口絵(7)


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    福島県某町の造成地で見つかった巨岩。ネットではこんなでかい物が埋まっていた、と誰かが埋めたようなことを言うのがいるが、とんでもない間違い。
 これは数年前の広島安佐地区土砂災害でポピュラーになった「コアロック(核岩)」と呼ばれるもの。花崗岩の新鮮な部分が、風化から取り残されて大塊状に取り残されたもの。花崗岩の風化は地表から「マサ化帯」、「角礫化帯」、「核岩化帯」、「亀裂帯」、「母岩」というように分かれる。地表を入念に観察すればそれぞれの有無・境界は大体分かる。その上でボーリングなり弾性波探査をやって確認する。そうしておけば、施工に入って慌てることはない。調査不足。喝!
((23/12/16)
   北米コロラド州で見つかった21000年前の人類の足跡の化石。21000年前といえば、ウルム最氷期。ここ100万年で最も気温が下がり、海水準も下がった時期。当然ベーリング海峡は陸化している。氷河が海面を覆いつくしているから、ユーラシア大陸からの移動は簡単。と考えれば、何も人類の移動ルートは、シベリアーアラスカルートだけでなく、シベリアー北海道ー千島ーアリューシャンルートだって考えられる。
 北海道で2万年から3万年前位の人類遺跡が見つかれば面白い。小樽海岸の謎の古代文字がその候補か?
(23/10/07)
   これが現在の東アジアの天気図。中央に伸びているのが今西日本に豪雨をもたらしている梅雨前線。これの西への延長は中国大陸長江沿いに延び、三峡ダムにまで達する。この種の気圧配置は、日本だけでなく、中国大陸南部にも大被害をもたらす。原因は三峡ダム湛水池の高温化、そして東シナ海の高温化です。
 昨年はラニーニャだった、三峡ダムも東シナ海も十分温まったままで、まだ冷めていない。
(23/07/10)
   
    ドニプロ河の洪水に比べれば話にならないが、先月の大雨で堤防が決壊した兵庫県は伊丹市の天神川。決壊の原因は堤防強化工事で半川施工としたところ、河道が狭くなった分河積が小さくなるので、上流水位が上がり、溢水したこと。背景は「中国道」。この辺りは伊丹といっても宝塚に近く、昔は伊丹のチベットと云われた過疎地帯。それが70年代後半以降宅地化が進み、その結果が今回のような災害に繋がった。
 ではどうすれば良いか。問題は天井川ということだ。根本的解決はこの川を広域下水道に繋ぎ天井川を廃止することである。茨木市の茨木川も天井川だったが、大阪府の広域下水道に付け替えて、公園にしてしまった。もう一つは上流のどこかに調整池を作ることだが、場所が確保できるかどうかが問題。
(23/06/12)
   これはノルウエーの研究機関が捉えたのヴォカホフカダム爆破とされる地震記録。波形から見て自然地震ではなく人工的な爆破と見てよいと思う。
 ノルウエーは爆破エネルギーをM1から2の地震相当とするが、そんなエネルギーは殆ど核爆発に匹敵するので大げさな表現だ。なお地震計とカホフカダムの距離は約620q。P波速度を5q/secとすると、爆破はこの記録で得られたP波到達時の約2分前に起こったことになる。
(23/06/10)
    沖縄は糸満市の海岸に漂着した謎の物体。さび付いた鉄製の円筒。筆者の見るところ、これは古い鋼管クイの先端部分ではないか。先端がコーン状になっているのは、鋼管の閉塞効果を高めるためのコンクリート。昔使われていたペデスタルクイの先端部分か。これは戦前のアメリカで発生し、日本では戦後の一時期に使われたことがあるらしいが、筆者も見たことはない。
 誰か使ってみようと思って作ってみたが、使うところがなくて捨ててしまったのだろう。
(23/06/08)
   インドはガンジス河に掛ける橋の工事。完成直前に突然倒壊。橋梁は多分三径間斜張橋。中央の橋桁閉合直前に何らかのトラブルで、右側のPCケーブルが破断したため、橋脚がバランスを失い倒壊したものと思われます。
 インドだから、とか日本なら大丈夫などと思わないように。日本だって、最近似たような事故が起こっている。それは採算・工期優先で、現場に余裕がなくなっているからだ。それと最近の土木・建築特に構造教育にも問題があるかもしれない。とにかく新自由主義時代に入ってから、社会全体に危機感・緊張感が乏しくなっている。
(34/06/06)
 
     このほど日本配備が決まった空母ジョージワシントン。確かニミッツ級空母の4番艦で、艦齢は50年に近い、良く言えばベテラン、ズバリ言えば老朽艦。おそらく数年以内に退役するでしょう。中国は最新鋭空母をそろえようとしているのに、なんでこんな旧式艦を日本に持ってくるのだろう?
