に戻そう」というだけ。市民の権利は無視し、自分の利権のみを追い求めるのが目的。
 そもそも、今の日本を駄目にしている元凶は労働組合、就中自治労に代表される官公労である。国家の土台を食いつぶすシロアリみたいなものだ。こういう労働組合、それにくっついて利権拡大を図るしか脳のない地方政治ボスを追放しない限り、この国の再生はない。従って、今回の阿久根リコール並びにその後に予想される再選挙は、日本人が如何に現況に危機を持っているかを占うポイントになるだろう。
(10/08/16)

またも鹿児島県阿久根市で、職員組合が市長リコール運動。市長も相当変わった人間と思うが、議会や組合にも相当問題があるのだろう。この市長、過去に二度ばかりリコールや不信任案決議で辞職している。その度に出直し選挙で勝っている。つまり、市民と職員組合、議会との間に相当の意識の溝があることが判る。当たり前だが市政は議会や職員組合のためにあるのではない。もし、リコールが成立し再選挙となって現市長が再選されたら、議会・職員組合はどう説明するのでしょう。通常は議会は解散、議員は辞職。職員組合も幹部は辞職が当然。背景にあるのは、民主主義ではなく、議会・組合幹部の既得権死守のみ。ミニJALだね。
(10/06/26)