橋したー維新 このミニモンスター(2)

 代表の松井は「防衛力を強化しなければ、国民はみんな殺される」と危機をあおる。一方維新国会議員団長の鈴木宗男は「ウクライナはさっさと降参」せよと無抵抗降参論。いったいどっちが維新の方針なのか?みんないうことがバラバラで、中身が何にもないのが日本(大阪)維新の会。

 世間では橋したをヒトラーに、維新をナチに比定する向きもあるが、そうでしょうか?橋したや維新を、少し買いかぶりしているのではないでしょうか?橋したも維新もそれほど大したものではありません。
 私が彼に感じるのは一種独特のずるさ狡猾さです。何処で感じたかと云うと、それはテレビです。しかしそれは「行列・・・」ではない。私はあまりあの番組は見なかった。それより、その後大阪の某局(確か10chと思う)、日曜朝のワイドショーだったと思う。顔は笑っているが、眼は笑っていないのである。

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乞食の橋した、ヤクザにもなれなかった元ヤンキーの松井を市長・知事に担ぐ大阪は滅亡するしかない!乞食橋したと維新は大阪から出ていけ!


 自党の議員が公設秘書と市会議員の給料二重取りが分かると、当初は「法的に問題はない」と居直っていたが、いきなりに秘書兼務禁止法案を出すと言い出す。云わずと知らず維新の池下のことです。池下のバックは共同代表の吉村。多分SNSで批判投稿が増えたので、形勢不利とみて、態度を豹変させたのだろう。しらじらしいというか、鉄面皮の極み。
 維新がスターリン主義政党であることは顕か。それを世間の誰も、というより本人自身も気が付いていない。スターリン主義の特徴は、個人崇拝、党の無謬性信仰、その結果としての反対派への強い攻撃性・、自分の過ちを認めず対立勢力に責任を転嫁する。そして数による支配がある。今回の件を見てもその感が強くなった。自分の非は認めず、法律の不備に問題をすり替え、他党にも責任を押し付ける。その結果、総体的に自分の優位性を主張する。当にかつてのボリシェビキのやり方だ。
 かつての左翼過激派集団で、スターリン主義は革マル。これに激しく対抗したのが中核。この結果両者は血で血を争う抗争を繰り広げた。まさかこれが今に繋がっているとは言わないが、スターリン主義という思想は右・左を問わず、ある時代に現れてくる。自民党ではアベ派が典型的スターリン主義団体。海外では中国・ロシアそしてアメリカのトランプ支持層がそうだ。維新も既にそれに追随している。
(23/09/23)

 橋下始め維新の立民攻撃が止みません。それどころか益々エスカレートする。何故か?選挙がらみもあるが、どうもそれだけではなさそうだ。それは、先日松井と橋下が共同でたちあげようとした「橋下&松井アソシエーション」という会社に、立民が口利き疑惑ありと噛みついたからである。その後橋下らがどうしたかというと、「アホらしい」とか「メンドクサイ」とか捨て台詞を吐いて、会社設立を諦めた(らしい)。
 さてこの会社、何をするかというと、橋下らの説明で民間と役所の間に入って、中小企業の事業を支援する」ものらしい。支援とは即ち口利きではないか、と云われると「これまでは政治家が陰でやっていた。我々は全てオープンにし、透明性を確保する」と強弁。
 民間企業と役所との間に軋轢が生じる場面には大雑把に言うと1)新規事業の許認可、2)公共事業・公共財の発注、調達、3)人事などがある。橋下はこれらの軋轢を解決して、物事をスムーズに進めるお手伝いをしましょう、それにはわれわれ2人が大阪府知事・市長時代に作った人脈が役に立ちます、てなことだろう。
 ところが上記1)~3)の場面は、原則全て制度化されており、そのルール、マニュアルに沿って行えば何の問題もない。わからないことがあれば役所の担当者に聞けばよい。役所が理不尽な要求をすれば、法的手段に訴えるという手もある。つまり中間に誰かが介在する余地はない。それに第三者が介入するということは、それは密室だろうがオープンだろうが、口利きに変わりはない。原則アウトである。
 もしこのビジネスモデルがやれると思うなら、とことんやればよい。ところがやったことは、たかがネットで少々叩かれただけでヤーメターだ。あれこれ強がりを言っているが、実態は、誰かから耳打ちされたのではあるまいか。役所との関係で第三者の手助けがほしくなるのは、大概あまり人に知られたくない物件である。「橋下アソシエーション」のように、全部をオープンにしてしまうようなエージェントにうっかり物は頼めない。エージェントで最も重要なことは、依頼者の秘密を守ることだ。この世界、お喋りは禁物だ。橋下・松井モデルは元々がビジネスとして成り立っていないのである。やるなら個人営業だが、その時は、何時手が後ろに廻っても構わない位の覚悟が必要だ。
(23/07/21)

 維新の鈴木宗男がロシア訪問の申請を参院に提出したところ、議事運営委員会で了承された。ところが所属する維新から待ったがかかった。これがこの党のよく分からないところである。
 今の国際情勢でロシア訪問など事実上不可能なことは分かっているはずだ。何故なら日本は対ロ制裁で、両国間の人的交流を事実上ストップしている。それにもかかわらず、訪ロを申請した宗男、それを受理した参院の状況認識にも疑問がおおきい。
 それより、宗男の申請が通った後に”待った”を掛ける維新の態度は、なお不可解だ。世間常識・・・・これは維新が他党、特に立民を批判するときによく使う言葉だ・・・でいえば、現役の所属委委員が外遊するときは,まず党の了解を得て、そののち院に申請するのが筋だろう。院側は当然議員が党の了解を得たものとして、申請を許可する。
 ところが宗男はその手続きを踏まずに、勝手に申請してしまった。党としての統制がまるで執れていない。はっきり言って、維新は宗男に舐められているのだ。参院の許可を得ている以上、維新が幾ら待ったをかけてもそれは通らない。
 維新は党としては、政府のロシア制裁に賛同している。ゼレンスキイーの衆参ビデオ演説にも参加している。一方宗男はウクライナの戦争が始まって以来、自身のブログでしばしばロシア寄り発言をしている。しかし維新はそれに対しなにも云わない。一体どっちが本音なのか?それ以上に、もしロシア側が宗男を「良いか鴨だ」と、歓迎して訪ロが実現。おだてられた宗男がモスクワで余計なことを喋ったら、維新はどうするのだろう。結局はロシアに利用されるだけだ。
 この党の体質として、世間に名の売れた大物議員には大甘のところがあるのではないか?例えは猪瀬のチューインガム事件とか、中条きよしの国会委員会での新曲宣伝事件などは、幹事長注意で済ましている。しかし知名度の低い議員には除名などの厳しい態度で臨む。”身を切る改革”とは、無名弱者に対してで、大物・有名人には何も言わずやりたい放題。見てくれ重視で”強きを助け弱きをくじく”ミーハー体質。これがこの党の本音だろう。
(23/04/26)

 今何処のテレビ局でもやっているのが、統一地方選結果と今後の政局。この傾向は当分続くでしょう。そして、各メデイアの論調に共通しているのが、自民党の凋落と維新の躍進。その原因は何か、そしてこれは何時までも続くのか?
1、自民凋落の原因;これはズバリアベ一強体制の”負の遺産”です。これは1)永年の自公連立・・・というより癒着・・・による、自民党、中でも地方組織の選挙力低下と、2)野党の分裂による漁夫の利で得た成功体験が複合したもの。
 つまり解散総選挙を重ねることによって、野党の分裂を招き、結果として自民一興た弱体性を作り上げた。2度目の選挙で、既に衆参両院で単独過半数を占めるまでになった。こうなっては怖いものはない。これが自民党内に驕りと油断を産むことになった。
 どんな集団でも、周囲を外敵に囲まれていると感じると、結束が固くなり、統制も取れるようになる。そして力が強くなると、逆に周囲を圧倒するようになる。しかし外敵がいなくなったり、力が弱くなると、かつてのローマ帝国のように内部規律は緩み、派閥ができて内部抗争が始まる。それは権力闘争となり、最終的には集団の崩壊に至る。
 今の自民党もそれで、アベ晋三が作り上げた自民一強体制が、かえって内部に不協和音を産み、派閥間で足の引っ張り合いとなる。今回の選挙での奈良県知事選、和歌山一区補選等はその典型。又、大阪府知事・市長選など、未だに08年福田内閣時の大阪府知事選以来の、自民大阪府連と自民中央との分裂・対立を日図っているようだ。この背景には、今の自民党が世間の変化・・・後述の維新の浸透・・・に鈍感で、選挙民の意識の変化を読み切れず、相変わらずかつての派閥力学選挙を続けている証拠である。これこそ、アベ晋三一強体制の”負の遺産”なのである。
2、維新の躍進;今回の統一地方選で、維新は選挙前から議席数を倍以上の774に伸ばした。それだけでまなく、これまでまったく手が出なかった関東地方にも議席を獲得している。この原因は何か?その前に「日本維新の会」とは何かを考える必要がある。「日本維新の会」とは地域政党である「大阪維新の会」を母体とする国政政党である。その成り立ちは結構複雑で、色々離合集散を繰り返し、現在に至っている。ここではその経緯ではなく、現在のこの政治団体の性格はなにか、という点に絞る。そしてそれこそがこの党の躍進を解くカギになり、又将来占うヒントにもなる。
 選挙期間中のある時、JR高槻駅前歩道橋・・・ここは選挙の度に演説会場となる・・・で、維新の候補が演説。その中で気になった一言があった。「・・・『数は力なり』、これが民主主義なんです」。「数は力なり」という言葉はある。それを言ったのはレーニンだ。しかしレーニンは、それが民主主義だとは言っていない。
 「数は力なり」という言葉は、ボリシェビキが権力を奪取するための手法である。このことから維新はレーニン主義政党・・・つまりボリシェビキ・・・だということができる。ボリシェビキとは、ロシア革命時のロシア共産党左派のことで、ボリシェビズムとは、数と暴力で権力を奪取する革命手法である。なおボリシェビキに対抗したのがケレンスキーが率いる右派のメンシェビキ。今の国民民主党や参政党等が、この係累に属する。
 マルクスは革命とは、「前衛」と称される知的エリートに指導され、革命意識に目覚めたプロレタリアートにより達成される、と考えた。レーニンは「前衛」の役割を省略し、宣伝により扇動された大衆・・・労働者、農民、兵士ソビエト・・・の一斉蜂起により達成される、その中心にあるのが共産党と考えた。更に、大衆扇動の手段として”宣伝”を特に重視した。
 大衆扇動のための宣伝で、最も有効な手法は、単純なフレーズを何度も繰り返し、大衆の意識を操作することである。これは後に、ヒトラーや毛沢東に受け継がれ、今はプーチンや習近平が利用している。維新の「身を切る改革」の連呼も似たようなものだ。
 レーニン主義のもう一つの特徴に、全てを数に換算する”数量主義”がある。レーニン主義者によれば人間もまた只の統計数値に過ぎない。これを政治に例えれば、”選挙とは数をそろえる手段”に過ぎなくなる。これを実行したのが田中角栄である。その弟子の小沢一郎は、ひたすら数合わせに没頭し、遂に民主党を結成し、自民党を政権交代に追い込んだ。しかし民主党政権は3年で敢え無く衆院選敗北、分裂・崩壊となった。これは小沢が飽くまでレーニン流「数の力」に拘ったからである
 某民放時事番組のインタビューで、「大阪維新の会」幹事長の藤田某が、「今回の選挙の結果は、自民党も信用できない、立憲民主や公明にも不満、、その他既存政党に不満を持つ人の受け皿に、維新がなったおかげだ」。
 確かにその通りだ。しかし逆に言えば、維新には何の政策もなく、単に空気に乗った付和雷同の結果に過ぎないことを、自ら認めているのである。今回の大阪府知事選で、200数10万票を獲得し、これは横山ノック以来の数字らしい。
 そういえば、横山ノックが当選した1995年府知事選では、自民党大阪府連は候補者を立てられず、突然参議院を辞めたノックが200万票を獲得して当選した。2期目をにらんだ統一地方選で、ノックが女性運動員にセクハラをやって、訴えられて落選したが、あんな馬鹿なことをしなければ、ノックは再選は楽勝。そうなれば、そのごの大阪府政は大分変わったものになっただろう。つまり95年統一選でノックが獲得した200万票が、そっくり吉村に移ったと考えれば納得できる。
 ではこの200万票は安定・固定したものだるか?とんでもない。これこそ典型的な浮動票。風の吹きようで、右にも左にも簡単に移動する。政治家にとって、最も注意が必要な票である。これを繋ぎとめるためには、独自の政策を打ち出すか、絶えず刺激を与え、関心を引き留める必要がある。
 維新に独自の政策があるだろうか?時々憲法改正など政策らしいことは言うが、これも自民党への悪乗り。そのた小さな政府とか、新自由主義とか自己責任社会とかいうが、これもアベ、菅、竹中によるアベノミクス失敗政策の延長だ。
 もう一つが、万博やIR等のお祭り行政、「身を切る改革」のような内容空疎な掛け声、他党への攻撃である。しかしそんなものが何時までも続くわけではない。人の心は移ろいやすい。何時どんな形で見放されるかわからないのが、政治の世界。
 筆者の見方としては、維新とは、ポピュリズムとレーニズムが複合合体したキメラ政党である。つまり実態が何か、本当のところが分からない。但し維新はこれが民主主義だ、と思っている可能性がある。実際橋下は、維新ができたとき、ポピュリズムが民主主義だ、と云っている。ぽぴゅりずむは、実は専制主義、ファシズムと隣り合わせなのである。独裁者や皇帝達は自分の権利・権力を維持するためにポピュリズムを利用する。
 先に述べた維新藤田の言うような既成政党の穴を埋める政党は、思想的にも無色で入りやすいが、逆にどんな色にも染まりやすい。これが既成政党や独裁者にとって実に魅力的なのである。前章で振れたように、維新が公明を追い出して、自民と連立を組むというケースも無いではないのである。そろそろその正念場に差し掛かっているかもしれない。
(23/04/27)

 維新の猪瀬が憲法審議会中に、ガムを噛んでいるのが映像に流れて、維新から注意。だから今の憲法審議会など、サル会議呼ばわりされるのだ。尤も、猪瀬はサルより豚が似つかわしいが。 それと何故か維新には、こういう世間常識から外れたゲテモノばっかりが集まるのだ。
(23/04/14)

 統一選挙戦たけなわです。昨日久しぶりにJR高槻駅前歩道橋をわたっていたら、歩道橋上は維新が占領していて、選挙のビラ配り。そこへ維新のアホが「・・・日本人はまじめだから、毎日毎日同じことを繰り返しやっていて、それが戦後の日本の繁栄を産んだのです・・・」と、まるで見てきたかのような嘘を言う。たかが20代か30代高の、ドチンピラに戦後や高度成長期の何がわかるというのだ。
 そもそもこんな神話・伝説を誰が広めたのか?マルクス主義者というより、経団連系の経済学者かそれとも司馬遼太郎のような成功神話系ジャーナリストか?日本人が真面目というのは嘘ではないかもしれないが、それだけでは戦後の経済成長は説明できない。
 戦後の経済成長を作った要件には、日本人の民族性に加え、次の要因がある。
1、アメリカによる戦略爆撃で、日本の産業設備の殆どが破壊された。しかしその結果設備が最新式のものに更新された。
2、為替レートが1ドル360円という低レートに固定された。
3、戦後の公職追放で、旧体制に連なる官僚・政治家達が追放され、人心が一新された。つまり海外からの文物の導入への心理的抵抗がなくなった。
 戦後の日本は本当に何にも無かったのである。そこで戦後第一世代が何をやったかというと、売れると思えば何でも作ったのである。そこに競争が生まれ、競争に勝ち抜いた商品が戦後の繁栄をもたらしたのである。
 特にこの世代が拘ったのが”質”である。戦前の日本の工業製品の質は実に悪かった。兵器でもアメリカやドイツ製に比べれば、特定の分野を除けば、遥かに劣っていた。これが敗戦の理由だから、この世代が質向上に拘るのは当たり前。まず手始めはカメラ、次いでテレビや家電、次に自動車で世界を席巻し、80年代には世界の半導体生産の9割りを占め、日米半導体戦争となった。ここに言えるのは、維新のアホチンピラが云うような、単純労働の積み重ねではなく、創意と工夫の積み重ねなのである。
 では何故維新がこんな事実に反する嘘を付くかというと、維新のボス達が新自由主義者の信奉者だからである。維新の松井・吉村が特に入魂だったのが菅だ。又橋下はあるネットで、「採算性のある企業だけを残し、生産性の低い中小企業を淘汰せよ」と云っている。これはあるアメリカ人投資家の言い分そっくりだが、実態は日本の中小企業がもっている優れた技術を潰し、アメリカに移転するのが目的だ。
 それともう一つ維新に共通するのが、社会全般に対する無知と、不勉強と思い込みである。特に科学、文化、歴史に関する分野が酷い。これはトップの橋下、吉村、松井の三人が、いずれもまともな教育を受けていなかったか、受験勉強ばっかりで、その場しのぎの回答造りにうつつを抜かしていたからだ。特に橋下、吉村の2人は弁護士出身である。こういうのは俗に三百代言といって、人をたぶらかすのが目的の職業である。付き合うには注意したほうが良い。
 帰りにもう一度歩道橋をわたったら、維新は消えて別の団体が「(維新が推進する)大阪万博会場はゴミの山の上に作られていて、地震時には液状化を起こし・・・」とやっている。何処かと思ったらこれが「参政党」。この党も怪しい党だが、こんなのにも目をつけられるようになったのは、高槻もメジャーになった証拠か?
(23/03/13)

 維新の元福岡市議が参政党の新開というライバル候補になりすまし、この候補が統一教会系というパンフレットをばらまいたので、維新をクビになった。ところが後でこの参政党候補が、本当に統一教会系だったことがわかった。このことを例の鈴木エイトがテレビでばらしたので、参政党代表がテレビ局を告訴するとまでカンカン。果たしてどっちが本当でしょうか?
 以前にも触れたことがあるが、参政党というのは、別に特定の組織・集団・イデオロギーを代表するものではなく、かといって特定の理念があるわけでもない、世間に受け入れられない人達の、不平不満のフリーマーケットというのが、私の理解である。その中には反ワクチン派もいれば、地球温暖化否定論者もいる。ひょっとすると地球平面論者もいるかもしれない。反進化論者がいても不思議ではない。このように垣根のない何でもあり政党だから、参政党に統一教会が浸透していないと考えるほうが可笑しい。
 新開が何故参政党に潜り込んだか?今時、統一教会系を受け入れる既成政党はない。そこで一番ハードルが低いと考えたのが参政党というわけだ。ハードルの低さでは維新も負けていない。名前を騙った女性市議だって、ハードルが低いから維新に潜り込んだのだ。お互いハードルの低さ合戦。目くそ鼻くそを笑うの類。かくて政治の劣化はますます進む。但し、この現象は日本だけでなく、世界全体で進んでいる。
(22/11/02)

 福岡市の「日本維新の会(以下維新)」に所属する女性市議が、ライバルの参政党候補者(元自民衆院議員)の名前を騙って、あたかもこの議員が統一教会と深い関りがあるかのようなビラを配ったということで、警察に事情聴取されるという事件が起こった。「そこまでやるかあ?」という気もするが、これはこの議員の性格もさることながら「維新」の本質的な体質の結果でもある。
 「維新」の創業者である橋下徹は「民主主義とは、ふわーっとした民意である」と云った。「ふわーッとした民意」とは何者か?俄かには理解しがたいが、要するに「実態がない、或いは実態は捉えられないが、確かにそこにある個人の好みの集合」とでも云おうか。こういう捉えがたい民意に沿うことが基準になれば、大衆の好みにさえ合えば何でもあり、ということになる。これがポピュリズムである。
 これを選挙に当てはめると、候補者は政策・理念よりも、見映えとか弁舌・・・中身は問われない・・・とかが優先され、立候補のハードルは低下する。又アンチリベラルの立場から新たに立候補しようとする者は、当然自民党公認を目指すだろうが、彼らにとって自民党はハードルが高い。何故なら自民党の推薦は過去の当選歴、世襲か否か、強力な支持基盤を持っているかどうか、本人の実力以外の要素が基準になるからだ。
 これに比べ「維新」はなんといっても「ふわーッとした民意」受けだけが基準になるから、ハードルは低い。だから野心のあるものは「維新」に加わる。その結果こういうトンでも議員が出てくるのである。「維新」発足後、こんなのが何時まで経ってもなくならない。それどころか増えつつある。例えばガーシーを出したN党とか、なんだか訳が分からない参政党など、みんな「維新」の真似をして出てきたまがい物である。しかし「悪貨は良貨を駆逐する」という言葉もある。何故こんな悪貨がはびこるようになったのか?それはコイズミ・アベ政権で真の保守が力を失い、「改革・革新」というまがい物が保守の名を借りて徘徊しだしたからである。
(22/10/27)

 始めての「日本維新の会」代表選挙。 史上・・・かどうかは別にして・・・最低の八百長レース。当初から、アンチ大阪系候補の立候補を妨害したり、途中から投票用紙記入例と称して、馬場の名前が入った投票用紙のコピーがSNSに出回ったり、本来選挙には中立であるべき前任者やその側近(松井や橋下ら)が、「馬場が良い」とネットに発言したり、到底民主主義とは相いれない農村封建f談合選挙。
 そこまでやって投票率が55.61%。つまり党員の44%は代表選に関心がなかったということだ。何故関心がないかというと、1)始めから代表が決まっている出来レースだから、2)候補者にろくなのがいない、3)大阪だけのお祭り選挙だから、てな理由が考えられるが、おそらく大阪以外の党員は殆ど関心がなかったのだろう。
 さて新たに代表となった馬場だが、元々はファミレスのコックをやっていたり、学歴も大阪府立鳳高校・・・ズバリ大阪府では下から数えたほうが早いレベル・・・と、エリートではないのは確か。これが果たして吉と出るか凶と出るか?
 というのは維新支持層は、以前は大阪の中小零細業者とか、非正規派遣社員とかだったが、最近はタワマンに住む高学歴・高収入の「勝ち組」が増えてきていると云われる。彼らは実は、昔は社会党や民主党の支持基盤だったのである。左翼リベラルの低迷で、とりあえず維新に乗り換えただけ。何時また何処に乗り換えるか分からない。
 馬場のセンスで果たして、彼ら「勝ち組」の支持を維持できるか? それに馬場自身統一教会との関係を認めている。これはマイナス要因である。とりあえずは来年の統一地方選挙を見るまでは、維新の将来は分からない。この選挙で、維新と統一教会の実力が試されるだろう。
 なお某報道では、元大阪市議会議長だった維新の大阪市議が、統一教会会員で、彼は統一教会が政治問題になった直後に「既に教会は脱会し関係はない」と釈明。しかしこんな言い訳信用出来ますか?彼は未だ統一教会員だろうし、大阪府議や大阪選出の国会議員にも、隠れ統一教会員がまだまだいるはずだ。維新と統一教会との関係は橋下自身否定はしていない。
(22/08/28)

 立憲民主党主導で、統一問題に関する特別国会開催を野党共同で要求したが、維新だけが難色を示し要求に加わらない。それはなぜか?統一教会と接触を持った国会議員が16名。統一教会汚染度が自民党に並ぶ25%という数字だからだ。これは国会議員だけの数字だが、地方議員を含めるともっと増える可能性もある。つまり今の全政党の中で、自民党に並んで統一教会との関係が深いのが「日本維新の会」なのである。
 何故そうなるのか?ヒントになる情報がある。現在の党l共同代表松井一郎の父良夫が、笹川良一の秘書だったというのである。笹川良一といえば、国際勝共連合(=世界キリスト教統一神霊教会)を岸信介に紹介した張本人。本人自身、統一教会と深いかかわりがあったと考えて不思議ではない。
 笹川良一を只の右翼と思っていたら大間違い。大阪府茨木市郡出身・・・筆者が以前住んでいた団地の隣の村が「郡」で、ここはやけに笹川性が多かった。元々は株屋で相場師、戦前・戦中は上海で海軍利権に食い込んだ。戦後、日本船舶振興会(現「日本財団」)を立ち上げ、その理事長に収まったのも海軍の縁。そのせいで例のM資金問題・・・M資金のMは海軍(Marine)に由来するという説がある・・・のたびに名前が上がる。そもそもが仕手屋。児玉譽志夫が右翼暴力団の総帥なら、笹川は日本の総会屋のドン。だから自民党総裁選での資金調達にも一役二役買う。
 松井一郎の父は、そういう人間の秘書だから、戦後保守政治のデイープな部分・・・言い換えれば闇の部分・・・にも深くかかわっていたはずだ。つまり松井家は戦後保守政治のデイープな部分に無関係ではなかった。そしてそこに食い込んだのが統一教会なのである。この結果、統一教会ー松井ー維新という流れができたとしても不思議ではない。
 但し松井一郎が熱心な統一教会信者だというのではない。それどころか、統一教会など只の便利屋と思っていたかもしれない。ところがこの便利屋、使ってみると役に立つ。特に選挙では大きい。衆院大阪10区は昔から天敵辻元清美の金城湯池。どうしても勝てない。最後の手段として統一教会を使ってみると見事勝利。これで松井と維新は統一教会に頭が上がらなくなった。
 さて今の統一教会バッシング。国政選挙は、岸田がよほどのことをやらない限り、向う三年間はない。しかし、来年には統一地方選が控えている。統一教会汚染疑惑の国会議員は表立って動けない。又これまで統一教会に選挙を頼ってきた地方議員特に自民党系は、手足をもがれたようなものになる。統一教会の力がどの程度のものか、或いは自民党の実力がどの程度のものか、来年の統一地方選で推し量れるだろう。
(22/08/21)

 以前大阪に大阪市職員互助組合所有の「阪南パラドーム」という施設があった。これが2011年、大阪市施設民営化の掛け声の下に、ある不動産会社に安値で売却された。そこに入居してきたのが統一教会で、その2、3年後に統一教会に売却され、統一教会の大阪支部になっている。民営化から転売まで随分手際のよい処分だ。2011年といえば、橋下徹がいきなり大阪府知事を途中退職し、大阪府知事になった年。その結果、空いた大阪府知事の席を埋めたのが松井一郎。この年から大阪府・市の維新独裁が始まった。
 そもそも公的資金で作られた土地・建物は3年間は転売が禁止される。それを待っていたかのような転売だ。始めからタイミングを狙っていたのだろう。そしてこの売却・転売のプロセスから想像されるのが、11年大阪市長選、府知事選における維新と統一教会との関係。
 維新支持団体は中小・零細業者からなる商工会・自営業者、解放同盟。関経連傘下の大企業・労組、医師会、農協・漁協など既得権益層は自民か公明又は共産党支持に回る。ところが自公ともに中央と地元でねじれが起こった。自民中央は維新支持、地元府連はアンチ維新、公明は結局まとまれず自主投票。
 そこで力をふるったのが統一教会。この力で維新は大阪府・市首長選に勝利。統一教会には足を向けて寝られない。その見返りに手を入れたのが、上の挙げた阪南パラドーム、と考えれば全て辻褄が合う。
 なお橋下は、今の統一教会騒ぎでも、やれ97年前川裁定は違法だとか、顕かな詐欺である霊感商法でも、これを信教の自由にすりかえ、事の矮小化を諮る。まるで統一教会顧問弁護士のようである。さすが屁理屈法匪だけのことはある。
(22/08/18)

 統一教会と新人事で荒れ模様なのが自民党なら、別問題で荒れている党がもう一つあります。それは「日本維新の会」です。秋の代表選に共同代表の松井が不出馬を宣言。同じ共同副代表の吉村も不出馬宣言。それならもう一人の代表・副代表が引き継げばよいじゃないかと、普通の人なら思う。しかしそうならないのがこの党の不思議なところ。
 元々「大阪維新の会」というのが母体で、これが勢力を伸ばすと全国的に注目を浴びるようになった。そして国政政党を目指して東京進出を諮る。これが政権交代があった09年頃。これに石原慎太郎とか鈴木宗男などの既成政党から追い出された政界ルンペンが加わって「日本維新の会」を立ち上げた。
 そうなりゃ「大阪維新」は発展的に解消し「日本」に統合するのが当たり前と誰でも思う。しかし何故かそうしなかった。何故か?当時の松井や橋下に聞いてみなけりゃわからないが、多分「大阪」方に東京」方への根本的な不信感というか東京コンプレックスがあったのではないかと思われる。
 その結果「大阪維新の会」は「日本維新の会」と対等関係を保つ政治団体となり、代表も副代表も、幹事長も政調会長も、みんな東京、大阪に一人づついるという変則的な組織になった。ただこれらが仲良く、力を合わせてやっていくのなら構わないが、それぞれが仲が悪く、ネットで悪口雑言をぶつけ合うという奇妙な関係。中でも東京の足立と大阪の橋下・松井、東京の音喜多vs大阪の馬場の中の悪さは酷い。
 更にこれに輪を懸けるのが内部不協和音。東京の東某という人物が、代表選を辞退した。その理由は「僕が立候補すると党が分裂する」というもの。又ある女性議員が「維新を『維新』する」と出馬表明。未だ出来て10年かそこらで、議員数にしても60数人という新興政党なのだが、内輪もめと権力争いだけは既成政党、中でも自民党並みだ。さすがにアベ政権べったりだっただけのことはある。
 自民党並みといえば統一教会との関係も怪しい。場所柄から衆院大阪10区や参院選、大阪地方選などをよく見ているのだが、ある時から維新の選挙スタイルが大きく変わった印象を受けた。それは3年前の統一地方選当たりではなかったか。それまでの維新の選挙は、相変わらずのオッサン選挙で、衆院選では清美に負けっぱなし。ところがそのころから維新候補の選挙スタイルが変わってきた。高槻の最大の戦場はJR高槻駅前の歩道橋。ここに維新候補がやってくると、どこからともなく若者が集まり、ビラ配りや拍手・歓声が始まる。一体全体あの連中は何者なのか、不思議だった。しかし今回の統一教会騒ぎで、その疑問が氷塊した。つまり彼らは統一教会からの派遣なのである。
 アベ晋三と維新橋下、松井、吉村のべったりぶりは有名である。一方アベと統一教会の仲もべったり。つまり、統一教会ーアベー維新というトライアングルが出来ていた。そしてアベー維新共通の天敵が立民辻元清美。清美を倒すために統一教会の力を借りる、と考えれば全て辻褄が合う。つまり、維新は統一教会汚染度でも、自民党に負けないのである。
(22/08/10)

 鈴木宗男がまたまた自身のブログでとんでも発言。欧米へのウクライナの武器要請に対し、「武器がないなら戦争なんか始めるな」。これではまるで今回の戦争はウクライナが始めたような云い方だ。誰が見ても戦争を始めたのはロシア、それもプーチンの歪んだ妄想からだ。
 宗男発言の馬鹿馬鹿しさ、或いは罪の深さについては敢えて触れないが、これは来月参院選での維新の選挙戦略に拘わってくる。ネット上では、鈴木発言に対する維新のかかわりを問うカキコミが増えている。猪瀬のセクハラに加え、鈴木の時局をわきまえぬ発言等、維新は明確な態度を表明せざるを得ないだろう。潔く鈴木、猪瀬は斬る。それができれば見直してやってもよいが、まず無理だろう。
 この期に及んで未だプーチンに未練を抱くのは、何故か?プーチンを話せばわかるフツーの人と錯覚しているのか?プーチンは元KGB将校。眉一つ動かさずに人を殺せる訓練を受けた工作員だ。ロシアとの領土交渉は上手くいくと思っているのか?今のロシア憲法は政府に対し、領土を割譲するような交渉を禁じている。旗を振ったのは、プーチンの最も忠実な僕メドベージェフ。プーチンの意図を受けてのことだろう。甘く見てはならない。それも分からないようでは、宗男の知性は小学5年生並み。その宗男に何もできない維新松井、吉村の知性は中学2年生並み。鈴木は多分似たような発言をこの先も続け、世間の顰蹙を買うと同時に、維新の支持率を下げるだろう。
(22/06/18)

 馬鹿の猪瀬が何を調子にのったか、参院選に向けての「東京維新の会」・・・いつの間にか、こんなのが出来ていたのだ・・・の女性候補者の身体に接触しまくり、それを動画に撮られてネット拡散に。やれセクハラだ、と猛ブーイング。それでも当の女性候補者は怒りもせず、ニコニコ猪瀬養護。頭が悪いんじゃないか?
 大体、維新にはこの手の、セクハラ・パワハラ・議員経費私的流用など問題議員が多い。何故か?まず第一に維新は他の政党に比べ、公認候補になるためのハードルが低い。とりあえず改革を唱え、松井・吉村・橋下三馬鹿の気に入る言葉を並べればそれでOKだ。第二に、党首や幹部のマスコミ露出度が高い・・・特に大阪を含む関西圏・・・ため、他政党に比べると、浮動票を掴みやすい。ということは都市圏での当選率が高くなるということだ。それと大阪では解同の支持を受けられる。
 第三に身内に甘く、外の厳しいという体質がある。この身内とは、単に維新や維新系というだけではだめで、上にあげた三馬鹿との距離が問題なのだ。この距離が遠いと、何か問題があると直ぐに首を斬られる。逆に近いと少々のことでは不問にされる。維新松井は猪瀬のセクハラ行為に対し「一回ぐらいやっても構わへん。彼は改革マインドがあるから・・・」と不問。つまり「依怙ヒイキ」である。
 これで思い出したのが5.15事件。昭和9年5月、海軍を中心とした過激派が首相官邸を襲い、首相の犬養毅を射殺した。海軍法務局はこれを海軍軍法で処罰しようとしたが、読売新聞が「行動士官の動機に汲むべきものがある」として、反軍報道。これに他のマスコミや政党が悪乗りして、全国一斉の除名運動に拡大した。行動士官らは軽微な処分、逆に殺された犬養らが悪者になってしまった。これまた、マスコミによる「依怙ヒイキ」である。
 これを現代政治に当てはめると、動機や知的レベルはどうであれ、政治に食い込んでみようと思うものにとって、維新は安全パイなのである。その結果、この政党は玉石混淆・・・石のほうが遥かに多いが・・・のなんでもあり政党になってしまうのである。猪瀬などはその中の石のかけらにすぎない。但し、5.15事件での政党やマスコミ報道は軍部の堕落を招き、2,26事件の基となり、太平洋戦争で国を滅ぼしたのである。三で挙げた依怙ヒイキが、やがて維新を滅ぼすだろう。
 ある東京の維新関係者が「ウチは動物園だから」とぼやいたらしいが、その気持ちはよくわかる。私は過去三度会社を変わったが、短い仙台勤務を除けば、殆どが大阪勤務。どの会社でも「大阪支店(本社の時もあった)は動物園だ、と思った。事務所の中に何の秩序もなく、支店長以下幹部は部下にほったらかし。部下は部下で自分勝手にやりたい放題のことをやる。それを誰も止めようとしない。維新も同じなんだ。
(22/06/18)

 鈴木宗男がネットで「現在の諸物価の値上がりの原因は、ウクライナが穀物輸出を止めているからである。ウクライナはロシアの要求を受け入れて、現実な判断をすべきである」てなことを云ったので、ネットで大炎上。宗男の言い分を分かりやすく言えば「強盗に入られて家族が人質に取られた。強盗に入られたお前が悪い。近所周りが迷惑だから、身代金払って強盗に謝れ」というわけだ。宗男ならこれぐらいのことを云いかねないと思っていたので、別に驚かない。北方漁業権の問題があるから、今後もっとロシア寄り発言を繰り返すだろう。
 さて問題はこの発言が、7月参院選にどう影響するかだ。ネットでは早速「日本維新の会」と鈴木発言の関係を問うカキコミが散乱している。もっとやばいのがこれが「大阪維新の会」の支持に影響しかねないことだ。建前上「日本維新の会」と「大阪維新の会」とは別法人である。しかし両者の代表は「共同代表」として共通している。お互いがお互いを利用しあっているから、非常に分かりにくい。例えば国会で幹事長が馬場(大阪)と音喜多(日本)の二人がいて、それが仲が悪いものだから、場合によっては罵倒しあう。一体全体どっちが「維新」の本音なのだ。
(22/06/17)

 「大阪維新の会」が橋下徹法律事務所との法律顧問契約を解消と発表。理由は本人のメデイア出演が度重なり、「大阪維新の会」との関係が密になりすぎたため、本業の弁護士業務に差しさわりが出てきたため。解消は橋下本人の申し出である。
 本当かあ?怪しい点はたくさんある。まずメデイア出演の件だが、過剰なメデイア出演が本業の妨げになるなら、出演を止めるか、自粛すれば良いだけで、理由にはならない。j筆者の見るところ、理由は夏の参院選でこれ以上橋下のメデイア露出が続くと、維新の選挙戦略に差しさわりが出る、という読みだろう。このところ維新に不利な状態が合い続いている。
1、01/01毎日放映の某テレビ番組。これに橋下、松井、吉村がゲストとして登場してトーク。この内容が政治的過ぎるとして放送倫理委員会の調査を受ける。法律顧問がいて何たるざまだ。
2、3/27西宮市長選。これには維新は橋下、松井、吉村投入とフルスペックで戦ったが、現職に大差で敗れた。この原因として挙げられたのが、ロシアのウクライナ侵攻後の「日本も憲法を改正して核武装を」という松井発言。維新は核武装を認めるのか?という反発を招いてしまった。
3、昨年衆院選で、大阪の維新候補が選挙違反で操作を受ける。
4、それよりこのところの逆風は、ウクライナ問題に対する一連の橋下発言。橋下は戦争勃発後からウクライナ・・・その後NATOも含める・・・とロシアとの話し合い解決を主張し、ウクライナやNATOの努力不足を批判。それに対し、駐日ウクライナ大使が猛反発し、ネット上で大論争。素直に謝っておけばよいものを、むきになって反論するから余計に批判が拡大する。これはネットだけに収まらず、国会まで飛び火。
 もうひとつが「日本維新の会」の鈴木宗男。これのロシア贔屓は露骨で、世間からの反発も大きい。「大阪維新」と「日本維新」は別組織だが、世間ではそうは見ない。第一、松井は双方の共同代表を務めている。鈴木発言も維新にとってマイナス効果しかない。橋下と宗男の所為で、世間では維新はロシア派ではないかと疑われている。
 無論、橋下の論理・主張は維新のそれとは異なる。しかしこれまでの経緯から世間はそうは見ない。特に大阪では、橋下頼みの維新系議員は国政・地方を問わず多数を占める。彼らにとって夏の参院選は重要だ。来年には統一地方選がある。参院選の結果によっては、岸田が解散総選挙に打って出る可能性がある。
 この時橋下による対ロシア妥協論ともいうべき発言が蒸し返されれば、選挙戦略上影響が大きい。この際、形だけでも橋下と手を切っておきましょう、ということか。
(22/04/07
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 昨日開票の西宮市長選で現職当選で、維新候補が完敗した。やっと自民党もまともになってきたか。これまで関西では、維新に対しアベ・菅内閣が入れ込みすぎて、自民党地方議員もそれに恐れをなし・・・党中央とべったりの知事や市長に刃向かえば自分の選挙に差しさわりが来る・・・反維新候補に対しては日和見を決め込んできたが、岸田内閣になってアベ・菅呪縛が解けてきたとも考えられる。
 では大阪はどうなのか?各自治体首長や府市議員の多くは維新又は維新系だ。しかし彼らの2/3位はもとを糺せば自民党。選挙に勝つために維新に乗っかったり、名前を利用しているだけだ。今の大阪維新幹事長の馬場も元は自民党だ。
 最近の岸田発言・・・特にウクライナ状勢を巡って・・・には、明らかに脱アベ路線が見られる。これは親プーチンのウラジミールアベ晋三とは異なる。強力アベシンパの、ネットに於ける橋下発言は明らかにプーチンを利するもの。彼もまた隠れプーチンシンパなのだ。さて今年八月には、岸田内閣初の国政選挙参院選がある。さてアベ・菅の後光を亡くした維新がはたして何処まで勢力を維持できるか?
(22/03/28)

 昨日、昨年末の全国有効求人倍率(=求人者数/求職者数)が発表されました。それによると近畿地方では概ね1.0を上回り、景気回復の傾向が見られるが、大阪府だけが0.95でダントツの最下位。和歌山県にも劣る。最高は奈良県の1.22だ。 昨年の衆院選でも叫ばれていた、維新の「大阪の成長をとめるな!」というシュプレッヒコールは全くの嘘だということだ。
 コロナ感染者数、重症者数も近畿ではダントツ。人口換算にすると、全国でもダントツトップ。全国学力テストと同じで、悪いことばかりトップを走る。 これは大阪府・市の経済・社会政策が如何に間違っていたか、言い換えれば府知事・市長とその取り巻き達、即ち維新や維新系が如何に無能かを意味している。 
 これというのも、全ての原因は、府知事、市長、その上にいる橋下の三馬鹿が、吉本流儀で、やしきたかじんの乗りで政治をやっている、あるいはやっていけると思っているからだ。こんなのを支持する大阪府民こそ反省すべきである。
 本来関西新聞・テレビマスコミはこれらの事実を正確に伝えなければならないのに、やたら維新三馬鹿・・・言い換えれば吉本・・・に尻尾ばかり振って、おのれのアホさを露呈している。ろくなのがいないのだ。
(22/02/02)

 元首相の管直人が維新の松井をヒトラーになぞらえた論文をどこかに出して、維新が猛反発。「ヒトラーになぞらえるのは、最大の侮辱で国際的にアウトだ」そうだ。国際にアウトとは具体的にどういうことか。国際会議に呼ばれないとか、外国が入国ビザを発行しないということか?さてそんな国際基準、何処にあるのでしょうか?筆者は寡聞にして知らない。維新が勝手に作ったのではないか?維新は"国際的に”というが、海外の誰も松井なんか知らないから、心配する必要はない。
 ヒトラーに比定されて、それを侮辱と感じるのは何故か?どこかにヒトラーコンプレックスがあるのではないか?トランプやプーチンは屁とも思わないだろう。ヒトラーは確かに20世紀最大の悪役だった。しかし彼以上の悪党はスターリンと毛沢東である。維新のアホは松井がヒトラーやスターリン並みの人物と思っているのか?思っている可能性はありますねえ。それを悪役呼ばわりされたから頭にきたのか。だとするとその幼児性にあきれる。
 1930年代、選挙になるとナチの候補者はみんなヒトラー頼みだった。その結果ナチ党内にヒトラー個人崇拝熱が高まり、遂にはそれを全ドイツ国民に押し付けた。この間の衆院選でもそうだが、維新候補はみんな選挙になると松井、吉村頼みだ。つまり維新内で松井個人崇拝が高まっているとすれば、当時のナチと今の維新の状態はそっくりだ。これは維新分裂の火種になる。それはさておき、自分を松井ごときと比べられて、ヒトラーこそ”俺は松井のような小物ではない、これは俺に対する侮辱だ”と怒るだろう。
(22/01/25)

 共通一次テストに合わせて、大阪府が小中生向けに大阪府独自テストを実施。最早コロナ感染はオミクロン株の所為で第六波に入ったことは確実。大阪府の新規感染者数は東京都に次いで全国第二位。人口密度に換算すれば、ダントツで全国一位だ。そんな危機状態で何故こんなテストを強行するのか?それが摩訶不思議。
 そもそもこのテスト、橋下が大阪府知事になった2007年度の全国学力テストで、大阪府が沖縄に次いで軒並みワースト2だったのに仰天した橋下が思い付きで「始めたもの。
 その他彼は大阪府の学力向上のため、校長を民間公募制にしたり・・・殆どの民間校長はスキャンダルや何かで首になった・・・、学力テストで予算を配分するとか、高校を阪大・京大その他私立有名校受験別に再編するとか、様々珍案愚案を出したがみんな失敗。その証拠に全国学力テストでは一時順位は向上したが、それでも全国平均止まり。その後また低下して今や相変わらず下から数えた方が早い定位置に逆戻り。高校はというと、府立高はここ数年定員割れの連続。みんな私立へ云ってしまうのだ。金と手間ばかり食い、生徒と教員に負担を強いるばかりで、なんの効果もなかった。
 このテスト、実施時期も悪く効果も全く期待出来ない。維新と大阪府の無能ぶりを全国にさらしているようなものだ。学校生徒より、橋下、松井、吉村他維新の幹部や支持者達こそ、学力テストを受けるべきだ。
(22/01/13)

 最近令和新撰組の大石議員のメデイア露出が増えている。ネットや週刊誌では、かつて橋下が大阪府知事になったとき、橋下にかみついた大阪府女子職員としか紹介していないが、彼女と橋下とは更に深い因縁がある。
 実は両者は大阪府立北野高校の同期で、ラグビー(橋下)vs野球部(大下は野球部マネージャー)の関係で予算取りでバトルを繰り返してきた仲。その後橋下は三浪で早稲田、大下はそのまま阪大。三浪早稲田と現役阪大。はたしてコンプレックスを抱くのはどっちだ。因縁は深いのだ。
(21/12/13)