(23/05/02)
   天気は快晴で上空は青空が広がっています。しかし、遠方の北摂山地は靄が掛かったようにかすんんでいます。
 平安歌人・貴人はこれを春霞と呼びましたが、これは大陸由来の「黄砂」です。昨日は天気が悪くはっきりしませんでしたが、今日は顕か。
(23/04/13)
 先日浜松海岸で見つかった謎の球体。筆者も何かわからなかったが、その後大きさが分かる映像がネットに現れた。球体の頂部にチェーンとそれを繋ぐフックのような者が見える。多分何かのブイでしょう。
 では何のブイかわからない。一つの可能性として考えられるのが津波検知用ブイ。太平洋のどこかで自身が起こると、米軍は津波検知用ブイを投下する。ブイには発信機が取り付けられていて、その信号を検知することによって津波の到来を予測する。これも一つの仮説ですから保証はしません。
(23/02/24)
   この写真を見て誰か判る人は、日本の現代史特に軍事史について相当のツーです。この人は最後の海軍大将「井上茂美」です。今国会での主要テーマの一つに、今後の日本の防衛政策がある。これまでの議論を見ていると、与野党ともにあまりにも底が浅すぎて情けない。特に駄目なのは防衛省内局、自民党防衛族。少しは井上の爪の垢でも煎じて呑めといいたい。
参考「海軍戦争検討会議議事録」角川新書。
(23/02/02) 
 これは大阪のクジラの淀ちゃん”が再浮上したわけではありません。アメリカ、ニューヨーク州の海岸に打ち上げられたクジラの死体。体が異常に膨れているのはガスの所為でしょうか?
 死因は不明ですが、環境活動家は沖合に設置された洋上風力発電機の影響と見ています。クジラの異常行動は80年代からよく見られ、原因は原子力潜水艦が発する低周波ソナーの所為だとか、VLF(極低周波帯)通信の所為だとか、いろいろ言われましたが結論は出ていない。
 さて日本でも秋田沖とか各地に洋上風力発電基地計画が進められていますが、環境影響評価はキチンと行われているでしょうか?一番の問題はプロペラの回転に伴う低周波空気振動です。それと水中の発電機も低周波の振動を起こします。これらは通常の振動計では感知出来ません。また、これらの影響は予想もしなかった処に、とんでもない形で現れますから用心が肝要。
(23/01/31)
   プーチンが最終兵器と豪語したツイルコン搭載型フリゲート アドミラル・ゴルシコフ。フリゲートと云っているが実態はミサイル搭載型巡洋艦。艦名のゴルシコフとは、1970年代から80年代にかけて旧ソ連海軍総司令官を務めたゴルシコフ元帥に由来する。根っからの大鑑巨砲主義者でソ連海軍艦艇の大型化に努めた。
 いくらミサイルは最新式でも搭載艦が旧態依然の水上j艦だから、常時人工衛星に監視されるし、周囲には常に英米の潜水艦や駆逐艦がウロウロしているから身を隠す間もない。無用の長物を絵にかいたようなもの。
(23/01/06)、 
    一昨日ドローン攻撃を受けたロシア南部エンゲルス空軍基地と、駐機する「死の白鳥」ことTu160NATOコード名「ブラックジャック」超音速戦略爆撃機。アメリカのB-1-Bに対抗して作られたものだが、コンセプトとしては最早時代遅れ。
    今朝たまたまネットをみたら、飛び込んできたのが写真の鉄道。これは三重県藤原山鉱山と四日市市を結ぶ三岐鉄道というローカル線。この鉄道の終点が藤原山鉱山という石灰岩鉱山。今から20年近く前に、鉱山の拡張に伴う環境アセスで調査に行ったことがあります。
 藤原山石灰岩というのは二畳紀後期の石灰岩ですが、少し変わっていて真っ黒だ。これは炭素です。二畳紀後期に何故こんなに炭素が増えたのか?この直後に地球史上最大とも云われる生物絶滅が起こっています。
 なお藤原山石灰岩体は海山の崩壊に伴うブロックが重なり合ったもので、玄武岩、」蛇紋岩が不規則に伴う。なお藤原山山頂はカルスト、ドリーネが発達する石灰岩台地です。ミニ秋吉台。
(22/12/23)
    今朝ネットを開いてみてみると、ある石材会社が天然石の展覧会を開いた。その一部がネットに載っているので見ていると、筆者の興味を引いたのが、写真の岩石。
 解説では大理石といっているが、これは俗に「ライムブレッチャー(石灰岩角礫)」と呼ばれるもの。といっても出来方は色々ある。
 写真の岩石の下は右の優白色の岩石と、左の黒っぽい岩石が合体しているが、元々違う岩石を張り合わせた者だろう。しかしどっちも石灰岩岩片で出来ているから、ライムブレッチャーと云える。
 ではこの種の岩石はどうして出来たのでしょうか?これは地球のダイナミックな変動と無関係ではありません。
