マレーシア航空機の謎

横井技術士事務所
技術士 横井和夫


 今度はエアアジアのエアバスが悪天候で墜落というニュース。墜落場所はインドネシアとシンガポールの中間地点で、丁度今年春マレーシア航空機が行方不明になった場所の近く。なにかこれでホラーが一作書けそうな気がします。てぐすね引いている小説家や映画会社が大勢いるでしょう。
 以前死んだ人たちの霊がこちらに向かって「おいでいで」をするのは、幽霊船の話をはじめ洋の東西を問わないホラーの定石。
(14/12/28)

 今度はマレーシア航空機がシリア上空をとんでいたという報道(7/25ニューズウイーク)。この会社の安全意識はどうなっているのでしょう?ここまで来ると、マレーシア航空という一企業だけでなく、マレーシア国家やマレーシア人そのものの民度が疑われることになる。これも又、外装と中身の問題だ。
(14/07/30)

 今年三月のマレーシア航空機行方不明事件に続いて、先日のウクライナでのマレーシア航空機撃墜事故、台湾膨胡島での台湾航空機着陸失敗事故、更にはアルジェリア航空機墜落事故と、最近航空機事故が多発しています。一般には航空機事故は一旦起こると、集中して起こると云われますが、その原因は判っていない。
 最近の航空機事故の特徴に、アジア・アフリカなど新興国航空機に多発している傾向が見受けられます。急速に拡大する経済規模に対し、パイロットの確保や機体整備が追いついていけないのが原因の一つと考えられます。
 もう一つがアジア・アフリカ各国経営者の安全意識の低さでしょう。教育レベルが低い・・・やれハーバードやプリンストン留学と云っても、金儲け方だけを教える専門学校レベル・・・・から、自動車と飛行機の違いが判らないのです。ウクライナでのマレーシア航空機撃墜事故でも、あの空域は欧州航空協会が飛行禁止に指定していたのです。何故あんな危険な空域をわざわざ飛んだのか?パイロットは空路変更をしたくても、燃料費をケチりたい・・・MH370事件でマレーシア航空は経営危機に陥っている・・・会社が、最短距離を選べ、と指示した可能性は否定出来ないのです。マレーシア航空は今のところ、被害者を装っていますが、本当のところはわからない。ボイスレコーダーはマレーシア航空が確保したため、本当のところは判らなくなってしまうでしょう。
(14/07/27)

 インド人の映画監督がマレーシア航空機行方不明事件を映画化すると発表しました。ワタクシはいずれ誰かが映画にするだろうと思っていたから、別に驚きません。それがハリウッドじゃなくてインドだからと言うのが、いささかアメリカ没落、世界は新興国の天下になったか、と思うだけです。
 しかし、世界の話題はウクライナ問題とか韓国沈没船問題ばっかりになってしまいました。マレーシア航空MH370は何処へ行ってしまったのでしょうか?
(14/05/21)


 先日中国海軍が35.7KHzの電波を受信したと云えば、今度はオーストラリア海軍が同じ様な電波を受信したと発表。両者の受信位置は600q離れていますが、別に受信点の真下にブラックボックスがある訳じゃない。これらを含む海域にあるだろうというだけである。
 例の浮遊物が発見された海域とは随分離れています。筆者は墜落地点はもっとオーストラリア寄りのオーストラリア北西近海と予測しています(14/03/25)。
 なお、この電波信号が本当にブラックボックスのものかどうかは、未だ判らない。例えば、何らかの潜水艦通信を捉えている可能性もある。

(14/04/08)



 沖の鳥島での鋼製桟橋転覆事故。理由は何らかの理由で浮体桟橋がバランスを崩したため。ではどういう理由でしょうか?
1)巨大生物の衝突。例えばクジラとかダイオウイカ。後者は最近日本近海によく出没する。
2)某国潜水艦による妨害工作。沖の鳥島が島では無いことを証明するため、設置型桟橋は破壊せよ、という指令が出ていた。
3)伊豆諸島東方沖は、バミューダトライアングルと並ぶ超常現象が起きるところで有名だ。晴れた静かな海で、いきなり海面が泡立ち、大波が起こって船を巻き込んでしまう。
 そういえばマレーシア航空MH370便が遭難した南インド洋も超常現象が発生するところです。
(14/03/31)