 自分に甘く他人に厳しい維新の第2幕。衆院選勝利の祝賀会として大阪維新の会メンバー30人が、大阪市内の某飲食店で3時間超の宴会を開いた。この中に市長の松井がいたから、早速マスコミが噛みつく。酷いのはそのあとの松井の釈明記者会見。
 まず彼は「あれは宴会やない反省会です」と居直り、「ちょっとまずかったなと反省してます」とうそぶく。表情は上を向いてまるっきり反省のそぶりはない。反省なら前を見て、頭を下げて謝るものだ。謝り方を知らないか、そもそも謝り方を知らない。多分この人間、昔から人に対し謝ったり頭を下げたことがないのだろう。
 この人物、元は八尾の地主の倅で、親の威光を笠に着て、若いころから地域でブイブイ云わしていた。だから周りからちやほやされ、何かにつけ上から目線になる。社会的訓練をうけていないのだ。麻生太郎のミニ八尾版みたいなものだ。
 その後ヤンキーの仲間入り。ヤンキーの世界は仲間内の結束は固く、仲間内では強いもの目上のものにはペコペコする上下社会。しかし外世界に対しては攻撃的になる。当然仲間内では甘くなる。本職のやくざの世界とは逆なのである。
 今回の宴会だけでなく、今年春未だコロナ第四波の最中、複数部局の大阪市職員が送別会を開いて、自粛要請に反したことがばれた。しかし大阪市はこれら職員に明確な処分を行ったという話は聞いていない。つまり身内に甘いのである。これこそヤンキーの世界だ。
 今回の宴会騒動で会場を提供した焼き鳥屋は「宴会というより談話会のようだった」と述べているが、何処の世界に大の男が30人も集まって三時間以上も談話会をやるなんてあるか?!。この店自身オーナーが維新支持者で、従業員もそれで固めている可能性がある。証言自身が信用できない。もしこの宴会費用が反省会名目で、政党支部の政務活動費で支払われていたとすれば大問題。それこそ橋下の言うように、経費の明細、店の領収書をあきらかにすべきである。
 さてこの問題、次の二人の批評が面白い。一人は大阪府の吉村。「十分な反省になっている」と松井を擁護。身内に甘いヤンキー維新の体質其のまま。もうひとりが丸山穂高。「30人の宴会など許せない」と息まく。そんなことお前に言われたくない。てめえこそ、国後で酒に酔っぱらってロシアの警察に拘束され日本人の大恥をさらした。それで維新をクビになった当てこすりか。酔っ払いが酒飲みをあれこれ言うなど、目くそ鼻くそを笑うの類、みっともないの一言。
(21/12/11)

 維新幹事長の馬場が本人の政治団体収支報告書寄付金過少記載で市民団体から刑事告発された。問題は個人からの寄付上限額2000万円を超えた寄付を得たにもかかわらず、超過分を記載しなかったということ。慌てて修正したが、それが市民団体からの告発受理の8時間前だったから、バタバタドタバタだったのだろう。そして寄付したのが例の村上世彰。村上が何を期待して維新に2000万もの寄付をやったのか分からない。税金対策は当然ある。之から見て維新が新自由主義支持政党であることは明らか。岸田の言う新しい資本主義とは何か?未だよくわからない。ケインズ流かはたまた統制主義か?国民民主はどちらかというと統制経済志向。
 馬場の前歴は堺の飲食店主だったらしい。維新にはこの手の、巷の中小商工業者が多い。元は地元の商工会で自民党の手足だった。松井もその一人。一方この階層は公明支持層とも重なる。票の奪い合いで公明とバトルを繰り広げるのは当然だ。このような中小商工業者と最もそりが合わないのが新自由主義経済。ほおっておくと、大阪中の中小企業は、みんな村上ファンドの食い物になりかねない。
 この件は自分に甘く他人に厳しい維新の体質問題。同じようなのが他にもいた。
(21/12/10)

このところ何かと騒がしいのが、国会議員の文通費。これに火をつけた維新は貰った額をコロナ医療機関などに寄付するといいだした。それに煽られた与野党はみんなこぞって何処かに寄付すると言い出す。一見美談風だっが実態はとんでもない・・・ことになるだろう・・・。
 議員はみんな特別国家公務員。公務員法により寄付行為は原則禁止されている。又寄付するなら一旦文通費を受け取らなければならない。問題はそれから先だ。仮に実費精算制として余剰金が出た場合、これは原則として国庫返納で、議員が勝手に処分してよい性質のものではない。まして政党支部ナントカ基金への寄付などとんでもない話。維新は以前政党交付金の一部を政党支部に寄付した前科がある。今回の寄付騒ぎも、いずれ最後に回りまわって、右のポケットから左のポケットへとなっていないとは限らない。
(21/.12/03)

自称占い師で予言者までなった細木数子が死にました。筆者は彼女の番組など見たこともなかったので、どれほど売れていたか知らないが、全盛期には視聴率を20%も30%も稼いでいたというからすごい。これではテレビ局もヘイコラするのは当たり前でしょう。では何故こんなに売れたのか?彼女の占いや予言は本当に当たったのか?何一つデータの裏付けがないから分からない。占い師が世間で大きな顔を出来る様になるためには、次の三つの要素が必要である。
1、小さな火を大きくすること。そして僅かな救い。例えば相談者が小さな不安をもって相談に来たとする。占い師はその小さな不安を大きくふくらまし、相談者を逃げられないように囲い込む。例えば前世の因縁とか、持って生まれた運命とかである。そして最後に僅かな救いを与える。
2、断定口調。これは重要である。占い師が成功するためには、相談者つまり世間の信頼を繋ぎ留めなければならない。その時迷った云い方をすれば、たちまち相談者に不信感が生まれる。中身が幾ら空っぽでも必ず断定すること。論理的整合性などどうでもよい。大衆の深層心理にズキーッと食い込むことが重要なのである。
3、サクラ。いくら占い師で儲けようとしても、人が集まらなけりゃ何にもならない。人を集めるのに一番有効なのが”サクラ”である。夜店の見世物や昔の通天閣たたき売りでも、何か人が集まっているから少し見てみようかという気になる。それが雪だるま式に増えると儲けもの。その最初の人だかりを作るのが”サクラ”である。細木の場合、この役割を果たしたのがテレビである。そして今ではネットとSNSがその役割をになっている。
 さて細木はこの3要素を駆使してマスコミ界に君臨した。しかしこれjは細木数子の独創でも何でもない。ズーッと昔からある大衆扇動の古典的手法である。20世紀最大の扇動者はあのヒトラーとゲッベルス。そしてわが国では麻原彰晃とオウム真理教。そして今では橋下徹と”大阪維新の会”、それに連なる面々である。郵政選挙の小泉純一郎も、空っぽの内容と独断口調、テレビ利用という点で、扇動者の要因を十分満たしていた。
 さて今の日本で一番の話題は国会議員文通費。文通というから昔、青春時代の甘いロマンスの話かと思ったらそうではなく、国会議員の文書交通費のこと。今国会が開かれて維新の新人議員が”たった一日で100万円貰える”とツウイートしたのに維新が飛びついて拡散。与野党を巻き込む大騒動。昔の自民党ならそれなりの説明をして事態を収集し改めて国対協議になるはずが、今回は与党間協議どころか自民政調会にも諮らず、いきなり日割り決定。
 このように小さなことを大げさに騒ぎ立て、火のないところに煙を立て、それをネットやテレビをサクラに使って拡散し、世論を誘導する。これこそ典型的占いビジネス、夜店のたたき売り商法。占いやたたき売りに中身はない。後で偽物つかまされたとがっかりするだけだ。
 そもそもこの文通費というものは、かつての「自社さ」連立政権下での政治改革と並行して出来たもの。元々政治改革要件ではなかったが自民党が強引に押し込んだ。その後何度か見直し論があったが、その都度自民党が潰してきた曰くつきの経費である。
 なお維新は一日分の文書費をコロナ医療機関に寄付するとか、吉村は6年前の100万円受領を週刊文春に指摘すると慌てて寄付すると云ったり、ブーメラン外しに躍起だ。しかし維新はれっきとした公党であり、吉村は大阪府知事という公職にある。こういう公的地位者が第三者に寄付することは寄付行為にあたり、厳重に禁止されている。その程度は維新も吉村もわかっているはずだ。
 維新が寄付しようとしている医療機関とはどこか?まさか日大横領事件で話題になった例の錦秀会病院チェーンではあるまいな。寄付を通じて再び資金が維新にバックするケースも大いにあり得る。但し大阪の場合、読売テレビとか関西テレビのような維新シンパのアホメデイアがこれを美談風に報道する恐れはある。
 ズバリ筆者の意見を言えば、こんなものどうでもよいはなしである。たった一日でもその間に何か公的なことができれば100万円払えばよい。これは古くからの労働価値説(マルクス主義)vs付加価値説(マルサス理論)の違いのようなものだ。日割り説を取る維新は明らかに労働価値説を取っている。つまりマルクス主義=共産主義の思想なのである。筆者は維新の言い分を聞いていると、本当にこいつらの頭は大阪の中小企業のオッサンのレベルだと思った。
 筆者は昔から付加価値論者だ。下請けの見積もりを値切ったことはない。ボーリングでも飽くまで単価清算だ。その代わり要求レベルは結構高い。こっちがやることと下請け業者がやることのけじめは明確にしておく。要するにこれだけやってもらってナンボなのである。そうしたほうが下請けもやる気が出るし、仕事の準備段取りも自分の責任でやるから工夫(現代風に言えばイノベーション)も出てくる。その分、こっちの手間も省けるからコスパも上がる。それを日割りだの日当だのと言っていたらやる気がなくなってしまう。経営者が一番目指さなくてはならないのは、経営諸表の数字合わせではなく、如何に社員・協力会社のやる気・能力を引き出すかである。
(21/11/20)

 今回の総選挙で大阪5区で復活当選した「令和新選組」の大石晃子(44)という新人議員。実は2008年大阪府知事になった橋下徹と府職員の対話集会で、橋下に嚙みついた女子職員。更に実は、彼女は大阪府立北野高校で橋下と同期。橋下はラグビー部で、大下は野球部マネージャー。予算の取り合いで生徒会でバトルを繰り広げた中、元々関係はよくない。てな話を昔、知り合いの元北野高校教諭に聞いたことがある。
 しかし今や、大下は小なりといえどれっきとした国会議員。橋下はただの弁護士「。問題はマスコミ特に関西メデイアが二人をどう取り上げるかだ。 ここでもやしきたかじんの亡霊と吉本が背後で暗躍するか?         ・・・・・・・・(21/11/11)

 全国最悪レベルの大阪コロナ感染。最早医療崩壊の真っ只中。新規感染者数は人口比でいえば東京の2倍、東アジアでも最悪状況。対策の先頭に立たなくてはならないのは当然大阪府知事・市長。昨年夏以来の経済優先の対策が今の感染拡大を招いたのは顕か。ところが大阪メデイアは一向に府政・市政失敗を報道しない。しかしやっと関東系メデイアが取り上げだした。
 今朝の朝刊広告を見ていると、文藝春秋が「それでも失脚しない吉村」とか、週刊ポストが「吉村の失敗を取り上げない関西メデイア」と云った吉村批判記事を打ち出しだした。筆者に言わせれば、あんな三文山師にやっと気づいたか、だ。
 何故数々の失敗にもかかわらず、吉村がこけないか、何故関西メデイアが吉村を批判しないか。それは彼の背後に吉本とヤシキたかじんの亡霊が見え隠れするからです。
 橋下徹が大阪府知事選に立候補したのが07年福田内閣時。この時自民党大阪府連が独自候補を立てられず四苦八苦。そこに突然浮上したのが橋下徹。しかし本人は中々ウンと云わない。そこで業を煮やしたのが堺屋太一。深夜密かに官邸を訪れ、福田に直接橋下支持を取り付けたと云われる。
 ところが肝心の大阪府連はこれに反発。その間隙に付け込んできたのが「大阪維新の会」。結局橋下は大阪維新の公認で立候補して大勝。しかし橋下の背中を押したのはヤシキたかじん。これは橋下本人が言っていうのだから間違いない。
 もう一つは北野人脈。橋下は府立北野高校出身。大阪北部の高学歴層には北野出身者が多い。一方対抗した民主党推薦の熊谷候補は灘高ー東大で大阪の人脈に疎い。これが結果に影響したのだろう。
 そして吉村が橋下に接近したのもヤシキたかじんの紹介と云われる。つまりここで伺われるのは、橋下ー(松井)ー吉村ーたかじんー吉本という系列である。関西お笑い番組を抑えているのは吉本。関西発民放情報番組にもコメンテーターに吉本系芸人が採用されている。
 一例を上げると毎週土曜午前の朝日放送「セイイノミカタ」、読売放送「そこまで云って委員会」など。筆者は馬鹿々々しいからこんなクズ番組は見ませんが。朱に交われば赤くなるで、共演する他のコメンテーターも段々吉本化する。最近では「日本のコロナはさざ波だ」と云った高橋洋一。これは「セイギノミカタ」のレギュラーコメンテーター。そのノリであんなことを行ったのだろう。
 要するに今の時代、真面目な情報とバラエテイーネタとの区別が段々曖昧になり、いずれは政治も経済も全てお笑い化するだろう。これが筆者が以前・・・ソ連東欧崩壊後・・・から考えている、歴史逆転現象の究極の姿である。
(21/05/11)

 大阪選出の梅村衆院議員・・・日本維新の会・・・の政策秘書が酔っ払い運転で友人を自動車で追いかけ、殺人未遂で逮捕。殺人未遂に飲酒運転が加算されるから実刑は免れない。この秘書(31)と議員との私的関係も興味はあるが、それは週刊新潮とか文春砲に任せておこう。但し橋下は「維新の会」を作った一人として責任を感じるというが、秘書については本人が一部否定しているとか推定無罪だとか曖昧なコメント。随分自分の身内には甘い。その時々に応じて弁護士と政治家の顔を使い分けるオポチュニストの面目躍如。
 大阪府池田市のサウナ市長富田が絶体絶命状態。本人は辞意を漏らすものの具体策はなく、議会解散で脅しをかけ、未だ粘るつもりらしい。冨田は日本維新の会の足立康史の元秘書だったらしい。19年地方選で大阪維新の会公認で当選した。この足立と云うのも国会でしばしば不規則発言を繰り返す顰蹙者。
 このアホ二人について、梅村については橋下が、富田については吉村が謝罪した*が、では今後どうするかという点については何も云わない。ということは今後も維新にはこの手のろくでなしが集まってくるということだ。
 維新ろくでなしとは、過去にも大勢いる。国後島で酔っぱらって現地警察に捕まり、北方四島返還には戦争しかないと放言した丸山穂高、不倫・国会不登校で維新をクビになったナニワのエリカこと上西小百合、他にも維新知事の下、政治任用で採用された小中学校長ら。彼らはみんなセクハラやパワハラで首になった。
 そもそもろくでなしと云うのは「録に合わない」つまり給与に見合った仕事が出来ない月給泥棒のことを指す。転じて見掛け倒しの役立たずという意味になる。彼ら維新・維新系の議員や役人に共通するのは、共通する思想や政策はなく、一般社会からはみ出し只変わったことを言って世間受けを狙う。それを拒否しないのが維新だから只集まってきただけ。自民党でいえば当に二階派がそれに当たる。
 何故こういうろくでなしが維新に集まるのか?それはそもそも維新のトップに居座る橋下・松井・吉村の三人がろくでなしだからだ。筆者はこの三人を政治家とは思っていない。下手な吉本芸人だ。ココロは芸はないがギャグだけで受ける。吉村のイソジン発言など吉本ギャグそのもだ。
 何故吉本系が集まるのか?それはヤシキたかじんの影響が大きいのではないかと思われる。そもそも橋下が政界にデビューしたのは07年大阪府知事選、福田内閣時。マスコミでは橋下出馬の声は大きかったが本人は当初出馬を否定。ところが突然出馬を表明。理由は「たかじんさんに背中を押されたからだ」らしい。また吉村もたかじんの知り合いでその紹介で維新入り。つまり維新の会という会派の起源は、橋下という芸人ではなくヤシキたかじんという”歌うヤンキー”なのである。
 大阪維新の会にしろ、日本維新の会にしろヤンキー政党と思えば納得できる。しかし明治維新を起こした坂本龍馬とか、高杉晋作とか久坂玄随とかはみんなヤンキーだったじゃないかと云われそうだ。その通り彼らはみんなヤンキーだった。吉田松陰自身がヤンキーリーダーだった。だから明治維新は失敗し、彼らヤンキー志士はみんな粛正されてしまった。ヤンキーは所詮ヤンキーなのである。
*池田市議会では冨田不信任について維新会派は当初から反対。ここにきて公明が反対して不信任決議は怪しいらしい。あんな諸市長を押す池田の維新馬鹿にも飽きれるが公明もひどい。何故彼らが冨田不信任に反対するかと云うと冨田が議会解散に打って出ると選挙になる。そうすると今の情勢では到底勝てない。ここで冨田を出来るだけ延命させ、その間に生き残り策を図ろうというせこい算段。そこに来るべき衆院選に向けて公明に圧力を掛けるという、維新の選挙戦略も垣間見られる。つまり維新は既成政治打破という看板を掲げる者の、実態はかつての保守政党の悪弊を受け継いだだけなのである。
(21/04/28)

 橋下が潰して吉村が認める。当にマッチポンプの世界。なにかというと国交省大戸川ダム。10年前維新の橋下が大阪府知事の時にブッ潰した大戸川ダムが今になって復活。吉村も認める方向。10年前には予想もできなかった洪水災害がこのところ連発しているので、さすがにビビったのだろう。
 実はこのダム、いささか問題がある。ダムサイトの右岸に顕著な破砕帯がある。筆者はこれを「大戸川右岸断層」と呼んだ。これは右岸山地(湖南アルプス)の南斜面を斜めに横切り、更に河川争奪を行っている。つまり活断層である。但しこれは「日本の活断層」でも産総研「活断層マップ」でも無視されている。多分、スポンサーの国交省に配慮したのだろう。
 なお「大戸川右岸断層」は更に上流の鳥居本集落で、「大鳥居断層」・・・活断層・・・と交差する。つまり、大鳥居集落でボーリングをすれば確実に温泉が出る。但し温度はあまり期待できない。温度を気にしなければ、数100mでの浅い井戸でも、ラドンかラジウムのような低温放射能泉か低温単純泉位は期待できる。
(21/01/21)

 「看護師のボーナスカットはあってはならない」と水戸黄門張りの大声を出す大阪の吉村。当たり前だが並みの経営者なら誰だってボーナスカットなどしたくはない・・・但しワタミとかその手のブラック会社は別。何故ボーナスカットをせざるを得ないか、大阪府として看護師を支援する用意があるのかどうか、その説明・分析が出来ていない。
 何かを他人に要請あるいは強制する場合は、それに対する対価を用意しなくてならない。対価とは褒賞又は処罰である。それがなければ誰だって無視する。つまり吉村の要請にはそのどれもない。只の云いっぱなしである。これでは大阪の病院は無視するから、結果として看護師はみんな辞めてしまう。医療崩壊は内部から始まり、もう目前だ。
(20/12/23)

 岸和田市庁舎の建て替え工事で、書面審査で残った三社の内二社がどういうわけか指名を外され、残る一社のみでのネゴとなった。これに疑念を抱いた審査委員の内民間の4名が辞退する騒ぎ。さて何事か?
 今の岸和田市長の永野というのはもとは自民党だったがある時、突然維新に鞍替えして市長選に当選。やっぱりか、という感じだ。これまで維新の名を掲げて出てきた人物に碌なのがいない。例えばナニワのエリカ様こと上西小百合とか、LGBT発言の杉田水脈、北方領土返還で対ロ戦争をくとにした酔っ払いの丸山穂高とか。
 何故こういうクズ・ガラクタが維新4に集まるのか?
1、小選挙区制で立候補するハードルが低くなった。その始まりが2005年郵政選挙で、これでナントカチルドレンというバッタモンが産み出された。
2、続く大阪府知事選で橋下徹というキワモノをマスコミ、特にテレビが取り上げ、素人でメデイアの注目さえ集めれば政治家になれるという伝説を作った。
3、平成に入って以来特徴的になったのは、若者・・・当時20代、今では40代・・・の保守化である。民主党政権の崩壊で左派リベラル政党が弱体化し、一般民衆の不満の受け皿がなくなった。そこに現れたのが保守系革新勢力である。
4、「大阪維新の会」は始まりは只の自民党大阪府連から分かれた一分派だった。が、いつの間にか一つの政治勢力になってしまった。これもテレビメデイアのお陰である。出来たばっかりだから組織も何にもない。自民党派閥、それも名門派閥の場合は入門するにもハードルは高い。ところが「大阪維新の会」は組織も何にもないから誰でも入れる。特にメデイアで目立ちそう・・・選挙で票になりそう・・・なのは何でもよい。だから他所の政党で断られたり、首を斬られたりしたのでも、維新なら受け入れられである。それが結果として今のようなクズ・ガラクタの集団になった。
(20/12/22)

 大阪府知事吉村の今年の漢字は「疫」らしいが、筆者が吉村に進呈するなら「負」か「愚」でしょう。大阪市廃止住民投票に負け、今ま新型コロナ第三波に負けつつある。これでIR誘致に負けたら目も当てられない。
(20/12/14)

 本日街を歩いていたら、維新の池下の宣伝カーが来て、今度衆院大阪府北部(高槻、島本町エリア)支部長になりました、どうぞよろしく、と広報宣伝。この地域は衆院大阪10区で、立憲の辻元キヨミの縄張り。自民票は大隈重信の曾孫と云われる大隈という、中途半端人間。一応肩書は医者だが,聖マリアンナ医大一期生というから、頭の中身はおおよそ見当がつく。
 一方維新は松波ケンタが常連だったが、このところ分が悪く昨年の統一地方選ではとうとう府議会に回ってしまった。そして今度の大阪都構想住民投票敗北で、代表の松井は退任、吉村が後継。吉村世代に後を引き継ぐと云っていたから、その所為だろう。橋下といい、池下といい、維新には水に縁のある人間が多いようだ。
(20/11/23)

 学術会議騒ぎ番外編。維新の橋下がこの件で菅の肩を持って、承認拒否は適法だとツイート。その心は大阪都構想とIR誘致で菅の支持を何としても欲しいから。これに対しアンチ菅の金子豊が橋下を”クズ”呼ばわりしたから橋下が逆切れ。金子に対し”このボケー”と息巻く。いやしくも現職の弁護士なんだからもう少しまともな言葉がつかえないものか!”士”が付く仕事は・・・本心は別にして・・・やはり表だっての言葉は俗語・俗言は慎むべきである。
 ところが橋下のツイートを読んでみると、今過急性甲状腺疾患で治療中らしい。甲状腺疾患といっても具体的にどういうものか分からないが、想像するに甲状腺ホルモンの異常分泌ではないかと思われる。
 甲状腺ホルモンが分泌されると脳からドーパミンが分泌され、人間は活発且つ行動的になる。つまり躁状態。ところがこれが過ぎるとドーパミンに代わってアドレナリン分泌が過剰になる。すると人間は攻撃的になる。周りから批判されるとむやみに反撃し、下手すると身体攻撃にまで及ぶ。橋下の攻撃的なツイートや本人自身が認める甲状腺疾患治療中ということうを踏まえると、彼は今や甲状腺ホルモン過多による躁状態にあるのではないかと思われる。
 では何故こうなるかというと、筆者は医者じゃないから詳しことは分からないが、一つは先天性のもの。もう一つは薬物、特にステロイド系薬物の服用が挙げられる。アベ晋三が服用していた潰瘍性大腸炎治療薬もそれだし、トランプのコロナ治療に使われた未承認薬もそうだ。彼の場合、弁護士という職業柄、気分をハイに保つために何らかの興奮剤を服用した、それにステロイドが含まれていた可能性も考えられる。
(20/10/12)

 アメリカカジノ大手サンが日本への投資見合わせを発表。理由は巨額の公費負担とかあるが、最大の理由は今回の新型コロナ肺炎騒動で、世界中のカジノが経営不振に陥ったこと。再建するにしてもモナコやヨーロッパ、アジアでもシンガポールや香港、マカオが優先で日本には手が回らないということだろう。そして将来のカジノ産業の成長性も難しい。
 現在のカジノの中心は従来の地上型よりも大型クルーズ船ビジネスに負うところが大きい。日本で最初のコロナ集団感染が現れたのはダイヤモンドプリンセス号。その後その姉妹船や別の船でも集団感染が発生している。このような大型クルーズ船ビジネスやカジノビジネスには、90年東欧ソ連崩壊による世界的和平ムードと、東西冷戦終了で発生した金余りが背景にある。誰でも暇が出来、金が余ると観光やギャンブルに手を出すものだ。
 ところが今回のコロナウイルス騒ぎはその前提を根底から覆すものになった。まず一つは人々が持つ恐怖感である。カジノこそ三密の典型。ダイヤモンドプリンセス号での肺炎集団発生も、船長が二月半ばになるまでカジノを空けていたからだと云われる。
 もう一つはこれで生じた莫大な経済的損失を誰が埋め合わせるかだ。どの政府も莫大な借金を抱えることになる。この解決には、長期にわたる増税とか金利上げが予想される、どころかそれ以外にない。カジノに行く金は余剰利益だ。増税と高金利で余剰利益が吸い上げられれば、カジノなんかに行く余裕はない。 
 さて25年万博始めカジノ頼りの大阪経済はどうなるか?今の維新がこういう根拠薄弱イベント経済に頼りだしたの誰の所為か?それは堺屋太一という元通産相OBのアナクロ経済人。こんなのに乗っかった橋下、松井、吉村という大阪三アホの責任も大きい。
820/05/14)

 新型コロナウイルつで経済界への打撃が取りざたされています。中でも昨日大阪府・市がIR開業を25年万博より2年先送りにした決定に、思わず嗤ってしまった。理由は日米の渡航禁止を受けて、IR業者との契約手続きが遅れているからだというがそれだけではあるまい。そもそもカジノ施設というのは密閉度が高い(=濃厚接触確率が高い)。今回のような感染症に対しては最悪(=感染ウイルスにとっては最適)環境を作る。IR開業は7年後だが、その時あるいはその後にも今回と同様の感染症が発生しない保証はない。従って、府・市民の意識が変化する可能性がある。幾ら大阪人が「橋もっちゃん」などと浮かれるアホだらけでも、少しは目が覚めるだろう(大阪のアホは幾ら酷い目にあっても目が覚めない可能性もあるが)。
 もう一つの要素が今回の騒ぎで、カジノ業者そのものが潰れてしまうことだ。報道によると、アメリカラスヴェガスでは殆ど客が無く、ガラガラ状態。多分、香港、マカオ、モナコなどカジノ地域も同様だろう。いくら何でも天下のセレブがマスクをしてナイロンの手袋でカードを切っているとは思われない。
 つまり相当数のカジノ業者が今回の騒ぎで消えてしまい、カジノ業界そのものが生きるか死ぬかの瀬戸際に立たされる可能性があるということだ。そうなった場合、果たして彼らは日本のような、これまでの未開拓地に新規投資をするだろうか?甚だ疑問なのである。2年後延期なんて言っているが、永久延期になりかねない。
(20/03/28)

 大阪市立大学と府立大学の統合基本案が出てきて、いよいよこれも動き出しそうだ。これによると本部は森之宮に置き、1学域11学部を擁する巨大大学が出現することになる。市大と府大との統合案は、筆者が未だ学生だった昭和40年代初めには既にあり、聞くところによれば更にその前からあったらしい。その後も出たり消えたりだったが、常に市大(大阪市)側の反対で潰されてきた。その理由はやっぱり市大の方が格上だ、という意識だろう。ところが昨今では偏差値では府大に追い越される始末。その理由はやっぱり売れるテーマがないからだ。市大はどうしてもアカデミズムに偏る傾向があり、それが現代の学生や企業に敬遠される原因になっているのかもしれない。
 それはともかく大阪市大の母体は旧制の大阪商大である。これは大正の終わりに当時の関市長が大学設立を提案した。当然議会筋からは「大阪市が大学なんか持ってどないすんねん」てな意見が出てくる。ところが詳細を説明すると「市電の運転手の給料で京大の先生が雇えるんやったら安いもんや」となって大学設置が認められた、という話が伝わっている。これは京大教授の給料がやすいのではなく、当時の大阪市職員の給料が如何に高かったかを物語っている逸話である。
 戦後商大を母体に市立3専門学校が統合して新制大阪市立大学が誕生したが、その時でも8学部を擁する巨大大学を、1自治体が運営するのは公立大学としては破格で、国際的にみてもニューヨーク市立大学に次ぐものだった。戦後という時代、戦後復興の糸偏景気で大阪市の財政は豊かで、市立大学も自由な学風、好待遇ということで全国から多くの若い研究者が集まった。その中に南部陽一郎とか梅棹忠夫などを始め、その後の日本の科学を牽引したスター研究者も少なくなかったのである。但しこの中にレッドパージで、東大や京大を追っ払われた共産党員や左翼も少なからず含まれていた。これが市大独特の理屈っぽさ、アカデミズム偏重気風を産んだのかもしれない。
 しかしこれも昭和50年代から始まった大学改革の風潮で次第に変化し、今やどこにでもある一般大学とあまり変わらなくなった。さらにそれを押し進めようというのが今の維新馬鹿府・市政である。ところがこれを始めた維新の橋下、吉村、松井の内前2者は受験勉強をしただろうが学問をした形跡は全く見られない。勉強と学問は似ているが全く違うのだ。松井に至っては受験勉強すらしたことがない。こんなのが大学制度をいじるのだから結果はろくなものにならないのは明らか。この維新3馬鹿を操ったのが堺屋太一という無思想の官僚クズレ。この無思想さが東大法学部という無思想大学と合ったのだろう。問題は新しい大阪市・府統合大学が、如何にアホ行政の干渉をはねのけて独自の思想・学風を作っていけるかだ。しっかりしろよ。
(19/08/25)

 全国学力テスト小学校で、大阪府はまたもや全国最下位。責任者は誰だ!保守派は日教組だというだろうが、日教組などとっくの昔に力はない。かくも低ランクが続く責任者は橋下徹とその後継者松井、その側近達。彼らがやったことは日教組潰しと教員イジメ。その典型が以前松井が言い出した「全国学テで成績を上げられなかった学校は予算を減らす、校長には責任を取らす」発言。これはマスコミの批判が強く一応は取り下げたが、現場に対する圧力は変わらない。そして起こったことは、教員志望率全国ワースト1という結果。
 教員採用試験は各自治体が個別にやるから複数受験は可能。一人で何県でも受験できるから、合格県の中から自分の気に入った県を選べる。応募倍率3倍程度では誰も来ないケースは大いにありうる。つまり誰も大阪府の教員になりたがらないということだ。教師の高齢化が進む中でこれでは教育の継続性が」損なわれる。混乱するのは生徒ばかりだ。
 これというのも教育を只のコンビニ扱いした口先ばかりの低能児橋下徹と、河内の三流チンピラごろつきに過ぎない松井が教育に口をだしたからである。これも身から出た錆。自分で蒔いた種は自分で拾わなきゃならぬ。それも分からないのが、今の維新支持の大阪府民。
 なお今回の学テで問題になったのは、数学の記述式問題の三割という低い正答率。この理由は数学そのものより国語力の問題である。これが乏しいと、解答を上手く記述できなかったり、それより問題そのものが理解できない。数学力を上げようと思えばまず国語力を鍛えることだ。
(19/08/01)

 関西ローカル注目の大阪府堺市長選。維新が勝つかアンチ維新が勝つかが注目の的でしたが、結果は14000票の僅差で維新系が幸勝。得票率は、実は僅かだが50%に達していない。これでは府市合併に必要な住民投票2/3確保は到底無理。
 そもそも維新の主張は前の統一地方選もそうだったが、二重行政解消一点張り。しかし最早府市二重行政は解消されているはずだ。第一維新が大阪府・市のツートップを握って既に8年になる。その間、府・市議会も維新が多数派を握り、職員も云うことを聞かない奴はみんなクビにして、残るはトップの顔色ばかりうかがう骨なし・・・ついでにノーなし・・・役人ばっかりだ。これで未だに二重行政が解消されないとは不思議千万。よっぽどトップ・・・松井、吉村、背後に蠢く橋下・・・が無能なのだろう。
 では何故大阪で維新がここまで強いのか?一つは自民・公明の分裂が挙げられます。これの背景にあるのが部落解放同盟(いわゆる解同)の動きです。解同はもともとは社会党左派の行動部隊を担っていたが、60年代を通じての社会党の退潮からこれに見切りをつけ、更に細川連立政権下で、むしろ自民党への接近を図った。特に自民党保守派は、これを取り込んでいると考えられる。これには「日本会議」に代表される右翼と、被差別民との民俗学的関係が興味を持たれる。
 一方大阪では解同の支持が自民党ではなく維新に移った。これと同時に起こったのが、旧社会党系政党の退潮である。日本の歴史の陰で蠢く闇の勢力。まるで半村良の世界だが、大阪世論に影響を与えるのが芸人特に吉本系お笑い芸人。これらの起源が神人だったことを考えるとあながち荒唐無稽とも言えない。
(19/06/10)

 あの丸山穂高の北方領土発言に続いて、今度は維新参院比例区予定者の長谷川という人物の差別トンデモ発言。その前には大阪維新市議の選挙違反がばれている。丸山と長谷川に共通するのは政治家以前に社会人としての基本的な知識教養が欠けていることである。例えば丸山は国後島で女を買いに行こうとしたのを止められたのに対し「ここは、日本領土だ、オレは国会議員だ、不逮捕特権があるんだ」と居直ったらしいが、この男国会議員ならなにをしてもよいと勘違いしている模様だ。
 そもそも現憲法下で何故国会議員に不逮捕特権が与えられているか、その理由を分かっていない。これは旧憲法下で、政府が野党議員を事前に拘束しておいて強引に法案を通すということが横行していたからである。東大は一体どんな教育をしているのか?これでは二流どころか三流大学に落ちぶれる。昔ある自民党議員が講演会に遅れそうになったので、新幹線を強引に停車させたことがあった。こんなことをやっていたから、丸山なんてアホがでてくるのである。
 長谷川に至っては差別問題の本質を全く分かっていない。歴史もそうだが現代の政治史にも深く関わってくる。元々部落解放同盟(以下解同)には右派と左派があり、後者は旧社会党特に左派の支持母体であり行動部隊だった。
 ところが90年代の政権交代を始めとする政変で社会党が分裂し、更に同和対策特別措置法の失効で公共事業利権を失った。社会党の分裂で行き場を失った解同左派の受け皿となったのが維新である。元々社会党系解同の天敵は自民党と共産党。前者とは公共利権、後者とは選挙で激しく対立する。そして大阪の解同は維新支持に踏み切った。これは現在の大阪維新と自民・共産との対立を見ればよく分かる。今回の統一地方選で維新が圧勝したのもこれが原因である。長谷川はこのあたりの経緯が全く分かっていない。この発言で解同が維新との距離を置きだしたり、反発すれば次の参院選や衆院選に影響を与えかねない。
 なお解同と選挙の関係を分かっていないのは長谷川だけではない。アベも公明山口も同じだ。大阪解同組合員のなかにも創価学会員は結構いる。彼らの多くが今回の地方選で維新に投票したのだ。最近公明中央は、参院選がらみで維新との妥協案を地元に押し付けてきている。そこにこの発言だから大阪の学会員が一斉に反維新に傾く恐れだってあるのだ。どっちも東京生まれの東京育ちだから仕方がない。こんなことでは「地方創生」など絵に描いた餅だ。
 今回の地方選結果を見て、自民党アベ執行部は維新協力派の渡嘉敷支部長を通じて、都構想協議参加押し付けた。これに対し府連及び大阪支部は猛反発。下手すると自民大阪は分裂する可能性もある。その時大阪解同はどう出るか?長谷川発言によって、反中央派を支持する可能性もある。なお、アベ晋三はこれまでの部落解放運動の歴史に対し、正しい知識をもっているとは思えない。レベルは長谷川並みだろう。
 先日のBS-TBS某番組。ゲストは橋下徹。別に興味は無かったが試しに見てみると、「政権を獲るには細かいことをゴチャゴチャ云ってては駄目、でかいことをドーンとやるんだ」と怪気炎。あほくさくなって早速チャンネルを変えた。でかいことをドーンと打ち出すのが権力奪取に有効なことは筆者も認める。問題はそれから先だ。これでやるとろくな連中が集まってこない。丸山や長谷川がその例だ。近くは小泉郵政選挙ででかいことはドーンとやったが、集まったのは小泉チルドレンというろくでなし。彼らは次の総選挙であらかた消えた。12年総選挙でアベ自民が集めたのが今や「魔の三回生」と云われるろくでなし集団。つまり橋下や維新がやっていることは政治改革ではなく、中小企業の権力争いごっこに過ぎない。
(19/05/23)

 丸山穂高の北方領土発言に続いて先日の大阪市議会選で、維新候補の選挙違反がばれて、松井は大慌て。容疑は選挙運動員に法定額以上の日当を支払ったちうもの。しかし報道によると、中間に人材派遣会社がいて、その要求に応じて日当を支払ったらしい。こんなこと大阪市だけでなく、高槻でもやっているのではないかと思ってsしまった。
 そういえばあの選挙期間中、維新の動員力はすさまじく、駅でもどこでも維新運動員・・・それも概ね20代の若者・・・が絨毯爆撃的にビラ配り街宣活動を繰り広げる。組織の自民も引っ込む勢いだ。維新の母体は地域自営商工業者の二代目三代目。彼らは普段は忙しくとても選挙運動などやってられないはずだ。それが何故?という疑問に見事答えてくれたのが、この大阪市議。つまり人材派遣業なのである。
 これに任せればとにかく人は集めてくる。但しみんなアルバイトである。彼らは単価の高いほうに集まる。その結果値段は相手の言い値になる。今のような人手不足の時代、アルバイト単価はどんどん跳ね上がる。その結果がこれだ。あの莫大な運動員動員の金は一体どこから出ているのか?まさかアベ官邸機密費からではないだろうねえ。
 新聞報道によれば、選挙前松井、吉村、橋下ら維新幹部は候補者に「・・・ドンドンやれ!」と檄を飛ばしたらしい。そうすると末端は何をやってもよいのかと勘違いしてしまう。そして維新の選挙は河内や泉州の盆踊り化してしまったのである。
(19/05/19)

 大阪府知事・大阪市長選が公示になりました。今のところ、維新の吉村・松井を自公プラス共産他野党勢が包囲する構え。これだけで見るとアンチ維新勢力の圧勝のように見えるがそうはいかないのが選挙。
 例えば12年前、最初の維新府政が誕生した選挙。自民・民主党側は橋下を単なる泡沫候補とみなして舐めてかかった。その結果末端組織は動かず、結果は惨敗に終わった。その後も概ねこのパターンの繰り返しだ。
 原因の一つは支持政党が自民から旧民主勢力更には共産党まで及ため、候補の擁立に時間が懸かる。もう一つが従来の選挙のいきさつから、意思の統一が計れないことである。つまりトップ同志で共闘を確認しても、末端では対立意識が強く運動に身が入らない。そこを維新の一点集中作戦で突かれるというパターンである。
 今回もそうならないという保障はない。統一地方選挙は四年に一度、必ずやってくる。そうなら野党勢力は普段から次の選挙を睨んで候補を人選しておき、選挙民や支持母体への浸透をはかり、いざというときに備えておくべきだ。こんなことは選挙術のイロハではないのか?
 ところが大阪の自公や野党勢力は毎回いざとなってから慌てて候補選びに汲々だ。これでは選挙に勝てるわけがない。今回の選挙でも自民は最初辰巳琢朗擁立に動いたが、ドタンバで断られた。自民の混乱を見抜かれたのだろう。
(19./03/25)

 辰巳琢朗が断って、次に出てきた大阪府知事自民党候補。なんと元大阪府副知事で橋下・松井の側近だった小西という人物。但し都構想や橋下・松井のやり方に反発して、途中で辞任した経歴がある。これはかなり怨恨の籠った争いになりそうだ。
 勿論松井が面白いはずがない。早速「あれは協調主義の役人や。政治はリーダーを先頭にパーっと行かなあかん」と小西牽制。リーダー先頭にぱーっと行くというのは、古代ギリシア人やゲルマン人とか、今のトランプとその支持者のような未開の野蛮人のやること。まさに今の維新の性格を表している。文明人は何事も協調を旨とする。
 とはいっても選挙の中心となるのはこれまた未開の野蛮人の代表である自民党と維新。お互い怨恨の塊だからただでは済まない。小西は役人あがりだから自分ではやらないだろうが周りは黙っていない。対する維新は松井・吉村自身が戦闘モードだから、戦いあるのみ。おそらく中傷・怪文書が乱れ飛ぶ「汚い選挙」になるでしょう。
 但し未だ大阪市長候補が決まっていない。あの暴言明石市長だったら面白いが、本人は明石市長選出馬を決めているからこれは無理だ。
(19/03/12)

 1990年ソ連が倒れロシア連邦が誕生。初代大統領はエリツイン、首相はプーチン。7年後エリツインが引退すると」跡を継いだのがプーチン。首相はメドベージェフ。7年後、任期切れでプーチン」引退かと思うと、メドが大統領でプーチンが首相。実権はプーチンが握っている。そして7年後、今度こそプーチン引退かと思うと、プーチン大統領でメド首相。何も変わらない。このように大統領と首相を交代で繰り替えしていけば、プーチンは永久に・・・本人が死ぬまで・・・権力者であり続けられる。なおロシア語で”死ぬまで”というのは自然死とは限らない。後ろからズドンもあれば、いきなり逮捕されルビアンカ刑務所での銃殺もある。毒殺はイワン雷帝以来、ロシア宮廷の得意技だ。
 これと同じことをやろうとしているのが大阪維新の松井と吉村が画策する大阪地方選ダブル選挙である。要するに自公に反対され、任期切れて行き詰まった都構想法廷協議会を先延ばししようというせこい算段。これは肝心の自民党中央からも批判され、アベも触らぬ神にたたりなしで知らぬ顔を決め込んでいる。
 そもそも大阪都構想とは、たかが飛田風俗業組合の顧問弁護士だった橋ノ下徹が読売TVや吉本興業の支援を受け大阪府知事になった時、初めて地方行政に素人だったことに気づき、自分の無知無能を棚に上げて、悪いのは大阪府・市の分離行政だと錯覚したことに始まる。
 松井も吉村も橋下のおかげで現在の地位に就いたのだから、ボスの教えを守らなくてはならない。それは彼らだけ・・・八尾のヤンキーや飛田風俗・・・の世界で通じる論理である。
 しかし肝心の大阪府民や市民はどうなのか?筆者はここ40年来の大阪府民だが、大阪都になれば何がメリットで何がデメリットなのか、具体的な説目は聞いたことがない。松井も維新も全く説明しないのであ。
 ところが大阪市立府立大」統合」とか、水道統合とか、歌う意的なことは府市民置き去りでどんどん進んでいく。こんなことで地方民主主義が守れるのか。その挙句が府市ダブル選挙だ。これでは大阪府市は、まるっきりロシアと変わらない、非民主一党独裁制国家だ。
(19/03/05)

 大阪都構想に関する法定協議会で、維新と反対派の自民・公明が罵詈雑言の罵り合い。感情がここまでこじれると容易に歩み寄る事はできません。原因は前の住民投票で一旦否決されたにも拘わらず、維新がそれを認めたがらなかったからだ。普通ならこの結果で、数年間の冷却期間を置くとか、潔く引っ込めるものだが、松井・吉村がしつこく出してきたのが混乱の基。馬鹿は死ななきゃ治らないの一例。
(19/01/23)

 「書いたものがある」と大阪府知事にして日本維新の会代表の松井一郎。「書いたもの」とは何者だ。つまり去る17年総選挙に於ける選挙区割りと都構想における住民投票日程に関する密約・・・言い換えれば闇取引の証文。府市合併という大問題が、我々一般市民が知らないところで、こんな闇取引で行われていたとは驚きだ。この件で分かったのは、府政刷新を訴えて府政を握った維新も、その本質は自民党と変わらないナアナア闇取引政党だったということ。筆者はとっくの昔にこんなこと見通していたが、気づかない府市民がが遥かに多かっただけである。
 そもそもこういう政治的取引の証拠は、通常墓場まで持っていくのが常識。それをテレビの前で堂々と喋る神経にも驚かされる。相手の公明もびっくりだる。他の党もこんなことでは、今後維新とはうっかりしたことは相談できないということになる。松井・吉村・橋下の年齢を考えれば、それもそうかなあという気もする。
 25年大阪万博が決まった後の記者会見で松井は、「最後に各国に猛アタックをかけたおかげや」とか「風呂敷を広げるだけひろげたんで、中身はこれから考える」とか、云わんでもよいことをペラペラ喋る。「猛アタック」とは何のことや、現ナマか、と疑われかねない。「風呂敷」発言に至っては、いかに大阪人がいい加減でアホかということを世間に広めているだけだ。こんなバカ三人を市長や知事に選んだ大阪府民がアホなだけだ。大手企業はじめまともな人間がみんな大阪を去るのもやむを得ない。
(18/12/26

 大阪府の公募校長が昨年1年間で計18回108分、中抜けしてたばこを吸っていたのがばれて懲戒免職。一方の知事は議会を中抜けして公用車を喫煙所代わりに使ってたばこを吸っていても、すんまへんと頭を下げただけで後は居直り。クビに「なった校長も公募に応じたのだから維新贔屓だったのだろう。しかし最後は維新に裏切られてしまった。このけじめの無さが、今の大阪の地盤沈下を産んだのである。
 筆者は大学卒業後サラリーマン時代の大部分を大阪で過ごした。その間二度会社を代わり、三つの会社を見てきたが、どの会社にも共通して言えることは、大阪(支店・事務所)にはけじめが無いことである。まず肝心なことが、何処か目に見えないところで決まる。決めてもそれを守らない。組織の裏で画策するものがいる。しかも経営側は職制を無視してそれと闇取引をする。だから下の者は上司のいうことを聞かず、バラバラに行動する。まるっきり動物園だ。こんなことだから大阪は何時まで経っても二流都市なのである。阪神タイガースが何故ダメかというと、このようないい加減な大阪風土がベースにあるからだ。
(18/11/02)