(22/11/22)
   現在ウクライナ、ルハンスク州で、ロシア傭兵会社ワグネルが敷設している「竜の歯」と呼ばれる対戦車障害物。パッと見て、こんなもの何の役に立つのだ、というのが筆者の見解。
 戦車の突進は防げるが、間隔が結構あるから歩兵の浸透は防げない。むしろ歩兵にとって有効な遮蔽物になるからウクライナ側にとって有難い。夜間に工兵を忍び込ませ、ブロックの下に爆薬を装填し、一斉に爆発させれば、歩兵や戦車の突撃路が啓開できる。或いは大型のG-9とかD10級のブルドーザーにリッパーを装着して、ブロックを破砕しながら進む手もある。現代では、下手な軍用車両より民生品のほうが頑丈にできている。
 なおロシアはルハンスク州北部に、ワグネルラインと称して、「竜の歯」を並べているが、その意図は何か?ルハンスク州北部はウクライナに取られても構わないが、南部は自分の縄張りとして確保するつもりか。
(22/11/10)
    南鳥島近海6000mの深海に賦存するレアアース層試掘に乗り出した深海掘削船「地球」。昔からこのあたりの海底にレアアースの存在は分かっていた。漸くその確認が始まったわけだ。但し、試掘と採掘とは訳が違う。試掘は採算度外視だが、採掘は経済合理性が伴う。仮にレアアース層があっても、それを如何に採掘するか、技術的に確立されたわけではない。アイデアは幾つも出ているが、未だアイデア段階が大半。現実は厳しい。
(22/11.02)
    アゾフ海に臨むクラスノダルで生じたロシア空軍Su-35の墜落直前写真。三角翼機は低速時の安定が悪く、特に離発着時に失速事故が多いとされる。アメリカも1960年代に三角翼機の開発を試みた(コンベアF102、F106)が事故が多く、結局正式採用は見送り。そのため現在では殆どが可変翼機である。つまり離発着時では主翼は通常状態で、高空で高速飛行に入った段階で主翼が後退し三角翼になる。
 墜落機は主翼が後退したままだから、何らかの機体トラブルが発生し、それで失速事故を起こしたのではないか?Su-35は最新鋭の主力機だから、ロシア軍にとってはショック。
(22/10/20)
   今日本海で実施されている日米韓合同軍事演習に参加するため、横須賀に停泊中の米巡洋艦ズムワルド。ステルス性を重視した特異な艦形が特徴的です。中でも前に突き出た艦首はローマ時代とか19世紀の戦艦の衝角を思い出させる。日露戦争の戦艦三笠のようだ。何処でどういう風に使うのかよく知らないが、物凄く高い。これ一隻でン千億だ。
(22/10/01)
   今年の熱波はヨーロッパだけでなく中国も同様です。これは中国のある湖が干上がり、そこに現れた三角州の跡です。白い砂の上に樹枝状に広がるのは旧い河の跡。三角州の発生過程を知る上で貴重な情報です。
 なんだかフラクタルな感じがします。実際、天然に発生する現象にはフラクタルなものが多い。三角州の発生もその例外ではないということです。
(22/08/29)
   早くも始まった中国南部の洪水。写真は最近の江西省の洪水。何故中国の洪水に注目するかというと、この洪水をもたらした前線が、遥か東シナ海を越えて日本列島南部まで続き、主に西日本に甚大な被害を及ぼすからです。日本国内だけでなく、中国の洪水情報にも注意すべきです。
(22/06/15)
    花は五月はツツジ、六月は紫陽花。芥川の袂で紫陽花が栽培されており、時々インスタ映えを狙った人が撮影に来ます。そこで私も一枚。
(22/06/08)
    暖かくなって大分成長した高槻城址公園の池の鯉。連休頃にはもっと大きくなって数も増えてくる。
(22/04/19)
   桜の花が散りだして、桜色に染まった新川水路。デジカメ片手のインスタオタクが今日も大勢出ていました。
(22/04/08)
   満開の高槻新川桜堤。最近は近隣住民だけでなく、遠くからの花見客も多い。デジカメ構えて撮影しているのも多く、インスタ映えを狙っているのでしょう。そのうち、この水路も、口コミ、SNSコミで高槻新名所になるかもしれません。余り観光客が多くなると、それはそれで地元は大迷惑することがあります。
(222/04/05)
 
    桜が満開の高槻城址公園
(22/04/01)
   ほぼ満開の新川桜堤の枝垂れ桜
(22/03/30)
    同じく城址公園のアオサギ。この鳥、筆者が高槻に引っ越してくるズーッと前から住みついているようだ。ひょっとすると、筆者より長生きするかもわからない。鶴は千年というが、鷺は何年でしょうか?