 ますます謎が深まるマレーシア航空MH370事件。ヒョットするとこれ、マレーシア政府(と中国)の謀略では無かろうか、という疑いも出てきました。
1)情報が小出しで、わざと捜索を長引かせる様だ。例えば370便が急に方向を変えた時、次ぎにマラッカ海峡で確認された時、これらはいずれも重要情報だが、マレーシア政府は無視している。これによって、捜索は1週間以上遅れてしまった。
2)何の脈絡もなく、いきなり機長が反政府派活動家だったとか、同性愛だったとか、機長を誹謗中傷する情報が出てきた。これを無批判に垂れ流した各国メデイアは、マレーシア政府と同じ、捜索妨害の共犯者である。
3)370便乗客の3/4は中国人である。現在のマレーシア政権は中国寄り。一方機長は反中国派。中国人を犠牲にすることにより、反中国派(反政府派)を悪役に仕立て上げ、政権安定を維持する。
4)昨日マレーシア政府は、いきなり370便はインド洋南部で墜落したと発表した(実際は2000q以上離れた場所で墜落しているのである)。根拠はオーストラリアや中国などの外国情報のみである。飛行機は所属国家の主権の延長である。従って、その遭難原因については所属国家が責任をもって確認しなくてはならない。マレーシア政府はその手続きを怠り、いきなり結論を出した。早急に幕引きを諮りたい意図が見え見えである。
 来週辺りから、マレーシアで、反政府派に対する弾圧が始まるだろう。そのバックにいるのが中国だ。
(14/03/25)

 オーストラリア政府がインド洋南方で、マレーシア航空MH370便の一部ではないかという物体を、衛星画像で発見したと発表。行方不明直後、中国も似たような発表をしたが、ダメだった。今回もそういう結果になる可能性はある。そもそも、海上に落下して物体が、12日間も浮いていられるのか、という疑問もある。
 まずこの物体が370便のものだったとしよう。そうでなかったら、ワタクシが云うように、370便はオーストラリア内陸部に着陸したのだろう。前者でも370便がこの位置で墜落したことにはならない。インド洋南部には反時計回りの潮流がある。潮流速度を仮に5nt/h前後と仮定すると、12日間には2000〜2000数100qの距離を移動していたことになる。これとインド洋海流とを付き合わせると、370便が着水したのは、概ねオーストラリア西方近海上となる。だから捜索はこの方面に重点を移すべきである。
 では何故370便はオーストラリア西近海に着水したのか?これには二つの可能性が挙げられる。
1)元々オーストラリア内陸部を目指していたが、何らかのトラブルで墜落した。
2)予め海上着水を計画していた。犯人グループは着水後、非常脱出口から脱出し、機体を爆破した後、救命ボートかなにかで逃亡(或いは亡命)した。おそらく、漁船か何かに偽装した僚船が待機していたのだろう。なお、マレーシアとオーストラリア西岸では時差は殆ど無く、7時間飛行後でも朝の7〜8時頃になるから、目標を十分視認出来る。
 さてどちらが(映画にするには)面白いか?当たり前だが、今頃ハリウッドではこの事件の映画化計画が進行しているはずだ。
(14/03/21)

