土木構造物の被害

201
芦屋市深江の阪神電鉄電車基地の状況。これも阪急伊丹駅と同様、柱の座掘によるもの。
202 201の近景
203 山陽新幹線武庫川B下部工の復旧或いは補修工事。ここからでは、どこがどう損傷を受けたのか判りません。
204 203の堤防外側斜面の変状。路面に変状がないからすべりではありません。
205 尼崎市武庫之荘付近の山陽新幹線高架橋脚に見られた典型的なX型の剪断。誰が見てもこれは、橋脚軸に平行な鉛直方向の力によるものですが、関東の建築学会主流の見解はそうではなくて、二回の横揺れに依るものだそうです。その根拠として、橋梁の自重が全て加わって(つまり地震時鉛直加速度が1G)も橋脚は破壊しないからです。しかしその後、これに下部から衝撃波が入りそれが柱の頂点から反射して入力波と重合すると、橋脚が破壊しうるという見解が出されています。
206 芦屋市深江付近のJR東海道線高架橋の復旧工事。主橋脚のセンターと、桁の支点位置(ハンチ部)とがずれていることが判ります(主鉄筋が曲がっている)。それにも拘わらず、強引に鉄板を当てて繋いでいました。それを側にいた溶接工に言うと、彼曰く「それは言ってはならないことになっています」。

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