 橋下徹が著書で「維新は失敗だった」と書いたことが話題になっています。理由は国政レベルで自民党に対抗できる野党になるべきだったのに、都構想に重点を移しすぎているからだ、ということらしい。つまり本来国政政党になるはずが、地域政党に堕していることが彼の意図に合わない、ということなのだろう。
 しかしこの認識はもともと原点である「大阪維新の会」を立ち上げた大阪派とは異なるものである。大阪派に言わせれば「お前なんかに言われたくない」のだ。
 世間には今の「日本維新の会」は橋下が作ったものと思っている人が多いだろうが、それは間違いで、橋下は後からやってきて、維新を乗っ取っただけなのである。
 国政政党「日本維新の会」の前身である「大阪維新の会」は、もともと自民党大阪府連の青年部が主流派から分裂してできたものである。今から23年前、大阪府知事だった中川という木っ端役人崩れが関空汚職で捕まって、次の大阪府知事選に自民党は候補を立てられなくなった。その隙をついて出てきたのが民社党の横山ノック。以来12年に渡って民社ー民主党府政が続いたが、当時の府知事だった太田が経費の私的流用(大した額ではない)を追及されて辞任。
 さて次の知事選で与党(民主党)が建てたのは元阪大教授の熊谷。労組や市民団体の支持を得て勝利は盤石と思われた。しかし自民党中央が担ぎ出したのが、当時テレビコメンテーターで人気の高かった橋下徹。本人は当初否定していたが、密かに官邸に飛び自民党総裁だった福田と面談。福田の支持を取り付ける。
 そして自民党は地元の自民党大阪府連の頭越しに橋下支持を打ち出した。橋下と大阪j民党との間に隙間ができたのはこの時だろう。そして独自候補を立てられなかった「大阪維新の会」が橋下に乗っかる形で支持を打ち出す。
 自民党大阪府連はとしては「大阪維新」は自分達から出て行った敵対勢力、おまけに中央が府連の頭越しに橋下擁立を決めたものだから、大阪自民と橋下の不協和・軋轢はここから始まった。」 
 一方「大阪維新」は府議会(後では市議会も)与党として、更に自民中央の支持もあって橋下と蜜月状態、飛ぶ鳥落とす勢いだった。これが狂ったのは09年政権交代で生じた自民党の分裂。自民党から分かれた松波ケンタ他の自民保守派が維新に加わったり、シンタローが国政に色気を出して橋下にすり寄ったりして、維新は従来の地域政党から国政政党に踏み出すことになった。しかし、元々そんなノウハウは持ち合わせていない。その結果生じたのが、東京(国会議員)派vs地方(地方議員)の対立である。ここに見られるのは、肝心の一般支持者の意志を無視した、議員間の対立である。
 一般支持者はあくまで大阪の活性化であって、政権を取ることではない。その点を橋下は誤解している。また、松井ら幹部も大阪への所為投資を餌に、自民党補完政党になろうとしている。双方に共通しているのは、中央への媚へつらいと地域住民無視である。
 「維新」が失敗だったということは、これまでの一般支持者の努力を無視した上から目線発言である。この一言は維新の分裂を誘うことになるだろう。もっともあんな失敗政党は二つどころか、三つでも四つでも分裂して、このよから消えてなくなればよい。
(18/09/16)

 全国学力テストで、またもや大阪市が政令都市中で最下位の栄誉。これが頭にきた市長の吉村が、学テの成績を教員の給料に反映させると馬鹿発言。市長・・・も知事も・・がこういう馬鹿ぞろいだから、大阪は何時まで経っても二流、そのうち三流都市に落ちるだろう。吉村が馬鹿という理由は、テストの成績と教育をごっちゃにしていることである。前者は後者の結果であるが、教育の方針・内容がテストの意図とずれておれば、何時まで経っても結果は出ない。
 教育には初等・中等・高等・後期高等の4段階があるが、一番結果が見え易いのは後の二者である。一方前の二者は直ぐには結果は出てこない。何故ならこの時期、子供は知的には発展途上段階で、この後どうなるか・・・伸びるのか、しぼむのか・・・予測がつかないからである。 この時期の教育を左右するのは、その地域の文化である。文化は長時間の歴史から作られる。
 大阪の教育文化は江戸時代以来、実学中心で作られてきた。実学とは現行一致、結果がすぐに出る学問である。初等教育では、読み書き算盤がそれに相当する。だから大阪の教育方針も、永く実学中心、テストで点数を取る教育にシフトしてきた。ではなぜ、国の一斉学テで良い成績が取れないのか?それは文部科学省の狙いと、大阪府・市の教育方針にずれがあるからである。
 大阪府・市の感覚では、学力とは計算能力や漢字能力で、それらが足りないから成績が悪い、それは教員の努力不足だということなのだろう。ところが、最近の文科省の狙いは、読解力や論理力、つまり問題の陰に潜む課題の洞察力なのである。これはいくら練習問題を繰り返しやっても身につかない。文化の問題なのである。教師より、親の方に責任がある。親がアホなら子供もアホになる。大阪の親は昔から勉強や学習や読書を馬鹿にしてきた。その成れの果てが、今の教育委員会であり、それを任命した大阪市の世寿村や大阪府の松井である。
 大阪から維新を追放しない限り、大阪府・市の低成績は治らないだろう。
(18/08/03)

大阪じゃ府市統合と云っているのに、海の向こうのカリフォルニアでは、州の分割案が出てきた(但し州最高裁の裁定で住民投票は中止)。こっちの言い分は広域自治体で行政の効率化を。向こうでは大きすぎる自治体を分割して、住民の意思を自治体の政策に反映しやすくする事。どっちも目標は同じ効率化だが、目指す方向はまるで逆。その理由は、こっちは行政(首長、役人)目線、あっちは住民目線。どこでこれだけの違いが出てきたのか?それは民主主義の歴史の差だろう。
 こっちの民主主義は占領者=アメリカ=マッカーサーから与えられたもの。向こうは自らが勝ち取ったもの。だから大事にする。何処かの国のように、小学校の席替えじゃあるまいし、自党の都合で議席数を勝手に減らしたり、増やしたりしないのだ。
(18/07/19)

 昨日、大阪府下での二つの市長選(豊中と泉南)で、立て続けに自・公推薦候補が勝利(但し、豊中は民進・立憲も相乗り)。ということは維新系が敗れたと云うことである。府市合併でどれだけメリットがあるのか、大阪市民も府民もよく分かっていないのが実情。そもそも大阪都構想というものは、今から10年程前、福田内閣の時に橋下徹がひょんなことから大阪府知事選に勝って、それからしばらくしてから言い出したことで、その時の選挙では争点にも何にもならなかった。
 ところが府知事選における民主党推薦候補、それを支持する大阪府市職員組合、更に大阪府に対する大阪市のイジメとか、自民党系商工業者に対するうらみが重なったおとが発端である。もともとがきちんとした理念に基づくものではなく、只の個人的思いつきだから、イマイチ盛り上がりに欠ける。こんな事で府市合併をやっても、いずれ又分裂するかもしれない。大阪都構想とはその程度のレベルの話である。
(18/04/23)

 アベが大阪で大阪都構想に反対する考えを表明(自民党大阪府連総会)。ついでに維新が進めている住民投票にも否定的で「あんなものはしょっちゅうするもんじゃない」と云ったらしい。それなら、解散総選挙も「しょっちゅうするもんじゃない」はずで、云うこととやることが全く正反対。
 それはそうと当たり前だが、維新の松井は猛反発。来年の統一地方選・参院選は保守が分裂し、それに公明も加わって、血みどろの争いになるだろう。アベの心変わりで都構想がポシャれば、これも当たり前だが市大/府大の統合もスタートラインまで後退。それだけでなく、今大阪市内では都構想に基づくインフラ整備が進行中・・・例えば市立住吉病院の移設、環境局森ノ宮工場跡への市大移転。これらは一体どうなるのでしょうか?何よりも25年大阪万博やIR誘致はどうなるのか?
(18/04/15)

 サンフランシスコの中国人慰安婦を巡って、とうとう大阪市が姉妹都市提携解消を決定。サンフランシスコのこの急速な決定の背景には、先月の中国全人代報告が影響していることは明らか。この報告で習近平は中国の一国強国主義を打ち出しました。これは今後中国はよその誰からの忠告も受けず、自らの意思で行動すると宣言しています。それの一発目で、それに大阪市が引っ掛かっただけのこと。
 サンフランシスコのリー市長の国籍はアメリカですが、両親とも中国人なので人種的には純粋中国人。市議会多数派は中国系又は韓国系で日系は少数派。慰安婦像設置は全会一致ということだから、今やサンフランシスコの行政・経済は中国・韓国系に牛耳られていると思った方がよい。ヒスパニック系は数は多いだろうが、不法移民が多いから議会への影響力は乏しい。
 問題の慰安婦像は某中国企業が所有地内に作り、それをサンフランシスコ市に寄贈したもの。この中国系企業が北京の影響下にないと考える方が不思議。つまり問題の慰安婦像は北京の意志の下に作られたのである。
 リーもその他の中国系も中国人でも共産党員ではないから、北京の決定はどうでもよいはずだ。しかし血は水よりも濃いで、日本の主張より故国のプロパガンダを信じやすいのは当たり前。おまけにビジネスの面では、今や日本より中国の重要性の方が大。まして大阪のような日本の二流都市*、市長が幾ら吠えようが無視して構わない。それがリーの判断だ。
 大阪市長もあまり吠えすぎると次の万博誘致に悪影響が出てくるだろう。ずばりこんなたわごとほおっておけばよかったのだ。
*どうも大阪市長吉村とか、大阪市民はいまだに大阪が世界の一流都市と錯覚しているようだ。とんでもない、大阪は最早日本の二流、世界では三流都市まで没落しているのである。この事実を市幹部や市民も冷静に受けとめるべきである。市立大学もまともに維持できないようでは、万博などチャンチャラ可笑しい。
(17/11/24)

 維新などもうダメだよ。丸山議員の離党トラブルが発端だがそれに対する橋した、松井の対応がお粗末すぎる。政党どころか、関西ヤンキー集団そのものだ。こんな連中に貴重な一票を投じてきた大阪府民始め、関西人のアホさ加減が良く分るのだ。
 そもそも橋した徹と云う人間が、人間なかんずく大阪府民を舐め切っているのだ。丸山が維新離党を決断した理由の一つに、橋下がツウィッターで、「丸山が金で公認を買った」というのがあった。これは後に否定しているが既に遅い。、逆に言うと、維新が金で丸山に公認を売ったと受け取られる。卑しくも弁護士を名乗るものが、何故こういう馬鹿なことを言うのか?アホとしか言いようがない。
 これが響いて維新分裂ということになりかねない。
(17/11/01)

 一昨日フィリピンカジノで起こった銃撃放火事件。警察は個人の強盗事件と発表しているが、その後ISISがテロと発表。しかしISISIは自分がやったことでもないのに、やったやったと騒ぐパクリ集団。今のところ、警察発表の方が信憑性が高いでしょう。
 しかしこれでショックを受けたのが、大阪IR構想。大阪IRカジノにも、こういう強盗やテロリストが入り込む可能性があるという例である。これでもやりますか?大阪府民はもっと冷静になるべきです。
(17/06/03)

 先日25年大阪万博セレモニーが東京で開かれましたが、集まった財界人は極僅か。東京では翌日の新聞にも殆ど扱われなかったよし。いや大阪万博は大阪でやるんだから、東京はどうでもよい、と突っ張る人もいるかもしれないが、それはとんでもない間違い。
 大阪万博は元々松井ら維新が東京中央(=アベ官邸)に強く働きかけて、それで閣議決定に至ったといういきさつがある。だから初めから大阪単独では出来ない、と思っていたのだ。松井らはこれをオールジャパンで、と政府・与党頼みをあからさまにしており、更に招致委員会トップに経団連会長の榊原まで担いだしている。つまり大阪万博は名前こそ上に大阪を被せているが、実態はジャパン万博を意図しているのは顕か。ところがその発会に当たって、東京(=中央)に無視されたのでは、先が思いやられる。
 大阪万博は実は様々な矛盾・問題点を抱えている。それらは事業をすすめていくに従い明らかになっていくだろう。
1、大阪万博を言い出したのは松井。その支持母体である「大阪維新の会」は、大阪の中小自営業者がベースで基本的には反知性主義。既得権益をベースとする自民党とは対立関係にある。大阪府万博招致委員会顧問になった橋したや堀江は、アンチ経団連の反知性主義ポピュリスト。ところがトップが伝統保守主義経団連会長では、論理の整合性が取れない。その内次第に両者の溝が深まるだろう。
2、大阪万博のコンセプトが全く分からない。実は松井がいいだしてからも二転三転している。筆者は大阪府民だが、万博テーマは何か?と云われれば答えられない。言葉だけが先走って、意味が分からないのである。大阪府民の殆どがそうだろう。つまり大阪府民とは無関係なところで、ことが決まっていっているのである。
3、万博会場建設コストが全く不透明である。夢洲開発計画図なるものを新聞でみたことがあるが、誰があんなへたくそ漫画を描いたのか?話にならない夢物語である。夢洲の下にアスベストが眠っていると知れば、参加を躊躇する国も出てくる。
4、万博が大阪経済発展の引き金になると信じるアホ、そう宣伝するペテン師が多いが、それは70年当時と今との経済・社会条件をごっちゃにした幼論。夢よもう一度は魔術のようなもの。術が解ければ、現実に目覚めさせられる。その現実が何かをよく考えることだ。
(17/05/06)

 大阪市が舞洲IRへの地下鉄延伸費用を、カジノ事業者にも負担させる方針を決めた。但し大阪市が決めただけで、これに応じる事業者が現れるかどうかは不明。
 さてこんな条件で、ハイと手を挙げる事業者がどこにいるでしょうか?IRの立候補ライバルは、国内だけで三か所あり、更にこれに海外が加わる。大阪市はわざわざ合格ハードルを自ら上げたようなものだ。これでは勝負にならない、大阪が日本一多い「儲かりまっせ詐欺」のようなものだ。
(17/02/01)

 大阪府の本会議で、カジノ法によるギャンブル依存症問題を問われると、知事の松井は「だったらパチンコ依存症はどうなんですか?」と逆ギレ。こういうのをヤンキーが良く使う「居直り」という。泥棒が「俺は泥棒だが、盗人じゃない」と云っているようなものだ。まあ、この知事、頭に剃りがはいっているから、この程度のことは云いかねん。
 そもそも府知事たるものは、依存症対策こそ自分の責務だ。それをほったらかして金に目がくらんで、新たな依存症を作ろうというのだから話にならない。こういうヤクザ野郎を知事にしたのは、一に大阪府民が愚かだからである。
(16/12/25)

 沖縄での大阪府警機動隊員の「土人」、「シナ人」発言が話題になっています。いくら大阪でも、普段沖縄人をこのような表現で呼ぶことはありえません。こういう言葉はネトウヨ特有表現です。2チャンネルなんかにはゴロゴロしている。
 たまたまネットに、事件の動画があったので見てみると、問題の隊員は「子供」だ。多分、高校を出て警察学校に入り、任官してから直ぐ配属されたのだろう。つまり殆ど社会経験を積んでいないのである。なおこの隊員、背後から上司だろうか誰かに肩をたたかれて静止されているにも拘わらず、口論を止めない。これは単なる一時的興奮ではなく、確信犯的である。普段から何らかの意見に影響されていたのだろう。そういうのを、沖縄というデリケートな現場に派遣する大阪府警のセンスにもあきれる。
 それに輪を掛けたのが、その後の松井発言。マスコミは機動隊員をねぎらう言葉だけを問題にしますが、本当の問題はそれに続く反対派批判です。これはまさに沖縄批判ともとれる言葉で、先の機動隊員「土人発言」と根っこは繋がってい居るのです。
 このように、自分の身内が外で何かトラブルを起こしたとき、身内をかばい世間を敵に回して居直るのは、やくざ・・ヤンキー・暴走族、そして「たけし軍団」のような一部芸能界特有の現象です。松井にとって問題の機動隊員は身内、それを批判するマスコミは敵だ。まさに八尾のヤンキー上がり松井の馬脚が現れた一件。そもそも頭にそりが入った知事など、これまでも何処にもいなかった。
 こういう場合、オヤである松井は、とにかく沖縄に対し謝罪し、悶着を起こした身内にはきつく仕置きしますと云うべき。ところがこいつは、逆に沖縄のメンツを潰すような発言で、火に油を注いでしまった。結縄に喧嘩を売っているようなものである。大オヤのアベ、代貸の菅も慌てているだろう。せっかく話をつけようとするときに、ぶち壊しやがって、だ。さてこれで自民・維新の中がどうなるか?
 このような視野の狭さ、思慮の浅さが今の保守・右翼の特徴である。あの機動隊員にも、松井にも共通するのが、日本語力の劣化、ボキャブラリイの不足である。これはやっぱり、本人達の能力・努力・勉強不足が原因である。
(16/10/21)

 一昨日BSフジプライムニュース。テーマは「25年大阪万博の是非」。突っ込みは東大某教授、受け手は大阪松井と堺屋太一。全部を見ていたわけではないので、全般的な批評はできないが、なんとなく大阪側は防戦一方の感。
 万博テーマについて東大教授が質問すると、堺屋は「テーマなんかどうでもよい、コンセプトが大事なんだ。コンセプトとはどうやってやるか、だ」と大慌てで反論・・・声が振るえていた。しかし普通の人間なら、まずテーマがあって、それからコンセプトが生まれると考える。堺屋はそれを全く無視し、万博の運営技術が大事だ、コンセプトがあればテーマは後からくっついてくると主張。
 これは逆立ちの発想だ。テーマなんかどうでもよい、コンセプトをまず出せと言われると、デザイナーは何をデザインしてよいか分からなくなる。結局出てくるのはバラバラのガラクタ寄せ集め。目に見えている。
 大阪万博テーマ「健康と長寿」について、司会者が「これでは60載以上の人が対象と思われてしまう」と突っ込むと、堺屋は慌てて「これは人の健康だけでなくて、地域社会ひいては地球全体の健康問題だ」と逃げる。地域や地球の健康なら、環境の問題だ。ところがこれは前の名古屋万博に取られてしまった。そこで苦し紛れに思いついたのが「健康と長寿」、てなところだろう。聞いていても堺屋の説明は支離滅裂で、さっぱり分からない。
 ところで、我々一般大阪府民にとって一番の興味は、松井や堺屋が皮算用している6兆円という経済効果。果たしてこれが実現可能なのか?それともン千億の借金を大阪が抱えるのか?この点は今後も十分T目ていかなければならない。少なくとも20年東京オリンピックの混乱の轍を踏まないためにもだ。
(16/10/09)

 久しぶりに橋したの悪口。本日ネットを見ていると、某テレビ番組で橋したが石原シンタローに対し「ぶん殴ってやる」とどなったらしい。原因は都知事選でシンタローが「厚化粧の女は嫌いだ」とかなんとか言って増田支持を訴えたことらしい。
 何故厚化粧と言われるのが嫌なのかよくわからない。小池自身、鳥越に対し「病み上がりのふらふらだ」と悪口の云い放題。それに鳥越が抗議すると「これが選挙です」と平然。だったら厚化粧ぐらいどうでもいい話なのだ。事実、石原の「厚化粧」発言に対しては小池陣営は無視している。橋しただけが舞台で踊っているのである。
 問題はそれだけにはとどまらないだろう。「ぶん殴ってやる」という言葉はネット上とはいえ、見方によっては相手にたいする威圧・威嚇と受けとられかねない。これは刑法犯となる可能性がある。情報によれば、橋したは自分のブログで、批判者に対し、バカだのなんの悪口の吐き放題らしい。これは弁護士の服務規定に反するのではないか?弁護士に限らず”士”が付く資格を有する者は、みんな節度とか品位を保持する義務があるはずだ。それを橋下は既に踏み外していると思われる。
 もう一つが10ch”行列が出来る法律事務所”問題。このレギュラーだった大渕という弁護士が、「法テラス」による法律相談(無料)に対し、相談料を請求していたことが分かって、資格停止処分になった。
 これに対し、大渕は「中国関係の仕事が多くて日本の法律の知識がなかった」と言い訳。こんなバカな話はないだろう。そもそも「行列・・・」は日本国内での法律問題を扱う番組である。そんな番組のレギュラーに、日本の法律に疎い弁護士を持ってくるなどとんでもない。また、引き受ける弁護士も無責任極まりない。要するにどっちもウソをついているのである。
 これに対し橋したは「処分は重過ぎる」とマスコミ発言。聞くところによると、両人とも同じ芸能事務所に所属しているらしい。何のことはない、法律問題が芸能問題になってしまったわけだ。しかも橋したの対応は、弁護士らしい法律判断ではなく、単に自分と同じ事務所の美人弁護士の収入を守りたかっただけだ。
 こういう問題は、今のマスコミが、分からないことの説明に専門知識ではなく、テレビ画面での見てくれを重視することから始まっているのである。
(16/08/17)

 一昨日の週刊文春に「鳥越の女性凌辱過去」という記事があって、鳥越側が文春を刑事告訴する騒ぎ。これに対し大阪の橋したが「鳥越のケツの穴は小さい、ボクの場合は・・」と批判。鳥越のケツの穴は小さいかもしれないが、橋したのそれはよっぽど大きいのだろう。どれほど大きいか見たくもないが、その穴はどちらの方向を向いて、どなたを待ち受けていたのかね?石原シンタローか、アベ晋三か公明山口か?誰が一番気持ちがよかったのでしょうか?
 まず問題に取り上げたのはどちらも週刊文春記事。ただしこのときの双方の地位は大違い。鳥越はまだ一候補者であって、公人ではない。公人でない一市民がメデイアから一方的に名誉を棄損されれば、抗議するのは当たり前。内容によっては告訴だってあり得る。
 一方、橋したが文春から取り上げられたのは、知事になってから。知事ともなれば行政権限を使って、様々な方法で反撃することも可能である。それがその後の彼の対応である。彼はネットを使って「くそ文春」とか「くそ新潮」とか下品な言葉で攻撃する。他のメデイアは面白がって、それを拡大報道する。
 その最たるものが「週刊朝日」事件である。これは佐木隆三というルポライターが、橋した徹の出自から現在に至る過程、その選挙手法を週刊朝日に連載したものである。内容は根拠はあり・・・・筆者もそう思う・・・、従って名誉棄損で提訴しても原告敗訴となる可能性が大。そのためか、彼は提訴は避け、こともあろうか週刊朝日とは経営権も資本も完全に分離されている朝日新聞に対し、取材拒否・謝罪を求めた。こんな滅茶苦茶な話はない。子供の喧嘩に親を引きずり込むようなものである。
 このように当事者をターゲットから外し、その周囲を叩くのは、やくざ・同和の常とう手段。それに日本中のマスコミが引かかったのである。最もみじめなのは朝日新聞とテレビ朝日。取材拒否という恫喝に屈して橋したに屈服してしまった。その他の新聞・テレビも似たようなものだ。
 さて未だ一市民でしかない鳥越と、知事という職権を利用して反対派を封じ込めた橋したとで、ケつの穴という評価基準はさておいて、人間としてどちらが信頼できるでしょうか?*
 このようにケつの穴の大きい大阪橋したは、自分のケつの穴をひけらかして、日本中に汚物をバラ撒くのである。無論世の中には、汚物を好むカラスやネズミ・イタチの輩も多くいるから、なかなかなくならない。週刊文春や新潮はこの汚物をバラ撒くくカラスのようなものか?
*かつての大阪府知事選で、橋舌は盛んに自分を同和地区出身者と訴えた。これに騙された左翼系マスコミもあった。実は彼と彼の家族は同和地区に住んだことはない。少なくとも定住履歴はない。つまりカタリ同和なのだ。
(16/07/22)

 昨日は応用地質学会関西支部の役員会。あまり問題もなく終了。終わってからは呑み会で、集まるのは何時ものメンバー。その中に現職の大阪市大教授・・・と云ってもワタクシの10年後輩だから、学会ではワタクシの方が威張っている・・・がいて、それに今話題の大阪市大、府立大統合の問題を聞くと、学内はむしろ当然のことと受け止めている。つまり実際に生じるのは、市大による府大の吸収合併だ。但し新しい大学名も何も決まっていないから、具体策はこれからだ、そうだ。
 大学名については「副首都大学」なんんて案もあるそうだ。誰がこんな名前を考えだしたのでしょうか?ワタクシが思うに、ひょっとして堺屋太一あたりではなかろうか?そもそも大阪副首都案がいきなり出てきたのも堺屋が思いついて松井のような低知能者を炊きつけた可能性が考えられる。後輩の市大教授も「こんな中途半端な名前なんて」と馬鹿にしていた。
 そこまでして大阪を東京の二番手、というより、実質上東京の妾にしたいのか?こんな屈辱的提案をする松井・堺屋など「おおさか維新」こそ大阪の恥・面汚しだ。
 なお、呑み会のメインテーマはやっぱり平成28年熊本地震」。出るは出るは、気象庁とか関東系地震学者への批判・悪口。テレビや新聞に出てくる専門家(と称するシロート)コメントを批判しているのは、ワタクシだけではなかった、と言うことが判ったのが収穫。
 (16/04/26)

 昨日行われた二つの衆院補欠選挙。北海道5区は自民が民共推薦の無所属候補に宰勝。未だ民共共闘は地方では浸透せずぎこちないようだ。一方京都3区は予定通り民進候補が圧勝。投票率たった30%かそこら。と言うことは、自公組織や支持者は寝てしまったということだ。独自候補を立てられなかったのなら、アンチ民進で衆院では友党の(おおさか)維新候補支持に廻ってもよさそうなものだが、結果を見るとそうではない。ここにもぎこちなさが感じられる。
 自民と(おおさか)維新との関係は、中央と地方とでは、まだかなりずれというかネジレがあるようだ。果たして7月の参院選までに、与党も野党もこのぎこちなさを解消出きるでしょうか?
(16/04/25)

 囲碁の名人がコンピューターソフト(AI)に敗れると言うことで騒ぎになっていますが、いずれこういうことになるのは予測されたことではなかったでしょうか?要するに人間の知能より優れたAIが現れるということです。AIを具体的に表したものがロボットです。今から8年前の大阪府知事選。民主党が推した熊谷候補はロボット工学の世界的権威。対する自民候補はテレビタレント上がりの弁護士橋下。なんとなく今話題のトランプに似ている。橋下の主張は「血の通わないロボットではなく、血の通った人間を!」と言うわけで当選。
 さてそれから8年。政府の次の成長戦略の中にロボット産業育成がある。開発特区が決められたが、大阪はお呼びも懸からず福島に持っていかれた。その代わりかどうか知らないが、大阪府が出したのが大阪副首都とか、10万人盆踊りという相変わらずのお祭り行政。前者は荒唐無稽としか言いようがない。首都東京が機能不全になったとき、大阪がバックアップにはいるというのだが、積年の東京一極集中で大阪にはろくな人材はいない。それより大阪は北朝鮮ノドンの射程内にあるから、東京より危険度は高い。だからこんなもの机上の空論役立たず。
 その次出てきたのが10万人盆踊り大会。一体どこでやるのかね。場所はともかく、こんなことをやれば騒音が酷くて近所迷惑この上もない。それどころかこれを目当てに暴走族とかややこしいのが集まってくる。従って何処も引き受け手はない。せいぜい大阪湾の埋立地だ。舞洲の処分法が未定。その穴埋めにやるというのであれば、只の応急手当。それが目当てとすれば、これまでの大阪府臨海開発に、なんの長期計画もなかったということになる。少なくともこれまでの8年間は「維新」府政だった。その間何をやってきたのかねえ?
 こういう馬鹿馬鹿しいことしか出てこないのが、今の大阪の知能なのである。こういう荒唐無稽、お祭り府政を唆しているのが、「おおさか維新」の顧問堺屋太一という人物。大阪万博の夢を未だに引きずって、現実を逃避しお祭りに身をささげる老害。これが諸悪の根源である。これならAIの方がマシだと思うのが当たり前。と言うわけで将来、大阪府政はAI(ロボット)に任せましょう。
 なお今後量子コンピューターが実用化されれば、これは現実化します。これで動くAIは人間と同じ感情も理性も備えていると考えられます。ちょっと怖い気もしますが、知性のない人間が血気にはやって核のボタンを押そうとしたとき、理性AIが核兵器に繋がる全ての回路を遮断する効果も期待出来るのです。
(16/03/14)

 今夏参院選で橋したの出馬はない、と「おおさか維新」松井は明言。しかしこの党、これまでないないと言って突然アルという騙しの常習犯。今度もその手口だろう。おりしも橋したは読売テレビのバラエテイ番組への出演が決定。これなど態のいい選挙事前運動だ.。
 こういう特定政治家への番組提供こそ、総務省は「電波停止処分」にすべきである。つまり読売テレビを潰せばよい。高市にはそんな覚悟はあるのかねえ?所詮奈良の被差別民出身だから、橋したとか松井のようなヒニンとは馬が合うのだろう。
(16/02/17)

 本日近所を歩いていると、松浪ケンタの宣伝カーが走っていて、「災害時の首都バックアップのために大阪を副首都に」と叫んでいる。大阪を東京震災バックアップ拠点にすることは、筆者が既に21年前に提案している。しかしその後辞めてしまった。
 理由の(1)は大阪がその能力を失ってしまったことである。果たして今の大阪府市に首都代行機能があると思う人がいるでしょうか?その原因はこれまでの橋した松井体制で、まともな人間がいなくなった所為なのだ。自分で有能人間を追い出しておいて、いきなり過大要求を出すのは、筆者もこれまで4見てきた無能経営者の共通点である。
 能力のない人間に大事を託しても何の意味もない。それどころかとんでもない混乱を起こしかなない。神戸大震災の折、大阪府市がどういう態度をとったか?あれは神戸の問題や、ワシ等には関係ない。それが大阪なのである。
 地震直後に大阪市立大学を中心に震災研究プロジェクトが始まったが、当初中心になったのは理学部地学教室。その後工学部の建築や土木も加わったが、全学的取り組みに成り得ていなかった。そもそも大阪は昭和50年のジェーン台風以来、災害らしい災害に直面していない。地震も台風もみんな大阪を素通りするのである。従って大阪から災害」対策のノウハウが消えてしまった。テキストブック対策ならいざ知らず、現場密着型災害対策なら兵庫県の方がズーット経験が豊富である。
 理由の(2)は情報伝達のスピード分散化である。21年前の情報伝達は、殆どNTTネットに頼らざるを得なかった。そのため、何処かに情報を集約しなくてはならなかった。
 しかし今はそんなことはない。SNSを使えば様々な情報は何処でも瞬時に取り出せる。更に対応策もクラウドを使えば幾らでも出てくる。副首都というより、何処かに中心を持たなくてはならないとう概念自体がアナクロなのである。
 理由の(3)は、ケンタや橋したが主張する東京震災とは、首都直下型地震のことだろう。阪神淡路震災でも判るように、直下型地震の被災範囲は、せいぜい震源から半径数10㎞の範囲である。バックアップに入るのは千葉か横浜、せいぜい仙台辺りで十分である。なにも500㎞も離れた大阪が口出しすべきではないし、東京の地理もろくに判らない大阪人が口を出しても迷惑なだけだ。東南海地震のような広域災害では、大阪だって被災地になるから、副首都どころの話ではない。
 以上のように、副首都というのは、古いアナクロ中央集権思想の焼き直し・縮小再生産に過ぎない。こんなものに頼っても何にもならないのである。ずばり言えば松浪ケンタ始め、「おおさか維新」の主張は筆者より20年遅れているのである。
(16/01/31)

 ロボット研究基地が福島に本決まり。政府と予算措置を巡って協議が開始される。これは例のアベノミクス第三弾の一つ。ところが大阪には何にもやってこない。これは今の大阪府・市トップの無能もさることながら、大阪府民がアホだからです。
 7年前の大阪府知事選で、民主党はロボット工学の世界的権威である元阪大教授熊谷氏を候補に推した。 7年前大阪産業がワールドワイドになる可能性があった。熊谷知事ならその知名度人脈を生かせば、大阪を世界のロボット産業の中心地にできたのだ。
 しかし自民党は海のものとも山のものとも判らない一介のタレント弁護士橋下徹を担いだ。これに乗ったのが堺屋太一というポンコツ時代遅れ。それと読売テレビと吉本興業という目先は前を見ているようだが実態はただのローカル。その結果、橋下は当選し、大阪は永い沈黙の季節に入った。いや橋下は積極的に喋ってまっせというアホも居るだろうが、只テレビで暴言を並べているだけ。中身がないのである。そのあげくが今頃になって、政権媚売り路線。まるっきりの新町年増女郎。こんなものは旦那からなめられるだけ。発言でも発信でもない。そんなことも判らないのは、所詮河内の田舎モンとヨッツだ。
 大阪人の悪い点は、何時も足元しか見ず、天空まで目が届かないことである。これが京都人との決定的な差・・・・ノーベル賞は京大からは出るが、阪大からは出ない・・・なのだ。はっきり云って大阪は何時まで経っても、昔ながらの蛸壺政治から脱却できていない。何時ごろからそうなったかというと、筆者は1970年大阪万博以来だと思う。このイベントは大阪に空前の経済効果を生み出したが、逆に大阪人から創意工夫を奪い去った。何でも要求すれば政府が金を出してくれるという、安易な風潮をうみだしたのである。
 大阪は過去7年維新政治が続いているが、それが何を生み出したか全く総括できていない。この7年間で大阪は発展したのか?NOです。もはや人口・GDPでは横浜・名古屋に追い抜かれ、千葉にまで追いつかれる始末。こんなことで副首都などおこがましいのも程がある。だからアベに擦り寄るしか脳がないのだ。
(16/01/26)

 新年早々のバカ話。「おおさか維新」系の国会議員(31才東大出、経産省中退)が蒲田という東京下町の居酒屋で酔っ払って一般人と口論喧嘩となり、手に噛み付いたという事件。別に議員が酔っ払おうが、噛み付こうが構わない・・・アメリカじゃピストル振り回す議員だっている・・・が、居酒屋で酔っ払ったというのが問題だ。居酒屋というのは、階級別なくいろんな人間がやってくる。そしてみんな勝手なことを喋っている。ということは逆に言えば、喋った言葉は全て聴かれているということだ。
 国会議員が普通の人間と異なるのは、国政調査権という強い権限で国政の機微に触る情報に接することが出来ることだ。また、国会審議や各党協議の段階でも同じことがいえる。例えば、酔っ払ってウッカリもらした言葉が、安全保障の問題になったり、株価に影響を与えたり、公共事業関連なら用地取得費にも影響を与えることもあるのだ。つまり議員たるものは飲む場所をわきまえよということだ。
 いいか悪いかは別にして、昔の国会議員は赤坂あたりの高級料亭で会食していた。何故なら、こういう場所では秘密は絶対に漏れないからだ。蒲田の居酒屋など情報駄々漏れ空間だ。与野党を問わず国会議員は国家・国民の安全に責任を持たなくてはならない。そのためには、ウッカリしたことは云ってはならない・・・公務員の守秘義務。 無論国会議員が庶民の意見を直接聞くために居酒屋にいくことは許容できる。しかしその場合でも自制心を保ち、決して酔っ払わず、まして一般庶民と口論喧嘩になるなど持っての他。この31才東大出「おおさか維新」議員はその最低限の常識も持ち合わせていないようだ。
 この議員「おおさか維新」で橋したチルドレンということだ。それなら、橋した政治塾にも通っていたはずだ。一体全体この政治塾何を教えていたのか?例の上西小百合といい自分の売り込み方・・・言い換えれば橋した維新の集票方・・・しか教えていなかったのではないか?それならまるっきり芸能プロダクション、それも性質の悪いお笑い養成所なみだ。ずばり「おおさか維新」とはガラクタの寄せ集め。トップの顔を見れば判るでしょう。元暴走族とヤンキーの成りあがりだ。
(16/01/06)

 ここ暫く風邪で寝込んでいたら、その間に橋したが退職。テレビではたかが一市長の退職を大げさに報道する。さて、その様子、大阪市議会の最期の演説でも、退職式でも「橋モッチャーン!」と絶叫する中年ババアたち。当に熟年ミーハーだ。
 女には頭はあっても脳みそはないといったのは、三島由紀夫か石原慎太郎だろうが、まあそれを証明する情景だ。これを見て思い出したのが、戦前のドイツ。ヒトラーの演説に熱狂するドイツ人。その大半は中年女性だ。ヒトラーの演説は女性の子宮を刺激する、と云った奴がいる。橋したの挙動や演説にもそれに共通するものがある。
 女のミーハー現象は生理現象だという説がある。未婚状態での女性はヒーローにあこがれる。自分には無いものを満たしてくれるからだ。ところが結婚すると現実に目覚め、ミーハー状態を脱却する。しかし子育ても終わり、夫との関係も冷めてくると、再びミーハー本能が目覚める。このときは前と異なり、ヒーローが求めているものを満たしてやりたい、ヒーローの苦難を救ってやりたいという母性本能の目覚めである。かくして彼女は精神的安定を得る。
 日本で最初に女性ミーハー本能に訴えた政治家はコイズミ純一郎である。彼は本当の政策より、自分が如何に自民党内で孤立し、苦難の道を歩んでいるかを訴え、ミーハーの心を捉えた。彼は悪しき先例を作ってしまった。小泉劇場型政治で、日本の政治には冷静な議論というものが存在出来なくなった。そこに湧き出してきたのが橋したという政治ペテン師である。彼もまたコイズミに倣って、自分を迫害されているリーダーに仕立てあげた。それのコロリと嵌ったのが大阪の熟年ミーハーである。
 橋下がミーハーなら、相棒の松井を支持するのはヤンキー。ミーハーは一般人だが、ヤンキーとは要するに既存体制から疎外された層が既製社会に牙をむく状態である。このヤンキーが一般人の服装をしたのが元ヤンである。元ヤンでもヤンキーには変わりはない。
 ヤンキーと言うのは、はっきり云って迷惑な存在だ。しかしそれを面白がったり、肩入れする一般人もいる。特に芸能人やマスコミだが、大阪では一般人でもそういうのが結構居るのだ。
 つまり大阪のこれまでは、ミーハーとヤンキーが支配されてきた。そしてその状況は少なくとも今後4年は続くのだ。ミーハーとヤンキーで副首都が務まりますか?もっとも官邸おアベは本職のヤクザだからヤンキーの上を行くが。
(15/12/22)

 橋したは、市長退任後、法的手続きは厳格にやると豪語。果たして何のことかと思えば、本日大阪高裁で橋したが組合に対して行った業務命令が、ことごとく違法という判決が降りたからである。
 民事の場合、高裁判決は最終判断になるので、橋した=大阪市に勝ち目はない。もし賠償命令がでれば、大阪市が橋した個人に損害賠償を求めることも・・・それを目的とした住民訴訟も・・・あり得るのである。橋したの強がりはそれを見据えた予防線だろう。
(15/12/16)

 「おおさか維新」の新トップ人事が発表されましたが、松井・片山共同代表という相変わらずのやり方。何故この党は共同代表を好むのでしょうか?まず共同代表と言うことで、松井と片山を対等に見せ、片山派の国会議員を取り込む作戦。
 しかし片山は、基を糾せば岡山出身の田舎議員、頼りにすべき勢力もない。党内での松井との力の差は歴然。おまけに橋したは最高顧問として院政体制を敷いている。これでは二頭体制どころか三頭体制だ。三頭体制と云えば、フランス革命後の三頭政治を思い出すが、これはナポレオンのクーデターで崩壊し、やったことはナポレオン独裁体制の露払いだけだった。
 共同代表を好むのは、トップに自信がない証拠。筆者の経験では、筆者より10年ぐらい若い世代から、主張は一人前に言うが、責任ある立場に立つことを嫌がる傾向・が・・・これはその前の団塊や全共闘世代からあったのだが・・・全体として強くなってきた。今の60台前後・・・つまりアベ晋三や菅義偉・・・からその下の世代である。
 単独トップの場合、あらゆるリスクを自分で引き受けなくてはならないが、共同代表なら責任を分散できる。特に党に問題が起こったとき、相手に責任を押し付け、自分だけは生き残ることが出来る。考えてみれば、橋したは常にその手で生き延びてきたのだ。石原シンタローはバカ・・・というより認知症・・・だから、橋したに嵌められたのが判っていないのだ。
 と言うわけで「おおさか維新」も来年の今頃は又分裂。片山は追い出され、橋した・松井は次の犠牲者を求めて舌なめずりしているだろう。当に政界ドラキュラだ。
(15/12/07)

 自民大阪府連が幹部三人を交代させた。理由は先の大阪ダブル選挙での総決起集会に、党本部から細田が来ているにも拘わらず、この三人が集会をサボってゴルフに行っていたことがばれたからだ。
 さてこの三人、何故こんなことをしたのか?みんな大阪府南部の市会議員。ひょっとして維新ー同和に脅されたか、買収されたかで、今更維新に寝返ることも出来ず、何処に行ってよいのやら判らなくなって、思いついたのがゴルフということだ。
 どっちにしろ自民党大阪府連は中身から壊れておる。実はこれがアベの狙いだったりして。
(15/12/04)

 大阪府・市ダブル選挙は筆者が云ったとおり、維新勢の圧勝に終わりました。これは自民党に複雑な結果を与えました。まず何故反維新勢が敗れたかを吟味してみましょう。原因は次のような点が指摘できます。
1)相変わらず立ち上がりが遅い。前回の府知事選でもそうだったが、選挙戦ギリギリまで候補者が決まらない。だからどうしても出遅れてしまう。
 地方選と言うのは国政選挙と違って、予定は初めから決まっている。だったら前の選挙が終われば、直ちに次の選挙準備に入る時間的余裕は十分ある。それを使って各組織・団体への根回しを進めるべきである。ところが実態は4年の時間を無駄に浪費している。自民・民主大阪府連の無能としか言いようがない。こんなことだから、12年前に分裂を起こし、出て行った連中が大阪維新の会を作って、それに手を噛まれているのだ。
2)選挙体制がバラバラ。反維新勢力の結集を図ったのだろうが、各勢力でやることがバラバラだから力になっていない。特に共産党を入れたのがプラスになったのか、マイナスになったのかよく判らない。この結果、自民・公明や民主支持者の一部が維新に流れた可能性もある。
 一番のバラバラの肝心は自民党である。前線部隊である大阪府連と官邸との間に微妙なずれがあり、党中央が積極的支援を見送った疑いがある。つまり官邸は来年の参院選対策で大阪府連より、橋した維新との連携を重視した。沖縄辺野古と同様、地方より中央、党より官邸、政策より政略を優先した。大阪府連はそのための捨て駒だったのだ。
3)勘違い。府知事選の結果を見てみよう。投票率は47%、と言うことは棄権率」が53%。投票内訳では松井:くりはら=64:36の比。つまり松井の得票率は30%。その中には公明や自民・民主支持派も相当流れているといわれるから、維新の実質得票率は20%程度だ。こういう場合最も重要なことは無党派層の取り込みである。
 大阪の無党派層は約60%と云われるから、棄権率と余り変らない。つまり無党派層の大部分が棄権に廻った訳だ。このうちの20%でも取っておけば逆転可能だった。何故それに失敗したのか?そのヒントが投票前日全国紙に掲載された自民党ポスターである。地方選挙にもかかわらず、アベ晋三の顔が大きくドカンと出てきて、一体何のポスターか、と思ってしまった。
 世の中には、橋したは嫌だが、アベはもっといやだというのが結構居るのだ。それは今年夏の安保国会、それに続く沖縄辺野古問題でのアベの強引というか、杜撰な手法に対するうんざり感が原因。結果として、どうしてもくりはら=アベというイメージが出てくる。これが無党派層の意識に作用して棄権率が増え、反維新派は無党派層の取り込みに失敗し、逆に維新に有利に働いた。
 以上から考えると、今回大阪府市長選、自民党敗北のA級戦犯は自民党総裁のアベ晋三、それを助長した官房長官の菅、幹事長の谷垣である。A級戦犯に対しては絞首刑が相当。執行は来年参院選ということか。
(15/11/23)

 明日は大阪府知事選。今朝朝刊を見ると、いきなりアベの顔写真大写し。「くりはらへ」と言うことで、自民党候補支援ポスター。しかし何を今更という感がある。おまけにアベの顔が大写しで、候補者の顔は隅っこにこっそり。こんな有権者や候補者」を馬鹿にしたポスターはない。
 元々これまで何もしないで・・・むしろ橋したに秋波を送り続けてきたくせに・・・投票日目前で、こんなことをするとは、よっぽど松井に差をつけられたのだろう。不利を感じた大阪府連からせっつかれ、漸く思い腰を上げたのだ。従ってこんなことをしても、たいして効果はなく、むしろ逆効果になる可能性もある。
 松井もくりはらも最期の頼みは無党派層の動き。彼らの中には、維新や橋したは嫌いだが、アベ自民はもっと嫌いというものが多い。ここにアベがいきなり顔を出せば、返って無党派層の反感を買うおそれがある。彼らが棄権行動に走れば、維新松井の圧勝になるだろう。
(15/11/21)

 筆者の家の近くに自民党の選挙ポスターコーナーがある。本日たまたま外出すると、選挙公示前までは栗原候補の顔写真入りポスターだったのが、今日は顔抜き青色ポスターに変っている。中にあるのは「クリーンな女性候補を」という空虚な言葉だけ。
 栗原に関しては、民主党も共産党も推薦を決めている。だったら堂々と顔を出せばよいのに何故出し渋っているのでしょうか?自民党は本当に選挙を戦おうと思っているのでしょうか?こんなことでは、マタマタ橋したに出し抜かれてしまうだろう。
 何故こんなことになるかと言うと、今の自民党大阪府連主流は河内・泉州の田舎者だらけ。選挙と云えば、身内同士の勝った負けたの仲間内ネタだけ。要するに頭が悪いのである。こういうことだから、橋したの中身のないクソ演説に勝てないのである。大阪人特に南部の人間の欠点は、社会を広く見ず、問題を深く考えず、今のままを面白おかしく暮らせばよい、という考えだ。これは徳川300年の間、徳川幕府によって飼いならされてきた結果である。その延長にあるのが大阪マスコミと吉本興業だ。
 今から7年前の大阪府知事選。民主党が支持したのは元大阪大学教授熊谷候補。一方自民党は只のオモシロタレントの橋した徹をかついだ。筆者は勿論熊谷候補に投票したが、結果はごらんの通り。筆者が熊谷候補に投票した理由は、かれはロボット工学の世界的権威であり、国際的にもロボット産業や研究者に人脈がある。その人脈を使えば大阪を世界のロボット産業の中心地に出来る。しかしs、アホナ大阪府民はいまが面白い橋したを選んだ。
 そしてどうなったか?今年アベ内閣は成長戦略の一つとしてロボット産業を挙げ、拠点作りに補助金を出すと表明している。しかしその候補に大阪のオの字もない。
 何故こうなったのか?橋した・松井の無能を挙げるのは簡単だが、橋したを持ち上げた戦犯がいる。それは元読売放送論説委員の辛坊次郎と境屋太一である(この陰に吉本芸人も動いていた)。この二人は将来の大阪の産業と、今のお笑いとの区別が出来なかった、只のアホマスコミ芸人である。境屋が当初いっていたお祭り政策で、ひとつでもものになったものがあるのか?大阪を駄目にしたのは、橋したに群がってきたこういう軽薄芸人連中だ。大阪府民はいい加減に芸人政治から目を覚まさなければならない。
(15/11/11)