 さてマレーシア航空機事件は意外な展開。パイロットが容疑者として浮上。理由は彼の家族がフライト前日に姿を消したこと。背景に何らかの組織が介在している可能性が考えられます。
 それはともかく、件の飛行機がその後どうなったか、が未だに不明。私は次に述べる理由から、オーストラリアの砂漠に着陸したのではないかと考えています。
 まず私は、飛行機がコタバル沖で乗っ取られた後、マラッカ海峡方面に向かい、何らかのトラブル(又はアクシデント)で、海に突っ込んだ、と推測しました(03/11)。その後5或いは7時間も、飛行を続けたことが明らかになった。飛行方向には北西方向と南西方向の2ケースがある。前者はユーラシア大陸内陸部への飛行である。この方面は各国国境が錯綜しており、その監視網をくぐり抜けての飛行は、ほぼ不可能である。又、土地も砂漠や原野が多く、B777の様な大型機が、秘密裏に着陸出来る場所は、まずない。
 では南西コースインド洋方面はどうか。テレビワイドショーでは、これには、海上墜落説と、何処かの島嶼着陸説とがある。海上墜落というのは一番考えやすいと、言うより捜索当局の無能さを隠すのに一番都合がよいので、マレーシア政府はこれを押したいだろう。
 後者は実は殆ど可能性はない。インド洋上には幾つかの島嶼はあるものの、みんな火山島か環礁であって、着陸と同時に爆発炎上である。やっぱり大型機がそのまま着陸出来るとは考えられない。こういうイベントは必ず衛星で捉えられるから、行方不明になって10日も過ぎて何も判らないというのはあり得ない。
 B777級の大型機では、着陸速度は4〜500q/hぐらいになる。これぐらいになると、滑走路に小石一つ落ちていただけで、大惨事になる。だからこのクラスの飛行機が離発着する滑走路の設計やメンテナンスは、他の滑走路とはレベルが違うのである。犯人グループは航空管制他航空工学に熟知していると考えられる。だから彼等がジャングルや砂漠に突っ込むなどという、初歩的なミスを起こすと考えられない。
 では人工的に整備された場所でなければ、B777は着陸出来ないのか?実はある!それは塩湖である。塩湖とは古代の海が干上がって、その跡は地表に残っている現象である。その表面は真っ平らで、なおかつ堅硬。最も有名な塩湖は北米ネバダ州のグレートソルトレークである。ここでは昔から超高速ジェットカーのテストコースとして用いられている。この様な場所は、大型ジェット機の着陸には最適である。
 マレーシア航空機の飛行圏内に塩湖があるか、と言うとアラビア半島、中央アジアに見られるが、どれもレーダー監視が厳しい。処がオーストラリア内陸部は全くレーダー監視網は存在しない。それどころか、世界的空路・航路からも見放された僻地である。第一オーストラリア人は、今度の事件はオレタチには関係無いと、カンガルーと同じ日和見を決めている。又、オーストラリア大陸中心部には、塩湖が多数見られる。これを利用すれば、国際電波監視網の隙をついての着陸が可能なのである。
 つまり今回の事件は、極めて計画的であり、マレーシア航空パイロット一人だけでは実行は不可能である。背後に強力な組織があることが推測されます。それは誰か?これまでのデータからでは特定出来ないが、国際麻薬組織は十分あると思われます。
(14/03/17)

 やっとマレーシア政府が、事件はハイジャックと認めました。何故マレーシア航空が狙われたのか?おそらく犯人は、各社のセキュリテイ状況を調べ、マレーシア航空が一番甘いと判断したのでしょう。マレーシア航空の売りが「オモテナシ」。過度のサービス精神が、セキュリテイに隙を作ることになった。そこを突かれたのだ。東京オリンピックでも、十分気を付けた方がよい。「オモテナシ」の裏に危険が潜むということだ。
(14/03/16)

 行方不明のマレーシア航空機がマラッカ海峡で発見という報道がある。これが本当なら、飛行機はコタバル沖で西に方向転換したことになる。これは行方不明直前のマレーシア航空レーダー情報と一致する。結論的には、本事件はハイジャックされたが、途中で何らかのトラブルがあり、海に突っ込んだ、と考えられる。盗難パスポート用に格安チケットを手配したのは、アリと名乗るイラン人だが、これも偽名の可能性があり、イランが関与している可能性は低いだろう。ウイグル独立過激派の可能性は未だ残るが、それにしてもマラッカ海峡とは結びつかない。
 格安チケットだから、この飛行機、LCC版だったかもしれない。その分セキュリテイーが甘くなるのだ。

(14/03/12)

マレーシア航空機は、中国がテロ防止のために撃墜したという噂があるが、まず無理だろう。水上艦からなら、何日も前から準備しなくてはならないから、中国艦が墜落地点に待機していたという情報はあるはずである。戦闘機による撃墜としても、今の中国には本土からコタバル沖まで往復出来るような戦闘機はない。
(14/03/10)


謎多いマレーシア航空機行方不明。状況から見て、これはかつての大韓航空機事件に似た自爆テロではないかと考えられる。誰が何のためにやったかは判らない。
(14/03/09)