(22/03/25)
   本日開花した高槻城址公園監理事務所前のソメイヨシノ。
(22/03/25)
   ウクライナ軍の攻撃で擱座したロシア軍戦車。多分最新鋭のT-90ではないかと思われる。2年ほど前に本格配備が始まった。ハイテクを駆使した贅沢品のはずが、実力は意外に大したことはなかった。この先目に見えているのが、プーチンと軍と軍需産業の責任のなすりあい。
(22/03/22)
   大分つぼみが膨らんできた高槻新川水路沿いのソメイヨシノ。この分では来週には開花、週末には満開となるでしょう。
(22/03/15)
   暖かくなってすっかり開いた城址公園の枝垂れ紅梅。
(22/03/12)
   高槻城址公園池の枝垂れ紅梅
(22/03/07)
   高槻城址公園の白梅
(22/02/15)
   やッとほころびだした高槻城址公園梅園の白梅。今月後半には桃が咲きだすでしょう。
(22/02/11)
   今度は新川水路の鴨のツガイです。新川の隣の芥川に鴨のコロニーがあって、そこから鴨が城址公園の池や新川に飛来してくる。大体11月頃から翌年5月頃まで。
 春は繁殖期で、時々鴨の親子が行列を作って歩いていたり、池の水面を泳いでいる光景が見られることがある。
(22/01/26)
    少し暖かくなった高槻城址公園。最早池の主となったアオサギと鴨が4羽飛来しています。
(22/02/25)
    昨日は2022年成人の日。高槻城址公園での新成人たち。会場の高槻文化会館の周辺は大混雑だったが、大した騒動もなく無事終了したようだ。しかし何故男子はみんな制服のように黒のスーツを着るのだろう。
(22/01/11)
   本日は高槻能見神社宵えびす。神社の斜め向かいが高槻商工会議所。マイクで「商工会は恵比寿祭りを全面的に支援します」とやっている。立っている旗を見ると「高槻民主商工会」。民主商工会といえば、共産党の下部組織。無神論の共産党がなんでエベッサンを応援するんだ、とイチャモンも付けたくなる。
そもそも商工会は自民党系。これに反発してできたのが「大阪維新の会」。今回の衆院選での維新への当てつけか?維新は元々アンチ商工会だ。
(2222/01/09)
   天気がいいので久しぶりに城址公園に云ってみると、池に鴨がいました。天敵がいないのでやりたい放題。
(21/13/16)
   突然中国う新疆ウイグル自治区の砂漠に現れた”アメリカ空母にそっくり”の構造物の映像。似ているといえば似ているが、最初見たときビール瓶かと思った。
 写真を公開したデータ会社はこれを米軍艦を標的にした訓練施設ではないか、と説明するが、本当でしょうか?他にも似たような施設の写真があるが、どれも爆撃痕はなく、標的として用いられた形跡はない。又動かない固定標的*相手に訓練しても意味はない。第一飛行機が敵艦を狙って爆撃するなど、太平洋戦争の真珠湾攻撃以来の発想だ。
 そういえば真珠湾攻撃では、鹿児島湾を真珠湾と見立てて雷爆撃訓練をやった。似たような発想か?
*元自衛官の評論家が、レールの上を移動させて標的にする「、てなアホ解説をやっていたが、どこの海軍が空母を直線でしか動かさないんだ?レールはこれを運ぶためのもの。
(21/11/09)
    南シナ海で”未知の海山”とやらにぶつかって損傷した米原潜コネテイカット。今時”未知の海山”なんかあるわけはない。そもそも海山の定義がわかっていない。おそらく公表できない何者かにぶつかったのだろう。
 なおこの手を使うと、日本も津軽海峡や大隅海峡に”未知の海山”を作って中露を脅すことができる。
(21/11/03)
   大西洋カナリア諸島で生じた火山の噴火。ハワイやアイスランドと同じプレート湧き出し口に出来る玄武岩質の活動です。
 筆者が興味を覚えたのは、溶岩の噴出点が帯状に連なっているように見えること。もしそうなら、地殻に縦の帯状の亀裂が入りそこから噴出したことになる。所謂ダイク(岩脈)の形成です。
 ダイクはあちこちにあるので別に珍しくはない。只その形成過程はなかなか見ることはできなかったので、この映像は価値がある。
(21/09/21)
 これにも続きがあって、今日RUETERの動画で、溶岩の先端がプールに入っていく様子をドローンで撮った映像が公開された。するとまず水蒸気爆発が起こり、後はプールの中に玄武岩の砕屑物が残ります。これがハイアロクラスタイト・・・・日本語では水成破砕岩・・・です。(21/09/23)