 昨日「おおさか維新の会」の結党集会が開かれました。彼らの主張は概ね次の三点に集約されそうです。
1)憲法改正による首相公選制、
2)同じく参院を廃止して一院制
3)道州制による地方分権
 そのまま聞くともっともらしいが、これは嘘の固まりです。まず1)2)こそ中央集権のシンボル。つまり3)地方分権とは全く矛盾する。又道州制も地方分権どころか、更なる中央集権を強化するシステムである。何故なら今は50人の都道府県知事がいる。これをまとめるのは大変だ。現在沖縄県の翁長知事が一人中央政府にノーと云っているが、本土知事はそれに対し何も言わない。こんな状態で仮に知事が6人とか7人に減れば、これを中央の懐に取り込むのは簡単な話だ。その後はやりたい放題、怖いものはない。
 それだけでなく、行政規模が大きくなれば、膨大な官僚組織が必要となる。彼らは独自の権力組織を作る。つまりミニ霞ヶ関が六つも七つも出来るわけだ。しかもこれらを中央霞ヶ関が思い通りに操るのは、以前より遥かに楽になる。
 更に道州に集まる利権は今より遥かに大きくなる。その結果は、今の中国にみられるような途方もない腐敗である。日本でも、かつて探題や管領という広域行政制度が試みられたが、全て失敗している。
 つまり権力は集中させるのではなく分散させるべきである。現在「おおさか維新」らが主張する地方分権は、言葉だけで実態は究極の中央集権が目的である。橋下・松井がアベに接近する理由がよく判る。判っていないのは大阪府市民である。特に公明支持者。
(15/10/31)

 中国中鋼が破綻寸前。この会社典型的ゾンビ会社。しかしこれ中国特有の現象でしょうか?日本ではシャープや日本ユニシスなど典型的ゾンビ会社。聞くところによると、アベが「シャープを助けてやったれ」と云ったとか。こんな死に損ない会社を助けて何になるのか?だからゾンビと呼ばれるのである。
 しかし現在最大のゾンビは橋下徹だろう。大阪府市合併住民投票で敗れて、これで終わりかと思えば、またまた読売テレビと吉本をバックに復活し、「おおさか維新の会」などというまがいものを立ち上げて、世間を目くらましに掛ける。これに引っ掛かるマスコミも多い。
 間も無く11月大阪ダブル選で、このゾンビが復活しそうです。昨日の維新臨時総会はゾンビ復活儀式。元々、橋した維新の会なんてのは、オカルトの臭いが紛々としていたから、これも当然。
(15/10/25)

 片山虎之助の「おおさか維新」移籍と共同代表就任説。全く橋したというのは共同代表が好きだねえ。最初は松井、次が石原慎太郎でその次が江田憲司と松野頼久。ことごとく失敗している。特に石原・松野の時は党分裂まで起こしている。ここで不思議なのは、何故橋したは共同代表にこだわるのか?そして長続きしないのか?の2点。共同代表に拘るのは、彼の性格の弱さの反映だろう。相手が弱いと見るとドンドン突っ込んでいくがその逆の場合、とりあえず相手を立てておいて自分に責任が来ないよう安全パイを握っておく。
 長続きしないのは、結局は水と油の関係。慎太郎以下の共同代表は皆東京派。彼等はどうしても地域派を見下す。一方「大阪維新の会」は大阪府議会自民党をベースにした地域政党、東京中央に対する反発意識は大きい。おまけに彼等東京派国会議員は、維新の立ち上げやその後の党勢拡大にはなんの貢献もしていない。内輪もめがあって行き場が無くなり維新とくっついただけ。そんなのが単に橋したとの密約でいきなり共同代表、それもみんなマスコミ辞令だ。上手くいかないのは当たり前。
 橋したは離党に当たって「永田町論理には付いていけない」ことを理由に挙げた。片山こそは元自民党国会議員で正真正銘の永田町住民。少々小物だが永田町牢名主の一人。そんなのを共同代表にするなど、云うこととやることが矛盾している。所詮あいつは信用できない俗物・山師というわけだ。
(15/09/04)

 突然の橋した新党にみんな吃驚しているようですが、筆者はこれを2.5ヶ月前に予測しています。6/14にアベと橋したが極秘会談(これには松井も陪席しています)、ついで7月末のアベ/(橋した+松井)会談。どれにも維新執行部は同席していない。どういう話し合いが行なわれたのでしょうか?一見安保法案審議合意形成への協力要請のように見えますが、それなら各党国対協議でやれば良い。執行部抜きの極秘でやっているということは、中身はもっと生臭い話。つまりアベ自民としては、安保法案への日本維新松野系の協力に見切りをつけ、橋下傘下国会議員の取り込みを図ったのだろう。
 そもそもの始まりは06/14会談だが、これでもなかなか拉致が空かない。結局は維新分裂しかない。その具体的方策が話し合われたのが7月末。一方松野執行部だって大阪維新の動きを知らないはずはない。大阪派に揺さぶりを欠けるためにやったのが柿沢の行動。一種の挑発だ。更に江田ー岡田会談がとどめ。世間ではこれを橋したがキレタ理由とするが、2ヶ月半前に橋した自身が松野・江田がキレル原因を作っているのである。それはアベの誘いに橋した・松井が乗ってしまったということだ。
 世間一般では今回の事件を橋下個人の個性だとか、政治手腕だとか見当はずれのことを言う評論家が多すぎる。筆者の見るところ、これはアベが敷いたレールの上を、橋したが乗せられて滑っているだけである。アベにとって必要なのは橋下の集票力だけである。人間いずれ力は衰える。そのとき橋したも松井もあっさり斬られるだろう。
 こういう風に見ると、いかにもアベは謀略に長けた人間のように見える。それもそのはず、アベの血脈源流である長州は、日本のロシアかメデイチ家と云っていいほど謀略好きの藩。長州出身陰謀人は吉田松陰・大村・山縣から日本のマキャベリと云われる岸・佐藤家に至るまで、両手に余る。アベは頭は悪いが陰謀だけは血筋を引いている。悪党メデイチ家の血に懸かれば、橋したなど蜘蛛の糸に懸かったトンボみたいなもの。
(15/08/31)

 「大阪維新の会」の国政政党化。これで「日本維新の党」「関西維新の会」と並んで、維新のバーゲンセールだ。いずれ「維新」の本家争いが始まるだろう。そもそも今の「日本維新の党」は「みんなの党」江田派が分離して「結いの党」を作ったところ、うだつが上がらずそこに維新が擦り寄ってきて出来ただけで、理念も何も全く違う。
 数で云うと江田派(旧「結いの会」)が多かったから、執行部を江田派が独占する。それに大阪派が不満を抱き、橋下・松井を突き上げて、今回の分裂に至ったのだ。それを唆したのが安保法案や改憲問題で、少しでも数を増やしたいアベ自民党。結局は事実上の分裂だから、これまでの騒ぎは一体なんだったのだ、という馬鹿話しか残らない。
 国政政党を目指すというが、肝心の国会議員はせいぜい10数人残るかどうか。地方議員も殆どが大阪限定で全国への広がりはない。と言うことは有権者の支持も大阪限定だということだ。
(15/08/29)

 橋下と松井は離党するが維新は分裂するな、という。これはどういう意味でしょうか?腹心は党内に残し、外部から揺さぶりを掛けるという意味か?なんとなく両方に足を懸け、自分だけは安全パイを握る算段にも見える。
 元々の原因は山形市長選で、柿沢執行部が野党系候補支持に動いたのが橋下・松井のカンに触って、柿沢更迭を要求したところ、党代表の松野が拒否したからだ。しかしどんな組織でも執行人事は代表者の専権事項であって、組織ラインを外れた顧問が口出しすることではない。ところがこの二人はこの基本原則が判っていないのだ。無論二人の意識では維新は我々が作ったものである、というオーナー意識が働くのだろうが、それなら選挙や住民投票に負けたからと云って代表を退くべきではない。これは当たり前の論理である。
 そもそも維新大阪派は憲法・安保問題では保守派で、アベ政権への接近を狙ってきた。あわよくば、公明を追い出しての自維保守連立だ。アベもそれが判っていたから、逆にすりよってきた。
 一方後から合流してきた東京組には石原系と旧民主系がいたが、超保守の石原系は今は殆どいない。現執行部の松野・柿沢はいずれも旧民主系。そのため国会対応では野党色を強めている。これが大阪系の反感を買って今回の党内対立に結びついたのである。
 元党首や最高顧問が分裂するなと云っても、本人達がでていったのだから説得力に欠ける。維新分裂は最早時間の問題と云ってよいだろう。もし今の状態で分裂するとどうなるか?橋下命の大阪派は国会議員11人。一方東京組は40人。これが系列の地方議員や支持者うを連れて野党に合流する。
 一方アベ支持の大阪派は数も少ないだけでなく、勢力は大阪限定で、全国的組織力は全くない。又維新大阪派が取って代わりたい公明は国会議員こそ少ないが、地方議員や仲でも創価学会という選挙組織を持っている。これには勝てない。逆に維新大阪派と手を組めば、公明=創価学会の反発を買うだけでメリットは何もない。来年夏にはいやでも参院選がある。
 と言うことで今の時点で、自民が維新大阪派と組むことはあり得ない。従って今回の橋下・松井離党騒ぎは、本人が思っているほど政界にインパクトは与えないだろう。維新は只消え去るのみだ。
(15/08/27)

 昨日か一昨日かの報道で、最近都内某超高級ホテルでアベ、橋した、松井の三人がなにやら会談したという噂。これが本当なら会談内容は何でしょうか?普通考えられるのは現安保国会での維新の協力取り付け。しかしこれは国政レベルの話だから党代表である松野がいなければならない。しかし松野は出席していない。代表抜きの国政協議は全く正当性を持たない。顕かな分派活動。会談の目的はずばり自維合同、ただし旧民主系抜きの相談。そして本日、橋したが「大阪維新の会をいつでも国政政党に出来る」と発言。ここで注意しなくてはならないのは、橋したは「大阪維新の会」と云っていて、「日本維新の党」とは云っていない。たちまち生臭い話になる。橋した・松井の思惑は「維新の党」の内大阪派を分裂させて、政策的に近いアベ自民と合同し、東京派を潰そうというわけだ。
 一方アベも今国会で安保関連法案が通れば、残り課題は憲法改正。もともとアベは護憲色の強い公明とは反りが合わなかった。この際改憲でアベ路線に近い維新大阪派を取り込んだほうが得策だ。もしこれで公明が連立から出て行っても、数から言っても損はしないという腹だろう。
 しかしそう上手いように話が進むでしょうか?そもそも「大阪維新の会」は自民党大阪府本部主流派から分派した改革派。どっちが強かったかは、今回の大阪都構想住民投票で示された。このしこりが簡単に消えるとは思えない。
 「大阪維新の会」はあくまでローカル政党であって、一時党勢が全国に伸びたのは、党首がマスコミの注目を浴びただけの一時効果。ブームが終わればみんな忘れてしまう。又、東京派と袂を分かてば、その支持者達も去っていく。選挙支援部隊としては全くあてに出来ない。その点公明は何と云っても全国政党だから、全国的な動員能力を持っている。従って公明との関係をおろそかにすれば、選挙でとんでもないしっぺ返しを食うことになる。これを一番心配しているのが谷垣ら党執行部。アベはその苦労を知るや知らずや、連日高級割烹や中華料理店を飲み歩き。これみんな政治活動費ですよ。
 それは別にして、最早維新分裂は時間の問題。この問題を放置しておけば、ひいては自民分裂の火種になりかねない。
(15/07/05)

 アベ/橋した+松井会談は憶測を呼んでいます。これに対しマスコミは今国会での労働者派遣法改正や安保法制の国会通過に維新の協力を得るためだと報道していますが、ワタクシはそれはあり得ないと思います。もしホントにマスコミのいうようだとすれば、アベも橋した(+松井)もただの馬鹿。
 橋下は維新党首を辞任した、松井はただの大阪府知事、党内でもただの顧問にすぎない。一方「日本維新の会」は国から政党助成金を受けるれっきとした国政政党。従って与党も政策論議は党首である松野頼久を軸に協議すべきである。それが筋道であって、党内執行役員でもなんでもないただの顧問が勝手な行動を採れば政党法違反になる可能性がある。それだけでなく党内分裂の引き金になるのは当然。それともアベは維新分裂を狙っているのか?それなら判る。
 ただしアベが維新に必要以上に肩入れすれば、公明の反発を買い、与党分裂。公明の変わりに維新というアホもいるだろうがあれは国会議員の数だけで、おまけに維新議員だって始めから維新で選挙を戦ってきたわけではないのが大部分。選挙後の政党離合集散で仕方なく維新になっちゃったのが多いのである。
 こんな状態で自維連立なんてやったところで、組織力で維新は公明に歯が立たない。要するに選挙に勝てないのである。従って幾らアベが自維連立を指向したところで、自民の地方組織だけでなく、谷垣執行部からの反発も買う。これこそ自民党現代三国志の始まりだ。
 元々維新と言うのはくっついたり離れたりのばらばらモザイク政党。だから全国的な組織力は無い。今の維新も、元の維新に石原次世代が抱っこして、選挙で負けると、今度は渡辺「みんな」が分裂して分派勢力が勢力維持のために維新にくっついただけ。政界不倫党だ。もともと理念的な結びつきは無い。
 維新議員でも殆どは橋した人気にあやかろうと突然出てきた俄か芸人。だからみんな借金を抱えている。その典型が兵庫県の野々村、ナニワのエリカこと上西小百合。だから彼等は議員を辞められない。橋したさんなんとかしてください、ということだ。つまり「なにわ金融道」の世界と何にも変わらない。要するに維新支持者は皆さん飛田風俗業の住民なんですよ。これこそ橋したが食い物にしてきた階層。松井は河内ヤンキー用心棒。元々被差別民はやっていることも、差別的だ。
(15/06/15)

 大阪市住民投票は、ギリギリになってのアベの督励もむなしく僅差で都構想反対が勝利。これで大阪府市の政治状勢は流動化し、その影響は中央政界まで及ぶ。まず第一は年内に予定される大阪市長選、更に来年の大阪府知事選である。橋したという強大な吸引ポンプがなくなるということは、維新勢力・反維新勢力双方に目標がなくなるということだ。今のところ双方に明確な候補がいるわけではない。
 維新は永年の橋した専制で後継者が育っていない。彼の側近は中原始めスキャンダルだらけだ。まさかナニワのエリカ様を出すわけにもいくまい。更にややこしいのが府議・市議団の動き。彼等の多くは、橋した人気や維新勢力にあやかろうとした一旗組みが多い。新人は橋したがいなくなれば、元々集票能力がないから消え去るしかない。又途中移転組の多くは、元自民党だから自民に復党するか、やはり消え去るしかない。つまり今の議員団は、集票マシンとしては全く当てにならなくなる。
 一方反維新派も一枚岩とはいかない。住民投票まではアンチ橋したで一致できたが、都構想否定で目標がなくなった。そして先祖がえりで又ばらばらになる可能性大。とりあえずは平松再登場もあり得るが、彼は民主色が強く、自公が載ってくるかどうか判らない。
 これら既成政党混乱の隙を突いてとんでもないのが・・・例えば山本太郎あたり・・・ニョキニョキと出てくるかもしれないのだ。丁度7年前、橋した大阪府知事を産んだ時がそうだった。
 この影響は国政まで及ぶ。今維新が多数派を誇れるのは大阪だけである。上で述べた理由で大阪でも維新勢力が低下すれば、元々大した勢力を持っていない首都圏や地方では更に影響は大きくなる。場合によっては来年参院選前に維新分裂政界再編成もあり得る。
 なお本日昼のワイドショー。東京ローカルのマスコミ芸者馬鹿評論家の発言を聞くと、こいつら何にも判っていないなあ、と思うばかり。奴等は「橋したは何かを変えようとした、このまま引退させるのは惜しい」と肯定的に見るが、実際は自分と仲間だけの独りよがりの独断を、一般市民に押し付けようとして、勝手に転んだだけなのだ。又何故惜しいかと言えば、奴等にとって、橋下は常に視聴率を稼げるネタだった。それがいなくなれば、自分等の売り上げも下がる、それが惜しいだけ。維新が唱えた都構想は根拠もなく、実際は何のメリットももたらさず、返って行政コストをアップさせるだけなのである。橋したと維新のガラクタは産廃業者に渡して、最終処分場に埋めたほうがよい。
 更に影響は政府・与党まで及ぶ。この件で明らかになったのは、アベ・菅ら官邸と自民執行部との「亀裂。官邸は夏の国会を睨んで維新取り込みに必死だったが、谷垣執行部は選挙を意識して、対立する大阪府本部に肩入れする。これは今秋の自民総裁選に影響するだろう。
 さて一番の問題は、橋したが云ったとおり政界引退するでしょうか?私はまさかと思います。数年後何らかの形で復活するでしょう。何故なら敗北記者会見での彼の表情です。眼が笑っていない。
(15/05/18)

 大阪都構想住民投票で賛成派不利という情報が流れると、早速アベが関西入り。多分ここで関西景気回復に政府与党は最大限の努力を「いたしますとか何とか、耳障りの良い言葉をばら撒くのだろう。これにころりと参る大阪人も居るかもしれない。しかしこれは今年8月の参院選と次の国会での憲法改正論議に維新を巻き込むための方便。これが済むとそんなことはすっかり忘れ、元に戻る。維新と大阪はアベに利用されるだけなのだ。明治維新でも大阪商人は薩長に利用されただけで、なんのメリットもない。儲けたのは薩長に擦り寄った大倉とか三菱とか住友だけ。
 そもそも、もし大阪都構想が実現すれば大阪の政治地図はどうなるか?実現したところで都知事と議会与党が維新になるとは限らない。現実に大阪府議会でも大阪市議会でも、今は維新は過半数を抑えていない。むしろ勢力は一時より衰えている位だ。知事がボンクラの松井で都議会議員は維新のガラクタ・・・例えば野々村や上西の例を見よ。他に維新系も議員の不祥事は数え上げればきりがない。・・・ぞろいなら、大阪都の行く末は真っ暗だ。
(15/05/16)

 通常の選挙では、選挙当日は朝から選挙活動つまり投票誘導活動は出来ない。ところが住民投票は公職選挙法の規制を受けないから、ナンデモありなのだ。この隙を突いたのが維新の1000人動員作戦。即ち各投票所に運動員1000人を配置して投票者にシュプレッヒコールで圧力を掛けようという作戦だ。この運動員に日当を払っても現行法では規制対象にならないはずだ。旧ソ連や今の中国・北朝鮮ではこういうのが投票所にいて有権者を監視している。橋したはひょっとして、こういう監視システムを考えているのか?あり得る話だ。
 しかしこれ別にユニークでも新しい戦法でもなんでもない。昔大学自治会活動華やかりし頃は、学内選挙ではこんなこと平気で行われていた。メガホンでノンポリ学生の耳に怒鳴りつける奴もいたし、そのとなりでは賛成派(社学同系)と反対派(アンチ社学同)が取っ組み合いの喧嘩している。うるさくて仕方がないのである。橋した維新はその再現を狙っているのだろうか?だったら彼は遅れてきた過激派だ。 
 大事なことは、今後この種の住民投票が増加する可能性があることだ。従って何らかのルーr作りは必要である。ドローン規制法のようなくだらない法律より、こっちのほうを優先すべきである。本当に日本の政治家は前が見えていない。
(15/05/14)

 昨日福島県郡山市で医療用ロボット工場(サイバーダイン)起工式がありました。7年間の大阪府知事選を熊谷候補勝利に導けば、これを大阪で実現出来たのだ。それを否定し相変わらずお笑いとたこ焼きしか思いつかなかった大阪府・市民に明日はない。諸悪の根源はアホの堺屋太一と辛坊次郎だ。
(15/05/13)


 たまたま朝鮮日報のネットを見ていたら、最近の日本人観光客激減情報。その替わり増えたのは中国人観光客。日報はその原因を次のように分析しています。
1)最近のウオン高で韓国観光メリットが減った。
2)接客態度が悪い。たとえばボッタクリタクシーとか。
3)一度来てしまえば二度と来る気がしない。つまり繰り返し見たいと思うものがない。ノーリターン現象。
 実はこの3点、特に三番目はそっくり大阪に当てはまるのです。大阪も最初来てみれば、ミナミやUSJ・アベノハルカスなど見るものはあるが、二度目に何か見るかといえば何にもない。これが奈良・京都との違いだ。
 何故こうなったかと言うと、江戸時代以来大阪はひたすら効率化の道を走り続けていた。それを主導したのが住友家である。そのためか奈良・京都のような伝統文化が育たなかった。それでも民衆の中から歌舞伎・文楽のような大衆文化とか、学問教養文化が産まれ、それは幕末の滴塾となり、明治以降は多くの市民学校を作った。その象徴が戦後の大阪市立大学である。
 この大阪市民文化を眼の敵にし、潰そうというのが都構想であり、維新だ。そういえば維新メンバーの顔をみれば、松井は河内のヤンキー、橋下は何処の誰か得体の知れない橋の下住民。維新議員も下を糾せばよそからの流れ者と同和関係者ばっかり。都構想などエタヒニンの考えること。こんな二流連中に大阪行政を任せて大丈夫か?あんなものやったところで韓国ソウルの二の舞だ。
(15/05/06)

 ナニワのエリカ様こと上西小百合の議員居座り行動について、あちこちから批判が出ていますが、大手マスコミがこれを取り上げないのがまことに面妖。比例区議員が離党したとき自動的に議員失職とするかどうかは昔から議論があって、民主党・共産党は即時辞職をもとめるが、その都度自民・公明は反対して葬られてきた経緯がある。自公が何故反対するかと言うと、例え離党しても本会議決議では必ず与党賛成票を入れるからである。その心は次の選挙での復活が餌になるからである。そこには例えクズでもゴミでも一票は一票という打算がある。
 さて今回の上西居座りだが、今の与党にとって上西の一票などどうでも良い。むしろ理由は上西個人側にある。この件のポイントは例の男性秘書である。アレが上西をバックで操っているのではあるまいか?多分週刊誌記者はそう読んでいるはずだ。
 何故上西はあの秘書から離れられないか?例えばすでにリベンジポルノを撮られて逃げられないとか、それがすでにクラウドにアップされているとか?昔大蔵映画の大蔵貢について、女優を愛人にしたのは大勢いたが、愛人を女優にしたのはあいつだけだ、といわれた。今回の騒動、愛人を国会議員にした前代未聞の事件になる。
 しかし考えてみればローマやフランスやロシア、日本でも昔には、自分の愛人を将軍の側室に差し出すとか似たようなことが一杯あったのだ。
 しかし上西リベンジポルノが市場に出れば、どれだけの値がつくのか興味津々。
(15/05/02)

  昨日の大阪府地方選後半戦は結果的には維新のボロ負け。維新候補を立てた対立3市長選では維新が全敗。市議選でも共産党に遥かに追い抜かれる始末。ずばり言えば上西ショック。ナニワのエリカ様の祟りだ。要するに、何でもいいからガラクタを寄せ集めた結果がこの様だ。これで都構想は大きく後退。
 さて橋したのようなキワモノを引きずり出した大物堺屋太一の責任はどうなる。ガラクタ維新との癒着を決めた江田憲司の責任もそうだ。又ばらばらになりそうだ。
(15/04/27)

維新の会の上西議員の行動が話題になっています。筆者に言わせればこれは永田町版小保方晴子だ。見掛けもよく似ているが、やったこともよく似ている。どちらもテレビ映りを優先し、中身をよく吟味しないで世に送り出したことが共通している。又やった行状が不届きだということで、ボスが組織防衛のために切り捨てた(或いは切り捨てようとした)のもよく似ている。
 要するにみんなアホなのである。アホは当人もそうだが、彼女らを利用して甘い汁を吸おうとした連中もアホなのである。こうなる背景にはマスコミ特にテレビメデイアの存在が大きい。今の時代、政治でも学問でもメデイアに取り上げられるかどうかで大違いだ。新自由主義経済時代では、政治や学問・芸術それらの区別なく、一定の尺度で優劣が決められる。その最も典型的なものがマスコミの注目度なのである。
 マスコミが注目しなければどんなに優れた芸術作品もゴミ同然だ。逆に無価値なゴミでもマスコミが注目すればダイヤモンドになってしまう。その典型が小保方STAP細胞であり、上西小百合議員である。理研も橋したも、最初はダイヤモンドを見つけたつもりだったのだろうが、実態はとんでもないゴミだったわけだ。それはゴミが悪いわけではない。ゴミとダイヤの区別が出来ない自分の目(脳)が悪かっただけのだ。
(15/04/03)

 大阪桐蔭高中で裏金発覚。その額およそ5億円以上。前校長が一手に取り仕切っていたらしい。この校長何でもかんでも一人で決めるのが好きらしく、お陰で学校内はヒラメだらけ。筆者が昔いた会社の某部もそれで、部長が何でも一人で決めるから、誰も何も言わなくなってしまった。
 ところがこの校長、進学率はトップクラス、野球は甲子園の常連校まで仕立てあげた功績者。だから学校側もクビを切れない。橋下的にはこういう校長こそ理想的だったのだろう。しかしこのスキャンダルで来期からの見通しが暗くなる。まず応募者が激減し、私立校として最重要の受験料収入が減る。裏金がなくなったから、塾や予備校、中学・少年野球クラブへの接待・供応が出来なくなるから、優秀生徒を集められなくなる。かくて進学率も野球もだめになる。
 すると漁夫の利を得るのが他校。PLあたりが又大阪を制覇するかもしれない。
(15/03/27)

 大阪府教育委員長の陰山が辞職しました。その前日には教育長の中原が辞職しています。似ているが、背景は全く逆。中原の場合はパワハラ発言始めとする自分の不行跡によってに、府下全教育長や教育委員会が辞任を要求した結果。つまり、大阪府教育界の総意で首にされた。
 一方陰山の場合は知事の松井から辞職を要求された。要するに・中原批判が高まったときに、ワシの仲間の中原をかばいきれなかった。仲間を裏切ったやつは許せない、落とし前をツケたれや、てなところだろう。つまり松井・橋下の個人的報復が実態。当に河内のヤンキークズレの松井らしいやり方だ。 
 大阪市長はサンカクズレ、府知事はヤンキークズレ。こんなろくでなしの人間の屑が、大阪府市政を取り仕切っているのだ。こんなのを選んだのは大阪府市民の責任。いずれ大阪は同和部落となるだろう。
 クズレといえば、今の防衛大臣の中谷も自衛隊クズレ。防衛大出身者には結構人間の屑もいる。本当にあのMTと言うのは人間の屑だった。中谷もその一人だろう。
(15/03/14)

 大阪府教育長の中原がとうとう辞任に追い込まれました。このいきさつは様々なマスコミで報道されているので、ここで詳述する気はありません。要するにヤンキーの傷のなめあいです。
 中原は早稲田での橋下の仲間。それが橋下に拾われて、松井や何かと釣るんで教育長になってしまった。ところが能力がそれについていけない。能力不足を隠すために強面表現で臨んだ。よくあるパターンです。その結果が今回のような結末だ。要するにアホなのである。
 中原については、これまでも様々批判があった。筆者が昔いた会社にもも早稲田出身者がいたが、特徴は弁が立ち、我が強いこと。筆者らの属する地質屋の世界は、一般に数が少ない理学部出身が多いから、デイペートは苦手だ。だから早稲田のような私学出身者に懸かると、簡単に言いくるめられてしまう。おまけに経営者がアホだから、地質屋よりこっちのほうが有能だということになる。
 中原もその手の食わせ物、天一坊。但し違うのは時の権力者・・・・つまり橋下と松井・・・まで、この天一坊と共犯だったということだ。
(15/03/12)

 茨城の人権擁護団体(NPO)理事長が女子高校生に売春をさせたというニュースがあります。世間一般の人は人権擁護と聞くだけで、これは左翼系・民主党系と錯覚するもあるかと思いますが、そういう人は物知らずのアホ。
 我々関西人にとって、人権団体とは即ち同和。背後でヤクザとつるんでいる。多分このNPO法人理事長もその関係者だったのでしょう。これには二つの問題が隠されています。
1)同和団体の分裂。大正期の同和解放運動で解放同盟が出来たが、これが三つに分裂した。一つはエタ系で彼等は土地財産を所有していたため体制寄りになり、現在では自民党地方支部を支えるまでになっている。今のネトウヨなどはこの流れだろう。次にヒニン系で彼等は解放令以前からエタ系に差別されてきた。これが部落解放同盟の中核となり、旧社会党や今の社民党の下支えになってきた。当然自民=エタ系とは犬猿の中である。もう一つが共産党系である。これはヒニン系解同の一部だった。1950年代旧ソ連でスターリン批判が起こった。その煽りで世界中の左翼が混乱し分裂した。これが日本にも波及し、共産党の分裂、挙句が解同の分裂となったのである。
 ところが戦後出来た同和対策特別措置法は、これら三者の区別なく、人,権ではなく利権を与えてしまった。全員が利権同和になったのである。又、彼等は共通して人権を旗印に掲げる。人権と云われてNOと云える人間はそうはいない。うっかり云うと「糾弾」だ。それだけでなく「人権擁護に協力を」といって金を強請に来る。
2)平成に入って作られたNPO法人法によってNPO法人資格を取れば税金を払わなくてすむ。これを悪用したのが、銀行・商社と並んでヤクザである。それは誰でも知っている。人権擁護といえば、法人認可が楽になるのだ。当然ながらバックに同和系政治家の存在を疑わなくてはならない。人権団体を名乗る連中には、怪しいのは一杯いるのだ。
 筆者が思うにこの茨城県人権擁護団体と言うのは、エタ=自民党系同和団体。人権とは彼等の隠れ蓑。バックにヤクザ組織がいると考えて間違いないだろう。
(15/02/28)

 大阪府教育長の中原のパワハラ発言に対し、府教育委員会が事実を認定した。しかし知事の松井は問題なしとして中原更迭を拒否した。中原の一連の発言やそれを庇う松井などから感じるのは、大阪府行政がヤンキー化していることである。
 ヤンキーとは何か?80年代頃からそんなことをする連中が出てきた。道路や駅のホームにしゃがんで通行人を音目回す連中だ。ヤンキーの特徴は次のようなものだ。
1)既成の秩序や文化に対し、強い反感を持っている。地域の祭りで暴れまわるのはこの現れ。
2)それを態度や服装で示す。時には暴力や脅迫的言動行為で周囲を威嚇することもある。
3)基本的には暴力団などの既存犯罪組織には属さないが、その境界は極めて曖昧である。
4)外的には極めてこわもてだが、内部では情誼に厚く、結束が強い。それどころか互いに傷を嘗め回す。要するに精神的に弱い意気地なし集団なのである。これは本当の話。
5)その結果、リーダーを中心とした縦系社会が成立する
6)リーダーは周囲を自分の仲間子分で固めたがる。
 これに近い例は幾らでもある。例えば芸能界では「和田アキ子グループ」とか、ジャニーズ系とか。これを政界に当てはめると、中央ではアベ晋三グループ、地方では大阪維新の会がその典型である。冒頭に挙げた中原教育長のパワハラ発言やそれを庇う松井の態度など、当にヤンキー文化そのものである。
 アベ政権に特徴的なのは、かつて崩壊した第一次でもそうだが、側近を仲間で固めたがることだ。又、側近もひたすらボスに忠誠を誓い、疑うことをしない。菅のはげネズミなどその典型だ。これなど、全て上で挙げたヤンキー社会に共通するものである。つまり日本の政治家がヤンキー化しているのである。
 では日本政治のヤンキー化が何時頃から始まったというと、筆者の見かたでは2001年のコイズミ内閣からだろう。コイズミ純一郎自身ヤクザの倅だから、ヤンキー許容体質は十分にあった。アベはコイズミの愛弟子だから、コイズミのヤンキー気質を受け継いだともいえるが、長州山口は吉田松陰や高杉晋作というヤンキーを産んだ土地柄。
 この日本社会ヤンキー化は今後ますます進行していくだろう。ワタクシのような古い日本社会に住み慣れた人間にとって、極めて住みにくい世の中になるでしょう。その子孫達がどういう運命を辿るのか、それが気がかりだ。
(15/02/21)

 堺屋太一肝いりの「道頓堀プール」案が資金繰りの目途がつかずご破算。ワタクシは元々あんなキワモノは駄目だと思っていたから別に驚かないが、橋したや維新はショックだろう。しかし堺屋太一というのは最早時代遅れ、生きた化石なのである。
 そもそもこのプール、初期投資に30億懸かるらしい。何故そんなにかかるのかよく判らないが、水道代衛生管理費等を含めれば運転経費も馬鹿にはならないはずだ。一方プールだけなら最初は物珍しさで人も集まるかもしれないが、3年もすれば飽きてしまう。だから人集めに、あれこれイベントやアトラクションをやらなくてはならない。その経費も馬鹿にならない。それやこれやを考えると、この事業は堺屋が考えているほど甘いものではない。堺屋は高度成長期時代の人間だから、どうしても売り上げ重視・・・韓国前大統領のイーミョンバクと同じ・・・なのだ。コストパフォーマンスとか利益率などは無視する。この世代の人間は売り上げさえ上げれば、利益はあとからくっついてくると思っており、その間のコストを無視するのである。
 これというのも大阪府民が、7年前の知事選で、ロボット産業の意味が判らず、目先の面白さに惑わされたからである。ロボット産業は名古屋あたりに持っていかれているだろう。プールも駄目、ロボットも駄目。これでは大阪には何も残らない。これというのも堺屋太一というアナクロ、高度成長のテイラノザウルスの所為である。
(15/01/30)

 この程政府が成長戦略の一環として、ロボット産業に1000億を投資すると発表。これにより数年後には日本のロボット産業は2兆5千億産業に成長すると見られる。筆者に言わせればいささか遅すぎるし、額も少ない。しかしやらないよりマシだろうというレベル.。そこで思い出させるのが7年前の大阪府知事選。筆者は民主党が押す熊谷候補に投票した。理由は対抗の橋したという人間が、口先だけで中身スッカラカンの食わせ物で信用できなかったこともあるが、大阪の将来を考えれば当然の選択だったのである。
 何故なら熊谷氏はロボット工学の世界的権威であり、当然世界のロボット研究者やロボット産業に人脈は広い。それを使えば大阪を世界のロボット産業の中心地に出来るからである。ところがそこに堺屋太一という軽重浮薄の元官僚お祭り屋が割り込んできて、自民を引き込み熊谷潰しをやってしまった。その結果大阪はどうなったか?将来を見据えるビジョもン戦略も何も無く、やれカジノだのリニアを作ってくださいと中央にお願いするばかり。そもそも堺屋というのは大阪万博をやっただけで、後は花博や大阪オリンピックも手がけたが全て失敗。ただのイベント屋だったのだ。現在の名古屋にも抜かれた大阪地盤沈下は、の馬脚を現してしまった結果なのである。
 それにも関わらず、橋したの様な際物を支持する大阪府民は、どうにもならない前世紀の化石のようなもの。未だにテレビ視聴率に動かされておる。これじゃ大阪が衰退するのは当たり前。
 いい加減大阪府民も吉本とたこ焼きから卒業すべきだ。
(15/01/24)

維新と「ゆい」の合併が基本合意。本部を大阪に置くとか、共同代表とか、3年前の「太陽」との合併条件と殆ど変わらない。「太陽」とは党風が違いすぎるので長続きしないと思ったが案の上2年で分解。「ゆい」とも党風が違うのに、同じようなことをしようとしている。これが失敗の素である。
 党風の違いは、まず第一に維新は本来が大阪の地方政党である。ところが橋したの本心は中央進出であり、大阪はそのためのステップにしか過ぎない。第二に「太陽」や「ゆい」は国政中心政党(「みんな」もそうだ)であり、地方の実情に関心はない。石原や江田は橋したの人気やその下の維新支持層を利用したいだけ。これが党風の違いなのである。それに元々の維新議員や支持層も気がついてきている。それに気がついていないのが、当の本人達かもしれない。それが明らかになるのが来年の統一地方選挙。
(14/09/07) 

 かつての日本維新の会、今の大阪維新の会のどれもがガラクタの寄せ集めというのはとっくに判っていたが、又もガラクタが一つ見つかった。それは大阪市公募区長の一人で住吉区長の吉田康人と言う人物。区内の防災キャンペーン会場で、いきなり失神して関係者を慌てさせた。本人は会場を盛り上げるためのパフォーマンスと説明する。それだけならただのアホのワルノリで済まされるが、ワタクシが許せないのは、この男の嘘である。
 彼はこれまで高槻市長選の度に既存組織を批判し、市民派として立候補してきた。常に負けていたが、それなりに支持も得ていた。単なるオカマや吉本系諸派候補でない、と高槻市民は理解していた。
 ところがそれが知らぬ間に、高槻を捨てて大阪の公募区長に転身していたのである。と言うことは、彼は端から高槻改革を目指したのではなく、高槻市を踏み台にし、将来府知事か国会議員を目指していた、ただの権力亡者・オポチュニストだったということだ。コケにされたのは、これまで市長選の度に彼に投票してきた高槻市民である。
 しかし維新の力も落ち目の一途。橋したマジックも種が尽きた。この先選挙の結果で市長が変わったりすれば、彼は戻る場所はない。今更高槻に戻れる訳がないだろう。
 一時の流行に載って我を忘れると、こうなるという一例である。
(14/08/26)

 早稲田という大学は学生にどんな教育をしているのだろうか?これは何も小保方晴子だけでなく、橋した徹という法文系卒業生についても云える。大阪市の都構想協議会が野党の反対で前に進まないため、維新だけと協議し年内決着を目指すとする。その根拠として、先の大阪市長選の結果を挙げる。この選挙野党側が足並みが揃わず、対立候補をたてられなかっただけで、その足下を橋したに狙われたに過ぎない。しかしこの選挙、スポーツであれば、ただの不戦勝、或いは没収試合とされる可能性が高い。とても市民の支持を集めたとは云えないのだ。それでも結果だけで自己主張を通すのは、今の中国・ロシア、かつてのナチと同じである。
 何時も疑問に感じるのは、かれは果たしてヒトラー「我が闘争」を読んだのだろうか?彼のこれまでの言動から推すと、読んだような気もするが、読んでなかったような気もする。通常これを読むときは否定的に読むべきだが、これをそのままに受け取る人間もいる。早稲田はそういう教育をしてきたのではなかろうか?
(14/07/26)

 兵庫県の号泣県議野々村は当分マスコミの玩具。会派が何処か不明だったが、当選時には維新系を吹聴していたらしい。高校は北野だから橋したと同窓。橋した人気を利用しようとしたせこい人間だ。芸人生と言う点でよく似ている。これで世間は北野高校を芸人学校と錯覚したのではあるまいか?大阪府も、北野に芸能(人)科でも作ってはどうか?
 さて問題は彼が実質着服した300万円余の政務活動費の行方。今のところ、バックに宗教団体や何か組織が浮かんできていない。ギャンブルか株か、何かにつかいこんだのではあるまいか?FXでもやっていたとすれば、こんな金額では済まない。
 なお彼を見て、これを兵庫県民と思ってはならない。彼の経歴から見て、少なくとも川西市職員になるまでは大阪府民だったと考えられる。
(14/07/08)

 自民党総務会がリニアの大阪延伸延期を決定。理由は大阪延伸を公共でやると、整備新幹線に廻す金がなくなるからだ。冷静に考えると、愚にも付かない整備新幹線より、リニア大阪延伸の方が遙かに経済効果は大きく、政府の成長戦略にも貢献する。しかし、これはノーで整備新幹線が通ってしまった。これ見方によっては、自民vs維新、自民中央vs自民大阪確執の結果とも見られる。
1、リニア大阪延伸をやったところで、地方の自民党に何のメリットもない。つまり票にならない。そんなものに金を使うぐらいなら、とりあえず地方票を集められる事業優先である。
2、いきなりリニア大阪延伸を言い出したのは、橋した・松井ら維新系の政治家や企業家。彼等はこれまでリニアには何の協力もせず、それどころか政府の足を引っ張る事ばっかりやってきた。今更何をいうとるんや。
 リニアが欲しけりゃ、維新解体だ!
3、自民党議員、特に地方議員の頭にあるのは、東京と地元を如何に直結させるかだけ。大阪のことなどどうでも良い。しかしその東京直結主義が地元若者の東京流出を促進させ、自分の足下を掘り崩しているのに気が付かない。
 さて、リニアより整備新幹線優先という自民党総務会の結論の陰に、例のアベ晋三「地方創成」事業があるとすれば大阪・京都など関西は、アベ政権から完全に舐められ、見捨てられたと思うべきである。それが判らない関西人が多すぎるのが問題なのだ。堺屋太一やアホの松井それと読売の辛坊次郎など、その典型だろう。
 今こんなこと云っても仕方がないが、7年前の大阪府知事選。民主は熊谷候補、自民は独自候補が立てられなくて自主投票。そこに出てきたのが橋した徹。
 熊谷候補はロボット工学の世界的権威。この知名度を使えば、大阪はロボット産業の中心地になれたのだ。ところが大阪のアホ有権者は何も考えず、吉本のノリで橋下に投票した。その結果がリニア大阪回避だ。嗚呼吉本栄えて大阪滅ぶ。
 アホにはアホの仕打ちしかないのである。
(14/06/18)

 大阪でまたまた公募校長が不祥事。今度はたった2000円の万引きだ。そもそもろくな奴じゃないのだ。マスコミはこういう不祥事公募公務員の前職を公表すべきである。要するに、橋したの廻りには、こういういかがわしい連中が集まるのだ。
 そもそも橋したが大阪府知事選に立候補したとき、彼を支援したのはタカジンとか、ザコバとか、伸助とか、辛坊次郎とかいかがわしい連中ばっかり。何処がいかがわしいかというと、出自にある。辛坊という名字は古いが、先祖が何物かが怪しいのである。朝鮮系か?
(14/06/06)

 維新分裂とは、何も政治理念の対立とかそういう高邁な話しではない。要するに東京派(国会議員)vs大阪派(地方議員)の感情的なもつれが原因である。つまり、東京派は常に上から目線で大阪派を見下す。しかし党勢をここまで大きくしたのは大阪派じゃないか、という反発がある。その反発を橋したがこれまで抑えてきたが、とうとう抑えきれなくなったのが直接原因だ。では何故抑えきれなくなったのか?そもそも日本維新の母体は大阪維新の会であって、この設立理念は地方行政改革、地方分権推進だった。ところがこれに石原派が合流して、やれ自主憲法だの、原発推進だのと、これまでの橋した維新と真反対のことを言い出した。それとシンタローの云う地方とは、東京とせいぜい首都圏のことであって、大阪や福島などゴミとしか考えていないのである。
 そこで重要な点は、大阪維新の会を作ったのは松井であって橋したではないのだ。要するに橋したは大阪維新の居候にしか過ぎないのである。この点をみんな見逃している。地方中心の松井派が、国家主義石原イズムに反発するのは当然。そこが橋したは判っていなかったのだ。
 本日橋した記者会見。何を言い出すかというと、「あれだけ内部に対立を抱えながら、いざとなると一致する自民党は凄い力だ」と自民党礼賛演説。本人は自民党に入りたいのじゃないか。そもそも大阪維新は自民党批判から始まったのだ。その基本すら判っていないのではないか?
(14/06/05)

 大阪市議会で、公募校長制やら、都構想関連やら、橋した肝いりの施策予算が次々に否決され、最期は補正予算案まで否決される始末。これは事実上議会による市長不信任案と同等か、予算まで否決しているから、それ以上のレベルと言うことは明か。予算案否決という重大事は、議員だって自分勝手にはできない。支持者団体や組織の了解を得た上での決断だろう(維新系議員はどうか判らないが)。こういう場合、市長は速やかに議会を解散し、市民に信を問う、と言うのが議会制民主主義の常道である。ところが、彼はそういう常道が出来ない。何故なら、ついこの前自ら市長を辞任し、市民に信を問うてみた。今更そんなことが出来るわけがない。と言うわけで、橋したは進に勧めず、退くに退けず、進退窮まったという状態なのである。
 そこで俄に起こった、旧太陽系との分離問題。これを奇貨として一気に巻き返しを諮るのか?しかしそんなもの、大阪市民にとって何の関係もない。孤立を深めるだけだろう。
(14/05/30)

 大阪府が進学校入試に英語の設問を取り入れるらしいが、こんなもの進学校受験生にとっては難しくも何ともない。それより大阪府教委が間違いなく、英語で設問を作れるか、そっちの方が心配だ。設問が間違っていて受験生から詰問されたり、結局作れなくて予備校に頼んだりしては嗤いの種だ。大丈夫かね?カジノ誘致に英語力が必要だ、とは思うが、それならカジノ英語を問題に出せばどうかね。
(14/05/16)

 橋したが維新系財界人・・・・と言っても、頑固寿司の親父とか、どっかの焼鳥屋の主人とか、大阪ローカル中小企業主の寄せ集め・・・を集めた講演会で、御堂筋沿いに高層マンションを建てるからそこに愛人の2~3人を囲え、などと云ったものだから、たちまちマスコミから袋叩き。これに対し「これは冗談の極み。マスコミはユーモアを分かっていない。今後マスコミは一切呼ばない」などと、小学生並のスネまくり。しかしこれ、どう考えても世間に通じる冗談やユーモアには見えない。仲間内で居酒屋でやるには構わないかもしれないが、それでもそれが外に漏れた時には、冗談が冗談で済まされなくなる。
 おそらく野党やアンチ橋したマスコミは、ここを先途と橋した批判キャンペーンを張るだろう。お陰で維新支持率は10%位は落ちてしまう(元々維新支持者は男性中心で、女性支持者は少なかった。ただでさえ少ない女性支持者が、みんな逃げてしまう)。それどころか、折角の御堂筋マンションが、ライバル企業やアンチ維新派から「あれは愛人マンションだ」などと宣伝されると、ブランドイメージが低下するから、デベロッパーは進出に及び腰になる。又折角出来ても、マンションに出入りする女性がみんな誰かの愛人だとか、男性があれはここに愛人を囲っているなどと、週刊新潮やフライデー辺りに書き立てられるから、そんなマンションに入る人間はいなくなる。橋したの最大の欠点は、吉本のノリで、自分の発言が何時も世間に喜んで貰えると錯覚して、思いついたことを喋って墓穴を掘ることである。
 来年は統一地方選である。今から褌を締めて懸からねばならないのに、党首がこんなにユルフンでは、他の維新議員もウンザリしているだろう。
(14/04/09)

 大阪市長選挙が終わりましたが、結果(投票率、得票率)は概ね予定どおりだったと云えます。投票率23.5%はモウチョット下がるかと思ったが、有効投票数の内9%が白票だったと云うことだから、実質投票率は20%前後となる。はっきり言えば選挙の躰をなしていない。ここで橋したが獲得した38万票弱(得票率18%)が、現在の大阪市に於ける維新の実力である。大阪市でこれだから、大阪府下では(支持率は)もっと下がる。これでは来春の統一地方選はとても勝てない、と維新から逃げ出す大阪府市議員が続出するだろう。これに釣られて浮き足立つ国会議員もでてくる。かくて来年には維新消滅の芽が出てきた。
 3年前の統一地方選の後に「5年後、橋下総理だ!」とブチ挙げた週刊現代(講談社)よ、どうする?大喜びは朝日と毎日。橋したは朝日に土下座してでも票をとるか?

(14/03/24)

 ウクライナのヤヌコヴィッチは議会と国民からNOを突きつけられると、国を逃げ出した。大阪の橋したは、議会からNOを突きつけられているにも拘わらず、相変わらず市民の支持は自分にあると思いこんで、居座りを続けるどころか、出直し選挙に打って出る始末。これ、独裁者の末期によく出る症状。
(14/02/24)

 大阪府泉北高速鉄道は、色々ゴタゴタのあげく南海に売却決定。お陰で南海は30億も売却代金を積み増しさせられ、その他オプションも呑まされてしまった。我が息子曰く、この騒ぎ南海に高く買わせるためのフェイントだったんじゃないか?つまり大阪府とローンスターと云うファンドが、示し合わせて打った芝居だったというわけだ。あり得ますねえ。この手は神戸市がよく使う。
(14/02/22)

 橋した辞任出直し市長選を、既成政党は一致して無視を決め込んでいます。このまま行くと橋したの無投票再選。何処かの過疎地帯村の選挙じゃあるまいし、大阪という大都市でこんなことすれば、市長の正統性を疑われかねない。だからこういう事態は、なんとしても避けなくてはならない。ナントカしなくては!そこで維新か維新系の誰かをダミー出馬させ、形だけでも選挙で再選されたということにすれば、正統性を主張出来る。案の定出てきたのが、中川暢三という公募区長。誰が見ても、これは橋下のダミー、アリバイ造りの蝋人形。さて、これで再選市長の正統性が主張出来るでしょうか?それより、うっかりして・・・・大阪だからあり得るのだが・・・中川が当選してしまえばどうなるのでしょうか?吉本新喜劇じゃあるまいし、今度は笑い事では済まされない。
(14/02/22)

 橋した大阪市長の辞任が話題を呼んでいますが、ワタシは昨日の彼の会見をテレビで見ていて、苦笑を隠しきれなかった。よくもまあ、あんな愚劣・低級且つ身勝手な理屈を作ったものだ、とあきれたのである。北野・早稲田はどんな教育をしていたのかね?馬鹿にキチガイ教育をやっていたのではあるまいか?それとも教師がアホだったのか?
 只、彼の主張で興味を惹くことが一点ある。それは「民意で選ばれた首長は、白紙委任状を貰ったようなもので、議会はその意志に従う義務がある」という部分である。ヒトラー「我が闘争」の一節に、「議会の仕事は、神(民意)に導かれた最高指導者の指示を承認することである」というのがある。非常によく似ている。やっぱり橋したは「我が闘争」を読んでいたのだろうか?
(14/02/04
)

 さて注目の橋した市長辞任騒動。これには大阪都構想の破綻だけでなく、維新東西分裂という二つの政局がからんでいる。しかし幾ら本人が辞職したいと云っても、議会の同意が必要の筈。現在の議会構成では、辞職拒否の場合もあり得る。この場合は議会解散で対抗出来る。と言うことで市長選の前に市議会選挙があり得る。自分の言い分が通らないからと言って、一々議会を解散してりゃ大阪市の財政は持たない。
 幾ら市長選だと言っても、前回は自主投票で実質上橋した支持に廻った自民・公明は今や敵対勢力。今は頼みのタカジンはいない。辛坊治郎も男を下げた。つまり8ch、10ch効果は期待出来ない。この結果、うっかり選挙に持ち込めば、維新大敗北になり、それが尾を引いて維新東西分裂となる。
 これで漁夫の利を得るのは自民。維新がいなくなっても「みんな」とか他を引きずり込めばよいからだ。アベや石破にとって、橋したや維新は所詮只の捨て石。シンタローや週刊現代はそんなことも分からなかったのかねえ?
(14/02/02)

 大阪市の区割り協議が決裂して、橋したが切れて、代表辞任を仄めかす始末。辞めるのは勝手だが、橋した人気頼りの公募議員や、他党からの鞍替え議員はどうなるのだ!と彼等は冷や冷やしているだろう。
 挽回策が野党側が統一候補を出せないことを見透かした府・市ダブル選挙だが、これもどうなるかわからない。まず大きいのは橋した自身が喋りまくる戦時慰安婦肯定発言である。これで大阪の女を敵に回してしまった。女房にこうと云われりゃ、亭主はそれに従わなければならない。これは廻り廻って、来年の統一地方選挙に影響する。
 前の地方選の時、週刊現代は「三年後橋下総理」とブチ挙げたが、来年には維新そのものが残っているかどうか分からないのである。シンタローよどうする?アホはアホの道を行くしかないが。
(14/02/01)

 NHK籾井の共同記者会見に於ける慰安婦肯定発言に対し、嫌に支持擁護的なのが維新(本日国会質問)と橋した。何故だと思いますか?それは橋したが大阪飛田風俗業組合の顧問弁護士をやっているからです。かつて沖縄で米兵による婦女暴行事件があったとき、彼は沖縄の米軍基地を大阪に持ってくれば、そのような不祥事は起こらないと発言して、世間の顰蹙を買った。ココロは大阪に米軍が来れば飛田風俗業の売り上げは増大し、橋した法律事務所にとっても万々歳。要するに、あの男は自己の富の拡大しか関心がないのである。
 飛田風俗業はおおっぴらな私的売春産業ですが、管理売春のみを禁ずる現在の売春防止法では摘発の対象にならない。ここに暴力団とか、中国組織が入ってくると話しは別になる。これが世間から問題視されると、彼も商売がやってられなくなる。だから風俗擁護に奔るのである。その使い走りが維新と言う」わけだ。つまり維新は国会議員団と云いながら、やっていることは、女郎屋の女衒だ。しかし、党首の私的ビジネスと国会での主張をゴッチャにするようでは、維新は本当に公党と云えるでしょうか?こういうアホ連中にも、税金から政党支援金が支給されるでるのです。
(14/01/30)

 今や暗雲に乗り上げた大阪都構想。大阪市議会で(住民投票に)賛成される見込みは殆どない。と言うことは住民投票も危ないものだ。もしそうなったら、知事選に訴えると松井は息巻く。つまり知事を辞任して、府民に二者択一を迫る作戦だ。これに橋したが乗っかる可能性は高い。府市ダブル選挙だ。こうなったらどちらが有利か?一般にはこれで維新は終わりだと見ているだろうが、ワタクシは松井ー橋した連合が有利に働くと見ている(理由は結構複雑)。
 まずアンチ維新勢力に、松井ー橋した連合に勝てる強烈な玉がいない。そもそも、そういう玉を作ろうという努力もしていない。これじゃ吉本と関西マスコミを支配下に置いている、松井ー橋した連合には勝てない。やしきたかじんが死んだのも、逆に維新派の追い風になっている可能性がある。たかじんの呪いだ。アンチ維新派もバラバラで、統一テーゼが出せない。結局候補としては、中央官庁のOBをもってこざる得ないのである。これじゃ何時まで経っても、大阪再興はあり得ない。
 次の府知事候補は誰でも良いが、少なくとも非吉本系、非霞ヶ関をお願いした。
(14/01/21)

 泉北高速民営化と並んで橋した維新が進めてきたのが、公立学校の校長公募制。別にこんなもの誰が頼んだものでもない。橋したと松井が勝手に始めたもの。始めたのは良いが、肝心の公募校長の質が悪く悪評芬々。当初公募53人の予定が、最終的には13人になってしまった。何故こうなったかというと、橋したが学校とコンビニをゴッチャにしてしまったからである。しかし橋したは負けていない。相変わらず「学校現場にも、民間と同じ競争が必要だ!」と雄叫びを挙げる。つまり中学校長もコンビニ店長も同じだ、という発想だ、これではまともな人間は引いてしまう。学校とコンビニの混同は大阪府が始めてではない。古くは、コイズミ改革時の、宮内民営化委員会に始まる。この結果、日本社会のあちこちに、何でもあり、ケジメなきのゴッチャ化が始まったのである。
 筆者はこの様な無思想無哲学のゴッチャ化の典型が昨年暮れの、維新・太陽合同にあると考える。石原シンタローこそが無思想ゴッチャの真犯人である。こういうアホが大きな顔をしているから、日本人はいつまで経っても二流民族呼ばわれされるのである。今回のアベ靖国参拝でも、これを支持したのはとりあえず維新だけ。これだって、維新全体のコンセンスを現しているとは云えない。何故なら、大阪維新メンバーの中には、中国市場を頼りにしているのも少なからず居るのだ。靖国参拝支持を打ち出したのは、おそらく石原ら旧太陽系の独断。これが維新分裂を加速しかねないとは云えない。
(13/12/27)

 本日昼の某民放ワイドショー。某政治評論家が思わず、来年の夏には維新は消えてなくなっていると口をすべらす。そのとおりだろうが、私は夏まで持つかな、と思う。
 まず分裂の仕方だが、普通は旧太陽vs日本維新との分裂だけと思うだろうが、実態はそれほど簡単ではない。日本維新の中でも大阪(地方)派vs東京(国会)派の対立、更に大阪維新以来の生え抜きvs橋した公募との対立。それと誰も書かないが、橋したvs松井の確執だってある。何かあると、テンデンバラバラになる公算大なのだ。そして先日、アベら自民首脳が橋下・松井らと懇談。この中に石原はいなかった。自民が維新の下腹に手を突っ込んできたのか?
(13/12/25)

 泉北高速鉄道のローンスター売却案が、2票差で大阪府議会で否決。松井は「木を見て森を見ず「と評したが、さて森を見ていないのはどちらでしょうか?ローンスターの影にちらつくのは村上ファンドと大阪府OBだ。奴らの狙いは泉北高速の資産を切り売りし、最期はツケを大阪府に押しつけて逃げ出すことだ。
 さてこの騒動、単に鉄道売却騒ぎだけではない。何故4人もの造反が出たかと言うと、これまでの橋した・松井 による党のトップダウン運営に、みんないささかウンザリしてきたのではあるまいか?行動には出せないが、心理的造反者はもっと多いはずである。これで橋した・松井の求心力低下が明らかになれば、維新は急速に解体する可能性がある。
 また、維新の一部を取り込んで野党再編を諮る、民主・江田新党の動きにも影響が出るだろう。

(13/12/16)

 府民を置き去りに着々進む泉北高速鉄道売却案。大阪府持ち株分の全株を、ローンスターというアメリカの投資ファンドに売り渡すという案だ。これも公募だが、2番手の南海電鉄との間に大きな隔たりがある。1)ローンスター案は売却額780億円で値下げ幅10円。2)南海案は売却額721億円だが、値下げ幅80円。何故こんなに差が出来るかというと、考えてみれば当たり前なのだ。今は南海と泉北高速とは別会社で、三国ヶ丘から先は別料金になる。だから料金が高くなる。南海の場合、泉北高速は南海高野線と一体運用が出来る。人事・資材も共有化出来るから料金も安くなる。大阪府OB役員の首も切れる。一方ローンスターの場合なら別料金体制はそのまま、料金が安くなるわけがない。その伝で行けば、建設費の償還が終わっている特定区間・・・・例えば北大阪急行、東大阪急行や京阪の三条から北・・・は、接続私鉄と一体化した方が安くなるのである。誰が反対するのか?それはそういう特定区間会社に天下りしている役人OBである。ローンスターの場合だと、おそらく役人天下りは止まらないだろう。従って、大阪府側がこれを支持する理由はよく判る。
 大阪府は60億円の差(実質的には府に入る金は30億程度)に目がくらんでローンスターとの交渉を決定しようとしたが、これに堺市や和泉市などの地元自治体及び、府議会でも自公民ら非維新系会派が猛反対。
 ところが知事の松井は1)この30億は地下鉄「東大阪線」の延伸、同「ナニワ筋線」の建設原資に使う、2)この二つの事業は大阪が東京に匹敵する大都市に成るために必須である、と強弁。更に3)ローンスター案以上の値下げを要求するなら、それは地元自治体に負担して貰う、と筋の通らないことを言い出す始末。
 本気かね?そもそもたった30億で、大阪が東京と肩を並べられると思っているのか?東大阪線の延伸では、チャッカリ自分の地元の八尾まで地下鉄を延ばしておる。そもそも大阪維新の会は自民党と官僚・既得権益癒着の根絶をテーゼに掲げてきた。それが権力を握るや、たちまち豹変して、自民党顔負けの我田引鉄をやっているのである。
 今回の株売却は様々な問題を含んでいる。第一にローンスターという会社は投資ファンドであって、鉄道運営のノウハウを持たない。第二に投資ファンドは短期利益を目的に作られるもので、鉄道事業のような長期投資には、企業体質そのものが一致しない。
 ではローンスターの狙いはなにか?大阪府は売却条件の中に5年間の事業継続を求めている。50年ではなく、たった5年である。と言うことはローンスターは5年間の間に泉北高速の持つ優良資産を売却し、儲けるだけ儲けて後はおさらば。保有株は何処かに売り渡すが、そこに中国資本が入ってくる可能性だってある。そうなったら大変だと云うわけで、今度は大阪府が法外な高値で買い取ることになりかねない。それも府民の税金でだ。
 この程度のことが何故わからないのか?所詮八尾の低学力レベルでは、先の見通しができないのか?大阪府の学力不足は小学生だけでなく、知事や府会議員にも及んでいる。いやこれが大阪低学力の原因かもしれない。
 しかしローンスターの背後・周辺にも何やら怪しい臭いがする。それは村上やホリエ、或いは三木谷ら新興財閥である。彼等は橋したと浅からぬ関係を持っている。橋した(松井)ー村上(ホリエ)ー三木谷トライアングルが大阪都を見通して、大阪府民財産の切り売りを諮っている可能性がある。つまり、彼等の大阪府構想を実現するためには、大阪府が持つ優良資産が邪魔なのである。だから泉北高速をハゲタカファンドに売り渡し、大阪府を丸裸にすることが狙いなのだ。つまり、ジョンウンによるソンタク処刑と同じことが、今大阪で行われようとしているのである。
(13/12/14) 

 「大阪維新の会」政務調査費783万円をネコババした大阪維新の会事務員は公募だった。これで維新の連中も自分の目は如何に節穴だったが、よく分かっただろう。いやあの頭じゃ、これぐらいでは目が覚めないかも知れない。

 

 今度は公募で採用した民間人大阪府経済産業部長がセクハラで減給処分、後に依願退職。なおこの場合退職金は全額支払われます。大阪府・市では、これまで何人もこの様な不祥事を起こしている。これだけ見ると、如何に民間人がいい加減か、という印象が発生するが、実際はそうではない。一般に倫理観は、役人に比べ民間人の方が遙かに高い。役人・・・特に地方公務員・・・のいい加減さには、筆者もあきれ果てたことが何度もある。しかし何故こういうことが起こるかというと、ある特徴がある。それは、不祥事を起こした公募公務員の前歴に、圧倒的に証券会社とか銀行とか、文系営業面に偏っていることが挙げられる。この業界の人間は、自己を強調しないと出世レースには勝ち残れない。その結果見かけは自己表現が巧みであったり、他者に対する説得力も高い。しかし逆に、基本的知識に乏しく、バランスを欠き、他者を傷付けることも多いのである。人格的には、はっきりいい加減と言って構わないと思う。問題は採用側の採用基準である。おそらく、彼等の長所である、自己表現力や自己強調性に重点を置いたものではないかと考えtられる。逆にそれが社会のオチこぼれである、松井や橋したの生き甲斐だったのだから仕方が無いかもしれない。つまり類は類は呼ぶで、松井・橋下た維新のようなガラクタが政権を握っている限り、大阪には屑・ゴキブリの類しか集まってこないのである。
(13/12/04)

 前の堺市長選に続いて、お膝元の大阪岸和田市長選でも維新敗北。投票率が36%弱と、前回より11ポイントも下回ったのも、無党派層を支持基盤とする維新にとって不利になった。何故投票率が下がったのか?一つは投票日が連休の二日目だったことが挙げられる。しかしこれは理由にはならないだろう。かつて維新に勢いが有った頃は、こんなもの問題にならなかった。要するに、無党派層が投票をサボったのである。何故彼等がサボったか?投票に行く価値・・・・即ち維新に投票する価値・・・・を見いだせなかったのだ。結局、橋したも維新も皆同じ権力亡者、政権亡者だと悟ったのだろう。その原因としては次のようなものが挙げられる。
1、旧自民党の中でも特に保守色の強い「太陽の党」との、無節操な合併。
2、大阪とは縁もゆかりもない、欲張り国会議員団の割り込み。大阪とは無関係な地方への勢力拡大政策。
3、従軍慰安婦や公募区長・校長のセクハラ
・パワハラに対する、橋したの無神経発言。
4、特秘法賛成に見られるように、最近にとみに露骨になってきている、与党へのスリヨリ発言・行動。東京組(国会議員団や旧太陽)と大阪組(旧「大阪維新の会」)との微妙なずれ。
5、大阪都構想への疑問、さらには道州制への疑問。
 元々「大阪維新の会」は、大阪府議会の改革・刷新を目的とした保守系若手の府会議員の有志団体だった。そこへ5年前の府知事選で橋した徹という人間が割り込んできた。当時自民党には知事候補者はおらず、あわや民主に対し不戦敗という危機的状態。そこに当時総理の福田に橋したを引き合わせ、自民公認を勝ち取ったのが、堺屋太一というこすっからい元小役人のラスプーチン。これに福田が乗って、おまけにアホの大阪マスコミ(主に10ch)も乗って、とうとう橋したを知事にしてしまった。処が知事になったのはよいが、支持母体がない。そこに目を付けたのが「大阪維新の会」。どちらが先に云いだしたのか判らないのだが、選挙期間中に橋したと維新の会が一体化してしまった。お互い利用し合えるのでメリットがあったのだろう。その後橋したが言い出したのが、「大阪都構想」であり、「道州制」である。ではこの二つ、維新や橋したのオリジナルだろうか?とんでもない、両者とも選挙前は、そんなこと一言も云っていない。誰かが影で両者を操っているのである。その誰かとは、即ちラスプーチン堺屋太一である。維新と橋した連携を画策し、仲立ちしたのも彼だろう。つまり今の橋したや維新は堺屋に操られる傀儡のようなもの。
 春の伊丹・宝塚市長選の敗北、それに続く秋の堺・岸和田市長選の敗北は、維新・橋したはもはや大阪では賞味期限切れになったこと、大阪府民は元々大阪都構想なんかに興味はなかったことを意味する。それを強引に突っ走ったのは、堺屋太一の官僚的上から目線の発想なのである。「大阪維新の会」が再建を目指すなら、まず旧「太陽」や後から集まってきた東京組と決別し、橋したや堺屋のようなよそ者を追放し、原点に戻ることである。無論その場合、松井のような現執行部も、それなりの責任を採らなければならない。斯くして維新は雲散霧消。影も形もなくなる。メデタシメデタシ。
(13/11/25)

 アベから何をつきつけられたのか、それともおだてられたのか、特秘法を巡って「みんな」渡辺と「維新」東京組が自民案を了承。これで両方とも分裂の可能性が高くなってきた。
 「みんな」では渡辺と江田の対決が決定的になり、「維新」では世論無視の旧太陽系(東京・国会議員団)と、世論重視の大阪組(旧大阪維新の会)の対立が深刻化する。橋したは間に挟まってウロウロするばかり。あんな平均年齢82のくたばりぞこないの夜鷹崩れに、「いい男だねえ」などとおだてられて、いい気になって、いちゃいちゃするからこんな目にあうのだ。そのまんまや中田など、何をどうして良いやら判らないから、逃げ出すだけ。「維新」など、その内バラバラ雲散霧消。大阪の歴史にも残らないでしょう。

 その続報。橋したは「国会議員団が了承したなら仕方無いですねえ」と半ば投げやり状態。当初の「我が方の提案を丸飲みしなければダメだ!」という勢いは何処へ行ったのだ。そんなにシンタローが怖いのか?所詮、北野・早稲田点取り虫人生の馬脚が現れたのだ。続く支持率低下で、今は与党の一翼を担うことで生き残りを諮らなくてはならないと思い至ったのだろう。しかし、それはこれまで維新を支持してきた市民の意向とは正反対、その与党も、このところ選挙では敗戦続き。
(13/11/21)

 フィリピン台風災害支援に、大阪府がたった100万円を拠出。こんなもの橋したのポケットマネーで出せるのではないか。こういうときは、まず知事と市長が100万ずつ出す。それに連れて議員が1000万出す。そうすれば市民や府民からン千万から1億位、金が集まる。それを支援金に当てる。その後、フィリピンと大阪との関係が全く変わったものになる。援助というものはそうやってやるのだ。
(13/11/14)

 堺市長選の敗北にも拘わらず、維新は敗戦責任は問わず、都構想推進本部なるものを作って更に都構想を奨める構想。甘いねえ。敗戦責任を問わないのは、もし追求すると党内がバラバラになって、収拾がつかなくなるため。要するに、後釜に座れる人材がいないと言うことだ。これは当座の体面は繕えるが、こういう甘えの構造が、長い目で見れば維新分裂のきっかけになりかねない。
 都構想も市議会勢力バランスから、何処まで具体的に進められるか判らないのが実状。甘えだけでは政治は出来ない。
(13/10/05)

 「ふわっとした民意」、これは維新が連戦連勝だったときの橋したの言葉である。「ふわっとした民意」、これは一体何のことか、当初はよく分からなかったが、まあ実体のない期待、下がる溜飲と云ったようなものだろう。実際、5年前の大阪府知事選から、2年前の統一地方選挙まで、橋したは具体的な政策を何も語らなかった。やったのは既存組織を敵対勢力に祭り上げ、それを攻撃し大衆になにかの期待を持たせ、そして大衆は橋したの既存勢力に対する攻撃を聞いて、溜飲を下げ満足した。
 どちらか云うと、これは大衆演劇の手法である。橋したは吉本芸人と親しかったから、吉本から大衆動員のコツを学んだのかも知れない。又、大衆も吉本お笑いのノリで維新に投票したのかも知れない。これが 「ふわっとした民意」の本質である。しかし、吉本が出来るのは新喜劇までである。シリアスな新劇とか、歌舞伎人情ものは無理である。ところが現実の政治とは、シリアスでシビアなものである。何時までも吉本お笑いのノリではやっていけない。そこで出して来たのが大阪都構想。周辺自治体首長選に、維新系候補を出して、住民に二者択一を迫る作戦をとった。 「ふわっとした民意」に頼るのではなく、具体的な政策を出して、「リジッドな民意」を問うたのである。ところがこれがみんな失敗。まずは今年春の伊丹・宝塚市長選。これに大敗し、捲土重来を期しての今回の堺市長選。これにも敗北、更に兵庫県知事選は早々に撤退表明。そして神戸市長選も自主投票と。つまり「ふわっとした民意」路線は、もはや終わりと言うことだ。これが通用するのは、ヒョットすると吉本お笑いに乗っている、大阪市内だけかも知れないのである。
 では市長選挙にどうすれば勝てるか?選挙日程をよく調べ、ここぞという選挙があれば、そこに維新支持者を大量移転させる(住民票を移し替える)のである。これは昔創価学会がよくやった手である(過激派も使っている)。但し、その後自治法が改正されて、1年以上の居住実績がないといけないとか、色々ややこしくなったので、今でも使えるかどうかは判らない。
(13/10/02)

 堺市長選の結果を、もう少し具体的に見てみましょう。投票の数日前に共同通信による、都構想に対する堺市民への世論調査が行われました。その結果によると、賛成26%、反対40%、その他36%という結果です。反対派が賛成派の、おおよそ1.54倍です。今回の投票結果では、竹山陣営20万票に対し西林陣営14万票。比率は1.48倍。大して変わらないように見えるが、西林陣営はよく頑張った、とも云える。これは投票間際に全国会議員や府会議員を総動員して、ネジを巻き直した結果だろう。それに対し竹山陣営は、自派有利という観測で、いささかネジが緩んだ感がある。
 さて今回の選挙、最終投票率は50%強。両候補以外に諸派候補はいないから、堺市の総有権者数は総得票数のほぼ2倍、68万人と推定される。これに上に挙げた都構想賛成率26%を掛けると、17~18万票となる。西林陣営は3~4万票は取り逃がしていることになる。もしこの3~4万票が竹山陣営に寝返ったとすれば、やはり維新の求心力低下は否定出来ないことになる。・・・続く
(13/010/01) 

 堺市長選は予定通りというか、やっっぱりというか、現職の圧勝。都構想もさることながら、西林の剃りが入ったヤンキー顔では、幾ら堺市民でも引いてしまったのではあるまいか?これで都構想からは堺が抜けた。高槻も市長はアンチ維新だから、都構想から抜ける。肝心の大阪市ですら都構想支持は2割位しかない。府下全体では支持が5割近くあると云われるが、それらはみんな財政基盤が弱く、大阪市や堺・高槻のような財政余裕都市と一緒になって、甘い汁が吸えるのではないか、という甘い目論見。これでは、余裕都市はみんな逃げ出して、残るは貧乏人連合になってしまう。かつての「大阪神都(だいはんしんと)」構想が消えたのも、芦屋・西宮などの富裕都市が反対したからだ。
 さて、又も判断を誤ったのは自民党本部。
自民大阪府連は早々に竹山支持を表明したが、中央は支持を見送り推薦でお茶を濁してしまった。原因はアベが維新連携に拘って、狐疑逡巡したためである。実際アベは、竹山より維新にスタンスを置いていたのは間違いない。理由は改憲動議に対し、公明が慎重だから、数合わせに維新が必要だったからである。アベが維新にスタンスを置いたのは、選挙公布直前に、維新顧問の堺屋太一を内閣参与に招いたことが証拠である。ところがそれが裏目に出てしまった。直前になって票読みをしたところ、竹山圧勝と出た。そこで慌てて中央から誰かがやってきて、「私がきたことは、自民党が竹山氏を支持していると同じだ」と、わけが判らない言い訳で竹山支持に豹変。全くカメレオン政党だ。
 自民党で、大阪府連と中央とで方針が対立したのは、これが始めてではない。昨年の衆院選大阪10区では、自民はギリギリまで候補者を立てられず、大隈重信の曾孫と称する変なのを担ぎ出したが、大差で敗れた。2年前の大阪府知事選では、府連は前池田市長を担いだが、中央は知らぬ顔で、結局維新に獲られてしまった。その前の府知事選では、中央は橋したを押したが、府連は独自候補を立てられず自主投票。結局橋したが勝って、以後自民党は大阪府議会ではズーット野党だ。府連には、中央に対する怨念が溜まっていたのではあるまいか?その結果が、今回の市長選における竹山の勝利とすれば、自民中央の身から出た錆とも云える。驕る平家は久しからず、てなことにならないように。
(13/09/30)

 堺市長選挙前ですが、漏れ聞こえるのは維新不利情報。一昨日は、橋したや松井が「選挙に負けても(橋したは)党首を辞める必要はない」と明言。かと思うと、東京からシンタローが、やっぱり「橋した君は辞める必要はない」と援護射撃。これは、もはや維新は半分タオルを投げているようにも見えるが、見方を変えると、今の維新には橋したに替われる人材がいない、という事でもある。橋した一人の人気に頼りすぎ、人材育成を怠ったまま、国政政党になったものだから、基盤が出来ていない。国政政党として存在感を示そうと思えば、党首は全国区で知名度が無ければ務まらない。その点松井じゃ能力不足。第一あの地味な顔じゃテレビ映りが悪い。既成政党からの横流れ組も、ガラクタの寄せ集め。旧太陽は平均年齢80才じゃ、改革政党党首のイメージが悪すぎる。余所からのスカウトもあり得るが、選挙に負けたら誰も寄ってこない。そのまんまなど、今はしまった、と思っているだろう。
(13/09/28)

 最近頻発する大阪市の公募区長や民間人校長の不祥事について、市長の橋したが、昨日市役所記者会見で、「最近の風潮から見て、少々のセクハラはやむを得ない」なんてやってしまった。確かに、これら不祥事犯に対する大阪市の処分は甘い。せいぜい減給三ヶ月とか戒告だ。セクハラ行為は民間企業、特に海外展開をやっている企業なら即クビだ(海外の場合セクハラは大問題。かつて住友銀行や三菱重工が、天文学的賠償金を支払っている)。二言目には「民間企業では許されない」を連発する橋下は、自分の足下は大丈夫かね。ただし、維新を支持する企業は、大阪のブラック中小企業。そこではセクハラは日常という意味か?
 その癖、労働組合員がビラを配っただけで「クビだ!」と大騒ぎする。身内に甘く、敵に厳しい。これは法治主義ではなく、人治主義だ。過去では東条英機がそうで、今の中国共産党がそうだ。このやり方は、必ず民衆の批判を浴び、身の破滅を招く。
(13/09/21)

 日テレ社員の不祥事に並んで、最近目に付くのが、大阪府・市の民間人校長や公募区長による不祥事や不規則発言。多くはセクハラ・パワハラの類である。彼等は皆、橋したや松井が大阪府知事や市長になってから、公募採用された連中である。橋したや松井がこれらの制度を作ったのは、自分達の子分を作りたかっただけで、応募者も彼等の子分になって甘い汁を吸いたかったからに他ならない。お互い打算の結果が、一連の不祥事だ。
 パーキンソンの法則によると、「社長は自分以上の能力者を副社長には選ばない」。と言うことは、今の公募区長や民間校長が、維新の市民レベルの上限を示していることになる。最近では維新系大阪市議会議長が、怪しい発言をした。いずれ、大阪は府市ともに、橋したの様な権力乞食と、松井の様な政治ゴロツキの食い物になる。それを占うのが、今回の堺市長選だ。
(13/09/20)

 9月15日未明気象庁から出された、今回の台風18号特別警報に対する避難指示を巡って、大阪市長の橋したと、堺市長の竹山が、お互いのやり方が間違っていると、ツイッター上で泥仕合。事のいきさつは、両市で避難指示を出す手順が異なる事が原因で、それは省略。ポイントは、特別警報下での両市長の対応の差である。
1)竹山の場合
 堺市防災基準に従って、自分で現地に行って避難指示を決断した。それが午前7時半。堺市基準は大和川検知計の水位や、降雨量に関わりなく、市長の現地での判断が求められるらしい。彼はそれを律儀に守った。その結果、大阪市に比べ避難指示に2時間半の遅れが生じた。橋したはこれを土木のシロウトの市長が現場に行っても、無駄なだけだ、と切り捨てる。
2)橋したの場合
 彼も大阪市基準に従って、大和川検知計の水位によって、午前5時に避難指示を出した。自分は庁舎にいて、各部署に直接指示を出した。現場には土木担当副市長を派遣した。

 つまり両方とも、それぞれの市が決めていた基準に沿って、行動したのである。それにも拘わらず、2時間半の差が出たと言うことは、上部団体の大阪府の防災基準が曖昧だったに過ぎない。これは府知事の責任でもある。橋したは大阪府知事を務めたこともあるのだから・・・更に現大阪府知事は、子分しかやる能がない八尾のヨタモン松井・・・、その時点で防災基準の統一化は出来たはずだ。それをサボってきたのだから、他人を批判出来る権利はないのだ。
 さてこの問題、リーダーシップ論にまで発展してきている。どちらにリーダーシップがあるかだが、目的は堺市長選にあることは云うまでもない。重要なことは、危機に於いてリーダーは、どうあるべきか、という問題である。 これは戦場に対比して考えた方が判りやすい。
 まず戦闘が近づいてきたと見ると、それに対する作戦を建てねばならない。作戦の大局的方針を示すのは司令官である。この方針に従って、参謀が詳細計画を作る。この過程で、云うことを聞かない、上部司令部の総司令官を丸め込むのも、司令官の重要な仕事である。これに基づいて司令官は各部隊長に作戦命令を出す。その詳細は参謀長を通じて指示する。これが終われば、司令官はする事がなくなるので、後は参謀長に任せて、前線に赴いて兵士を鼓舞したり、軍紀に弛緩が無いかどうかをチェックする。いざ戦闘が始まれば、司令官は最も危険な場所に占位して、戦場の推移を見つめる*。参謀長は司令部にあって、戦線の状況を参謀を通じて把握し、状況変化に応じて各部隊長に指示を与える。これを両者に当てはめてみよう。
 まず橋したから。彼は庁舎にいて各部署に自ら指示を出した。これは参謀長の仕事である。参謀長は作戦指揮において、プロ中のプロで無ければならない。処が彼自身、土木のシロウトである。ところが本来参謀長でなければならない土木担当副市長が、現場に行ってしまった。もし現場で状況に変化があった場合、現場担当者は誰に指示を仰げば良いのか?シロウトの市長の指示で大丈夫か?司令官が参謀長の仕事を奪ってはならない。これは職場規律を守る鉄則である。前大戦で、陸軍大臣の東条英機は、事務効率アップを旗印に、参謀総長まで兼務した。その結果、日本軍のモラル・モチベーションは著しく低下したのである。
 一方の竹山だが、彼が最終決断のために現場に行ったのは、行動規範でそうなっているのだから仕方がない。橋したは竹山の行動を、「土木のシロウトが現場に行ったところで説明を聞くだけで無駄だ」、と批判する。しかし批判する橋した自身、土木のシロウトなのである。トップというのは、部下がしっかりしておれば、作戦のシロウトでも十分務まるのである。例えば、太平洋戦争で米軍航空戦の大部分を指揮したスプルアンス大将は、元は巡洋艦隊司令官で、航空戦は全くのシロウトだった。しかし、ミッチャーの様な航空戦のプロを使いこなすことによって、圧倒的優勢だった日本海軍航空を圧倒するようになった。ただし市役所に参謀長を残しておいていたか、各担当部署に避難指示を出したときの対応措置を指示していたかどうか、が問題として残る。
 全体として前大戦に例えれば、橋したのやり方は後方であれこれ直接指示し、却って前線のモチベーションを傷つけたヒトラーやスターリン。竹山は内容は今ひとつよく判らない部分はあるが、どちらか云うとアイゼンハウアーやモンゴメリーのやり方に似ている。どちらが最終勝利を得たか、それは歴史が証明している。

*これはナポレオンに代表される19世紀的指揮統帥法で、20世紀では違うやり方が求められるという説がある。それでも、司令官が決定し、参謀長が計画責任を負うという、役割分担原則は変わらない。
(13/09/19)

 全国学力テストで、優劣2極化が鮮明と文部科学省。その中で低レベルが定着したのが大阪府・市。橋したが府知事となって以来、人事・予算で低レベル脱却を目指したにも拘わらず、このザマは何事か!?
 実は大阪府下でも2極化が進んでいるのだ。橋した教育カイカクとは、教育の場に競争原理を持ち込むことである。これは様々な点で問題を引き起こす。その結果、府・市民に2極化が生じる。つまり、経済的に比較的余裕のある家庭は、学テに関係ない私立へ、余裕の無い家庭がそのまま公立に残る。と言うことは、公立校は何時まで経っても低レベルから抜け出せないということなのだ。重要なことは学テは公立校が対象で、私立学校は任意だということ。こんな簡単なことが判らない府知事や市長なんて?
(13/08/28

 堺市長選挙を前に、維新はあたかも大阪冬の陣の前の大坂方の様子。当時大坂方は、近江衆と呼ばれる淀君直系家臣団と、牢人諸将に別れていた。日本維新の会は、元々大阪特定の地方政治団体「大阪維新の会」に、様々な諸勢力が合体して出来たものである。さしずめ「大阪維新の会」が近江衆、旧「太陽の党」とか、既成政党から脱藩して維新に参じたケンタや、一発屋のそのまんまなどが牢人衆。作戦に於いて実戦経験豊富な牢人衆と、経験に乏しい近江衆の対立があった。これが様々な面で、大坂方の分裂を産み徳川に敗北することになったのである。
 さて今回、先の衆院選や参院選で当選した大阪府下選出の国会議員団が、「大阪維新の会」として別会派を立ち上げることになった。これは当然、府市議会の維新系議員を吸収することになる。事実上近江衆によるクーデターのようなものだ。この動き、当然堺市長選挙の行方を読んでの事だろうと思われる。此の結果、党が分裂するかも知れない。過去の国政選挙で判ったことは、「日本維新の会」が勝てるのは大阪だけで、他の地域では全く力が無い、という事実である。と言うことは、次の選挙の時、「日本維新の会」だけでは選挙に勝てないと言うことだ。そして維新はやっぱり橋しただけが頼りと言うこと。今度の堺市長選で維新が敗れれば、橋した責任論が出てくる。それからではもう襲い。今の内、党が東西に分裂しても、自分のショバだけは護っておこう、ということだろう。
(13/08/20)

 今秋の堺市長選挙に自民党本部がちょっかいを出す気配。この背景にあるのが、堺屋太一の内閣参与就任。心は、現在野党筋で密かに進みつつあると云われる、政界再編。この中に「みんなの一部」、「民主の一部」、「維新」連携と言うのがある。これにくさびを打ち込もうと言うのが、アベの腹。
 さて堺屋の腹は?今、維新は逆風。このままでは堺市長選敗北。そうなれば念願の都構想もオジャン。そこでアベを担いで自民大阪府連に圧力を掛け、アンチ維新(橋した)連合にくさびを打ち込もうという作戦だろう。
(13/08/17)

 今朝朝刊を見ると、大阪都で経済効果年1000億とある。なんでそんなことになるのか?と思って眉に唾付けて見直してみると、作ったのは第三者機関ではなく、大阪府・市のそれも大阪都担当部局。これがあること無いことかき集めた数字合わせの結果がこれ。つまり粉飾計算。現実はこの半分以下、どころか経済効果があること自身疑わしい。ワタクシが昔、一時在職していた会社では、毎年決算期になると経理屋が廻ってきて、売り上げ見込みの物件を探し回っていた。中には到底売り上げにならないものまで挙げていったのである(但し筆者の部にはそんないかがわしいものはなかった)。結局粉飾していたのだろう。その会社は、筆者の退職後暫くして、いつの間にか潰れてしまった。一旦作った粉飾は不思議な事に、消すことができないのである。
 大阪都は作る前から粉飾しているのだ。こんなのが長続きすると思いますか?「維新の会」なんて偉そうな名前を付けないで、「日本粉飾党」にすればよい。実際松井橋した始め、維新メンバーは、大阪の自営業者(悪徳弁護士も含まれる)が中心。粉飾税金隠しには慣れている。この背景に堺屋太一というプロの粉飾屋が介在していると思われる。
 但しそういっているのは、元々アンチ橋したの毎日だからで、橋したシンパの読売・サンケイなら別の言い方をするでしょう。毎日も原発と韓国・北朝鮮・従軍慰安婦報道等左派系関連偏向報道さえ無ければ、良い新聞なのだが、福島事故以来おかしくなっている。おそらく編集局内部で左派系vs良識派の暗闘があるのだろう。多分社員の中に、総連系及び旧三派系(中核或いは解放派?カクマルでは無いような気がする)の残党がいて、それが事故を契機に息を吹き返したのだろう。
(13/.08/10)

今度の堺市長選挙に、維新が候補として読売TVアナウンサーの清水某を擁立、と発表があったが、昼過ぎには本人固辞でポシャッテしまった。さて、何事があったのでしょうか? そもそも、候補が居ないとなると、直ぐにマスコミや芸人を利用しようとするのが維新の悪い癖。元々党首本人が芸人クズレだから致し方ない。そこで出てくるのが常に読売TV10ch。辛坊次郎もそうだし、橋した本人がでてきたのも10ch系。橋したと読売のクサレ縁だ。しかし頼みの綱のヤシキタカジンももう終わりだから、橋したと関西芸能界(即ち吉本)との縁も、もう終わりだろう。
 そんなことはどうでも良いが、何故この10chアナウンサーが出馬を固辞したのか?おそらく1年前ならホイホイと載っただろう。処がこの前の参院選、その前の宝塚・伊丹市長選、ことごとく維新は敗北。その点を10chだけでなく、読売新聞も読んで、「今回は止めとけ」という話しになった、てな話しだろう。
 しかし未だ判らんけどね。こうやって相手陣営を油断させて置いて、いきなり裏をかく戦法かもしれない。油断大敵。
(13/08/05)

 7/29の麻生発言に対し、大阪の橋したが「あれはブラックユーモアだ、それが分からないようでは国語力に欠ける」と語った。さて彼は何を意図して、麻生擁護発言をしたのか?麻生の発言はブラックユーモアでは済まされない。欧米特にユダヤ社会では、ナチズムは極めてデリケートでセンシテブな話題である。だから政治家は、仮に例え話であっても、これを簡単に話題にしてはならない。麻生はその一線を越えたと見なされる。いや、それは日本国内の問題ではないか、という反論もあるだろうが、日本は30年以上前からG7の一環である。つまり西側同盟も一部である。そして西側同盟とは反共でもあるが、実は反ナチ同盟でもあるのだ。アベも麻生も橋したも、そしてシンタローもそこが判っていないのだ。
 麻生発言の真意は、こっそり改憲をやろう、ということに他ならない。これが判らないのは、さすが早稲田三浪の国語力だ。北野の国語教師は何を教えていたのかね?
(13/08/02)

 なんと北朝鮮戦勝式典に日本から招かれていた政治家は、アントニオ猪木参院議員ただ一人。維新やシンタローはそれでもかまわないのか?
 今存亡の危機に立たされている政党は民主党だが、他にも大勢いる。例えば社民党だが、これも危ない。そしてもう一つ危ないのが「日本維新の会」である。ある時は飛ぶ鳥落とす勢いだったが、今や尾羽打ち枯らし、提携先を模索する有様。その原因は今回の参院選敗北だが、その前から兆しはあった。民主党と同様、維新も内部に多数の矛盾を抱える。
 今の維新には大きく次の3グループが混在する。一つは(1)旧「大阪維新の会」を母体とし、橋した人気で集まってきた一般民間人を中心としたグループ。自民党で云えば党人派と云える集団である。(2)次ぎに一昨年の統一地方選の維新勝利に幻惑され、昨年総選挙前に駆け込み入党した、国会議員団。例えばケンタとか松野とか。それに釣られた、そのまんまとか中田のようなタレント達。これらは東京に本拠を構え、国会対応の経験をアピールし、維新の中でも特定の地位を得ようとする、いわばエリート集団。そして最期が(3)昨年総選挙前に緊急合体した旧太陽系。
 ここで、(1)は大阪に本部を構え、大阪グループを形成する。(2)+(3)が東京に本部を構え、東京グループを形成する。党運営を巡っての両グループの確執は既に各種報道で顕かである。特に参院選の敗北で、それは更に深まってしまった。では東京グループはまとまっているか?というととんでもない。(2)は概ね40~50才代。一方(3)は平均年齢80才を越え、次の選挙より棺桶に入る方が早いという超モウロク集団。こんなのが一緒にまとまる訳がない。既に分裂気味だ。更に深刻なのは大阪グループと東京グループとの対立・確執である。
 これに匹敵する異質混在グループは民主党だったが、民主党はなんとか10年もった。後は管グループを追い出して、路線をまっとうな線に戻せば何とかなる可能性もある。しかし維新は来年まで、もつかどうかも判らない。
 さて、問題はA.猪木である。何で維新はこんなのを公認したのか?彼の出身が北朝鮮であることは誰でも知っている。維新は根っからの反朝政党の筈だ。それでなくても、北朝鮮は根っからの反日国家である。維新は選挙目当てに、容朝路線に転じたのか?そうなら拉致問題はどう解決するのか?見解を示すべきである。この辺りがいい加減なのだ。
(13/07/30)  

 参院選敗北で橋したをクビにすると思いきや、シンタローの感涙あふるる説得で、橋した党首続投決まり、アホクサとしかいいようがない。これ70年安保闘争全共闘の傷の舐めあい以外の何者でもない。「神田川」とか上村ナントカのマンガ、その辺りの世界だよ。口じゃ反体制と云いながら、実態は体制べったり。そのあげくが体制に利用されて、バラバラ。それが団塊全共闘だ。コンクリート詰め死体を作る度胸も知恵もない。

 云った通り、やっぱり維新も分裂寸前。選挙の前は、橋下は辞めない。シンタローは責任を執っていただく、と云っていたのに、選挙後は全く逆で、橋下は辞めると云い、シンタローは絶対に辞めさせないと言い出す。実はこれ、自民党時代によく使われた手で、お互い腹にもないことを言い合って、相手の出方を探る交渉戦術。そして色々あって、結局は前の通りとなって、支持率を下げるというパターン。当に時代遅れの自民党王道政治をやっとるよ。それに気が付かない馬鹿が後を絶たない。その代表が、アホの塊の大阪人。こんなアホが、何で日本改革ができるのだ!大阪のアホはみんな南港に身投げした方がよい。
 そこで問題が大阪市小中学校の教頭のなり手がなくなった、そこで校長指名で強制的に受験させるという話し。昨年、大阪府教員募集倍率が2.0を割ったという話題がありました。他府県では最低でも5~6倍、福井県のような高倍率県では10数倍という時代。その時ある民放ラジオで、アンカーである東京出身・維新橋した支持のある落語家が、「そんな奴はこんでもええのや」と開き直る。もしこれが継続して、大阪府教員採用試験倍率が1.0を切れば、今の人口増加率と同じで、そんな遠い未来ではなく、大阪には教師がいなくなる。それが現実化したのが教頭採用試験志願者の不足だ。いろんな原因が考えられるが、最大の要因は橋したが導入した教育カイカク。これこそが時代遅れの最たるもの。何故なら、この前提は教員志望者は、こちらから募集しなくても、向こうから幾らでも勝手にやってくるという思い上がりがある。これこそ規制に護られた高度成長期意識の産物。そして、校長教育長に全権を委ね、民間経営手法を導入する事によって、質的レベルアップに繋がるという思いこみ。そこに公募制を導入すれば、民主主義は護られる、という錯覚。この錯覚に囚われて、公募に応じた民間校長達。彼等は市長の支持があるから何でも出来る、と錯覚してしまった。処がギッチョン。そこで始まったのが教育現場の混乱。公募民間校長らは、教師など居酒屋チェーンの店員か店長で、替わりは幾らでもいると思っていたのである。世の中そう甘くはない。教頭志望者が減れば、それは校長の責任ー指導能力不足ーに問われる。だから上に挙げたような、指名強制受験が出てくるのである。
 全ては錯覚と思いこみから始まっている。そもそも云えば、維新・橋下政治そのものが、錯覚と思いこみなのである。それが判らない大阪府民が100万人位いるということだ。ではシンタローや他の維新国会議員団が、こんな錯覚と思いこみに陥ったのか?まさか、である。まだまだこの背景には、見えない闇がある。
(13/07/27)

 橋した維新は東京都議選で惨敗しました。この原因は、やれ選挙戦術の未熟、やれ橋したの慰安婦発言などがマスコミで取り上げられています。しかし筆者は別の見方をしています。それは関東・東北等東日本に、いまだに反維新(これは今の「日本維新の会」ではなく、明治維新のことです)感情が根強く残っていることです。
 明治維新で徳川幕府だけでなく、関東東北諸藩は賊軍となり、様々な差別を受けた。これが一種の怨念として残っている。現在の東京都住民の、おそらく1/3は東北出身者(本人だけでなく、その父母・祖父母も含める)と考えられる。その証拠に東京の下町に行けば、聞こえてくるのは東北弁ばっかりだ。そして重要な事は、本年NHK大河ドラマは会津藩の悲劇を扱った「八重の桜」。おまけに都議選の前週の回では、戊申戦争最大の悪役世良修蔵をヒールにした福島事件をテーマにしている。これが東京都在住東北人の反薩長(=維新)感情に火を付けた。つまり、「日本維新の会」はNHK大河八重に敗れたのである。
 明治維新というのは、その主役となり革命利権を独占出来た西日本、特に九州・中国・四国諸藩にとっては理想の革命だったかも知れない。しかしその巻き添えを食った近畿・中部地方は、その費用を分担させられただけで、得るものは何にもなく本音は大迷惑。最大の被害者は領地を奪われ、重税を課せられた東北地方。こういう地方出身者を相手に「維新」「維新」と喚けば、却って反発を買うのみ。シンタロー始め日本維新派は、それに気が付かなかっただけの話しだ。では関東出身のシンタローは反薩長ではなかったのか?シンタローのオヤジは日本郵船の役員。郵船という会社は創立者が岩崎弥太郎で、バリバリの維新派会社。その役員まで上り詰めたのだから、多分九州・・・あの顔つき石原という姓から推すと薩摩・・・出身か。バリバリの西日本派である。だから世の中に、反薩長・反維新感情が残っていることなど想像も出来ないのだろう。なお、アベは長州、麻生は九州。ついでに云うと、コイズミの祖父は鹿児島出身。曾祖父も関東出身ではない。自民党はこのところ、維新薩長派に偏っている。それが足下をすくわれる素になるだろう。
(13/06/26)

 やっぱりワタクシが云った通り、都議選結果がどうなろうと橋したは辞めない。それが昨日のシンタロー/トオルの手打ち。始めからトオルは辞める気はなかったのだ。辞めるぞ辞めるぞといって相手を追いつめるのは、ヒトラーも使った常套テクニック。シンタロー派に対する一種のブラフだろう(さすが飛田風俗業組合顧問弁護士)。シンタロー派はそれに引っ掛かったという訳だ。
 しかし一旦出来た両者のわだかまりや溝は、単なる手打ち儀式で収まるものではない。いずれ何処かで怨念の火は噴き出す。今回の手打ちはそれまでの先延ばしだけ。
(13/06/22)

 81才の老党首シンタローが70才のロートル新人候補A,猪木を「新しい力だ!」ともてほやす。最早維新は老害政党だ。実際そうなので、東京の旧太陽と地方の維新との対立は相当深刻と見るべきである。ところが、年寄りほどそれが判らない。
(13/06/21)

 橋した慰安婦発言の所為で、シンタローが「良い迷惑だ、都議選で負けたら責任を取って貰う」と云えば、橋したは「都議選で負ければ党首を辞める」と言い返す。どっちも元を糺せば欲の皮が突っ張って、相手の人気を利用しようとしてくっついたに過ぎない。意外に早く馬脚が現れたなあー、というのが印象である。
 さて、本当に都議選で維新が壊滅し・・・この現実性は非常に高い・・・橋したが辞めたら、維新はどうなるのでしょうか?あんな連中の事などどうでも良いが、野次馬的興味で眺めてみよう。まず本当に橋したが代表を辞めるとして、次の代表はどうなるのか?シンタロー単独代表はあり得ないだろう。この場合大阪組が離反する可能性が高い。シンタロー自身年だし、もう無理だろう。そもそも共同代表にしたって、本当はオレがオレがの筈だったのが、どちらかが単独代表になれば、その下の連中が云うことが聞かない、という現実からの妥協策。
 選択肢として(1)共同代表として東京・大阪からそれぞれ出す、(2)単独代表とする、の2案があるが、いずれにせよ問題は、大阪から誰を出すかである。今のところ(1)にしても(2)にしてもNO2の松井しかないが、松井には橋した程のカリスマ性もなく、全国的に顔も名前も売れていない。第一、顔やシャベリがテレビ向きじゃない・・・下手なお笑いならなんとかなるかも知れないが、せいぜいその程度。だから、元々の大阪維新の会メンバーは別として、後からくっついてきた旧自民党や民主党、国会議員団やタレントなどからは抵抗が大きい。従って、本当に橋したが辞めたら維新は分裂しかない。しかし、誰もそんなことをしたくはない。特に後がない東京・国会議員団は深刻だ。
 そこで筆者の読みだが、都議選で維新が負けても橋したは辞めない。まず橋したなら、何をもって勝敗の分かれ目とするか、と居直るだろう。選挙はサッカーの試合と違って、勝敗を決定する明確な基準があるわけではない。一方が負けと認めれば負けになる。認めなければ、勝ちではないが負けでもない。ややこしいのである。維新は今のところ、都議会に独自議席を持っていない。だから思惑通りの議席が得られなくても、これは負けとは云えない。その辺を利用すれば、橋した居直りは十分可能性はある。
(13/06/20)

 都議選でシンタロー(維新)が「日本の変革は東京からだ!」と檄を跳ばす。処がこっち(大阪)の維新ポスターは、相変わらず「日本の変革は大阪からだ!」だ。その内誰かが宮崎辺りから立候補して、「日本の変革は九州からだ!」と云いだしかねない。一体どれが本当なのか?そもそもの間違いは、二名共同代表などというカメレオン的その場しのぎ誤魔化しが始まりである。ナポレオン曰く、「一つの戦場は一人の将軍に任せなくてはならない。もし将軍が二人いるなら戦場を二つに分けるべきだ」。何故なら、一つの戦場に二人も将軍がおれば、兵士はどっちの命令を聞いてよいか分からなくなるからである。これでは戦争が出来なくなる。
 維新という政党が一つの戦場なら、将軍(党首)は一人でなくてはならない。処が将軍が二人(或いはそれ以上)いることはみんなが知っている。中には既に次の将軍の座を狙っている連中の存在もだ。この結果、党内部はバラバラになり・・・既にそうだろうが・・・次の参院選で、維新は消えて無くなるかもしれない。橋したはせめてヒトラー「我が闘争」を読んでいたと思っていたのだが、どうもそういう基礎的勉強もやっていなかったようだ。
(13/06/15)

 橋したがいきなりブチ挙げ、松井がそれを大慌てでフォローする形で出てきたのが、オスプレイ八尾訓練基地問題。この問題は今のところ政府・自民党が問題にしていないので、実現の可能性は少ないが、参院選の行方によってはどうなるか判らない。それより、この問題で露わになってきたのが、維新が標榜する道州制の実態である。今回のオスプレイ八尾事件の発端が、慰安婦問題で支持を下げた橋したの、失地回復作戦と連動しているかどうか(多分しているでしょう)は別にしても、維新の地方自治に対する考え方が現れてきた。まず、いきなり橋したが沖縄に行って、オスプレイ訓練基地を大阪に持ってくるとブチ挙げた。肝心の大阪府民には一言も相談せずにだ。次いで松井が八尾空港案を持ち出した。八尾市民にも一言も相談せずにだ。当然八尾市長は反対する。すると松井は「一度沖縄に行って来い」と捨てぜりふ。
 ここに見られるのは、トップであるオレが決めたことは、みんなが従わなくてはならない、という上から目線だけである。これが維新の云う地方分権・道州制なのである。確か維新の綱領では、重要事項は党首とその周辺の常任委員だけで決定し、党員はそれを承認するだけと云うことになっていたはずだ。これは実はナチの綱領とそっくりなのである。ではこんな手法が道州制に適用されるとどうなるか?とにかくなんでもトップダウンだから、決定は早いかもしれない。ところが案件をトップに持って挙げるルートが絞られるから、たちまち莫大な官僚集団が出来上がる。ミニ霞ヶ関が七つも八つも出来ることになるのである。道州制論者の主張は、現在の中央集権体制を打破し、地方分権を実現する、ことにあるはずだ。しかし、今回の八尾オスプレイ問題では、それとは逆に、地方に於けるミニ中央集権制が実現する可能性を示唆している。つまり、維新前の封建制への逆行である。
(13/06/08)

 橋した訪米をアメリカが拒否した云うが、別に犯罪を犯した訳でもないのに、個人の訪米を一国が拒否出来るのかね?要するに大阪の姉妹都市であるサンフランシスコが、式典に招かないと言うだけの話しである・・・要するにサンフランシスコやカリフォルニア州議会の議員が、サムスンに買収されているだけの話し。但し、それでなくても、橋下は外国に行かない方がよい。あんな乞食野郎を日本人と間違えられると、本当の日本人が迷惑する。又別に大阪/サンフランシスコの関係がこれで途切れた訳でもない。市長が替われば、又元に戻る。そういうことを一切説明せず、結果だけを大声でわめき立てる。これも日本マスコミの汚い手口である。そしてその手口に載って、日本は中国やアメリカと戦争しなくてはならなくなったのだ。
 しかし、これで橋した次期総理の芽は無くなっただろう。次の総理と思い切りおだてまくってきた週刊現代や石原シンタローの責任はどうなるのだ。また将来の総理側近を狙ってすり寄ってきたそのまんまとか中田、松野やケンタなど、こんな筈じゃ無かったと今頃臍を噛んでいるだろう。これも身から出た錆。
 口舌の徒は舌禍で、文筆の徒は筆禍で身を滅ぼす。中途半端な自信家ほど危ないから、気を付けるように。
 (13/05/29)

 周りの既成政党やマスコミからケチョンケチョンにけなされても、橋したは発言を取り消さず。その理由は顕かです。ネトウヨから支持メールが殺到しているのである。もし、ウッカリ前言をひるがえせば、あっという間に橋した=維新はネトウヨ票を無くしてしまう。これでは組織を持たず、”フワーットした民意”に頼るしかない維新は、参院選を戦えない。失ったネトウヨ票は何処へ行くか?当たり前だが、維新がクビにした西村慎吾のところだ。
 そもそもこの件・・・・つまり韓国人売春婦問題・・・・への維新の対応は矛盾に満ちている。まず西村慎吾が本音を言ったところ、世間の反発を気にした維新は、直ぐに西村のクビを斬った。これは維新は公式には朝鮮・韓国人売春婦の存在を認めていない事を意味する。ところが党首の橋したは、頑固に存在を主張している。党内にもそれに同調する勢力は少なからずあるはずだ。さてネトウヨ票は何処へ行くか?私は西村のところ・・・・彼が独自の政治活動を始めたとして・・・へ行くと思う。この結果、維新は左右に分裂する可能性が出てくる。一つは、そのまんまとか中田とか既成政党からの横滑り組。橋した人気にあやかって、議員ポストを手に入れた連中。もう一つは元々の維新プロパー。維新とは、元々は地方政治改革を主張してきた地方議員集団。その主体は地方の自営業者や土地持ち農民。今の橋した維新とは、既に路線が異なってきている。そこへ党首の不規則発言による支持率低下だ。これでは約束が違うのではないか?てな事で、維新分裂、橋した追放なんてことも、あり得ない話しではない。そもそも松井と橋したとはどんな中だったのでしょうか?
 世間はネトウヨパワーを十分評価していないと思う。しかし、ネット世界では彼等は十分な力を持っている。政治家・官僚・マスコミが、このパワーを無視していただけに過ぎないのである。従来の選挙方式では、ネトウヨという草の根右翼を吸い上げる受け皿が無かった。何度も云いますが、今度の参院選でネット選挙が解禁になります。ネットの力によって、これまで無視されてきた、とんでもないパワーが力を持って現れる可能性があります。このとんでもないパワーは、なにも右翼だけとは限りません。左翼勢力どころか外人勢力だってあり得るのです。
(13/05/28)

大阪市議会で水道統合案が否決。大阪市が載ってこないなら大阪府も無理。ということは大阪都構想は大きく後退。橋した人気下落もあって、これもダメ。と言うことは鳴り物入りの道州制論議も、いずれ沙汰止みとなる。
 あんなもの統治者だけの利便追求で、住民などほったらかし。道州政府と称するミニ霞ヶ関が七つも八つも出来るだけで、行政効率は却って低下。おまけに道州内の地域間対立が先鋭化して、議会も行政も足の引っ張り合い。その内、又分裂だ。頭の足りない中学生が考えた絵空事。しかし、一昨年の統一地方選以来、どの党もミーンナ道州制だ。これも橋した維新の空威力を目の辺りにして、一斉にすり寄った結果。幽霊の正体見たり枯れ尾花、とはこのことだ。
(13/05/22)

 維新が西村慎吾を切って、これで西村の政治生命も断たれたと思う人が多いかも知れないが、それはシロウトの浅はかさ。次の参院選で比例代表区で出馬すれば、全国のネトウヨ票をかっさらう事が出来る。ン10万票は固い。ヒョットすると100万票ぐらいいくかも知れない。但しこの場合何処かの政党に所属する必要がある。既成政党は、毒を食らう度胸が無いからまずみんな敬遠する。だったら自分で作ればよい。ネット募金をやれば、直ぐ数億単位の金は集まる(東京都の尖閣買収募金を見ればよい)。これで政治団体を作り、選挙の供託金を担保すればよい。組織は持たないが、そんなもの関係ない。今度の参院選からネット選挙が認可される。これを使えば選挙運動員など必要ない。サーバー管理者一人がいればよい。選挙運動は全国のネトウヨネットワークがやってくれるのである。ただ問題は、本人にそこまでの度胸・根性が在るかどうかだ。
 さて既成政党各党はネット選挙なんてものに肩入れしたために(このバックに、孫や三木谷なんて怪しいIT屋が暗躍してきたのは顕か)とんでもない鬼っ子を抱え込んでしまった。これも目先の利益ばかり追いかけてきた逆効果。身から出た錆。
(13/05/21)

 党首橋した不用意発言が祟って、維新支持率は4%に急落。但しこれを報道しているのが、元々アンチ維新の毎日だから、少々割り引かねばならないが、それでも全国的に支持率低下は否定出来ないだろう。おまけに日々聞こえるのが、維新内外での不協和音。例えば国会議員団など東京組vs地方組織、中央本部vs地方維新など。これに橋した発言、それを容認するシンタロー発言が加われば、元々選挙基盤を持たない新人候補など、橋したやシンタロー人気にあやかった連中は選挙が出来なくなる。どうしてくれるんだあー!と云いたいだろうが、それも身から出た錆。例えばケンタや松野のように、自民や民主から飛び出して維新に飛び込んだ連中は、自己責任でやって貰わなければ困る。今更自民復党でも無いだろう。
 と言うわけで、腹を叩いて大笑いはアベと石破。維新と自民は党首間では蜜月状態だが、末端の選挙事情は全く逆。維新と自民がぶつかるケースも多い。その矢先、突如起こった党首問題発言。維新が勝手に潰れてくれたわけだから、こんな有り難い話しはない。ここで7月衆参同日選に打って出れば、維新を含め中小政党は全部潰せる。あとはやりたい放題だ、と言いたいだろうが、世の中そう上手くはいかない。アベが調子に乗って大法螺を吹くと、たちまち逆風が吹く。そもそも維新支持急落のきっかけになった慰安婦問題などは、アベがかつて自民時代に喋りまくったことが原因。いずれ、自分の身に降りかかって来るだろう。
 この件で判ったのは、政党支持率など人気投票に過ぎない、ということ。かつて盤石を誇った感に見えた橋した人気もこの程度だ。では対する自民はどうか?というとこれもアベ人気に頼るのみ。しかし、橋した人気は自分で開拓した部分も大きいが、アベはそんな努力をなんにもしていない。ただただ、民主党の失敗にワルノリしただけだ。株でいうと逆バリ。このような邪道で政権を執ったに過ぎないのである。一つ風が変わると、これもどうなるか判らない。何とも頼りにならないのが、党首人気である。
(13/05/20)

 最近よく聞こえるのが、維新の弱気発言。東京ではシンタローが「もう衆院選の時のような昇竜の勢いはない」とか、大阪では橋したが「ボクが参院選に出たって何の役にも立たない。大阪でやり直す」と。よっぽど伊丹・宝塚市長選その他地方選挙の敗北がこたえたのでしょうか?それと資金不足も大きい。いずれこれがボデイーブローの様に効いてくる。もはや消費者にとって、賞味期限切れの感がある。その現れが例の迂回資金騒ぎ。これで一般ピープルも、自民も維新も皆同じことが判ったでしょう。その通り、維新と自民は同根なのです。血は争えん。
 高槻の北西の端に安満(アマ)という地域がある。もの凄く古い土地で、おそらく古墳時代からの歴史がある。この先に新名神が通るというので、そのルート周辺はどんなところかと見に行った。するとこの辺り一帯、維新の若い府会議員と橋したのポスターだらけ。この府会議員は未だ30台だが、おそらく地主か地域自営業のせがれで、オヤジの顔と縁故で議員になったのだろう。一般に、維新は都市型政党と思われているがとんでもない。実態は古い自民党顔負けの地縁血縁選挙を繰り広げているのである。そういえば知事の松井も八尾の地主のせがれ。維新の原点はこういう地方の資産家階層出身である。
 彼等は元々自民党の末端を担ってきた。ところが、大阪自民党で不祥事が重なり、府民の支持を失ってしまった。これではイカン、自分らの選挙も危ない、と結成したのが維新なのだ。だから本質は自民党地方組織で、国政を担当出来る能力などハナから無い。ところが橋した登場以来、マスコミが彼をちやほやするものだから、本人も勘違いして何やら国政政党みたいになってしまった。それがこの党の最大矛盾点。一昨年の統一地方選で大勝利したものだから、世間の注目度が全然違ってくる。当に台風の眼だ。これを当て込んで這い寄ってくる乞食のような輩が出てくる。それが、シンタローとか、そのまんまとか、或いは自民や民主から斬られたり見切りをつけてやって来たケンタとかである。彼等は早速別に派閥を作り「東京組」と称する。そもそも同じ政党で代表が二人いて、その下に「〇〇命」の手下が従う。こんな政党みたことがない。民主党も酷かったが、それ以上である。
 勢いがある内は良いが、一旦勢いがとぎれると、たちまち分裂するのが世の習い。いずれ維新も分裂抗争を繰り返すでしょう。そしてそれはそれほど遠い将来の事ではない。つぎの参院選或いは衆院選で顕在化する。世間に漏れ聞こえる今年7月衆参同日選。これが実行されたら、中小政党は壊滅するでしょう。
(13/05/10)

 橋したが鳴り物入りで採用した公募区長。その内の一人がツイッターに暴言を書き込んだり、会議をサボったり行動が目に余るので、とうとう分限免職。しかし退職金50万円が支払われるそうだ。ワタクシが前から云ってるでしょ。公募と云うのは客観性の仮面を被ったヤラセだ、と。そもそも公職への公募が始まったのは70年頃の大学紛争。それまでの大学教授職の選任は、一部のボス教授の鶴の一声。それは怪しからんと公募制が始まった。奔りはやはり東大だったと思う。それを他の大学も真似をするようになった*。しかし現実はどうか?実際は始めからの出来レース。大学でさえこれである。他の分野では、もっとあからさまなインチキがまかり通るのである。
 そもそも日本人は”公”という言葉に弱い。公は公平とか公序良俗といった言葉に用いられる様に、客観性とか、公平性を担保する概念である。又、”私”の上にある概念とも思われ勝ちである。ところが現実には、公を行うのは私なのである。ここに権が介在すると、最早公は権力執行の隠れ蓑に過ぎなくなる。橋した公募制は、その隙間を巧みに突いた誤魔化し・ヤラセである。その一端が遂に現れただけである。ここに採用者責任は無いのでしょうか?あるのは当たり前です。
 元々橋したが区長公募を決めたとき、その時の応募者の中から合格者を決めていた。合格基準は何か顕かではないが、維新支持者であること、金を持っていることなどは当たり前で、その他テレビ映りが良いとか、しゃべり方が橋した好みとか非客観的要素が大きなウエイトを占めていたのは間違いない。要するに始めから、非客観的基準で合格者は決まっていたのである。何度も云いますが、公募制というのはペテン・ヤラセの隠れ蓑です。
 まあ、これは終わりの始まりかもしれない。しかし彼はなお二弾目、三弾目を打ってくるだろう。それがカジノ特区かもしれないし、金持ち特区かもしれない。十分気を付けることが重要です。
 
*昔、大阪市大でも教員公募制を実施した。ところが市大理学部地学教室は東大ほど狡賢く無かったのか、公募資格のハードルを結構オープンにしてしまった。そこにトンデモ無い人物がやってきて、そのあと大騒ぎ。現役の教授連中が我々卒業生に対してもぼやくのだから、大変だったのでしょう。その彼も何年か前に停年退職。
(13/04/27)

 兵庫県伊丹・宝塚両市長選で維新が敗北。伊丹・宝塚を始めとする阪神間は、旧衆院兵庫2区。かつては社会党の金城湯池で今も連合が強力な支持基盤を持っている。そんなところに、やれ憲法改正だの新自由主義経済を持ち込んだところで、勝てる訳がない。特に、伊丹市長候補の大阪府編入論が地域の反発を買ったのは顕か(筆者は高槻島本町など大阪府北部の、大阪府離脱京都府編入を主張している)。維新は次の兵庫県知事選に独自候補を立てると云っているが、世の中の広さを知らない。兵庫県は大阪府の4倍からの面積がある。維新は大阪のようなせせこましいところで勝ったから、世の中みんなこんな物だろうと高をくくったのだ。大阪と兵庫とでは文化が違う。
(13/04/15)

 橋したがまたまた朝日を訴えると息巻いている。それに対する批判もあるようだが、ワタクシは訴えさせれば良いと思う。どっちみち世間の注目を集めて橋した番組視聴率アップを狙っているのは見え見え。ひょっとすると、読売TVと吉本が裏で画策しているのか?裁判所(民事)も警察(刑事)も訴えを取り上げるかどうかは判らないが、それは世間には関係ない。
 本当にヤツは訴えを起こせるのかね?それが興味深々。
(13/04/07)
 

 「オレが死んだら日本は寂しくなるゾー」とシンタローが怪気炎。「色男、自慢するほどもてもせず」、隣でカミサンが「こんなの早よ死んだらええのに」とつぶやいていた。女の勘は鋭い。シンタロー如きで日本が持っているわけじゃない。夜郎自大もいい加減にせよ。暴走ではなく愚老人はさっさとあの世に行け。
 ワタクシはシンタローの小説も大江の作品も、真面目に読んだことはないが、本屋での立ち読み程度の印象では、こんなへたくそな文章では我が社の使い物にはならへん。文章というものは、自分さえ納得すればよいと云うものではない。自分中心私小説は太宰治以来の日本文学の癌。皆さん気を付けましょう。
(13/04/04)

 ヒトラー曰く「ある勢力が他の勢力と協定して、勢力を増大出来ると考えるのは、大変な誤謬である。新しい運動は、他勢力に対し非妥協的に自らの要求を主張しなければならない」(「我が闘争」)。今のところ、維新はこのテーゼを護り切れていない。ナチになり得ていない。
 ここで挙げるのはシンタローとの軋轢である。橋したは全国区政党になるためにシンタローを利用した。シンタローはシンタローで、橋したのマスコミ人気を利用して党勢拡大を狙って、両者は合同した。たかが三流芸人と三流文士による、躰のよい野合である。そしてトップを誰にするかで揉めて、結局二人共同代表・東京の国会議員団と大阪の維新本部の並立という奇怪なシステム。そして始まったのが維新内部での微妙なズレ。一々は云わないが、シンタローがああいえば、後で橋したがこうと修正。これの連続である。さて問題はシンタローの健康問題。脳梗塞と本人も云っているから本当なのだろう。あの年で脳梗塞となると、先は良くて車椅子生活、果ては植物人間か。年も年だからいきなりということはないだろうが、まあ生きる屍と云ったところだろう。
 さてそうなると維新のトップはどうなるのか?シンタロー亡き後は橋した単独党首か?そうは問屋が卸すまい。シンタロー後継として、片山辺りが乗り出して来るかも知れない。又80過ぎのジジイの出番だ。こうなるとさすがの維新大阪派も黙っていられない。ここで維新は最大3分裂。一つは元々の維新大阪派、一つは維新の勢いに圧されて他党を脱党し、票目当て維新に潜り込んだ既成政党や東国原の様にここがチャンスと橋した利用に奔った、オポチュニスト派、もう一つがシンタローにくっついて維新と野合した旧太陽派。 
 ここで、旧太陽派はその年齢(平均80近いのではないか)から見て、自然にいなくなる(ご愁傷様です)。オポチュニストはもともと思想信条もなく、単に橋した人気にあやかろうとしただけだから、トップが分裂すれば、彼等も立場を亡くしいずれいなくなる。無論自民や民主への復帰を画策するだろうが、さてそんなに上手く行くか?復帰したところで、世間の風はつめたい。残るは大阪派のような維新原理主義者だが、彼等だって橋した人気で今があるわけで、それがトップ交替というマイナスポイントで支持率が下がれば、それは自分の身に降りかかってくる。そもそも彼等は大阪ローカル政党であって、国政になれていない。外交問題やマクロ経済などについては、全く教育も訓練も受けていない。かつての民主党と同じで、高みに上がれば足下を見失ってしまうのである。従ってこれもいずれ消えて亡くなるでしょう。
 と言うことで10年、どころか5年先だって維新の看板が残っているかどうか判らない。そこに残るのは裏切り者のせせら笑いだけだ。
(13/04/01)

 大阪府教職員の早期退職者が予想を上回る1000人を越す見込み。たちまち訪れるのが来春新学期の教員不足。それとこの流れ止まるでしょうか?そもそも問題の発端は知事の松井(と言うより前任の橋した)が音頭を採って始めた教育カイカク。当初の狙いは給料の高い高齢教員のクビを斬って、経費を浮かそうと云う算段。それとついでにこの年齢層に多い左翼日教組系を斬ってしまおうと云うわけだ。そこで割り増し賃金制の早期退職を募ったところ、予想以上の退職希望者が現れた、という話し。実はこの手の話し、かつてバブル崩壊後の民間リストラで幾らでもあった例だ。その結果、日本の国際競争力は著しく低下した。大阪府はそういう事例を全く勉強していなかったわけだ。知事が無学文盲モトヤンなら職員も勉強不足。
 さて、大阪府教職員採用試験の競争率は全国最低の2倍チョット(ちなみに最高倍率は福井県の10数倍)。2倍もあれば十分やンかと、アホな大阪府民は思うが、現実はそうではない。試験日は各都道府県でバラバラ。従って受験生は複数都府県を受験するのが普通。と言うことは実質競争率は2倍以下、定数割れの可能性が高くなる。当たり前だが、給料は安くて口パクはチェックされ、おまけに教育長がヤクザの片割れときては、応募者が激減するのは当たり前。中学辺りで私立逃亡が増えるだろう。大阪公教育の破滅である。これが橋した・松井・中原の当初からの目的だったかもしれない。
(13/03/21)

 このところ話題になるのが大阪市公募区長の不評。特に民間出身区長の評判が悪い。やれ会議に出席しないとか、余計なことをペラペラ喋るとか。橋したもカリカリ来ているらしいが、これも身から出た錆。何故なら、公募と云うが、事実上自分が選んだようなものだ。
 以前何処かで述べているが、公募というのは形が替わった縁故情実採用。その極めつけが、橋したお友達人事で今度教育長になる中原。こんなのが教育長になると教員の早期退職や、教員採用応募率が低下して、2年後には大阪府の教育はガタガタになっているだろう。そうなっても橋したや中原はなんとも思わない。彼等にとって大阪など、彼等の権力拡大のための、ただの通過点に過ぎないからだ。
(13/03/14)

 維新の大阪市議の一人が自身のブログで、自民党を非難。筆者はそのブログなど見ていないが、テレビ報道などを聞くと、自民党は利権集団でその体質は全く変わっていない、とか官僚と癒着して権力を握ろうとしているとか、といった極まともな自民党批判である。処が、橋したはこのブログはこの議員に対し、公党に対し失礼だとか云って処分を決定。議員はブログを削除するとともに、自民の詫び状を入れる有様。これがあること無いことの羅列なら問題だろうが、筆者などその通りではないかと思ってしまうのである。何故橋したがこの議員を処分したかというと、市議会で維新が過半数を獲っていない。だから都構想などの橋した案件成立には自公の賛成が必要。この議員の行動は橋したの自公スリより路線に刃向かうものである、ということだ。なんのことはないこの議員、橋したの政局読みを読み損ねただけなのだ。
 議員の言い分も聞かず、筋を通さず親分通しのメンツで、クロもシロと言いくるめてことを納めるなど、当にヤクザ極道の世界。大阪自民党がヤクザの片割れと言うことは昔から判っていたが、維新も又その仲間ということだ。それもそうだ。代表そのものがヤクザ(大阪府知事)・乞食(大阪市長)の片割れなのだから。
 そもそも「大阪維新の会」は従来の自民党政官業癒着体制に対する批判として産まれたものだった、はずだ。処が地方で権力を握ったり、或いは国政選挙で既成勢力がすり寄ってくるのを見るや、舞い上がって途端に権力指向を露骨に顕わしだした。但し権力の座には今一歩なので疑似権力政党と云った方がよいだろう。その矛盾が図らずも露呈したのが今回の事件だ。これがこの集団の限界だろう。
 なお、筆者は橋したはせめてヒトラーの「我が闘争」を読んでいたと思っていたのだが、今回の顛末でそうではないことが判った。ヒトラーは「他党との関係では非妥協的であるべきだ」と述べている。本来批判の対象である自民への媚びへつらいは、橋したはヒトラーではなくただの芸人であることを証明したのである。あの世代は、あんな読みにくい本を読むのは苦手なのだろう。本をよむより直ぐネットへ行く、というのが本音だ。
 又これとは別だが、公募制で採用された区長の出来があまりにも酷いので、橋したもこれをクビにせざるを得なくなった。筆者は前から云っている「公募というのはインチキだ、民主主義の仮面を被った近親相姦だ」と。大阪市民も、いい加減に橋したと維新のインチキ性に目覚めるべきである。目覚めるべきだが、目覚められない。これが大阪府民のアホさを顕わすのである。
(13/03/09)

 久しぶりの橋した批判。大阪府と大阪市の水道統合が暗礁乗り上げ。このテーマは以前からあり、平松市長時代に統合目前まで行って、大阪府の反対で頓挫。今回は逆に大阪市側が反対。以前の統合案では大阪市が府に水道を供給する替わりに、水道事業を全て大阪市方式に切り替えるものだった。その結果府の水道料金は大阪市並みに低減することになる。府民にとっては有り難い話しなのだが、水道事業に権益を持つ自治体や業者、それに関連する議員達利権団体にとって我慢出来ないものだったのだろう。そして今回の統合案は府の水道企業団に全部を統合するもの。これで大阪府の水道権益(と言うことは既存の水道利権)は護られ、水道料金は前のまま?一方大阪市は独自権益は奪われ、水道料金もアップ。これに対し大阪市議会の維新・自民・公明が皆反対。しかし待てよ、大阪府議会で絶対多数を占めるのは維新のはず。それに自民・公明も同調している。と言うことは大阪府案は維新と自民・公明の承認を得ているはずではないか?処が肝心の土壇場で両者の対立が明らかになった。さてこれに橋したは大いに立腹、「大阪府水道企業団が欲ボケしたからだ」と大阪府に責任転嫁。しかしこんなこと始めから判っていたことではないか?この騒ぎ、一言で云えば、大阪の維新は一枚岩ではなく、ただ単に選挙目当てで集まった烏合の衆ということだ。又水道統合は都構想の一大前提だったはず。それも自分達(維新)の内紛が原因で出来ないのでは、都構想もなにもあったものではないだろう。まず橋した政治能力は、この混乱を如何にして収めるかで真価が問われる。
 評論家の佐藤優は橋したを指して、変身自在方針変更の天才と評したが、筆者に云わせればただの言い訳責任転嫁の職人に過ぎない。そもそもこれは天賦の才というより、弁護士という職業から得られる職業技術である。訴訟という場で絶対にしてはならないのは自分の非を認めることである。仮にこちらに非ああったとしても、それをさせたのは相手の責任だ、というようにロジックを持っていくのである。丁度中国や北朝鮮が諸外国に、韓国が日本に何でも責任を転嫁しようとしているのと同じである。だから、皆さん、あいつの云うことに一々フンフンと云ってはならないのである。ヤツに一番騙されやすいのがマスコミ、特にテレビマスコミで大谷や他の吉本芸人なんかが提灯もって走り回るから、余計に騙されるのである。
 それと、この佐藤優という人物。今や国際問題評論家とかで保守系マスコミに大もてだが、元を糺せばただのノンキャリ役人。外務省の裏を知っていただけ。それで外務省予算をつまみ食いしてとっつかまったトンデモナイ野郎なのだ。第一顔つき目つきが良くない。何時も下から他人をねめ廻すよう目つきだ。ヤクザと同じだ。これも橋したと共通している。被差別民の習性か?何で日本のマスコミはこんなロクデナシをもてはやすのか?
(13/03/08)

 桜宮高校体育科の入試中止で受験生や父兄からの批判を高まると、いきなり府立高校への吸収を提示。府立側だって迷惑だ。お陰で府立高校は体育科定員が50%増。定員が増えれば、それに見合う教員や設備が必要である。しかしこれは前のまま。この辺りに橋した(と維新)の、行き当たりばったり精神が露骨に出ている。つまり橋したは生徒自殺事件を宿敵大阪市教育委員会を潰す好機と捉え、如何にも自分は正義漢ぶって桜宮高校体育科廃止・・・ついでに桜宮高校廃止・・・まで言及してしまった。ところが思いがけず出てきたのが、在校生や受験生とその父兄の反発。これではイカン、ナントカせねばと盟友松井に相談したところ、「ホンじゃウチで引き受けましょう」と殆ど河内音頭のノリで、府立高校への振り分けが決まった。それはそれで本人同士ではメデタシメデタシなのだが、肝心の生徒や受験生にとってはたまったものではない。在校生の運命はどうなるのか、受験生の権利はどうなるのか、そういった問題は一切無視し、建前だけの数字合わせに過ぎない。在校生や受験生が桜宮高校を目指したのは、単にスポーツをやりたいなどという低次元(要するに中学生レベル)の話しではなく、将来の大学受験或いは民間企業就職へのメリットを期待してのことである。これに対しおそらく桜宮高校は、かなり高いレベルでの対応が可能だったのだろう(要するに顧問教師の人脈である)。それに比べ府立高校ではどの程度の能力があるか判らない。せっかく行ったところで期待はずれじゃどうにもならない。橋した・松井が用意した安直なメニューに、どれだけ載ってくるか、見物である。
 この一件、要するに自分が発信した言葉で発生したトラブルを、自分で解決するのではなく(本件では大阪府と在校生・受験生)という弱い立場に押しつけ、自分は安全な場所に逃げ込んだだけである。橋したに感じるのは、自分より弱い立場の人間を数としか思っていないということである。これは二流の政治家・官僚に特徴的に現れる現象である。ということは、彼も又そういう資質を持っているということだ。
(13/01/25)

 橋したが桜宮高校入試中止とか、予算執行停止とか云いだしたもので、自民党の文部科学大臣までがクレームを付ける。橋したの筋違い発言は毎度のこと。当にヤクザ、同和特有の因縁付け。こんなのを市長に選んだ大阪市民そのものが、ヤクザ同和のかたわれなのだ。幾ら表面は綺麗に着飾っても、中身の卑しさは何処かから出てくる。
 それはそうとシンタローと橋したが維新の共同代表。こんなもの上手く行きますかねえ?ナポレオン曰く「一つの戦場は一人の将軍に任せるべきだ。将軍が二人いれば戦場を二つに分けるべきだ」。トップが二人いれば、部下はどちらの云うことを聴けばよいのか?あの人はああいった、このボスはこう云った。云うことが違う。どうすればよいのか?てな話しが直ぐに出てくる。本人同士は話しが付いていると思っても、下の人間はそうは行かない。又、本人同士の話しだって、本当についているかどうか判らない。第一片一方は文学至上の恍惚老人、もう片一方は銭稼ぎ第一の悪徳法律屋。同じ言葉を言っても、同じ意味に解釈しているとは限らない。
(13/01/20)

 大阪市立桜ノ宮高校での体罰自殺で、市長である橋したが「体罰は許されない」と体罰否定発言。しかしこの男以前から、体罰容認発言を繰り返していたのではなかったか?それがことマスコミで公になると、途端に前言をひるがえし善人ぶる。これまでの発言を総括し、ボクが間違ってました、とまず自己批判し、その上で体罰を否定するのならまだしも、いきなりの体罰否定発言だから、彼の発言は信用されない。大阪の大衆は、彼に当たり障りのない善人を期待して、市長にしたわけではない。本音を隠さない悪党キャラだからだ。それが自分が不利になると察すると、途端の態度豹変、いきなりの善人常識人パフォーマンス。これじゃ約束が違うのやおまへんか?原点は大津イジメ自殺事件だろう。あの時大津市長が、あたかもイジメ容認とも受け取れる発言をして大問題・・・この市長の将来は無いだろう。このところ、ただでさえ維新の支持率は低下傾向。ここでウッカリしたことを云えば、大問題。ここは一番、アベに倣って安全運転、世論なだめ。てなところではないでしょうか?
 この件、自殺生徒の両親は、顧問教師・学校・大阪市を相手取って民事(損害賠償請求)訴訟を起こすでしょう。学校・大阪市はともかく、顧問教師は「これは教育の一環」として責任を認めず、その根拠に橋した体罰容認発言を取り上げれば、この裁判はかなりもつれる可能性もある。又、大阪市が顧問教師の解職まで至ると、これも従来の橋した体罰容認発言を盾にとって、地位保全訴訟に至るケースもある。
 要するに、橋したはこの件について、人間及び政治家としてのケジメを付けるべきだろう。
(13/01/15)

 昨年末、嘉田と別れて以来小沢の動静が霧の中。マスコミ筋では、あの騒ぎで小沢ももう終わりだ、という観測が専らですが、そうでしょうか?なんとなくもう一波乱ありそうな気がします。山場は三月国会予算審議か、或いは7月参院選前か?未だ70だ、枯れる気はない。
 輿石が小沢と組むという話しもあるし、その線から再び小沢が民主に手を延ばしてくる可能性もないではない。但し、そんなことを容認すれば民主は再分裂だ。アベ自民が維新を袖にすれば、維新/生活枢軸もあるか?
(13/01/04)

 「日本未来の党」が分裂。最初は分党などと訳の判らぬことを云っていたが、事実上の分裂は誰が見ても判る。それを主導したのが小沢グループというのも判る。さて何故この時期小沢グループが造反したのか、よく判らなかったが、新聞の解説を読んでみると、ナルホドそんな低次元の話しだったのかと納得出来た。小沢は民主から50数人を引き連れて離党したものの、これだけでは心許ない。選挙の看板がいる。そこで眼を付けたのが嘉田。上手く引っ掛かってくれた。嘉田を支持する女性浮動票を手に入れれば、第三極のヘゲモニーを握れる。つまり自民にも民主にも高く売りつけることが出来る。あわよくば、連立政権でしかるべき地位も手に入れられる。
 ところが選挙明けで大惨敗(そんなことは公示前から判っていたが)。そして発生したのが嘉田派との軋轢・・・・これには相当ドロドロした憎悪関係があったと思いますが、誰も何も云わない。嘉田派が言い出したのが、小沢と阿部との共同代表提案。これはイカン、ワシの立場がなくなる。ナントカしろ、というのが生活系議員への絶対命令。なぜなら、一月一日の政党助成金審査に間に合わせなくてはならないからだ。無論「未来」から「生活」が離反して別政党を作っても良いのだが、それだと新党結成で総務省への届け出も遅れる。下手すると政党助成金審査に間に合わなくなるかも知れない。この際嘉田などほっといてカネを獲れ、ということなのだろう。オッサン未だ生き残りを考えている。最期の頼みは民主の輿石だ。いずれ民主に手を延ばすだろうが、幾ら民主がアホでも今更小沢でもあるまい。
 なかなか熾烈な政党サバイバルゲームだ。小沢はこの手のゲームに慣れていたが、嘉田は全くのお嬢さん。役者が違う。てなところで、嘉田が追い払われて小沢がカネを握った。さて、維新だが他人事ではない。維新にも海千山千の旧太陽ジジイがいる。それ以外にも、そのまんまとか中田とか、自分じゃ何もせずにイイトコだけ獲った連中がいる。しかしそれ以外にも国会議員団のように、特権的地位を享受出来た階層もあるのだ。階層の分化は階層間矛盾を産み、それが階層間対立となって革命に発展するのは唯物弁証法の説くところである。維新としてもこの原理に無関係ではない。いずれ内部対立を産み・・・・既に始まっているかもしれないが・・・、分裂・崩壊の憂き目を見ないとも限らない。意外にこの崩壊、早くやってくる。早ければ来年春ぐらいだろう。
(12/12/29)

 選挙の現状分析では、維新は東京では惨敗、大阪でも苦しい、という読み。おそらく地方でも似たような状況だろう。かつての勢いは何処へ行ったのか?理由は色々取り沙汰されていますが、つまるところ慢心。この慢心に踊って、石原や誰やらと連携という名の媚びへつらい姿勢。この姿勢の理由は何か?所詮自分の売名、利得行為。おまけに政策が右に行ったり左へ行ったりの迷走。その辺りが足下を見られたのだろう。では支持率低下がこのまま続けば、候補者達はどうなるのでしょうか?厳しい年末が待っているだけでしょう。ケンタよどうする?
(12/12/11)

 大阪市交通局の清掃業務委託公募制入札で、業者が最終決定する前に、橋したが何処かの支持者集会で、業者名をバラシ、「これが自分がやった行政改革の勝利だ!」と自画自賛。ところが公募制入札はおもな自治体では10年以上前から行っており、大阪市も前職平松市長の代からやっている。なにも自慢するほどのことではない。それどころか、業者決定前から業者名を市長が・・・プライベートであっても・・・・表に出すことは、あってはならないことである。これは裁判官が判決を言い渡す前に、関係者に有罪か無罪かを漏らすようなものである。こんなのがもし総理大臣にでもなって見よ・・・・週刊現代はそうなって欲しいらしいが・・・・、閣議決定前に国家機密がペラペラ外に漏れ出す。機密もなにもあったモノじゃない。鳩山以上の駄々漏れ総理になるだろう。そして、日本は何処の国からも信用されなくなる。何故この男、こんなに軽いのか?世の中判っていないのである。少しばかりテレビで売れたからと云って、マスコミがちやほやする。それで自分は何をやっても構わない、チョンボはメデイアが繕ってくれる、ぐらいに世の中を舐めているのだろう。橋した如き乞食人間に舐められても仕方がないのが、今の日本のマスコミ・・・特にテレビメデイア・・・と大衆、特に大阪のアホ連中。
 なお、交通局清掃業務委託については、背後n中田の入れ知恵があったと思われる。彼が横浜市長の時に同じ様なことをやった。つまり業者を次々に入れ替えた。ところがその結果、清掃ノウハウが持続されず、起こったのがネズミの大繁殖。横浜市民は大迷惑で、清掃業務は元に戻すらしい。その内、大阪市地下鉄は、ゴミだらけネズミ天国になるだろう。
(12/12/10)

 維新が渡辺「みんな」に合流を申し入れたところ、「みんな」が拒否して物別れ。確かこの話、元々は「みんな」側が維新に連携を申し入れたところ、政策の相違(つまり性格の不一致)を理由に、維新が断った筈。それを今更もう一度よりを戻そうなど、虫が良すぎると反発を食らっただけの話しだろう。この辺から類推すると、今の維新は相当追い込まれているのではないか?つまり候補者の数が足りないのだ。当初は全国小選挙区で350人を立てると云っていたが、その後241人にトーンダウン。今のところ確定は46人。4日の公示まで後10日。2次候補募集と言っているが、果たして何処まで集まるのか?
 小異を捨てて大同に付いたのは良いものの、早速出てきたのが政策のふらつき。前今とでは、云っていることがまるで違う。その点をつつかれると、橋したはああでもない、こうでもないと言い訳するが説得力はない。下手な言い訳は三流弁護士の得意技。特に旧太陽(と称する、頭の中が白く光っているコーコツ老人達。)に要求されて、企業・団体献金を認めたのは笑ってしまう。無論、維新の主流である中小商工業者にとっては有り難い(経営者の名義さえ変えれば、実質上自分の経営している会社から、公然と寄附を受けられるのだから)が、有権者はそうは受け取らない。野党でいる間は小異が有っても、政権奪取のスローガンの基、なんとか協同できるだろうが、一旦政権についた途端、或いは逆に選挙で大敗したときにはその矛盾が一気に噴き出し、党は分裂・解体の憂き目にあう。今の民主党が当にその典型例である。
(12/11/24)

 本日昼過ぎ暇つぶしに久しぶりに高槻駅前へ。横断地下道を渉って地上に上がろうとすると、誰かが大声で選挙演説。内容は維新だからケンタかと思うと、何と橋した。一遍に気分が悪くなって・・・・胸がムカムカしてきた。毒ガスでも持っていたらばらまいてやろうかと思ったが・・・・そのまま中央図書館へ。
(12/11/19)

 維新と石原新党の合流で一番馬鹿を見たのは、「大阪維新の会」を作った元自民大阪府議団ではなかろうか?堺屋太一の口車に乗って、橋したを担いだまでは良かったが、その後橋したが独走して国政政党へ。気がついたら自分達の頭の上に、自分達に関係のない国会議員や東国原や中田など、橋した個人繋がりの連中が乗っかっていた。更に今度、石原シンタローや平沼とか80過ぎのジジイが重石のように乗っかってきた。一体自分達はどうすれば良いのか?回転寿司やコンビニのチェーン店をやってきた頭には、さっぱり判らぬ。気がついたらカネだけむしり取られてポイ捨て。昔、十三やミナミのアルサロのねえちゃんによくあった話し。余所からやってきた連中は、みんなカネが目当て、ぐらいは知っておかなくちゃ。
(12/11/18)

 今回の衆院解散で、維新は公認内定者から公認料として一人300~400万円を徴収することにし、既に一人100万円の前納を請求し出した(本日毎日新聞)。通常は政党側から一人500~1000万円の公認料を支給し、これを当面の選挙費用に当てる。維新はこれの逆をやっているわけだ。無論個別選挙費用は候補者の自己負担。よっぽど金が無いのか?下手するとポスターまで買わされる可能性がある。落選すると、前納金や選挙費用は全てパー。借金だけが残る。しかし、落選者が続出しても党中央(無論橋したと松井、その周辺)は無事。馬鹿を見るのは候補者本人だ。何となくコンビニのフランチャイズ方式を思い起こす。議員候補者はコンビニ店長。店の改装や商品の品揃え(政策)は本部からの供給だが、買い取らなくてはならない。余れば自己負担で処分(選挙に落ちれば自己責任)。但しもっと大きく出来ますよ、という甘言に乗って、イイトコを全部吸い取られるのは共通している。要するに維新とはコンビニ政党、コンビニ選挙なのである。
 そこで不思議なのは9月の維新結成パーテイー収入の行方。一枚2万円で3万枚売れたというから、ざっと6億円の収入。経費を差し引いても5億は残る筈である。さてそれが何処へ行ったのか?国会議員には選挙費用を全額持ちますよ、と言って接近した可能性もある。しかしそんなことが表に出れば、維新応募者との間に大きな不公平を作ることになるから、維新そのものが分裂してしまう。そこで考えられるのが、前回の統一地方選中でも府知事・市長選で生じた借金の返済。問題の佐野レポートはそこまで迫る筈だったのだ(○○問題などどうでも良い些事)が、これを放っておくと大変なことになると読んだ橋したに、ゴロを撒かれた朝日がヘナヘナになってしまって、全て判らなくなった。少なくとも今のところは。
(12/11/16)

 橋した騒ぎで週刊朝日社長が辞任。橋したは鬼のクビを獲ったような気分で、大満足だろう。しかし世間は、「やっぱり〇〇は怖い。近づかんとこ」と思うかもしれない。どっちが怖いかというと、後者の方が怖い。
 しかし、ダメなのは朝日。ああ云う特集をやるときは、裁判覚悟・訴訟準備OKでやらなくてはならない。それが全く出来ていなかったのだろう。所詮秀才エリートのオボッチャン雑誌だ。だから、橋したのようなゴロツキに少しコワモテで迫られると、たちまち尻尾を巻いて降参。骨も何もない軟体動物状態。戦前右翼・軍部に脅されると、戦争批判から戦争協力に方針転換したのとそっくり。ひょっとすると、今後朝日は橋した+維新の提灯新聞になるかもしれない。既に大阪の朝日放送は橋した派だ。言論の堕落である。
 あの記事の続きは何処かがやるはずだ。文春か新潮か?筆者は続きを期待しているのだが。その時、橋したがどう反応するか、興味津々。
(12/11/13)

 幹事長の松井が、次の衆院選で著名人(要するにタレント)を候補に建てると云えば、橋したはそんなことはないと否定。以前には原発に関し、松井が原発ゼロを表明すると橋したが否定するとか。これだけ見ると、松井/橋したの間に不協和があるように見えるし、そう報道するメデイアもある。しかし、これは本音でしょうか?あまりにもタイミングが良すぎるのである。ワタクシには二人が示し合わせて、世論動向を測っているのではないか、と見えてしまうのである。例えばある政治課題があって、どういう回答が適正か判らないとき、二人が両極端の意見を別々に吐いて、世論の動向を見るという作戦である。実はこれは古典的なマーケテイングリサーチの方法である。あるメーカーが新商品を市場に投入したい。しかし消費者の動向がよく判らない。そこで同じ商品でもバージョンの違うものを同時に店頭にならべる。そしてどのバージョンがよく売れるかを調べるのである。
 松井/橋したのやり方は当にこの方法だ。これから云えることは、今の維新には明確な政策ビジョンもなく、無論思想・信条もない。中身はカラッポ。目的は政権を獲ることである。そういえば、維新のブレーンには元通産官僚や新自由主義経済学者や評論家が多い。上に挙げたマーケテイングリサーチなど、彼等が考えそうなことである。だから、こんなもの一回選挙をやれば、全て見透かされてしまう。そうなっても大丈夫なように、維新八策は内容空疎・抽象文言でかためているのだろう。
(12/11/11)

 吹田市長のスキャンダル疑惑が新聞に出た途端、松井も橋したも、これをクビにして火消しに懸命。維新支持率は次第に低下し、橋した妖術も以前のような神通力は無くなってきた。ここでこの市長を放っておくと、騒ぎが何処まで広がるか判らない。躰の良いトカゲの尻尾切りである。週刊朝日に載っていた、維新旗揚げパーテイーに集まってきた大阪のオッサン達は、大方この市長の同類なのだ。ここで判ったのは、維新は何も革新・革命勢力ではない。その実態は旧態依然たる自民党政治家・・・それも2流2線級・・・の延長なのである。問題は、関西のマスコミ、特にテレビマスコミがその点を全く無視しっぱなしということだ。彼等は今だに、橋したネタは視聴率を獲れると思いこんでいる。これこそ橋した妖術の真骨頂、マスコミ催眠術なのである。
 折しも大阪府松井は、次の総選挙では西日本中心に候補擁立を表明。理由は顕かだが、関東・東北等東日本での支持率の伸び悩み。橋したはテレビインタビューでは標準語を使って、関東受けを狙うが、これが却って大阪での反感を買う。子分の松井はべたべたの関西弁、それも柄の悪い河内弁。これが全国ネットで流れれば、ますます維新の評判を落とす。それはどうでも良いが、中央が西日本中心とすれば、関東当たりから維新政治塾や衆院選候補に応募した連中はどうなるのだ。金だけ取られてポイ捨てか?実際そうだろう。ということで、今後維新・橋したを相手の訴訟が多発する可能性があります。しかし、橋したはあれでも弁護士の端くれ。多分それに対する手は打っているだろう。
(12/11/01)

 大阪松井の秘書疑惑に続いて、今度は吹田市長に入札疑惑。この市長、確か昨年の統一地方選で維新系で当選したと思ったら、やっぱり大阪維新の会顧問。松井は会社秘書に議員秘書を兼任させて、その給与を会社に支払わせていたこと。幾ら何でも営利企業の秘書と、公的職務の議員秘書を兼任させるのは無茶苦茶だ。議会で議論されたことが全部会社に筒抜けになる。議員という職務は、一般公務員以上の守秘義務を求められる筈だが、そこのところが出来ていない。世の中民主党の脇が甘いと非難するが、維新も似たようなものだということが判った(ワタクシはズーット前から判っていましたがね)。
 次の吹田市長。環境省の省エネ事業に応募して国から補助金を貰った。それで三つの事業をやったが、国から貰った予算が2500万円余った。そこで急遽別の事業を編み出して、それを発注したのだが、実は一社指名の随意契約。おまけにこれが市長の後援会会長会社。本来国の補助金が余れば、それは国に返納しなければならない。ところがそうすると、翌年から補助金を削られるから、それが嫌で無理矢理事業を作って辻褄合わせをする。これが予算の無駄使いを産み、財政赤字の元凶となる。この悪弊を絶つのが維新の主張ではなかったか?
 元々大阪の保守系議員には、土建業や農業など規制に守られた第一次・二次産業系と、流通・飲食等の第三次産業系からなり、互いに対立を繰り返してきた。これが16年前の府知事選の敗北(ノック知事の誕生)で一気に表面化。第三次系が離脱してできたのが「大阪維新の会」なのである。彼等自身経営者であり、行政と無関係ではない。彼等自身シガラミを持っているのである。くだんの吹田市長も、後援会会長会社もそれなりのシガラミを持っていたのだろう。このシガラミが腐敗を産む。橋した人気に会わせて、雨後の竹の子のように現れた各地”維新の会”も似たようなもので、今後このような事件はあちこちで現れると思っておいた方が良い。これは大きな政治的リスクになる。その点を橋しただけでなく、石原も渡辺も気づいているのでしょうか?別に気づかなくっても構わないが。
(12/10.31)

 繰り返すが、週刊朝日に書かれた橋した徹の出自に関する記事には、なんら新しいものはない。みんなネットや週刊誌、月刊誌、大新聞(毎日新聞を含め)で取り上げられていることばかりだ。何故これを今更のように取り上げるのか?それと新聞マスコミが何故今頃になって、週刊朝日記事を差別だなんだと批判するのか?やるなら新潮・文春記事の時にやればよかったのである。
 橋したが朝日にキレタのには別の理由があるはずだ。それは彼の資産形成過程に関する疑惑である。週刊朝日は次回以降、その問題に切り込む筈だった・・・と思う・・・が、思いがけない橋したの攻撃と、それに屈服した朝日やその他3流ジャーナリズムの裏切りで抹殺されてしまった。戦前の軍部・右翼による迫害に匹敵する言論弾圧である。
 かつて彼が大阪府知事に当選した後、テレビで彼の事務所の映像が流された。大阪都心の一等地にある某高級ビル内の瀟洒な事務所である。筆者にも弁護士の知り合いが無いではないが、離婚訴訟や民事専門を扱っていて、こんな豪華な事務所が持てるのか?大変疑問に感じた。東京のそれも政治家や大企業・外資を抱える法律事務所ならいざ知らず、大阪でどうやってこれだけ稼げるのだろうか?丁度村上ファンドの阪神乗っ取り騒ぎの頃、あるテレビ番組で「ウチもM&Aをやっていますよ」と宣伝していたが、大型M&Aはみな東京物件、大阪など大したことはない。その後、橋した法律事務所が、飛田の風俗業組合の顧問弁護士をやっているとかいう話しもメデイアに流れたが、別にこれ自身法的問題にはならない。飛田風俗は形を変えた管理売春なのは明らか*だが、現在の売春防止法(取締法や禁止法じゃないことに注意)が大ざる法だから、その穴の抜け型を教えているだけの話しである。又売春業者も零細中小だから、顧問弁護士料など大したことはない。しかし、ネットなどで噂されるのは、橋したの最大の稼ぎは債権取り立て、それも暴力団絡みのそれだ。これならあの立派な事務所も判る。
 週刊朝日第二段以降はこれがターゲットになっていたはずだ。もしこれが公開されれば、「日本維新の会」にとっても大ショック。まして来週から全国遊説に廻ることになる。出る杭は早めに抜かねば、と言うことだろう。
 それにしてもみっともないのは朝日新聞と、正義漢面して橋したに媚びを得る所謂進歩的文化人。大谷、若一、与良てなところ。
*つい最近、東京吉原のソープチェーンが売防法違反で摘発された。しかしこんなこと公然の秘密。飛田風俗だって同じこと。
(12/10/27)


【橋した徹の人格形成】
 今を去る4年前の大阪府知事選。自民党候補橋した徹は、大阪府八尾市安中地区で選挙遊説の第一声を揚げた。「私の人生はここから始まった!」と(毎日新聞記事)。週刊朝日が取り上げる遙か以前に自分の生い立ちを明らかにしているのだ。部落票を採るために。前にも述べているが筆者は彼を被差別部落出身ではない、と考えている。しかし何故彼はこう喋ったのか?計算高い人間なのだ。
 人間の人格は15~6才ぐらいまでに殆ど決定される。それから先はおまけみたいなものだ。その中で主要な部分は5~6才までの幼児体験である。この中で特に重要なものは両親との接触体験である。これが不足すると他人に対する思いやりがなくなったり、人生を否定的に考えるようになる。
○既成秩序への攻撃。
 誰の話だか忘れたが(高校の担任教師?)、彼の人格の中に、既成秩序・既存権力への激しい憎悪があるという見方がある。人間が最初に出会う秩序・権力の体現者は父親である。つまりこれは父親への憎悪の反映とも云えよう。幼少期の橋した家の家庭状況がどういうものであったか、筆者は知らないが、まず通常の家庭とは異質のものであったことは十分想像される。父親がヤクザなのだから付き合う人間もその筋のもの。父親からの虐待があってもおかしくない。しかし、そのマイナス分を補ったのが母親である。母親は愛情を徹に注ぎ、ぐれさせもせず、大阪でもトップの進学校を卒業させた。彼の母親への感情も又尋常のものではなかっただろう。この母親がいなければ、今の橋した徹はいないのだから。これが彼の周辺に集まる人間への、偏愛とも云えるえこひいきの原因なのだ。
○入れ墨への攻撃。
 大阪市交通局職員に入れ墨が見つかって、全職員に入れ墨申告をさせた。今時少々の入れ墨など、欧米ではファッションだ。それにも拘わらずキレルのは、父親の入れ墨の記憶があったのか?
○補助金団体への攻撃。
 大阪府知事の時、まず驚いたのは第二京阪道路工事で、工事に反対していた保育所所有土地を強制収用した。彼は府民の支持を得て当選したわけで、しかも国交省や官庁を散々批判してきたのだから、別の解決法を示すのかと思っていたが、なんとかつての自民党顔負けの強硬手段。その次ぎが府立児童文学館の補助金廃止。大阪市長になってからも、文楽協会やピース大阪、市立交響楽団への補助金廃止と、話題に尽きない。この点から彼は文化事業に対する理解が無い、という見方もある。それもあると思うが、もう一つが補助金そのものへの憎悪ではないだろうか?彼の少年体験からは、おそらく赤貧洗うが如き生活だったろう。そのとき、同級生が親から小遣いを貰っていたとすると、徹少年はどう思うだろうか?彼にとっては、補助金とは金持ちの小遣いのようなものであり、公務員は親からの小遣いで遊んでいる同級生に見えたのかもしれない。
 そのくせ票になると思うと抜け目はない。例えば槇尾谷ダムである。大阪府泉南市に計画された、高さ50m程度の中型洪水調整ダム。地元も了解し、工事は進捗していたが、一部の府民が工事中止を言い立てて、もつれだした。工事に反対したのは地元ではなく、府北部の住民である。ダムと下流河川改修と費用比較をすると、ダムの方がやすくつく。それにも拘わらず、彼は根拠も示さずにダム案を撤回した。ダム自体は工事用道路も出来、本体掘削も終わっている。この状態で事業を停止すると、掘削部分の現状維持が必要で、そのコストは単なる本体工事費を上回る可能性がある。大阪府民は橋した徹の票目当ての浅はか且つ利己的判断で、余計な費用負担を強いられるのである。
〇教育委員会への攻撃
 橋したが大阪府知事に当選した年に、全国学力テストが行われ、大阪府は小中学校とも、目出度く下から2番目の成績。これに激高した彼は学テ結果の公表や、学校・教師の差別化を打ち出す。これに反対する教育委員会に対し、アホ馬鹿の罵詈雑言を浴びせ、とうとう自分の思いの通りにやった。但しその結果は、大阪府教員募集への低応募率である。要するに大阪府教員へのなり手が亡くなってしまった。一将功なりて万骨枯れるの類か。なお、この教育委員会への異常とも云える攻撃は、単に大阪の学力低下だけでなく、後に述べる同和教育との関連が疑われるのである。
○被差別民への攻撃。 
 大阪府では、公立小中学校に同和指定校というものがあり、そこでは同和(人権)教育というものが行われる。そしてその一環として、授業の進捗を最も遅れている生徒に合わせるよう教育委員会から指導される。最も遅れている生徒とは同和地区の生徒に一致することがしばしばである。この結果、他教科にも遅れが生じ、まともに教科書をクリアー出来なくなる。そこで親は子供を塾や予備校に通わせて、遅れを取り戻させなくてはならないのである。子供だけでなく、父兄にとっても余計な負担だ。
 文春だか新潮だか忘れたが、彼が大阪府知事になった後に彼の過去に関する特集が組まれたことがある。それによると、彼は中学の時、同和教育について激しく抗議したことがあるという。その詳細は判らないので、何故抗議したのか理由は判らない。授業の内容が、部落の実態とかけ離れたものということに対する反発か?しかし、授業内容は地域教育委員会と地区解放同盟との協議で決められるのだから橋した家が同盟員であれば、彼が授業内容に抗議する理由はない。むしろ同和教育で授業が遅れ、高校受験に差し障りが出ることに対する抗議では無かったのではなかろうか?あの北野ー早稲田点取り虫人間なら十分考えられる。
 ズバリ言えば、同和指定校が大阪府の学テ成績の足を引っ張っている、その片棒を担いでいるのが教育委員会(と解同系日教組)だ、と云いたいのだ。実際その通りだろう。これが様々な形で現れる。例えば大阪市長になった早々の市職員条令案である。これが市職員組合攻撃手段であることは顕か。そして市職員組合の中で、最も団結力も強く戦闘的なのが環境局。戦後の同和対策特別措置法の結果、環境局現業職員の大部分は同和地区出身者。筆者は何も環境局職員が清廉潔白で職務に忠実だとは云うのではない。現実には、背後にある解同の力を借りた野良ネコに過ぎないのだが、選挙を抱えている首長や糾弾を恐れる管理者にとっては怖い存在。これに対し攻撃を加えると言うことは、バックの解同と左翼政党への攻撃以外の何者でもない。これによって、普段から部落の特権や横暴に反感を抱く一般府民の支持を取り込む算段だろう。解同を甘やかして、選挙目当てに彼等を野放図にさせた、民主党左派や自民党にとっては大ショックだ。
 次ぎに例の「週刊朝日」記事が出て、暫く時間を置いて(これが微妙)、いきなり反撃を始めた。その中で彼が云うのは「・・・部落出身と書かれて、ボクは構わないが、子供達はどうなると思うのだ!」と言うのがある。実際どんな問題があるというのか?何年か前、文春だか新潮が橋した特集を組んだとき、彼は「オヤジがヤクザでナンボのもんじゃい!」と居直った。部落差別が違法であると言うことは、弁護士なら誰でも知っている。だから学校も会社も差別などはしない。部落出身で、官僚や大学教授になっているのは幾らでもいる。子供が部落出身だと言って、差別されるいわれは何処にもない。ところが、彼は一週刊誌の記事を取り上げて部落と名指されたどうなるか、と声高に叫びだした。それも祖父がそうだと書かれただけだ。それもうわさ話だけ。記事を読めば判るが、根拠は、ある人物の祖父に関する「水平社をやっとったからねえ」だけ。水平社など誰でも入れるし、その活動を手伝っただけでは、部落民だという証拠にはならない*。そこで産まれ育ったという証拠が必要なのである。ところが、橋した家にはそういうものはない。それにも拘わらず、こんなにキレルのは、彼自身ヤクザは構わないが、部落はダメだという意識をもっている証拠である。
 つまり彼は被差別民に対し、何の共感も持っていない。それどころか強い反感と差別意識を持っているのだ。その証拠が上に挙げた「週刊朝日」に対する攻撃である。それと筆者が問題視するのは、この件が明らかになった後、マスコミに登場した・・・大谷とか、若一とか、与良とか・・・進歩的ジャーナリスト連中が、この問題を本質から単なる差別問題に矮小化していることである。
*ここのところを判っていない人間が多いのである。
 (12/10/26)

 橋したに毒づかれたら、途端にヘナヘナになる朝日新聞。かつて社主が右翼に拉致された途端節操を曲げ、軍部協力派に寝返ったかつての朝日新聞そっくりだ。血は争えん。そして本日全国遊説に旅立つ橋した徹。見事な計算だ。週刊朝日が発売された直後には何も云わず黙っている。その間反撃の機会を伺っていたのだろう。そして全国遊説に出る今日(10/20)の三日前、いきなり朝日攻撃を打ち出した。タイミングが上手すぎる。そして朝日謝罪を勝ち取った後、「天下の朝日を屈服させた男」という戦利品を手に全国行脚に旅立つのである。さぞかし一般民衆は彼を英雄として讃えるだろう。さあ、果たしてそう上手くいくか?一番の問題は与党が解散時期を明らかにしないこと。輿石周辺では年明けどころか任期末衆参同時解散などという話しも出ている。維新は原則選挙資金は自前である。ところが立候補者のなかには借金で応募しているものもいる。一般に野党は解散が遅れれば遅れる程、資金維持が難しくなる。維新もその例外ではない。野田の三党合意反故は、実は手の込んだ対野党(含維新)兵糧攻めの奇策か?
(12/10/20)

 本当に部落を差別しているのは橋した自身や、彼を弁護する自称進歩的文化人ではないでしょうか?週刊朝日が「橋下徹の出自」記事を出して、橋したが怒って、週刊朝日とテレ朝の取材拒否という騒ぎ。朝日新聞はどうなんでしょう。そこでワタクシもその記事を本屋で立ち読みしてみました。記事的にはあまり大したことではない。縁戚筋のヤバイ話しは既にネットで散々流れているので、別に新しいものはない。筆者は橋したの生まれについて、同和ではなくサンカという読みをしているが、そこまで立ち入った説ではない。今後の展開を期待したい。
 面白かったのが、例の「日本維新の会」発会パーテイーでの「なんでも相談所所長」というオッサンの話し。大阪にはああいうアホはおるが、どこにでもおるわけではない。せいぜい大阪府庁舎知事室と大阪市役所市長室、それとミナミのややこしいところや、西成・福島と言った周辺地区だけ。それと、筆者の興味を引いたのが、1枚2万円のパーテイー券を誰かに売ると、5千円のバックがあるという、ねずみ講紛いの集金システム。誰が考えたのか記事には載っていなかったが、中にはこれで100万円儲けた奴がいるという。これ一見頭が良さそうに見えるが、下手すると無限連鎖講禁止法違反に問われかねない結構危ないシステムなのだ。そんなことは弁護士の橋した自身(維新メンバーにも現役弁護士は結構いる)が良く知っていると思うが、それでもやるというのは、やはり血は争えぬものか?
 問題は上に挙げたオッサンと同じ様な連中で、それが結構マスコミ特に関西テレビマスコミに多い。週刊朝日の様に橋した批判者が挙げるのは、橋したとテレビマスコミとの関係である。週刊朝日が指摘した件に、上述の「日本維新の会」発会パーテイーで某テレビ局が、「オーラがある」などという報道がある。どの局か?それは大阪の読売テレビ10chである。元々橋したをマスコミに引っぱり出したのは、この局。細かくチェックすると、橋した周辺には特定の芸能人脈が存在することが判る。彼の周辺に集まる芸能人には、ある特徴がある。橋した派芸人として有名なのは、ヤシキタカジン、島田伸助、桂ザコバ。タカジン・伸助の出身は京都伏見で、まああんまりろくなところじゃない。京都で生まれが伏見だなどと言って見ろ、犬猫扱いだ。ザコバの産まれは大阪飛田で父親は警察官。バクチで身を持ち崩して行方不明(本人がテレビで広言しているから本当だろう)。飛田は江戸時代からあった飛田垣内(カイトと読む)というヒニン集住地。どっちもみな部落・ヒニンの出身だ。しかしそんなこと、みんな知っているから何も云わない。仮に彼等を同和芸人とでも呼ぼう。かれらの共通点は(1)まずコワモテである。ウッカリ手を出すと何をされるか判らないから誰も手を出さない。(2)マメで先輩・放送局関係者には極めて腰が低い。だから放送局のシロウトは直ぐに騙される。(3)自分のマイナスポイント(酒・バクチ・女etc)を隠さず、ネタにする。これで視聴率を稼ぐ。結構計算高いのである。(4)人生のギリギリ部分を歩いている。だから同じ様な境遇の橋したを琴線が合うのだろう。
 ところが18日夕方の民放テレビではこの話題で持ちきり。馬鹿馬鹿しいとしか云いようが無いので、全てパス。特に橋したシンパの大谷昭広が大げさな話しをしているのが笑わせる。とにかく目を剥いたのは、橋した自身がこの記事をやれ「被差別部落出身といわれた」とか、やれ「ナチス並みの差別思想だ」とか、やれ「マスコミとしての一線を越えている」とかキレまくっていること。何故被差別部落出身と云われたことが、そんなに腹が立つのでしょうか?それと記事では橋したを八尾市安中生まれと云っているが、被差別部落出身とは断定していない。それも誰かからの噂話で、裏取りしているわけではない(筆者個人は彼を被差別部落出身者ではない、と考えている。サンカは部落に入れないのである)。おまけにこれは彼が大阪府知事に立候補した4年前以来、ネットや週刊誌で何度も報道されている。その時は何も云わず、いきなり今回に限りかみつくのは何故か?理由としては三つが挙げられます。
1)今維新の支持率が下がっている。ここでこういうネタを騒ぎ立て、世間の注目度を挙げて支持率回復を狙う。上で挙げたテレビメデイアの取り上げ方は異常で、その点でも橋したの計算勝ち。但し、大阪では注目を浴びたが、関東・東北やその他地域ではどうなんでしょう。例えば既に被差別部落など事実上存在しない関東地方や、全体が部落や、と卑屈感に囚われる東北地方では、しらけてしまって逆効果の可能性もある。
2)差別問題を敢えて取り上げ、これまで維新が苦手だった左翼票や同和票を取り込む狙い。実際維新支持層は地方の中小商工業者や自営業など、自立はしているが非組織マイノリテイー。彼等は本質的に保守である。逆にこれまで同和系を取り込んでいたのは、社民党や共産党・公明党。ここにくさびを打ち込もうという作戦か?しかし、彼のこれまでの言動・・・例えば大阪市芦原病院や大阪市ピースセンターへの補助打ち切りとか、同和行政への冷淡さは際だつ・・・から、これがとってつけたものであることは顕か。そもそも従来の維新支持層と同和とは、相容れない関係なのである。
3)週刊朝日だけでなくテレ朝や朝日新聞を槍玉に挙げ、彼等から謝罪を取り付けることによりマスコミ支配を図る。戦前、朝日新聞社主の村山竜平が右翼に拉致されて、裸で気に縛り付けられるという事件が起こった。この結果、朝日新聞は社内の反戦派記者をクビにし、以後軍部協力戦争継続派になってしまった。つまりこういう些末な事件を取り上げて、ターゲットを絞り上げ、それにより恐怖を周囲にまき散らし、最終的に全体を支配する。実はこれは、ヤクザが民衆を脅すのに常用する手口であり、ナチやボリシェキもこの手でマスコミを支配した。仮に別の報道機関が同様の記事を書いたとき、同じ様な手法・・・・テレビを使った脅迫・・・に会えば、朝日新聞と同じ対応を採る可能性が大。新たな言論支配の方法である。橋した徹とは極めて計算高い人間である。表面に現れるより、背後に2枚3枚の姿があることを、認識すべきである。
 なお、今回週刊朝日が橋した批判に被差別問題を使ったのは、手法として下策である。何故なら、彼がそういう出身というのは、少なくとも大阪府民の大部分が知っているからである。むしろ彼が権力を握った後に使った手法への、まっとうな批判を展開すべきだった。しかし、橋した側にも誤算があったような気がする。それは政治家としての矜持である。差別の否定はいわば明治維新以来の国策である。この国策に従って、政治家によっては例えば野中広務は自分の出自を明らかにし、松本龍も部落出身者であることを明らかにされたが、なんの問題にもせず、議員を続けている。つまり政治という場では、出身が何処かというのは大して意味を持たない。それを何故あんなに切れるのか?筆者は彼の生い立ちに深い部落コンプレックスがあるのではないか、と考えている。このコンプレックスを解く鍵が、筆者が唱える橋した=サンカ仮説なのである。
(12/10/19)

 東京に行って、アベにぬかずく橋した。何となくヒンデンブルグにぬかずくヒトラーを思いだしてしまった。カメラマンがわざとそんなシチュエーションを作ったのか。このときからドイツのナチ化が始まったのだが、違うのはアベはただの野党党首。彼の無能は既に世間に知れ渡っている。
 アホに頭を下げるアホはアホの二乗。そのアホに支持票を出す国民はアホの三乗だ。
(12/10/15)

 世の中にはとんでもない人間がいるようですなあ。それは「東京維新の会」。今の憲法を廃止し、旧帝国憲法に戻せ、という主張。それなら、「日本国」も「大日本帝国」に変えよということか?こんなアナクロ前代未聞。これにはさすがの橋したもビックリしたそうだが、シンタローは賛成らしい。あれも最早脳軟化症で、アナクロが進んでおる。
 これは「維新」という言葉の解釈に、人それぞれの立場と言うか思いこみがあって、バラバラだということの証拠。実際明治維新時でも、維新派は極右から極左までバラバラで、ナントカ一本化するまでにおおよそ20年懸かっている。
 こういう騒ぎが「維新」の分裂・解体を進めるでしょう。
(12/10/11)

 橋したが支持率急落にいらついて、「マスコミは地球4周半遅れている」とか云ってマスコミに対し毒づいている。一方「地方議員と国会議員を平等にして役割分担をして貰う。矛盾点は私が決断する。これが日本を変える原動力だ!」と吠える。地方議員・国会議員をプロレタリア前衛、橋したを党中央に置き換えれば、これはまるっきり共産党の民主集中制である。その他の維新の会会員はさしずめコミッサール(人民委員)みたいなものだろう。さて地方議員と国会議員の地位を対等にして、どうしてそれが日本変革に結びつくのか?さっぱり判らない。この問題は純粋に維新内部の問題である。何故なら従来既存政党で、結党時期にこんなことが問題になったという話は聞いたことがないからである。この点にもこの党の幼児性が伺われる。
 そして彼はいきなり第三極という言葉を使いだした。第三極とはかつては、自民・社会二大政党に対し公明党が使いだした言葉。二大政党の突出的政策に対するカウンターという意味である。橋したの意図は、自民・民主二大政党に対抗する勢力の中心に維新を位置づけようとするものだろう。しかしこれには大きな矛盾が二つある。第一に、橋したは次の総選挙で衆院過半数を獲ると明言していた。それが350人の公認予定である。第三極なら、党首自ら早々とその目標を降ろしたことになる。橋したのハッタリを信用して議員公募に応募した850人は騙されたようなものだ。次ぎに第三極とは非自民・非民主勢力が結集したものである。これが又バラバラで、左は社民から右は「立ち上がれ」まで、統一政策など出せる訳がない。そんなところに維新のようなエキセントリックな政策を掲げる政党が加わったところで、反発を食らうだけで全く自分勝手な非現実な思いこみにすぎない。
 多分、橋したはその内又全く違うことを言い出すだろう。その結果ウロウロするのは維新系議員。国民は白けるだけ。
(12/10/07)

 橋した「全体の方針はオレが決める」と吠える。やっぱり表に出た、橋したvs国会議員の確執。国会議員は国会対策や政策はこちらに任せろと云うし、橋したはそれに応じない。それどころか、国会議員は勝手なことはするなと牽制。そもそも維新合流議員は元の政党で好きなことが出来ないから、維新に参加したわけだ。ところがここでもボスに頭を抑えられてはやっていけない、と思うのは当たり前。ケンタは橋した独裁は許さないと云うが、橋したは早速反論。
 これはただの内輪もめだが、問題は直近に迫っている。維新は既に政党としての申請を出し、間もなく認可されるだろう。立派な公党である。それなら、次の国会で党首討論に出なければならないことになる。誰が党首討論に出るのか?党首だから橋しただろうが、彼は国会議員ではない。非国会議員が国会討論に参加することが妥当か、という問題がある。国会議員でないものが、国会で討論を行ったことは、旧帝国議会を含めても前代未聞である。議会制民主主義の根幹に拘わる問題である。
(12/10/03)

 本日発表の毎日新聞世論調査。維新支持は大阪でこそ20%強だが、地方では低下し、東北関東では数%に過ぎない。全国平均でも8%で、民主党にも及ばない。連日のマスコミ報道・・・・テレビでは、何かあると直ぐに橋した発言が報道される。それともこれは関西ローカル番組だけなのか?・・・・にも拘わらず、この数字ではマスコミ(特に週刊現代)もがっかりだろう。ここ数日で維新支持率は15ポイント低下したという話しもある。その原因は、橋したの不用心な発言によるところが大きいだろうが、やはり選挙が近いと見ると、世間は安定感を重視するのである。つまりマスコミ人気は信用しない。コイズミチルドレン→小沢ガールズの失敗の後に橋したキッズの失敗は見たくない、ということだ。反省すべきはマスコミだ。
(12/10/01)

 さて面妖なのが維新合流の国会議員達による「国会議員団」の結成。松野頼久が団長で松波ケンタが幹事長、他に誰かが政調会長。これじゃまるで普通の政党組織だ。これは松野ら合流議員団が任意で結成したものか?それとも国会対策用の党内組織なのか?確か先日発表された党組織の中には、こんなものはなかったはずだ。何かにつけて地方偏重の党方針に対する国会議員連中のカウンターとすれば、地方と中央との間に既に亀裂が入っていることになる。又、余計な組織を作れば、それが将来党内不一致の原因になりかねない。今維新顧問の一人に元自民党事務局長がいて(躰の良い天下りじゃないかと思うが)、それが党組織作りの指南役をやっているらしい。こういうロートルのやれることは、昔やってきたことの拡大再生産だけ。つまり、維新はココロもからだも第二自民党に過ぎない。ひょっとすると、この元自民党事務局長、その内維新を乗っ取る気ではあるまいか?それと維新幹部に国政に無関係な人間が多すぎる。例えば、堺屋太一や、古賀、古山など。こういう学者評論家が橋したを通じて、党の政策に影響を及ぼしすぎる。彼等も皆次の総選挙か参院選に立候補し、党とのケジメを付けるべきである。
(12/09/30)

「早くも維新分裂の兆しか?」
 昨日いきなり橋したは「竹島は日韓共同統治」とか、「尖閣諸島に自衛隊配置はナンセンス」など、際どい発言をしました。それだけでなく従来本人が否定してきた朝鮮慰安婦に関し、本日もと慰安婦と対面すると言い出した(慰安婦とは売春婦のことです。普通日本人なら、自分の過去が売春婦だったとは公開しないものです。オーストラリアに韓国売春婦が5000人いることが判って、韓国政府系某新聞は、これが我が国の文化だと居直った。日本のような「恥の文化」がないのでしょう)。いやしくも国政に出ようと言うモノが、なんたるザマか!竹島は、現在日本がこれは日本固有領土だとICJに提訴している。「日本維新の会」は現在政党としての申請を進め、その中に既に9人の国会議員がいる。最早立派な公党予備軍である。この公党予備軍の党首が、領土問題に関し、政府方針と異なる意見を出してどうなるのか!相手は必ずこれを利用し、日本国民の世論分断を図ってくる。尖閣自衛隊問題でもそうだ。彼は尖閣諸島に自衛隊を配置する事は、問題をより複雑化させる故に反対である、と云う。尖閣諸島は護りにくく、攻めやすい。その点で筆者も尖閣島嶼防御は戦術的にはナンセンスで、むしろいざというとき中国軍をここに誘い込み、尖閣ー沖縄海域で決戦を挑むべきと考える。その後、尖閣駐留中国軍を排除すればそれで済むのである。しかし彼の言い方はそうではなく、自衛隊を駐屯させたら中国側圧力が増大することが不安なのだ。要するに中国が怖いのだろう。朝鮮慰安婦との会談ぐらい意味の判らないことはない。彼自身そんなもの・・・朝鮮慰安婦強制連行・・・はないと云い、元慰安婦が面会を求めた時も一旦は拒否した(09/24まで)。ところが本日(09/25)になって突然会談を行うと云う。一旦その存在を否定したものと、又会うというのだ。こんな矛盾撞着はない。明日になればどうなるか判らない。朝鮮慰安婦問題についても、政府は・・・当然野田も・・・この問題は解決済みと主張している。未解決といっているのは、朝日新聞と共産党・社民党・反原発部落他極左勢力のみに過ぎない。それに対し元売春婦に会うとはどういう料簡か?たかが大阪市長が元慰安婦に会ったところで問題が解決するわけがない。それを会え・会うというのは、韓国側も朝日新聞も、そして本人自身が、次の総理大臣は橋した(オレ)だ、と錯覚しているに過ぎないのではないか?党首がこれほど云うことをひらひら変えた例を筆者はしらない。果たして一般党員はこの変身についていけるでしょうか。この調子では維新八策も、なにかの都合で、ひっくり返すのではないでしょうか?これが維新分裂のきっかけにもなりかねない。
 一昨日(09/24)維新党則の概要が発表されましたが、これ自身維新分裂の要素を含んでいる。国会議員7人が合流した時点(09/11)では、明らかに国会議員側に軸足を移していた。その前には、党首・幹事長ら主要幹部人事を「大阪維新の会」にも図らず、橋した側近で決定してしまった。また、その前後テレビマスコミに登場し、維新スポークスマン宜しく維新代弁をしていたのが東国原や中田など、大阪には無縁の東京タレント達。ところがこれに大阪側が反発し、多分相当のゴタゴタがあったのだろうが、出てきたのが維新党則(案)。これによれば、最高決定機関として(1)全体会議があり、これには国会議員から全党員全てに議決権があり、それは一人一票だ。全体会議をどういう風に開催するのかよく分からないが、ひょっとするとネット会議かもしれない。(2)最高意志決定機関として執行会議があり、これは党首他幹部数人による。その中間に(3)総務会議というものがあり、それの構成員は国会議員や地方議員、地方組織代表者。どうもこれが様々な実務決定機関のようだ。問題はこれのメンバー構成で、大阪出身者が過半数を占めるということになった。前の党則構想では国会議員中心に、地元大阪が猛反発したのだろう。しかし、最早「日本維新の会」は大阪限定のローカル政党ではなく、全国区の展開を目指さなくてはならない。そこにいきなりの地域エゴ。これには他の地域も反発する。要するに地域エゴとエゴのぶつかり合いなのだ。
 そして今回出てきた最終案は中間の総務会議がなくなり、執行会議に一本化された。これが正しいかどうかやってみなくては判らない。要するに、橋した維新は、立ち上がりから躓きっぱなしなのである。これが現在の維新の分裂の兆しなのである。
(12/09/28)

「砂漠の魔王」と「橋した維新」
 秋田書店が半世紀ぶりに「砂漠の魔王」復刻版(といってもコンピューター復元版)を出版しました。ワタクシも大枚17850円をはたいて購入しました。「砂漠の魔王」とは何者でしょうか?さる架空王国の国王が魔神の怒りに触れて魔法の香炉に閉じこめられた。ある特殊な香木を焚くとその煙の中から蘇り、香炉の持ち主の命令を何でも訊く。つまり魔王は必ずしも正義の味方ではない。この魔法の香炉を巡っての波瀾万丈の長編絵物語。さて煙から現れた魔王は見上げるばかりの巨体にも拘わらず、宙を飛び、持ち主の命ずるまま、あらゆるものを破壊する。弓や銃で撃っても、矢や弾丸は素通りするだけで全く効果はない。しかし、あるところから魔王の正体が分かった。某国飛行隊が空中で暴れる魔王を撮影したところ、フィルムには魔王の姿は映っていず、煙の塊が動き回っていただけだった。即ち「砂漠の魔王」とは、実体はなく煙の塊に過ぎなかったのである。これでは矢や銃弾は素通りするのは当たり前。そこで考え着かれた戦法は、ロケット弾を煙りの真ん中に打ち込んで爆発させることだった。これは上手くいって、魔王は吹き飛んだ。しかし香木を焚くと又復活するのである。
 さて今の日本で「砂漠の魔王」とは一体誰のことでしょう。云うまでもなく橋したと「維新の会」です。橋したはかつていみじくも、自分と維新を評して「フワーッとした空気のような民意が自分を支えている」と云った。当に魔王は煙の塊で実体はないことを、みずから認めている。この煙は凝集して「砂漠の魔王」=「維新の会」という虚像を創り出しているのである。処がその実体のない煙の塊が、周りから見ると恐ろしい巨大な魔王の姿になって現れ、そして既成秩序をなぎ倒していく。幾らマスコミや既成政党が批判の矢・銃弾を浴びせても、煙だから全て素通り。議論の空回りだけ。人々はこの煙の塊を恐れひれ伏す。この煙の塊を動かすのは、「民意」という香炉の持ち主の意志である。魔王と言えどもこの「」民意には勝てない。何故なら、魔王は自分の意志を持たないからである。だから民意が右に動けば右へ、左に行けば左に動く。それどころか、民意が(煙の流れが)どっちに動くかを見て、それから動き出す。動き出してからは力に任せて自由自在に行動する。それを人々は魔王の意志=力と錯覚するのである。
 しかし、煙は煙に過ぎない。魔王が煙りであることに人々が気づいたとき、香炉は破壊され魔王はこの世から消え去る。誰が破壊するのか?それは理性という実体を伴う力である。福島鉄次という作家が半世紀も前に、現在の日本を予測していたとは驚きである。或いは「砂漠の魔王」というのは、日本人にまとわりついているトラウマかもしれない。
(12/09/13) 

 「マスコミ、新聞ミーンナバーカ!」橋したの大音声で始まった「日本維新の会」結成大会。 どこかの公的会議場でも使うのかと思えば、大阪キタの豪華ホテル。会費は2万円。まるっきり自民党の資金集めパーテイー。おまけに集まった人間を見ると、白髪や禿頭のオッサンばっかり。これ又昔の自民党集会そっくり。橋したが出てきて「料理はあまりでていませんが」と言い訳。ろくなものは出さず金だけ巻き上げるのも自民党資金パーテイーの特徴。つまり、維新とは名ばかりで、実は古い自民党への先祖返りだということが証明された。
 なお、橋したの声は相変わらず大きいが、その割りに拍手が小さかったのは筆者の気の所為か?
 翌日の新聞では橋したの挨拶が終わると、参加者は一斉退場、後はガラガラ。後続の中田や合流7人組など、空気を相手に喋るばかり、という有様らしい。つまり、維新の中にも元から居た人間と、橋した人気にあやかろうとあとからすり寄ってきた連中を微妙に嗅ぎ分け区別する空気があるのだろう。
(12/09/13)


 鳴り物入りの国会議員維新合流だったが、今のところたったの7人。内4人は比例で、3人が参院。つまり自前の選挙基盤をもたない。衆院の比例は松波ケンタで、これは前回公明の選挙協力を得てやっと復活当選。どれもあまり選挙に強そうなのはいない。橋したは内心がっかりじゃないか?
(12/09/11)

 鳴り物入りの「維新公開討論会」。なんてことはない、只の公募面接。橋したヨイショ大会。公募というのは、実態は本音を誤魔化すヤラセなのです。こんなことはズーット昔から判っている。昔大学紛争があった後、どの大学も教員採用を公募制にした。しかしその実態は、採用教員は予めきまっており、公募は単なる儀式だったのである。
 今回の維新公開討論会も同じで、応募した議員連中には、何が何でも維新に採用されなくてはならない事情があった。一方採用する維新側にも、政治団体登録に必要な国会議員数の確保とか、衆院選の呼び水として応募した全員を採用しなくてはならない事情があった。両者の思惑が一致して催されたのが公開討論会。一致しなけりゃあんなもの誰も見向きもしないよ。
 それに真面目に参加した堺屋とか有識者(何を知っているのかね?)こそ、アホの骨頂。橋したに操られているだけが取り柄のマヌケの塊。これはおそらく今後維新分裂の原因になるだろう。
(12/09/10)

 維新国政進出を踏まえて色々出てきた維新内の不協和音・不具合・軋轢。これらは放っておくと将来の権力闘争の原因となり、分裂の素因になる。今の維新には急成長企業に共通する分裂要因が色濃く見える。
1、維新国政進出に当たっては政治団体の届け出が必要だが、その決定は橋したとその側近だけで決定されており、維新の原点となった大阪府議会議員団には知らされなかった。これに対し、大阪府議団が異議を申し立てたところ、松井が慌てて協議に応じると云うお粗末。橋したは表に出来ないこともあると開き直るが、いやしくも国政選挙の望むなら公党であり、政党助成金交付対象になる。公党たるものの矜持が伺われない。何となく、大学サークルの延長の感がある。
2、党首・幹事長以下の役員人事が発表されたが、これも公ではなく側近だけの密室決定だった。これも1、と同じく大学サークルの延長感覚である。又、同じく府議会議員団から異議が出て、どうも年末当たりに党首選を行うことで決着が付いたらしいが、これも形式的なもの。只の誤魔化しに過ぎない。
3、上記1、2について昨日(09/08)松井ら執行部と議員団との間で話し合いが行われ、両方とも「わだかまりはない」「問題解決」のオンパレードだが、これこそ両者の間に亀裂が入っている証拠。政治集団といっても人間の集まり。一旦入った亀裂は簡単に修復できない。
4、維新のスポークスマンが誰かはっきりしない。テレビなどには中田や東国原、名古屋の大村などが現れ、如何にも自分達が維新を代表しているような顔をして、好き勝手なことを喋っている。テレビを見ている我々でさえ、何か違和感を感じる。彼等は元々東京中心で育ってきた。その彼等が大阪のことを理解しているのだろうか?彼等は元々維新でもなんでもなく、そもそも、維新の原点である自民党大阪府議団改革派とは縁もゆかりもない。昨年の統一地方選の結果、そして次の衆院選動向を睨んで維新にすり寄ってきただけに過ぎない。それが我が物顔に振る舞うことが、果たして地元選出議員や、もとからの支持者にどのような影響を与えるか、その証拠の一つが1、に挙げた維新内部不協和音なのである。
 今の維新は上下方向に、大きく二つに分裂しているように感じられる。
1)一つは上部構造を形成する中央エリート層である。彼等は元々大阪という地域には根ざさず、昨年の統一地方選の結果に驚愕し、マスコミが増幅する橋した神話を利用しようとして集まってきた連中である。これには(1)上に挙げた中田・東国原など、将来の議員を目論むタレント、(2)維新政治塾や大阪区長公募制で集まったきた元官僚・企業経営者・地方議員経験者、(3)次の衆院選を睨むと、今の所属政党からの立候補では到底当選出来ない、この際義理・不義理は別にして、維新の力を借りようと云う他力本願・当選第一主義の既存政党脱出議員、が挙げられる。典型的なのは「みんなの党」から維新への合流を図る三人。この三人はいずれも比例区で、本来なら自分の意志で党派を離れる資格はない。又比例区議員だから自前の支持組織を持っているわけでもない。こんなの引き受けても維新には何のメリットもない。要するに政治団体申請のための数合わせに利用されているだけなのである。しかし、彼等は国会議員というハクで党内での特権的地位を要求するだろう。
2)もう一つが、もともと地域で政治活動を行ってきた地方議員とその支持者。所謂「草の根」保守である。彼等が維新の下部構造を作る。彼等は本能的に中央・・・それが官僚であれ政治家であれ経団連であれ・・・に不信感を持っている。そもそも「維新の会」とは中央不信から始まったのだ。ところが昨年統一地方選以来、維新には元々中央指向の人間が集まってきた。彼等は本人が好むと好まざるとに拘わらず、党内特権階層を形成する。それはマスコミ特にテレビが主導的役割を果たす(マスコミ露出度の高い人物ほど党内権力を高める)。中田・東国原などはその典型である。そこに橋した政治塾やら公募制やら、更には衆院選候補者などが加わる。彼等は本質的に中央指向であり・・・中央指向だから地方を利用するのだ・・・、地方を上から目線で見る。テレビなどで彼等の発言を聞くと、なおさらと感じるのである。果たして彼等と元々の大阪維新プロパーと上手くいくのでしょうか?と言うわけで、維新の内部分裂の芽は既に育っており、おそらく衆院選公認を巡って大きく成長するでしょう。その時あっと思っても、もう遅い。維新を育てるのも、殺すのもマスコミ、特にテレビマスコミだ。
 筆者はこれらの問題を作った最大の責任者は、橋した本人と考える。彼は口では地方分権を唱えるが本質は中央指向である。その証拠が北野を卒業した後、三度も東大受験に失敗し、やっと受かったのが早稲田。そこで学んだのか、それとも元々の性格なのか、功利・実利主義。今度の国政進出でも既存政党からの参加希望者には自前の支持母体を持っているかどうか、維新政治塾参加希望者でも自前の軍資金を幾ら持っているかどうか、が合格判定基準になっている。そんなことを続けておれば、いずれ維新は世間から浮き上がった存在になり、又内部でも資金保有による党内格差が始まり、それは党内権力闘争に結びつく。かつての自民党と全く同じ轍を踏むことになるだろう。
(12/09/09)

  やっと出てきた維新八策。これが目を覆うばかりのバッタモン。沢山項目を並べているが、そのどれも具体策はなく、全体としての整合性、特に財源根拠が全く無視されている。そもそも坂本龍馬の船中八策自体、大部分は横井小南の越前公松平春嶽への建議書の剽窃(つまりパクリ)。と言うことを殆どの日本人は、司馬遼太郎に洗脳されて、そこのところを知らないのである。
 幾つか項目を取り上げて見る。まず冒頭の首相公選制。わざわざ()書きで(人気投票になることを防ぐ)などと言い訳している。公選制が人気投票にならないわけがない。どうやれば人気投票にならないかの具体策がない。それとも自分だけは人気投票で首相になり、その次は制度を変えようとでも云う算段か?道州制にして地方交付税を廃止すれば、たちまち破綻する地方自治体が急増する。それは人口の更なる都市集中を招き、インフラ・防災整備が追いつかなくなり、被害を却って増大させる。外交・防衛の基本は日米同盟だ、と云っているが、ではオスプレイ配備はどうなのか?橋したは反対していたのではなかったか?憲法改正発議は衆議院の1/2で可とする(現行2/3)とするが、この変更自体憲法改正が必要である。脱原発政策を押し進めるとするが、その場合の経済成長率がどうなるかの試算が示されていない。その他沢山の制度改革を列挙しているが、こんなものゴミみたいなもので国政選挙の対象にならない。
 この八策自身、大阪維新の会員の公開討議を経たものでも何でもなく、橋したとその側近の誰か(大体想像出来ます)が密室で相談して決めたもの。別に政党でもない(政党なら通常は党費を徴収するから、一般党員を無視出来ない)任意団体だから、どういうやり方をしても構わないと云えばそのとおりである。しかし、いやしくも衆院選に候補を送り出そうというのだから、今の段階から公党としての作法を踏襲しなくてはならない。八策とは公党であればマニフェストに相当する。3年前の政権交替選挙で、民主党マニフェストは小沢選対が一手に握り、執行部に示さなかった。これがその後の民主党内確執を産み、今の民主党主流派のマニフェスト無視に繋がっているのである。しかし、それでも地方議員から地方からの要望を取り入れてきた(但し票になりそうなものだけ)。維新八策はそれすらもやっていない。この八策を作った中心は、堺屋太一をトップとする元経産省官僚達。出来損ない官僚と側近だけが飲み屋で作った粗悪品。あまり具体的に書くと何処かでボロが出る。そこをマスコミに突かれると困るから、出来るだけ肝心なところはぼかして書く。これぞ、維新が最大の敵とする霞ヶ関官僚の奥の手。それとも維新は既に霞ヶ関と手を組もうというのか?まだまだあるが、いずれその内。
(12/09/02)
 

 鳴り物入りで誕生した大阪市公募区長。ところがこの評判があまり宜しくない。今テレビなどに公開されているのでは、一人は天王寺区長、もう一人が中央区長。天王寺区長は自分への批判メールに対し、”アホ、ボケ”とか”暇人じゃのう”などという侮辱発言を、ツイッターに書き込んだのがばれて、「公僕の意味が判っていない」と橋したから厳重注意。中央区長は元NHK職員の27才。「自治会長の平均年齢が70才以上と云うのは問題じゃないですか?」と現役の自治会長に問いかけたが、「若い人は自治会長をやらない」と反論されてダンマリ。両方ともアホだねとしか云いようがない。
 まず天王寺区長の場合。彼は公選と公募の意味が判っていない。公選市長の公募で合格したのだから、何をやっても構わないだろう、と勘違いしたのだろう。しかし、天王寺区民が彼を信任したわけではない。中央区長の場合は「問題ですね」とまではよいのだが、ではどうしたいのか、自分の意見を述べていない。別に自治会の規約で、自治会長は70才以上と規定されているわけではない。誰だって、70過ぎて自治会長などやりたくないのは当たり前。やり手がないから仕方なくやっているのだ。筆者の自治会では、自治会長だけでなく役員も皆くじ引き。有無を云わせない。それでも嫌がって、旦那は出てこない。結局自治会役員は、みんなオバハンばっかりだ。この元NHK職員はその現実を知っているのか?一度でも自治会長をやったことがあるのか?
 要するに公募制というエセ民主制により、実は潜主制が進行しているのです。行政執行権者がこの職務に適任者を公募する、と言えば様々な分野から有能な人材が現れて、その結果公明正大な政治が行われる、と普通の人は錯覚する。これが公募制の狙いなのです。とんでもない。公募の場合、誰が採用されるかは予め決まっているのが普通。というより、採用したい人間を応募させるのです。他の人間は只のサクラ。トップに逆らうような奴など、始めから採用されるわけがない。かつて東大紛争以来、全国の大学で教員採用は公募制になったが、皆この手で、予め採用される人物は決まっているのが実態。第一、採用に至る過程、採用・不採用の理由が公表されない。人間の錯覚を利用したインチキなのだ。
 つまり、維新公募区長達も皆錯覚に基づくインチキ作品なのである。未だそのインチキ性は暴露されていないが、いずれ明らかになるでしょう。10年は掛からない。3年以内か。
(12/08/11)

 橋したが、いきなり「野田総理は着実に事を進めている。維新と自民・民主が組めば支持率はグーンと上がる」と既成政党すりより発言。これに対して官房長官の藤村は「橋下さんはよく判っていらっしゃる」と満足発言。一方自民筋は「あれはすぐに云うことを変えるから信用できない」とインチキ呼ばわり。ワタクシは性格が悪いから、自民筋に賛同する。橋した得意のフェイント攻撃だろう。甘い言葉を並べて敵を油断させて揺さぶりを掛ける。その隙をついて呑めないような要求を突きつける。斯くして、民自公同盟を分断する作戦か。
 実際、橋したは、ほんの先日まで「民主はぶっつぶす」と喚いていた。野田が着実に進めたことには、税・年金一体改革だけでなく、大飯原発再稼働を容認し、原発再稼働への道筋をつけたことも挙げられる。これについては、橋したは面従腹背というか、コウモリのような姿勢を採っている。5月の関西広域連合会議の前までは、京都・滋賀府県知事と共同で再開発絶対反対路線だった。ところが、会議前日にいきなり態度を変え容認姿勢に転じた。ところが容認なら容認とはっきり云えばいいのに、「必要な時だけ1~2ヶ月運転するという選択肢もある」などという、中途半端な言い訳があとにくっついている。ここに彼の性格的弱さが透けて見える。大阪市職員組合とか、既に敗北して弱くなったものには居丈高に振る舞うが、国家とか霞ヶ関官僚群のような、本当に強いものの前に来るとビビルのである。これはヤクザ・エタ・ヒニンの性格である。
 野田を評価すると云うことは、原発再稼働も容認し、更に現政権が進めているオスプレイの沖縄配備も賛同すると云うことだ。果たしてこれは現在の維新メンバーや維新支持者の賛同を得られるだろうか?現に維新の実質的オーナーである松井は、脱原発の旗を降ろしていない。そもそも維新とは、民主・自民といった既成政党へのアンチテーゼとして結成されたものだ。それが党首の一言で、既成政党連携を打ち出されても一般メンバーや支持者に説明出来ない。まして既成政治改革テーゼに賛同して集まって来た、維新政治塾生に対してはどうなのか?それとも、「有権者の過半数を得て当選した私が民意だ、民意に従え」とでも居直るのか?綸言汗の如し。ああいえばこうを繰り返せば、本人の側近とか、訳知りのマスコミや評論家は騙せても、政治に素人の有権者の反感を買うだけ。
(12/07/11)

 出てきましたねえ、維新系議員の政務調査費内訳。前の選挙前に「区民会議」とやらに政務調査費が支出されていた。「区民会議」とは何者か?ワタクシはよく知りませんが、政務調査費は公費であり、市会議員は特別職地方公務員。従ってこれは、相手が何であれ金員を支出したとすると、これは公務員の寄附行為。アウトです。
 それから面白いのが、それぞれの支出項目。色々あって一々挙げられませんが、京大や市大の大学院入学金というのがあった。理由は議員になったが、政務に暗いことが判って勉強し直すことにした。何を馬鹿なことを云っておるのだ。普通は政務を全て勉強して選挙に出るものだ。あの東コクバルだって、タレントを止めて大学に入り直し、地方制度を十分勉強してから立候補している。維新系大阪市議はその足下にも及ばないのだ。他にも一杯あるが、情けないのはその経費を100%落とすのではなく、数10%位に抑えていることだ。これは本人がその支出を経費に計上するのに、後ろめたいことを自覚していたということ、そしてやることがせこい。掴まっても言い訳できるよう、誰かに相談していたということである。
 維新というのは、口を開けば日本を変えるなどと偉そうなことを云うが、実態はこのように自腹を切って思い切ったことも出来ず、内心びくびくしている意気地なしの集団なのです。ヤクザは相手が弱いと見ると偉そうなことを云うが、一旦こっちが反撃すると、たちまちペコペコするのと同様です。
 どんな組織でも永く続くと堕落する。堕落の始まりはなんでしょうか?組織の上位階層の公私混同です。現在の維新では大阪府市会議員は、十分組織の上位階層です。その中に早くも公私混同現象が発生した。今維新の中の新勢力が、橋した政治塾。これが国政進出を果たしたとき、公私混同が再現するでしょう。
(12/07/02)

 大阪市24区長の公募に1000数100人が応募し、18区長が一般出身者で決定。一方公募型大阪府立高校校長20人に対し、応募は12人しかない。随分差が出ましたねえ。一般人は「公募」に「公」という字が付いただけで、これは公平・客観な選抜法と思ってしまう。日本人に特徴的に多い、「公」信頼神話である。しかし現実はそうではない。「公募」とは、人材募集の幅を広げただけで、その実態はコネである。何故なら、「公募」と云っても、審査基準も審査の過程もオープンではなく、結論は仲間内の相談で決定される。例えば、10人の採用枠があって、それを前任者の推薦だけで決めれば、やれ密室人事だの、コネ人事だの悪評紛々。ところが募集枠を100人に広げ、その内10人を談合で合格とすれば、外形的には公募制が成り立つ。そしてそのメカニズムを支配するのは、相も変わらぬコネである。橋した維新塾も公募。一応塾生と称しているが、実態は次期衆院選候補集め。しかしその内容を見ると、コネエコ贔屓が甚だしい。例えば、「みんなの党」のような既成政党出身者が優先される。選挙資金1000万以上を負担できる。それと容姿。要するにテレビ映りが良いことが条件だ。容姿を公認条件に入れたのは、おそらく小沢一郎が最初。小沢ガールズはこれで誕生した。ということは、橋した維新の作戦には、オリジナルなものは何にもなく、みんな前例のパクリなのだ。政治塾募集条件に、始めからこれらの要素をオープンにしておけば誰も文句は言わない。しかし応募条件を隠して、形だけの「公募」を装うから信頼をなくすのである。
 「公募」の本質はコネ(ネポテズム)であり、これは閥を作り、次いでは世襲となり、最期は破滅する。
(12/06/19)

 大阪松井が、心斎橋通り魔犯人に対し「死にたかったら自己完結せよ」と発言。要するに役立たずは要らない.。勝手に死ねということだ。これが維新の本音。維新が師事する竹中平蔵ら新自由主義者の理念というか、浅はかな思いこみ。
 よく言うよ。自分こそ役立たずのヤンキーあがりの分際で。まともな人間なら、こういうことは腹で思っていても口には出さない。それと「ムカクル」とは何語だ?河内のヤンキー語か?そんな下卑た言葉も、まともな人間は人前では使わない。まして大阪府知事だ。松井というのは、顔もそうだが品性まで下品な下層民だ。要するにエタだ。
(12/06/12)

 最近、橋したと松井の間に、意見の齟齬があるという見方がある。これに対し松井は、「これはわざとやっているんだ」と部下にほのめかしたので、それを真に受け、あれは双方計算尽くのことです、と訳知り顔で解説する府幹部がいるらしい。双方が第三者には腹の内を明かさず、わざと対立しているかのように見せて、裏で手を組むことを八百長という。もし松井の説明が本当なら、既に橋した/松井は八百長をやっていることになる。この手の八百長政治は、かつての55年体制にはざらにあった。というより、55年体制そのものが、自民/社会両党の八百長で成り立っていたのだ。
 それにNOを突きつけたのが細川連立政権であり、09年の政権交替だったはずである。そして、既成政治の打破を謳った維新の理念は、八百長政治からの決別だったはずだ。ところが、そのトップの一人が、敢えて八百長を認める発言。しかし、この発言を真に受ける方も方なのである。「実はあれはわざとやっているんだ」という言い訳は、一般に内輪もめをやっているのを感づかれないための、アリバイ造りとしてざらに使われる。官僚・サラリーマン社会では極ありふれた光景である。
 しかし政治家、特に現代のようにメデイアを通じて、有権者(視聴者)と政治家発言が直結している社会では、決して使ってはならないフレーズである。有権者は政治家の発言をそのままに受け止め、それをそのまま投票行動に移す。ある政党を支持しているのに、トップのAはこう云い、Bがああ云う。これでは支持者は、どれを信用していいか判らなくなる。その結果はどれも信用しなくなる。かつての自民党や今の民主党失敗の再生産である。
 ヒトラー曰く「ある勢力が他の勢力と協定して、勢力を増大出来ると考えるのは、大変な誤謬である。新しい運動は、他勢力に対し非妥協的に自らの要求を主張しなければならない」(「我が闘争」)。今のところ、維新はこのテーゼを護り切れていない。ナチになり得ていない。只のローカル保守政治団体に過ぎないのである。

 橋したが都構想法が成立すれば、維新の国政進出は見送る、と発言。裏に何があったのでしょうか?勿論松井はこの発言に反発。もし橋した発言が本意としたら、あの日本を変えるとブチ挙げた、橋した流「船中八策」は何だったのでしょうか?橋した政治塾は何だったのか?当人は「真面目に政治を学ぶ場だった、と思えばそれでよい」と嘯くが、講習料3万円を3ヶ月おきに払う塾生は、そんなつもりで応募したわけではないだろう。街頭演説術とか、デイペート法などは明らかに選挙意識。又塾生を全国から募集していることは、国政狙いは顕か。それを都構想法などという、関西ローカルテーマに転嫁されたのじゃ、塾生も黙っていられないだろう。更に維新連携を謳って、次の衆院選で生き残りを懸ける「みんなの党」とか石原派、小沢派なんかはショック。あの若僧にコケにされたようなもんだ。一方、ほくそ笑むのは野田民主と谷垣自民。民主が都構想法案成立を急いだのは、このことあってことか?
(12/06/09)

 大阪府・市民を対象にした毎日新聞・MBS合同世論調査で、橋した支持率が、知事時代の70%から54%に下落。不支持率は5%から16%に上昇。依然高い支持率に見えるが、直接選挙で、且つ既成政党・組織の支援を受けない・・・浮動票だけをあてにした・・・首長で、この数字は厳しい。少なくとも60%はないと、安定政権とは云えない。全体に下り傾向だから、衆院選が遅れると、更に低下する可能性がある。維新・維新系候補は橋した人気頼みだから、橋した支持率が下がれば、その影響をもろに受けることになる。ということは、維新連携で生き残りを諮る既成政党側にも影響を及ぼす。「みんなの党」なんて大丈夫でしょうか?自民も石原もみな同じ。親亀(橋した)こけたら、子亀、孫亀、ひい孫亀みなこけた、てなことにならないように。そのためには、橋したは何か一発ギャグをやらねば。しかし、ギャグネタもこのところ使い果たし後がない。入れ墨禁止ネタなど、だれも見向きもしない。ギャグネタが無くなれば、お笑いタレントは用済みだ。
 さて、同じ世論調査で興味を惹いたのは、大阪都構想。賛成は大阪府民で35%、大阪市民で29%。これじゃ大阪都など無理中の無理。大阪都構想には地方自治法の改正が必要だが、当然その中に住民投票規定が盛り込まれる筈である。住民投票の表決基準は目的によって様々だが、ことの重要性を考えると、2/3以上とすることが妥当だろう。平成大合併でもこの基準ではなかったか?それに照らすと、大阪都など現状では全く無理なのである。ところが、民主は大阪都構想法案を巡って、与野党協議に入るといっている。どこを見ているのでしょう?東京のような田舎からは、大阪は霞が掛かって、ぼやーっとしか見えないのかもしれない。そもそも民主党大阪府連は何をしているのでしょう?平野博文のようなボンクラが政治を動かしている(つもりだ)から、政治が混乱するのである。
(12/06/05)

 大阪のがんこ寿司チェーンで、従業員に残業手当(合計数億円)を払わなかったことが発覚して是正措置。この会社のオーナーが「大阪維新の会」の有力メンバーで、橋したスポンサーの一人。どっちみち誰かがたれ込んで、その結果労働局調査になったのだろう。ばれなきゃそのまま給料ネコババを続けていた筈だ。
 コイズミ民営化改革で、雨後の竹の子のようにベンチャー企業が増えた。今の維新支持メンバーの大部分はその手の企業。しかし、ワタクシが昔から感じていたのは、ベンチャー企業オーナーにも従業員にも、共通しているのが遵法精神の欠如。それどころか、規制する法律が存在することも知らないのが多い。ところが法律の抜け穴探しは異常に熱心、先般の関越道バス事故を起こした会社も、この手合い。コイズミ・竹中改革の負の遺産である。
(12/05/29)

稀代の天才ペテン師橋した徹と、こそ泥佐藤優

 昨日夜、某民放BSニュースを見ていたら、関西広域連合と政府の協議の中で、橋したが何を言い出すかと思うと、「電力供給が間に合わなければ1ヶ月か2・3ヶ月期限を切って大飯を動かせばいいじゃなか」と。私はあきれて物も云えず、テレビのチャンネルを切り替えました。兵庫県知事が早速猛反発(本日朝刊)。兵庫県は元々原発再稼働に前向きだった。それが橋したや嘉田のようなモノ知らずに引っ張られて、再稼働慎重派になった。ところがいきなりの再稼働容認発言。2階に上って梯子を外されたようなものだ。カチンと来るのは当たり前である*。原発の起動・停止は、テレビやパソコンのスイッチのように簡単に切り替えられる物ではない。起動は諸準備を含めて一ヶ月ぐらいは懸かるし、停止にしろ発電系への切断は直ぐに出来るが、それで原子炉が停止したわけではない。原子炉が安全に停止したことを確認するためには、同じくらい懸かるのである。原子炉や冷却系の安全性を保つためには、このような作業はそう頻繁に行うべきではない。
 *この後、震災新資源受け入れで、兵庫県はCs134換算で100Bq/㎏以下という途方もない基準を要求。これは大阪府・市の受け入れ基準2000Bq/㎏の1/20になる。しかもこの決定に当たっては、専門家の意見を交えず、庁内だけで決めたという。これなど、橋したに対する当てつけ以外の何でもない。要するに兵庫県は、これ以上橋したや維新とは付き合いきれまへん、新資源は大阪で引き取ってくれ、という意志表示。こんなことで関西州どころか、関西広域連合すら維持出来るのでしょうか?
 しかし、これまで最も強硬な再稼働反対論者だった橋したが、何故いきなりこんなことを言い出したのでしょうか?先月国内原発が全停止し、マサカと思っていた夏期の電力不足が現実になってきた。維新の中核は、大阪の中小自営商工業者。景気は悪いし、これに電気代の値上げや電力不足が追い打ちを掛ければ、もうやってけまへん。中国かベトナム辺りに逃げ出す他はない。ミナサンバイバイだ。それどころか、大阪維新の目玉商品「大阪10大名物」も水の泡になりかねない。つまり維新は足下から崩壊を始めているのである。これはイカン、この際昔のことは水に流して、やり方を変えよう、てなところではなかろうか。
 評論家の佐藤優*は、橋したを評して、状況に応じて自在に方向を変える天才だ、とする。確かにその通りだろう。今回の大飯再稼働容認発言も、その延長線と考えれば納得出来る。しかしこの才能は、プロスポーツや芸能界でのみ通用する。この世界では、これに長ずれば名人・上手と呼ばれる。何故なら、この世界は現実世界のルールが通用しない仮想空間だからである。しかし、政治や産業・もの造り等の現実世界では逆になる。現実世界で最終的に物を云うのは、信頼・信用である。政治家にとっては、発言・政治姿勢の一貫性、企業においては、製品の質の高さと安定性が問われる。これが状況に応じてコロコロ変わったのでは、いずれ誰からも信用されなくなる。実際、発言が二転三転したために地位を追われた政治家は枚挙にいとわない。又企業でも、相手の顔色を見て言辞を変えたり弄したりするのは、一般社会ではペテン師と呼ばれる。少なくとも周辺からは信用されない。無論、ある状況下では、相手を煙りに撒くために、言辞を弄する必要が生ずることもあるが、それは世間を騙すためではない。全体の首尾一貫性が保たれておればよいのである。しかし、橋したの大飯再稼働容認発言は、その限界・・・少なくとも政治家としての・・・を越えている。
 *この人物は、しばしば橋した擁護発言を繰り返す。どのような思想の持ち主かは、書いた物を読んだことがないので判らない。筆者の知識では、かつて鈴木宗男事件に絡み、外務省参事官として外交機密費を誤魔化し、目的外使用を行った、こそ泥野郎という印象しかない。ペテン師とこそ泥、良いコンビだ。
(12/05/22)

 大阪府市が、今夏の電力制限で通報制度を採用するという。要するに、何処かの会社や店舗が過剰に電気を使っていると見ると、住民が通報するというものだ。はっきり云うと密告奨励制度。大阪はとんでもない、ナチスドイツ並みの密告社会になります(今でも大阪府市では知事・市長の奨励の下、密告が横行している)。更にライバル会社がライバル会社を落とすために、この制度を悪用するケースが頻発するでしょう。これもナチ下で起こった現象。これが拡張すると、橋したや維新の悪口を言った人間が・・・さしずめ私などその典型・・・あれこれと不利益を蒙る社会になる。大阪府下のあちこちに強制収容所が出来るでしょう。
(12/05/15)

維新が分裂するとき
 このところ関西の新聞で維新と橋したの記事が載らない日はありません。シッカリした営業戦術とは思うが、それにまんまと乗せられる関西マスコミのアホさ加減にも感心する。
そもそも維新とは何か、という分析が足りない。元々大阪府議会自民党の主流は、農業・漁業・建設業・地元商工会など規制に護られた業界。これに大阪ヤクザが関係する。これらの業界利権構造は、バブル崩壊で一気に崩壊。中川という官僚クズレのアホ知事・・・これが大阪ヤクザ組織と関係があったらしい・・・の後継がノック・太田という民主党政権。しかし、中央依存体質は変わらない。大阪の景気は一向に良くならない。良くならない原因は、彼等の能力の所為ばかりではない。グローバル経済は、取引の効率性最大化を要求する。従って、日本に経済の中心は二つも三つも要らない。これは諸外国の例を見ても顕かである。グローバル経済下では、日本で必要なのは東京だけで大阪は余計なのである。更にコイズミー石原枢軸による東京一極集中路線により、地方経済の劣化が進んだ。その最大の被害者が大阪なのだが、肝心の大阪府・市民が、その点を全く理解していない。そこが問題なのである。
 一方コイズミ改革の所為で、大阪にも起業家という新人類が現れた。彼等は基本的に保守であり・・・つまり資本主義を支持する・・・自民政権を支持すべきなのだが、自民党主流があまりにも酷いので、次第に距離が離れていく。彼等の要求は規制緩和であり、財政改革である。彼等が自民主流と分裂して結成したのが「大阪維新の会」である。彼等のスタンスはあくまで新自由主義経済原理に基づく新古典主義経済である。今の時代、少し古い感じはするが、彼等がそれを正しいと思っているのだから仕方がない。
 では橋したの信条はなにか?何もない、というのが筆者の結論である。本人自ら、目の前の直感で判断すると云っている。直感に思想・信条・哲学は必要ない。あれば却って邪魔になるだけだ。だったら何故少なくとも新自由主義経済という信条を持つ「大阪維新の会」と、思想・信条を持たない橋したがくっついたのか?それは自民党の欲の皮が突っ張っていたからである。今から4年前太田房江が、つまらない政治資金規制法違反容疑で辞任、大阪府知事選。このとき、民主も自民もこれというタマを持っていなかった。民主が先行して前阪大教授の熊谷*をもってきた。選挙地図では民主が圧倒的に有利。ところがそこに割って入ったのが自民党大阪府連。彼等だって明確な見通しを持っていたわけではない。テレビでよく売れている、大衆に人気がある。これなら票がかせげそうだ。原点はその程度。そこにつけ込んだのが、堺屋太一という小悪党。これに自民党大阪府連会長の谷川秀善というボンクラ坊主、それと自民党総裁の福田康夫というマヌケまでたぶらかされて、大阪府政を橋した+維新に乗っ取られてしまった。
 前の府知事選では、橋下は自民党から立候補したのである。ところが府議会運営を巡って自民党主流派と維新が対立し、維新が橋したを担いで自民党から独立してしまった。その後、テレビマスコミが大騒ぎする中で、いつの間にか橋したイコール維新、橋したが維新の創業者のような思いこみが現れてきた。しかしこれは錯覚である。橋したと「大阪維新の会」とは元々縁もゆかりもなかった。維新にとっては・・・これは自民党も同じ・・・橋したに軒先を貸して母屋をとられたようなものだ。又、橋したも維新も、元々の目的は地域経済活性化であって、国政参加は視野に入っていなかった。ところが統一地方選の思いがけない大勝利で、これが俄に現実化してきた。誰が唆したのか?色々考えられますが、今浪人中のもと横浜市長とか、政権奪還を狙う、元与党政治家とか。みんな腹に一物、背に荷物の輩。
 それは別にしても、驚くべきは昨年統一地方選挙での維新系議員の増大。雨後の竹の子のようなものだ。彼等は何をもって維新系を名乗るのでしょうか?はっきり云えば、今後維新系を名乗れば選挙に勝てる、名乗らなければ勝てないという打算のみ。典型が今年正月飲酒運転で捕まった元堺市議。こんなの元自民党で、打算で維新系を名乗ったに過ぎない。他に似たようなのは一杯いる。極端に云えば、昨年統一地方選で大量当選した大阪府・市議、今から立候補を考えている国会議員狙い。まずはこういうのは、打算系と考えられる。
 ということは、橋したは実は維新ー維新系に基礎を持っていないということだ。これではイカン、自前の勢力を持たねばならぬ、と誰かが囁いたのだろう。そこで思いついたのが「橋した政治塾」。しかしそもそも「大阪維新の会」は、大阪という地域経済の活性化を目指して作られた集団。その中心になっているのは、地域中小商工業者。始めから国政進出などという大それたことは考えていない。一方、「橋した政治塾」参加者はどうか?中身を精査したことはないが、報道等によると概ねサラリーマン・官僚・学生などが中心。元々権力指向なのである。権力指向者は地域経済などに興味はない。今は登り調子だからお互い協力するだろうが、仮に次の総選挙で維新系が大勝すると、途端に両者の矛盾が露呈し、そこから亀裂が発生するだろう。なぜなら、維新系は殆ど国政経験がない。要するにチルドレン・ガールズなのである。いや未熟な彼等を暖かい眼で見守って欲しい**、というアホなことを云うタワケモノもいるだろうが、今の日本にそんな余裕はない。
 つまり、衆院選で維新・維新系がそれなりの勢力を得たとき、従来の維新系と橋した政治塾出身者との間で主導権争い(本家争い)が生じ、分裂の危機に見舞われるだろう。
*私は無論熊谷候補に投票しました。何故なら、熊谷氏はロボット技術の世界的権威である。世界中のロボット研究者やメーカーに顔が利く。これを生かせば、大阪を世界のロボット産業の中心地に出来る。それをたかが吉本新喜劇のノリで、橋したを知事にした大阪府民こそ、アホ・マヌケの典型である。大阪なんてダメだ。潰した方が世の中のためだ。
**中国漁民の韓国領海侵犯に関し、あるサイトに「貧しい中国漁民に同情すべきだ」などというアホメッセージが載っていた。中国漁民が貧しいかどうかは韓国の責任ではなく、中国政府の責任。同様に政治家が未熟かどうかは、国民の責任ではなく、政党の責任なのである。
(12/04/27)

入社式と国家斉唱
 大阪市入庁式で、日の丸掲揚と君が代斉唱のような、ガラパゴス儀式をやっているのに驚かされました。さぞかし橋したは満足だろう。乞食の息子に産まれたのが、今や天下をうならせる大政治家?エリート達を膝下に従え、叱咤激励出来るこの喜び。只のアホにしか見えませんがね。
(入社式)
 大阪市入庁式は企業でいえば入社式に相当する。現代、まともな企業は通年採用が当たり前。一々入社式などやっていられない。入社式など一部の新卒者だけが対象。第一、世界で入社式などやっているのは、日本と韓国ぐらいなものだろう。日本でも国際化が進んでいる輸出関連業とか金融業では、こんな儀式は経費の無駄遣いとされて、いずれ無くなってしまうだろう。又中小企業では、こんな儀式をやれるほど新入社員が集まってこない。しかし、相変わらずこういう儀式に拘る業界がある。それは電力とか鉄道とか、国際競争に曝されない内需型産業。そして役所や学校といった独占産業である(但し大学は、入学式や卒業式に出るでないは本人の勝手)。どうも、どちらも経営者が過去のノスタルジーを忘れられない、といった点が共通している。
(国家斉唱)
 仮に一部の新卒者が対象でも、企業の好みで入社式をやっても良いだろう。しかし資本や人材の国際化が進む中で、国家斉唱は企業活動に馴染まない。例えばユニクロのように、積極的に国際展開を行っている会社では、社員の半数が外国人という例もある。無論、外資系や企業トップが外国人、株主の30%以上が外人株主という企業も珍しくはない。最近シャープの筆頭株主が台湾系企業になった。更に社内公用語を英語にする企業も増えてきた。このような企業でも、入社式に君が代を歌うのでしょうか?歌うとすれば英語で歌うのでしょうか?あり得ないことです。ということは、大阪市は今後外国人の採用を拒否する、と宣言したようなものである。果たしてこんなことで国際化に対応出来るのでしょうか?確かに自治体職員の外人雇用は反発も強く(筆者自身も反対だが)、当面はあり得ないが、そう何時までもつっぱっていけるものでもない。それとも橋したや維新は、大阪は世界から孤立しても構わないと考えているのでしょうか?それが嫌なら、大阪府・市は外国人人口を増やさざるを得ない。そのとき必要なのは外国人職員である。いやでもそうせざるを得ない時期が来る。日本は世界標準から2・3周遅れで、漸く走っている。橋した維新や、石原シンタロー、アベシンゾーなどはこういう状況を踏まえず、昔ながらの自己中心主義・国粋主義に陥っている。こんな状態で国歌・国旗に奔るのは、自ら孤立化を進めるようなものである。今必要なことは、現実場面での発想の転換である。ところが円高以来・・・コイズミ改革以来・・・その点が滞っている。特に最悪はアベシンゾー。彼等が日本の孤立主義を深めているのである。従って、公的機関での国旗掲揚・国歌斉唱は百害あって一利なし。どうしてもやりたければ、君が代の英語バージョンをつくるべきである。
(12/04/03)

大阪岸和田の某中学校で、橋した肝いりの校庭芝生化が、父兄の反対で芝生がはがされ、学校が補助金を返上する騒ぎ。私はこんなこと、いずれ来ると思ってましたよ。
 
校庭芝生化はラグビーをやっていた橋したの勝手な思い入れ。大阪府民の誰も、そんなもの望んでいない。 第一に芝生は手入れにもの凄く手間がかかる、言い換えれば金が懸かる。ミナサン、やったことありますか?他のスポーツ、例えば野球とか陸上と折り合いが悪い。芝生だとこれらの練習が出来なくなるのだ。それと周辺環境に悪影響を及ぼす。夏になると芝の枯葉が周辺に飛散し、洗濯物やら何やらを汚すのである。だからいずれダメになるだろうと思っていたが、それが岸和田からというのが面白い。岸和田は清原を産んだ土地だ。飽くまで野球優先。野球が出来なくなる政策など、岸和田・・・だけでなく大阪全般・・・で受け入れられる訳がない。
 ここで判るのは、橋したの、もの知らず、自分勝手の思い入れ、頭の悪さだけである。
(12/03/31)


 堺屋太一が、維新が出した「大阪十大名物構想」を「やれ40年前の話し。やれ理想だけで経済性に触れていない。やれ哲学がない」と、ケチョンケチョンにけなして、維新と対立する羽目。私はあれは堺屋の肝いりとばかり思っていたが、そうじゃなかったみたいですね。維新のアホが堺屋をほったらかして、飲み屋で勝手に作ったことに、堺屋が噛みついたのだろう。この件で、橋したは維新側にスタンスを置いた発言。当然堺屋はカチン。
 一件小さい
もめ事のように見えますが、ある運動・組織が分裂抗争を始めるのは、このような小さい不和がきっかけになることが多い。指導者はその点に気配りしなくてはならない。、維新も橋したも、人間としての経験が浅い。中学生レベルだよ。
(12/03/30)

 橋したを平成の天一坊と見る向きもあるが、私はむしろ「慶安の変」の由比正雪に近いと思う。実際の天一坊は映画や講談と異なり、江戸近辺で浪人相手に「仕官を紹介する。ついては手付け金を」と5両・10両を騙し取った寸借詐欺のようなもの。逮捕したのも、大岡越前ではなく川崎代官。
 由比正雪は浪人であるが江戸で張孔堂という私塾を開き、楠木流軍学を講じた。この点が橋した維新政治塾と似ている。門弟三千人と云われるから、数のオーダーも似てい。これがある時期から、幕府転覆計画に変質する。時は慶安、三代家光の時代、大阪夏の陣からあまり時間も経っていない。幕府はそれまで大名取りつぶしに躍起となって、諸国には浪人が溢れていた。その結果、西では島原の乱、東では宇都宮釣り天井事件という将軍暗殺未遂事件も起こり、世間は決して落ち着いていたわけではなく、なにかあれば直ぐにひっくり返ることを期待する空気が蔓延していた時代なのである。
 正雪の張孔堂に集まった浪人達も、みんな世の中の変化、あわよくば戦国時代・・・これは実力が有れば、富と名誉は切り取り次第という新自由主義経済中世版・・・の再来を夢見ていたのだ。その代表が丸橋忠弥で、正雪に世直し理論を吹き込む。さしずめ橋したに於ける堺屋太一がその役回り。正雪の勢力が大きくなると、反幕派の大名もすり寄ってくる。三代将軍職を家光と争った尾張徳川家など大変怪しい。
 この状況から、正雪は遂に江戸・駿府同時クーデタ決行を決意するが、内部から裏切りが出て陰謀は露見。一味は壊滅。丸橋は江戸で逮捕、鈴が森で磔獄門。正雪は駿府で自害。無論、正雪にすり寄った大名達は、責任を全部正雪に負い被せて知らぬ顔。 正雪が始めから天下転覆を狙っていたかは判らない。おそらく廻りの期待から逃げられなくなって、国政変革に積極関与することになったのだろう。
 只、現在と違うのは、当時の政府与党(幕府)は、正雪一派にすり寄ることなく、断固撲滅の姿勢を貫いた。現在の既成政党にしばしば見られる、維新すりより路線とは大違いである。
(12/03/27)

大阪市交通職員組合による平松氏支援名簿が、維新の主張ではなく捏造が判明。作成者は、非常勤再雇用者であることが判明。はっきり云えば元大阪市職員。何故こんなことをしたのでしょうか?マスコミはアホだから、何も判らないと云っているが、私には直ぐ判る。おそらくこの人物、元管理職で組合から散々イジメに遭った経験が有るのだろう。或いは交通局職員組合と路線対立があったかもしれない。例えばカクマル対中核とか。維新政権樹立で、かつて敵対してきた組織が互いに攻撃に奔った可能性もある。しかしこれは彼等同士の話しであって、大阪市議会まで巻き込む問題では無いことは誰でもわかる。問題は維新の杉村というアホ議員が、文書の根拠も調べず、いきなり市議会で問題にしたことである。これはかつての民主党怪文書事件とそっくりである。あれで民主党は支持率10 ポイントは下げた。やっぱり維新はアホの塊なのである。
(12/03/27)

 橋した維新政治塾料金は最初の入塾料が3万円だとばっかり思っていたら、そうじゃなくて、三ヶ月毎に3万円更新だってねえ。これは新手の政治資金パーテイーじゃないか。上手く考えたねえ。維新は政治団体じゃないから表向いての資金集めは出来ない。そこで思いついたのが大衆動員。大衆が自主的に献金し、対価として選挙のノウハウを伝授するのだから、政治資金規制法には触れない。
 さて、維新塾に参加した連中は、何を目的としていたのでしょうか?単に政治を勉強したい?まさか、普通最終目標は議員である。しかし塾生2000人に対し衆院定数はたった450人。今後もっと減るでしょう。今は世間的に維新ブームだから、維新の衣をまとえば当選確実と思う怪しい連中も随分多い。例えば「みんなの党」連中。立候補としては、そういう既成組織をもっているのが優先されるのは当たり前。ではその他の一般市民出身者は一体全体、何のために維新塾に入ったのか?只の文化サークルとしてか?そのために月1万円払うアホの気がしれない。要するに日本には2000人のアホがいると云うことである。こういうアホを、何処かに追い出した方がよっぽど国のためだ。
 2000人もいれば、その内派閥が発生する。例えば、橋した派、松井派、みんな派という具合だ。そして分裂・内部抗争。何時ものパターンである。
12/03/26)

 経済同友会会長が、橋した八策を「寄せ集めで、一貫したものがない」と批判。やっとまともな意見が出てきました。当たり前だよ。メールとツイッターでこれは良さそうと思ったのを、つまみ食いしただけだから、ろくなモンじゃない。
 それに対する経団連はどうなのか?(日本をファッショに売り渡すのか)一向にはっきりした姿勢が見えない。かつて、ナチ台頭時のドイツ財界と同じだ。
(12/03/17)

 東京都や大阪府では、卒業式で教師が君が代口パクをやっているかどうかを、チェックしているらしい。悲しくなりますねえ。これ、ジョンイルの葬式で北朝鮮特務が、市民が本気で涙を流しているかどうかをチェックしているのと同じ。国民・市民を信頼出来ないアホ独裁者という点で、ジョンウンもシンタローもトオルも共通している。大阪は都になった途端、北朝鮮状態になるでしょう。北朝鮮になりたく無くなかったら、それなりの意識は持つべきです。大阪府民並びに日本国民へ。
 云って置くが、君が代なんて陰気な唄を謳っていたから戦争に負けたのだ。君が代主義者こそ敗北主義者、日本敗戦主義者である。今や21世紀、もっと元気の出る、戦争に勝てる国歌を創るべきである。なお、現在の皇統問題と「君が代」が矛盾を生じる可能性が高い。その時、橋した、石原のような君が代主義者や、その下請けの東京都・大阪府教育委員会は責任をとれるのか?
(12/03/14)


 橋したと維新が、前回の市長選で大阪市交通局労組が選挙期間中に平松支持ビラを撒いたとして、公選法や地方公務員法違反で同労組を刑事告発すると息巻く。まるで鬼のクビをとったかのようなはしゃぎようだ。確かに法違反かもしれないが、ビラ配りと現金供与とでは悪質性が全く違う。今回の場合は只の不注意ということで、告発は受理されないか、又は受理されても不起訴になる可能性が高い。仮に起訴されて裁判になっても、精々罰金程度。わあわあ騒ぐようなレベルではない。5年前のコイズミ郵政選挙のおり、素人の刺客候補を立てたところ、運動員も素人だから公道上にポスターを貼ったり似たようなことは一杯あった。しかし、警察は注意するだけで検挙した例は一つもない。それどころか、昔は選挙期間中の投票依頼を、役所自身が業者を使ってやってきたのだ。警察も例外ではないだろう。もし裁判になって、被告側がそういうことを暴露すればこれこそやぶ蛇。
 しかし、橋したは40にもなって全くの子供だね。私ならこの件が露見した段階で労組トップを呼び、「今回はみのがすが、以後気をつけるように」と注意を促し、次いで「民営化の件だが、君は悪いようにしないから、ついては労組対策を君に一任する」てな甘い話しを持ちかけ、相手の抱き込みにかかる。実はこれ、JR東日本が動労松崎を抱き込んで、労組潰しをやった手口で、別に珍しくも何ともない。敵をして味方に付け、勢力を拡大するのは、中国古来からの戦術。漢楚の戦いに例えれば、橋したは当に楚の項羽。敵と見れば、有無を云わさず力ずくで叩きつぶす。「当に我が力山を抜き」だ。相手はその力に恐れ入ってひれ伏す。しかし、それは本心からではない。次第に人の心は離反し、気がついたときには「四面楚歌」。長江河畔でのどを突いて自決することになった。一方の劉邦は自分は何もしなかったが、張良・陳平といった人材を活用して遂に天下を平定したのである。彼がやったことと云えば、ひたすら頭をさげることだけだったろう。しかしこの手で敵を味方に付けていったのである。
 こうすれば、最大の抵抗勢力である交通局労組を味方に付けられる。そうすれば、後は懐にてを入れているだけで向こうからすり寄ってくる。そういう作戦を進言する者が、周辺にいないのだろうか?思うところ、橋したには人気目当ての取り巻きはいても、本当の意味での参謀がいないのではないか?堺屋など只の通産クズレのお祭り屋。複雑な作戦を組み立てられるだけの頭はない。他の中田だとか、経産くずれの元官僚など、どれも橋した人気を利用して国政進出を狙う、腹に一物野郎ばかり。大阪のことなど真剣に考えている者など、一人もいない。
 平松前市長は今がチャンスかもしれない。劉邦になった気で、如何に項羽が倒れたかを勉強すれば、再びチャンスが訪れるだろう。但し、アホな労働組合や商工会なんかには見切りをつけることが大事。
(12/03/09)


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